東京で一人暮らし|初期費用や生活費はいくら必要?どうすれば安くなる?

東京で一人暮らしするのに必要な月額費用まとめのアイキャッチ

「東京で一人暮らしを始める際の費用は?」
「都内だと毎月の生活費はいくら必要?」

進学や就職するために、東京で一人暮らしする人は多いです。初めての上京なら、憧れの都会暮らしが待ち遠しいですよね。

ただし、東京へ引越す際の費用がいくらなのか事前に知っておくべきです。東京は日本一物価が高い街なので、費用目安を知っておかないと予算オーバーになりやすいです。

そこで当記事では、東京で一人暮らしする際に必要な費用や、毎月の生活費について解説します!費用を抑える方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

監修 坂入 健太‌
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長

不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。


関東圏のお部屋探しはアエラスがおすすめ
⇒LINEで提案してくれる不動産!
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
・オリコン顧客満足度1位の接客サービス
・エリアや沿線を絞らなくても紹介してもらえる

まずはタップして友だち追加!

東京で一人暮らしするならいくら必要?

一人暮らしを始めるまでに60~70万円必要

目安金額
賃貸契約の初期費用 315,000~350,000円
引越し費用 37,000~60,000円
家具家電の購入費用 100,000~150,000円
1ヶ月間の生活費 160,000円
合計 612,000~720,000円

※賃貸契約の初期費用は家賃7万円で計算
東京で一人暮らしを開始するなら、60~70万円ほどの費用が必要です。特に高い賃貸の初期費用は、家賃を基に計算するので安い部屋ほど費用を抑えられます。

また、新しく一人暮らしする際は最低でも1ヶ月分の生活費を確保しておくべきです。働いてから給料をもらうまでに、30~60日かかるからです。

一人暮らし開始後は月16万円ほどは確保すべき

総務省統計局公表の「家計調査2022年度(表番号1)」によると、一人暮らしの平均生活費は、1ヶ月あたり161,753円です。

東京は家賃相場が高めですが、食費・光熱費・衣類代など他の費用で調整すれば十分に月16万円で生活できます。

のちほど生活費の内訳や節約方法を紹介しますので、あわせて参考にしてください。

累計ダウンロード数
400万件突破!
CANARYアプリの特徴
  • シンプルな操作性でアプリが使いやすい
  • 内見予約をアプリで簡単登録
  • 360度パノラマ機能で物件確認できる

賃貸の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分が目安

初期費用の目安金額
家賃5万円 225,000~250,000円
家賃6万円 270,000~300,000円
家賃7万円 315,000~350,000円
家賃8万円 360,000~400,000円
家賃9万円 405,000~450,000円
初期費用の項目ごとの相場と解説
相場 用語解説
敷金 家賃1ヶ月分 部屋を入居前の状態に戻すための費用。退去時に精算されて、余った分は返金される。修繕費が多いと追加で払う場合もある。
礼金 家賃1ヶ月分 入居する物件の大家さんへ払う謝礼金。退去時には返金されないお金。
仲介手数料 家賃1ヶ月分+税 物件を紹介してくれた仲介会社に払うお金。宅建業法では「家賃1ヶ月分+税」が上限と決まっている。
前家賃 家賃1ヶ月分 入居する翌月分の家賃。1日など月初に入居するとき、前家賃が発生しないケースがある。
日割り家賃 入居日によって変動 月の途中に借りたときの、残り日数分の家賃。入居日を月末にすると、前家賃のみで済むケースがある。
保証会社手数料 総賃料の50~100% 連帯保証人の代わりになる保証会社の利用料。連帯保証人のみで契約できるなら不要。
火災保険料 18,000円 火事や水害で損傷した家具などを補償する保険料金。大家さんや管理会社で指定される場合がほとんど。
鍵交換費用 18,000円+税 前入居者が使った鍵から、新しい鍵へ交換する費用。新築物件は不要。

一人暮らしの賃貸契約でかかる初期費用は、家賃4.5~5ヶ月分が目安です。敷金・礼金・仲介手数料がすべて1ヶ月分だと、トータルで家賃6ヶ月分まで上がるケースもあります。

全国宅地建物取引業協会連合会のデータによると、東京23区内にあるワンルーム・1Kの家賃相場は約7万円です。初期費用は31.5~35万円ほどかかると考えてください。

累計ダウンロード数400万件突破!
  • シンプルな操作性でアプリが使いやすい
  • 内見予約をアプリで簡単登録
  • 360度パノラマ機能で物件確認できる

