大阪のおすすめ管理会社TOP20!特徴や選ぶポイントを解説【2024年9月最新版】

大阪管理会社のイラストイメージ

大阪のおすすめ管理会社はどこ?
選ぶ上でのポイントは?規模は重視するべき?

ノウハウが豊富な管理会社に物件を任せれば、物件の資産価値を長く保てます。自主管理の負担を減らし、マンションの運営や賃貸経営をスムーズにできます。

しかし、大阪府内には管理会社が多く、どの会社に任せるか迷いますよね。選ぶポイントが分からないと、お金や時間を無駄にしてしまう恐れも…。

そこで当記事では、大阪でおすすめの賃貸管理会社20社を大公開します!各管理会社の特徴やおすすめポイントもまとめたので、ぜひ会社選びの参考にしてください。

監修 坂入 健太‌
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長

不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。

大阪でおすすめの賃貸管理会社TOP20

会社名 管理戸数 入居率 仲介店舗 設立 資本金
大東建託パートナーズ 126万1104戸 約97.9% いい部屋ネット・ハウスコム 1994年7月 10億円
積水ハウスグループ 70万8464戸 約97.7% シャーメゾンショップ 1976年3月 22億3,896万円
大和リビング 65万9148戸 約97.8% - 1989年10月 1億円
日本ハウズイング株式会社 49万9325戸 - - 1966年9月 24億9,290万円
東建コーポレーション 28万7060戸 約98.9% ホームメイト 1976年7月 48億円
ハウスメイトグループ 24万9964戸 - ハウスメイトショップ 1977年7月 4億6,000万円
東急住宅リース 13万8106戸 - - 2014年4月 1億円
スターツアメニティー 12万4449戸 - ピタットハウス 1985年4月 3億5000万円
旭化成不動産レジデンス 12万1465戸 約97.9% ヘーベルROOMS 2011年4月 32億円
生和コーポレーション株式会社 12万1044戸 約98% セイワ不動産 1971年4月 30億円(グループ全体)
リロパートナーズ 11万8468戸 - リロの不動産 1967年3月 1億円
長谷工ライブネット 11万4687戸 - - 1986年10月 10億円
パナソニック ホームズ
グループ
9万9567戸 約97% - 1963年7月 283億7500万円
タイセイ・ハウジー
ホールディングス
9万7108戸 約97% - 1985年4月 3億2000万円
三井不動産
レジデンシャルリース
8万3762戸 約98% - 1986年4月 4億9,000万円
アレップス 5万4789戸 約98.7% タウンハウジング 1979年4月 1億9,410万円
シノケンファシリティーズ 4万7781戸 約98.56% - 2008年8月 1億4,030万円
住友林業レジデンシャル 4万2851戸 - - 1985年3月 1億5,000万円
三井ホームエステート 3万8841戸 - - 1986年11月 1億円
ミサワホーム不動産 3万7812戸 - - 1993年12月 1億円

管理会社の選定ポイント

  • 大阪府で営業している
  • 管理戸数などの実績
  • 経営の安定性
  • 設立10年以上
  • グループでの業務の幅広さ
  • 対応力に関する評判の良さ
  • 管理業務の募集資料

大阪のおすすめ賃貸管理会社TOP20をまとめました。「2024年管理戸数ランキング」の結果や入居率の高さ、経営の安定性などをふまえて選定しています。

以下では、管理戸数が上位の7社についてネット上の評判と一緒に詳しく説明しています。賃貸経営を検討している方や、管理会社の変更を考えている方は、会社選びの参考にしてください。

▶東京のおすすめ管理会社はこちら

▶神奈川のおすすめ管理会社はこちら

1位:大東建託パートナーズ

大東建託パートナーズ

おすすめ度
星5.0
本社所在地 東京都港区港南2-16-1
品川イーストワンタワー
設立年月 1994年1月
資本金 10億円
管理戸数 126万1104戸
入居率 97.9%(2024年3月末)
対応エリア 日本全国
公式HP 大東建託パートナーズ

参考:大東建託パートナーズ 公式ホームページ

大東建託パートナーズは、賃貸マンションやビルの運営管理サービスを提供する会社です。自社グループの物件以外にも、他社で建てられた物件管理にも対応していて、入居率の高さは全国ナンバー1です。

