間接部門の目標設定にはセリフメソッドがおすすめ
管理部門やクリエイティブ職などのバックオフィス領域は、目標を数値化することが難しいと言われています。
目標設定は、S.M.A.R.Tモデルによる目標設定法にあるように、Measurable(測定可能である)なことが重要です。
セリフメソッドは、数値化しにくいエンジニアやデザイナー、事務職など、職種問わず目標設定がしやすくなる測定方法です。
セリフメソッドノウハウ
評価したい部下に対して、上司や顧客、メンバーに『発言してほしいポジティブなセリフ』を設定する方法をセリフメソッドと呼びます。
自分以外のメンバーに、自分に対しての褒めセリフを吐いてもらうことが成果ポイントになります。決められた期間内に、決められた発言をしてもらえれば評価に値します。
- ・ポジティブなセリフが目標なため、ポジティブに挑戦可能
- ・セリフが出る出ない、なので、YES・NOのジャッジが簡単で出れば目標達成。これでイエス・ノーがはっきりできるので、結果的にゼロイチの定量化が可能
- ・上司にそのセリフを吐かすため、積極的に絡まないといけなくなりコミュニケーションを促進
サイバーエージェント曽山さん曰く、
私の褒めセリフや私の上司(社長や役員)の
褒めセリフを狙ってもらうことで、そのセリフが
得られれば当然良い仕事をしたということになりますし
できなければ何が不足しているのかもよく考える。この関係性のほうが健全で、上司も部下も対話が増えます。
セリフを目標にすることは副次的効果も大きく、役員や上司の褒めゼリフを目標にすることで、視点が勝手に上がります。
「どのようにすれば役員や上司は、どのような目線でこちらを見ているのだろうか」と考えるようになります。
あざといかもしれませんが、上役の視点を考えるというきっかけになり、成長を速めることになります。
定量化のジレンマを乗り越えろ
成果の測定が不可能であれば、目標を設定したことになりません。しかし定量化できず、成果が見えにくい仕事も多くあります。
できないことにジレンマを抱えていては適切な目標設定が出来ず、強い組織がつくれません。必ず目標を定量化して、メジャラブルに評価を行いましょう。
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