組織はトップの器以上にならないの「器」の意味
「組織はリーダーの力量以上に大きくならない。」
「企業は社長の器以上にはならない。」
この「器」という表現、いったい何を示しているのか考えたことはありますか。
リーダーの器とは
古今東西で見聞きした、リーダーの器の定義をご紹介します。
器量
度量や受容性、懐の深さが器量です。
人間の器は、いかに相手を受容できるか、自分とは異なる才能をもった人間を受け入れられるか、それが器を決めるという説です。
相手を認めなければ相手からも認められない。どんな人間とも向き合っていくことで、お互いの成長が促進させられていきます。
気が長い
気が短い人間は器が小さいと言われます。その逆に、気長に待てる人間は器が大きいと言われています。
嫌なことが起こっても、悪い顔せず自体が好転するのを待つことができたり、勝つまで諦めない姿勢は、人間としてスケールが大きくないと出来ません。
こだわらない
見栄や虚栄にこだわることをせず、正しい目標に向かって最適な策を打つという意味での拘らなさ。
「朝令暮改(朝に出した命令を夕方にはもう改めること)」は、必ずしも悪いことではありません。
こだわらないことで、最短で最高の成果をだせる身軽さを「器」と言う人もいます。
勇気
実行不可能なリスクを負うような、ここぞという場面で大胆な決断を下すと「器が違う」と評価されます。
勇気ある行動は周囲の賛同を呼び、仲間を引き寄せる特効薬にもなります。
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と、ここまで書いてきましたが、異なります。リーダーの器とは、『視点』です。
器の大きさとは視点の高さ
リーダーがどんな風景を見ていて、先に描いているモノは何なのか。チームは、リーダーが見ている視点によって、成長角度が変わっていきます。
従って、リーダーはアホのようなビジョンを描かなければいけないし、どんなに煙たがられてもビジョンを共有しなければいけません。
視点を上げること。それがリーダーとしての器を飛躍的に大きくするきっかけになります。
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