管理方法は、サブリース方式の「一括借上DKサポートプラン」と「賃貸管理おまかせプラン」の2つから選べます。前者は空室時にも家賃収入が入り、後者は管理の手間がかからない点がメリットです。

また、家賃の回収も徹底されています。関西圏の平均滞納率が1.7%(日本賃貸住宅管理協会調べ・2021年度)に対して2024年3月の時点で滞納率は0.1%以下と、回収力の高さでオーナーをサポートしてくれます。

大東建託パートナーズのおすすめポイント

  • 入居者の募集業務に強い
  • 入居者専用アプリが便利
  • トラブル時のコールセンターに対応している

大東建託パートナーズの強みは、管理業務のなかでも入居者募集です。グループの知名度が高いだけでなく、物件管理のノウハウを活かして空室問題を解決してくれます。

また、入居者専用アプリ「ruum」など、ITを活用して管理を効率化しています。入居中に設備が故障した際は、管理会社宛に写真共有できるので、電話連絡や立ち会いの手間が省けます。

ネット上の評判

大東建託パートナーズは、全国でも第1位の管理戸数を維持しています。入居率が98%と高くて、35年一括借上の空室保証をセールスポイントに事業拡大しています。

他社よりも入居率が高いのは、子会社の「ハウスコム」だけでなく、全国のさまざまな仲介会社と提携しているからです。空室リスクを避けて、安定したアパート経営が期待できます。

▶大東建託パートナーズの賃貸管理について詳しくはこちら

2位:積水ハウスグループ

積水ハウス不動産東京のロゴ

おすすめ度
星5.0
本社所在地 大阪府大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビル タワーイースト
設立年月 1960年8月
資本金 約2023億円
管理戸数 70万8464戸
入居率 97.7%(2024年1月末)
対応エリア 日本全国
公式HP 積水ハウスグループ

参考:積水ハウスグループ 公式ホームページ

積水ハウスグループは、本社を大阪市内に構える賃貸管理会社です。子会社の積水ハウス不動産関西株式会社が、大阪エリアの管理業務をおこなっています。

管理物件の仲介店舗となるのは、大阪府内に100ヶ所以上ある「シャーメゾンショップ」です。自社ブランドの賃貸物件は、外観や設備がオシャレで人気も高いです。

積水ハウスグループのおすすめポイント

  • 仲介店舗と連携してオーナーをサポート
  • 最長30年に渡り物件を管理
  • 入居前後のやり取りがアプリに対応
  • 大阪発祥の賃貸管理会社

積水ハウスグループの賃貸管理は、入居者のニーズに合わせたサービス提供が売りです。専用アプリ「シャーメゾンライフCLUB」では、入居手続きや24時間サポートに連絡が可能です。

提供している管理方法は一括借上システムと呼ばれて、最長30年間も物件をサポートしてもらえます。シャーメゾンショップと連携した管理体制が指示されていて、全国の管理戸数は約70万戸以上にのぼります。

ネット上の評判

積水ハウスグループについて調べてみたところ、入居中のトラブルへの対応力を評価する口コミが多かったです。自社の賃貸ブランド「シャーメゾン」は、24時間サポートに対応していて安心できます。

オーナー目線でも、物件管理のアフターサポートが充実しています。専任スタッフが所属しているカスタマーズセンターが、全国に約100拠点展開されていて、依頼を迅速に対応してくれます。

▶積水ハウス不動産の賃貸管理の詳細はこちら

3位:大和リビング

大和リビング

おすすめ度
星5.0
本社所在地 東京都新宿区西新宿6-11-3
設立年月 1989年10月
資本金 1億円
管理戸数 65万9148戸
入居率 約98%
対応エリア 日本全国
公式HP 大和リビング株式会社

参考:大和リビング株式会社 公式ホームページ

大和リビング株式会社は、大和ハウスグループによる賃貸管理会社です。賃貸シリーズでは「D-room」の物件を管理しています。

D-roomは外見がオシャレなだけでなく、室内設備が充実していて人気があります。自社システムを仲介業者との連携などに活用し、スムーズな運営と高い入居率を誇ります。