一人暮らしの引越し料金は約3.7~6万円

荷物が少ない 荷物が多い
~15km未満
(同一市町村)
約37,500円 約48,900円
~50km未満
(同一県内)
約40,000円 約51,100円
~200km未満
(同一地方内)
約51,000円 約59,700円
~500km未満
(近隣地方)
約52,100円 約75,100円
500km~
(長距離)
約59,600円 約82,400円

参考:価格.com(3~4月の数字)
一人暮らしの引越し費用は3.7~6万円が目安です。初めて一人暮らしをする人は家具家電などの大型の荷物は新規購入になるので、荷物が少ない人の金額が目安になります。

引越し費用は「基本運賃」「実費」「オプションサービス費」の合計です。基本運賃はどの業者もほぼ同じですが、実費やオプションで費用に差が出るので要注意です。

一人暮らしの家具家電購入費は約10~15万円

目安金額 備考
シングルベッド 25,000円 マットレス・枕などの寝具込み
センターテーブル 5,000円 幅60×奥行き45×高さ3㎝
カーテン 12,000円 レースカーテン込み・2窓分
テレビ 10,000円 液晶22型
冷蔵庫 30,000円 150Lタイプ
電子レンジ 9,000円 レンジ機能のみ
炊飯器 7,000円 3合炊き
洗濯機 30,000円 縦型6kgタイプ
掃除機 4,000円 コードレスタイプ
その他日用品 15,000円 トイレットペーパーなど
合計 147,000円 -

東京で一人暮らしするとき、家具家電の購入費用は10~15万円ほどかかります。表には、新生活に必要なアイテムと目安金額をまとめました。

家電は、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどの「白物家電」が必須です。家具はベッド・カーテン・テーブルを用意してください。

家具家電の他に、日用品もまとめて揃えます。キッチンアイテムやシャンプー類、洗剤類などで1~2万円必要です。

東京で一人暮らしする際の生活費は16万円

東京で一人暮らしするなら月収20万円あれば平気

家賃・管理費 約65,000円
食費 約35,000円
水道光熱費 約8,000円
スマホ・ネット代 約10,000円
娯楽・交際費 約15,000円
衣類・日用消耗品代 約7,000円
医療費 約5,000円
交通費 約5,000円
その他雑費 約10,000円
合計 約160,000円

参考:家計調査 2023年度の単身世帯の支出を基に調整
統計局の平均データを基に、東京で一人暮らしした場合の生活費の目安をまとめました。家賃は平均よりやや抑えた6.5万円で計算しています。

月収20万円あれば、年金・保険料・税金などが差し引かれた手取りが16万円となります。月収20万円未満の人は、食費・スマホ代・衣類代などで無駄を省いて支出を抑えるようにしましょう。

シンプルで使いやすい物件探しアプリ
CANARY公式アプリはこちら
累計ダウンロード数400万件以上(2024年11月)

東京で一人暮らしする際の費用を限界まで抑える方法

賃貸の初期費用を抑える方法5選

  • できるだけ安い家賃帯で探す
  • 敷金礼金なし物件を選ぶ
  • フリーレント付き物件を狙う
  • 入居日を月初に設定する
  • 閑散期に引越す

賃貸の初期費用は、家賃を基に計算します。家賃が安い部屋ほど、初期費用を抑えられます。東京23区内であれば、練馬区・板橋区・葛飾区あたりは相場が低いのでおすすめです。

敷金礼金なし物件であれば家賃2ヶ月分、フリーレント付きであれば大家さんが決めた日数分の家賃が安くなります。

入居日の交渉ができるなら、月末月初にしましょう。月末なら日割り家賃を、月初なら前家賃(翌月分の家賃)を抑えられます。

▶フリーレント付き物件について詳しくはこちら

▶賃貸の繁忙期と閑散期について詳しくはこちら

引越し費用を抑える方法5選

  • 繁忙期を避ける
  • 複数の会社から見積もりを取る
  • 値下げ交渉する
  • 単身引越しパックを利用する
  • 自家用車やレンタカーで引越しを済ます

引越しにかかる「実費」と「オプション費用」は業者によって違います。繁忙期や予約が集中する休日を避けたり、他社の見積もりを基に交渉すれば安くなる可能性があります。

さらに費用を抑えたいなら、コンテナに乗る分の荷物を定額で運んでくれる「単身パック」を利用したり、自分で引越しすると良いです。

▶引越し料金の値引きの仕方について詳しくはこちら

家具家電購入費を抑える方法4選

  • 使えるものは持っていく
  • リサイクルショップのキレイな中古品を狙う
  • 新生活応援キャンペーンのセット商品を買う
  • 最初は必要最低限のものだけに絞る