大和リビング株式会社のおすすめポイント

  • 入居前後のサービスが充実
  • 住み替え特典制度がある
  • オーナー負担の原状回復費用が抑えられる

大和リビング株式会社は充実したサービスで入居者対応を代行してくれます。入居者向けの「リビング補償制度」が適用される物件では、面倒な手続き不要で家財破損などのリスクに備えられます。

また、オーナー向けに「リペアパック」が用意されています。お部屋の面積に応じた月額費用を払うことで、オーナー負担の原状回復費用が抑えられるだけでなく、入居者との退去トラブルを避けられます。

ネット上の評判

大和リビングの口コミには、D-roomの賃貸シリーズに関する内容が多かったです。外観や内装がオシャレで、入居者からも人気があります。

また「管理体制が整っている」という口コミも見られました。共用部分や室内の設備が故障した際は、迅速に交換してくれるので入居者からの不満が溜まりにくいです。

▶大和リビングの賃貸管理について詳しくはこちら

4位:日本ハウズイング

日本ハウズイング

おすすめ度
星4.5
本社所在地 東京都新宿区新宿1-31-12
日本橋丸善東急ビル9階
設立年月 1966年9月
資本金 24億9,290万円
管理戸数 49万9325戸
入居率 -
対応エリア 日本全国
公式HP 日本ハウズイング

参考:日本ハウズイング 公式ホームページ

日本ハウズイングは、新宿に本社がある管理会社です。1958年創業なので、業界のなかでも老舗です。

マンション管理に60年以上も携わってきた経験から「現場第一主義」を掲げています。担当者だけでなく、社長を筆頭にした経営陣も物件を巡回する徹底ぶりです。

日本ハウズイングのおすすめポイント

  • 管理業務の部分委託が可能
  • オーナー向け管理セミナーを開催
  • トラブル時の24時間サポートに対応

日本ハウズイングでは、オーナーの負担が重い業務だけを選んで委託できます。自主管理のメリットを活かしながら、共用部分の清掃業務などをサポートしてもらえます。

また、マンション管理のセミナーを定期的に開催しています。管理業務でありがちなテーマに沿って相談できるので、賃貸経営歴が短いオーナーにとっても心強いです。

ネット上の評判

以前、上の階の住人の騒音に悩まされた際、すぐに住人に連絡をとってくれました。

また、先方の反応などをきちんと報告してくれて、とても信頼のおける会社だと思いました。

引用:みん評

共用部の掃除も毎日丁寧にしてくれているので目立った汚れなどなく細かいところまで掃除が行き届いているように感じます。

ゴミ出しもきちんとしてくれていると思います。 点検等、何かあったら早い段階で注意喚起の張り紙などをして知らせてくれます。

引用:みん評

日本ハウズイングの口コミには、住人トラブルに関する対応や注意喚起がスピーディという内容が複数見られました。物件での住み心地に直結するので、入居者としては助かります。

物件の清掃や管理を依頼する場合は、オーナーが「管理代行システム」を頼む必要があります。共用部分の点検作業にも対応していて安心できます。

▶日本ハウズイングの賃貸管理の詳細はこちら

5位:東建コーポレーション

東建コーポレーションのロゴ

おすすめ度
星4.5
本社所在地 愛知県名古屋市中区丸の内2-1-33 東建本社丸の内ビル
設立年月 1976年7月
資本金 48億円
管理戸数 28万7060戸
入居率 98.9%(2024年4月)
対応エリア 日本全国
公式HP 東建コーポレーション

参考:東建コーポレーション 公式ホームページ

東建コーポレーションは、マンションやビルなどの総合管理会社です。管理業務のほかに、土地活用や全国展開している「ホームメイト」での仲介事業にも力を入れています。

ホームメイトを除いた支店や営業所は、大阪府内に9ヶ所展開しています。実店舗と連携した物件管理で、実績を残しています。

東建コーポレーションのおすすめポイント

  • 実店舗やCM広告を利用した集客力の高さ
  • グループ社員が一丸で賃貸経営をサポート
  • 各支店が地域情報に詳しい

東建コーポレーションは、実店舗やCM広告を利用した集客力の高さが魅力的です。フランチャイズ含めた約7,000店舗での入居促進やWebやCM媒体を活用することで、99%近い入居率を維持しています。

また、各支店や営業所は地域情報に詳しくてオーナーに共有してもらえます。ホームページでは、賃貸経営のノウハウをブログ形式で掲載しているので、最新情報が得られます。

ネット上の評判

賃貸マンション経営については全てお任せしていますが、不安を感じることはありません。

引用:東建コーポレーション 公式ホームページ

オーナーのことも、将来物件を建てたときに住む方のことも考えて土地活用に向き合ってくれる。そこに他社とは違う熱意と温かみを感じて、お願いすることにしました。

引用:東建コーポレーション 公式ホームページ

東建コーポレーションについて調べてみたところ、担当スタッフがオーナーから信頼されている口コミが複数見つかりました。

賃貸経営するにあたって、要望や悩みに的確な提案をしてもらえると安心できます。大手ならではのサポート体制で、駐車場やホテルといった別業態からの土地活用も相談可能です。

▶東建コーポレーションの賃貸管理について詳しくはこちら

6位:ハウスメイトグループ

ハウスメイトのロゴ

おすすめ度
星4.0
本社所在地 東京都豊島区東池袋3-1-1
サンシャイン60 41階
設立年月 1977年7月
資本金 4億6,000万円
管理戸数 24万9964戸
入居率 -
対応エリア 日本全国
公式HP ハウスメイトグループ

参考:ハウスメイトグループ 公式ホームページ

ハウスメイトグループは、オーナーと入居者に向けて物件の仲介や管理業務をおこなっています。株式会社ハウスメイトパートナーズでは、物件の仕入れ・募集・リフォームなどをトータルで管理しています。

オーナーが空き家に困っている場合は、物件を管理して入居者を増やすお手伝いをしています。自社の仲介店舗である「ハウスメイトショップ」は、有名タレントをCMや広告に起用していて、知名度が高いです。

ハウスメイトグループのおすすめポイント

  • 親会社を持たない管理会社で1番の実績
  • オーナー第一で賃貸経営を最適化
  • 基幹4社による総合的なバックアップ

ハウスメイトグループは、親会社を持たない独立系の管理会社のなかでも1番の実績を誇ります。オーナーの悩みに応じた提案をしてくれるので、賃貸経営をスムーズに進められます。

また、主要なグループ会社は物件の保守・リフォームや仲介業務に特化しています。他社に業務を委託していないので、管理物件を総合的にサポートしてもらえます。

ネット上の評判

ハウスメイトグループについて調べてみたところ、管理会社の対応が良かったとの口コミが複数見つかりました。トラブル内容が正確に引き継がれていると、入居者側は安心できます。

ハウスメイトでは「ハウスメイトシステム24」と呼ばれる24時間サポートに対応しています。管理サービスのオプションとして、物件設備を補償してくれる「ファシリティサポート」も用意されています。

▶ハウスメイトグループの賃貸管理について詳しくはこちら

7位:東急住宅リース

東急住宅リースのロゴ

おすすめ度
星4.0
本社所在地 東京都港区海岸1-2-20
汐留ビルディング 6階
設立年月 2014年4月
資本金 1億円
管理戸数 13万8106戸
入居率 -
対応エリア 日本全国
公式HP 東急住宅リース

参考:東急住宅リース 公式ホームページ

東急住宅リースは、東急不動産ホールディングスによる賃貸管理会社です。渋沢栄一が中心となって設立された「田園都市株式会社」が前身で、都内でもブランド力があります。

オーナーが抱える課題や悩みに対して、豊富なノウハウを基に解決してくれます。管理実績も全国規模で、管理戸数は約13万戸にのぼります。

東急住宅リースのおすすめポイント

  • 課題解決に向けた提案力が自慢
  • ITを活用して業務効率アップを図っている
  • マンションや戸建て物件に合わせた管理プランが豊富

東急住宅リースは、オーナーの課題解決に向けた提案力が自慢です。コスト削減に対して最適な管理プランを提案してもらえます。

オーナー向けのコミュニケーションツールとして「OwnerBox」を提供しています。スマホやパソコンだけで管理会社とやり取りできるので、賃貸経営の効率が向上します。

ネット上の評判

大手の鉄道会社が関わっているということで安心感もあり、こちらの賃貸経営サービスを利用しました。

市場調査や着工、賃料設定、入居者募集、入出金管理などのマンション運営を一括で請け負って頂き、とても楽であると感じています。

引用:みん評

賃貸にすべきか売却すべきか悩んでいると伝えると、担当スタッフさんが両方のメリット、デメリットなどを丁寧に教えてくれました。

引用:みん評

東急住宅リースの口コミには、物件管理を丁寧に対応してもらったという内容が多かったです。資産価値の向上と、安定した家賃収入に向けて運営しています。

また、賃貸経営以外にも売買や相続に関した相談もできます。都合により物件をどう運用するか迷っているオーナーに対して、的確なアドバイスがもらえます。

▶東急住宅リースの賃貸管理について詳しくはこちら

管理会社は大手と地域密着どちらがおすすめ?

色々な不動産会社

全国展開する大手と地域密着の管理会社どちらを選ぶのかは、それぞれのメリットとデメリットを比較して判断しましょう。

大手には安心感があるが手数料が高め

大手管理会社を選ぶメリット

  • 経営が安定していて安心感がある
  • ブランド力があり入居率が高い
  • サポート体制が充実
  • 担当者の対応が丁寧な傾向がある

大手管理会社は、経営が安定していて安心感があります。賃貸経営を長く続けるうえで、倒産するリスクが少ないのは大きなメリットです。

グループ会社がいくつもあり、設備のトラブルや保険などの困りごとに一貫して対応してくれます。有名で人気があるので、空室リスクも抑えられます。

難しい相談をしても、丁寧に対応してもらえることが多いです。スタッフの採用基準が厳しく、教育も徹底されているからです。

大手管理会社を選ぶデメリット

  • 管理手数料の相場が高め
  • 依頼の対応に時間がかかる場合がある
  • 数年ごとに担当者が変わってしまう

大手管理会社では、管理手数料が「家賃収入の5~10%」と高めのケースが多いのはデメリットです。依頼する業務やサービスの質によっては、損だと感じる場合があります。

急ぎの依頼をしても、対応してくれるまでに時間がかかることが多いです。担当者の裁量が少なく、上司の承認が必要だからです。

管理会社がチーム制で担当者が多いと、誰に連絡したら良いのかわからず困ることもあります。2~3年で部署異動があり、関係性を築きにくいのはネックです。

地域密着の管理会社は融通が利きやすくコストも抑えられる

地域密着の管理会社を選ぶメリット

  • 対応が親身でスピーディ
  • 価格競争があり管理手数料を抑えられる
  • 地域情報に詳しく独自のノウハウがある

地域密着の管理会社は、同じ担当者と長く付き合えます。大手と比べると部署異動が少ないためです。親身になってくれて、担当者の判断でスピーディに対応してくれます。

費用面のメリットも大きく、管理手数料を家賃収入の3~5%に抑えられることが多いです。大手と比べると価格競争が激しいからです。

地域の情報に詳しく横の繋がりも幅広いです。大手と比べると対応できない業務があっても、独自のノウハウで問題を解決してくれます。

地域密着の管理会社を選ぶデメリット

  • 大手と比べると経営に不安が残る
  • 担当者や相談したい内容によってサービスの質が変わりやすい
  • 集客が苦手な会社もある

大手と比べて倒産や廃業のリスクが高いのはデメリットです。会社によってサービスの質の差が大きく、信頼できる会社は地道に探す必要があります。

会社によっては、人の入れ替わりが激しかったり、担当者のマナーが良くなかったりします。コストをかけてでも安定したサービスを受けたいなら、大手を選ぶほうが無難です。

不動産業界はIT化が進んでいますが、中にはアナログな会社もあります。ITに弱い会社に管理を頼むと、面倒な手続きが多い、集客できず空室が長引くなどの悩みが発生しやすいです。

管理会社には何をどこまで任せられる?

管理会社の業務は多岐にわたる

管理会社の業務内容

  • 家賃や管理費(共益費)の徴収と引渡し
  • 未収金の督促
  • 更新料の請求および督促
  • 入退去の立ち合い
  • 敷金の管理や清算
  • 入居者の募集対応
  • 緊急対応、修繕工事の見積りや手配
  • 共用部分や設備の点検および清掃
  • オーナーへの報告事務 など

参考:管理受託契約 重要事項説明書

管理会社には、賃貸物件の管理に関するあらゆる業務を依頼できます。任せたい内容に応じて、一部だけの業務を依頼することも可能です。

国土交通省の集計した「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査」によると、80%以上のオーナーが何かしらの業務を管理会社に委託しています。

どこまでを業者に依頼するかは、自主管理できる部分を検討したうえで、管理会社と話し合って決めるのが一般的です。

管理会社は種類によって得意分野が異なる

特徴
デベロッパー系 ・大手マンション開発会社の関連会社
・管理手数料は高め
・ほとんどの管理業務をグループ内で一貫して対応できる
メーカー系 ・サブリース会社の関連会社
・賃貸経営は基本的にお任せできる
・管理手数料が高め
独立系 ・親会社を持たない独立した管理会社
・フットワークが軽く柔軟な対応
・会社ごとに対応する業務や得意分野が異なる
仲介系 ・賃貸仲介業をメインにおこなう会社
・入居者募集や対応のノウハウが豊富
・管理のみの会社より管理業務が弱め
コンサルティング系 ・コンサルティング業から参入
・オーナーのサポート的な立場
・管理業務は外注していることが多い
ビルメンテナンス系 ・建物全体の管理がメインの会社
・建物や設備の不具合に24時間対応可
・他の管理会社から業務の委託を受けていることも多い

管理会社に頼みたいことが決まっている場合、管理会社の種類に注目して選ぶのがおすすめです。会社の種類によって得意分野が異なるからです。

例えば、空室リスクが心配なら、集客力のある仲介系の管理会社がおすすめです。アパート経営を考えている場合はメーカー系を複数社比較するなど、ニーズに応じて探すことが大事です。

管理会社選びでよくあるQ&A

  1. 管理会社の探し方は?
  2. 評判の悪い管理会社は避けるべき?
  3. 管理手数料が安い会社を選ぶべき?
  4. 管理会社は途中で変更できる?
  5. 管理委託方式とサブリースの違いは?

1.管理会社の探し方は?

ネットで探して比較すると効率的です。

この記事で紹介した管理会社の資料を取り寄せたり、管理会社の一括見積りサイトなどを活用するのがおすすめです。

2.評判の悪い管理会社は避けるべき?

実際の対応次第で判断したほうが良いです。

インターネットの評判は参考程度にしましょう。基本的に悪い評判のほうが多く書きこまれるからです。

実際に問い合わせると、電話の対応やレスポンスの速さで雰囲気を確かめられます。信頼できる担当者が見つかり、サービス内容に納得できてから契約を結びましょう。

3.管理手数料が安い会社を選ぶべき?

安さだけでなく管理業務の内容も詳しく確認しましょう。

管理手数料が安い場合、他の部分で収益を上げている可能性が高いです。サービスの質に対して費用が高くないかは、管理業務の内容を見て判断してください。

4.管理会社は途中で変更できる?

管理会社は変更が可能です。

すでに管理会社と契約を結んでいる場合でも、解約すれば変更できます。しかし、ペナルティが発生する場合があります。

管理会社を変更したい場合は、解約予告期間や違約金に関する契約内容を事前に確かめておきましょう。

5.管理委託方式とサブリースの違いは?

手数料に大きな違いがあります。

「管理委託方式」は、管理会社に管理業務を依頼する方法です。管理手数料の相場は、家賃収入の3~10%です。

「サブリース」は、管理会社が物件を借り上げて入居者に転貸する方法です。サブリースの手数料は、家賃収入の10~20%です。

管理会社によって手数料や契約内容は異なります。どの管理会社に任せるのかは、必ず複数の会社を比較してから決めましょう。