家具家電購入費を手っ取り早く抑えるなら、必要最低限のものに絞ったうえで、家電量販店のお得なセットを購入しましょう。

4月の新生活に向けて引越すのであれば、冷蔵庫・洗濯機・レンジの3点セットで5万円ほどで済みます。送料無料になることが多いので、新居まで送ってもらってください。

毎月の生活費の節約方法7選

  • 都市ガスの物件に住む
  • 自炊を心がけて食費を抑える
  • エアコンの温度は一定にする
  • スマホを格安SIMに切り替える
  • カットモデルで美容室代を浮かせる
  • 外出するときは水筒を持っていく
  • キャッシュレス決済などでポイントを貯める

生活費は主に「食費」「光熱費」「スマホ代」を抑えると節約が上手く行きます。とくにコスパの安い食費で自炊を心がけるだけで、かなり費用を抑えられます。

夏や冬にエアコンを使う場合は、温度を一定にして長時間稼働させましょう。短時間で消すと、オンオフの際の消費エネルギーが多くなるので電気代が高くなりやすいです。

とにかく生活費を抑えたい人は、スマホを格安SIMに変えてください。大手キャリアの半額ほどの料金で済みます。

都市ガスとプロパンガスの費用比較

都市ガス プロパンガス
1㎥あたりの料金 175円 504円
5㎥使用した場合
(一人暮らしの平均利用量)
875円 2,520円
基本料金 759円 1,862円
月額合計 1,634円 4,382円

※2023年7月時点
都市ガスを扱う東京ガスと、日本エネルギー経済研究所のプロパンガスの平均価格を比較してみました。都市ガスのほうが月2.7千円も安いのが分かります。

都市ガスはもともと公共料金だったので、基本料と従量料が安いです。プロパンガスはボンベを運ぶ人件費がかかるうえ、市場価格によって変動しやすいのでガス代が高いです。

節約しながら東京で一人暮らしする人の家計簿を公開

  • Wさん(男性):新社会人1年目
  • Sさん(女性):大学生3年目

節約しながら東京で一人暮らしをする人の家計簿を2つ紹介します。どんな費用を抑えて生活しているのか、参考にしてみてください。

新社会人1年目のWさんの場合

社会人1年目のWさん(20代前半)
社会人Wさん・練馬区在住
・月収22万円(手取り17万円)
・家賃5.1万円のワンルーム
・朝夜は自炊したごはんを食べる
金額
家賃 51,000円
食費 35,000円
水道光熱費 8,000円
通信費 5,000円
交通費 4,000円
交際費・娯楽費 30,000円
その他 10,000円
貯金 27,000円
合計 170,000円

社会人1年目として働くWさんは、23区内で家賃相場が最も安い練馬区に住んでいます。駅徒歩の条件を「20分まで」に伸ばして、相場より安い部屋を見つけられました。

お昼ごはんはコンビニで買っていますが、朝夜は頑張って自炊しています。「最低でも毎月2.5万円貯金する」という目標を達成中です。

大学3年生のSさんの場合

大学3年生のSさん(10代後半)
大学生Sさん・足立区在住
・バイト代は月6万円
・奨学金を毎月5万円もらっている
・家賃4.7万円は親負担
・夕食はバイト先のまかない
金額
家賃(親持ち) 0円
食費 29,000円
水道光熱費 8,000円
通信費 8,000円
交通費 6,000円
交際費・娯楽費 40,000円
その他(予備費) 19,500円
合計 110,000円

大学3年生のSさんの主な収入は、アルバイト代と奨学金を合わせた月11万円です。家賃は親持ちですが「親に迷惑を掛けたくない」という思いで、4万円台の古い木造アパートを選びました。

バイトがある日の夕ごはんは、まかないで済ませています。日頃から無駄遣いを気を付けていて、予備費として1~2万円残るように節約中です。

▶一人暮らしする新社会人の費用について詳しくはこちら

▶一人暮らしする大学生の費用について詳しくはこちら

一人暮らしの費用を抑えたいなら東京近郊も視野に入れると良い

千葉や埼玉は家賃相場が低い

1部屋 2部屋
東京 約68,279円 約87,216円
千葉 約53,716円 約60,620円
埼玉 約53,292円 約62,911円

出典:全国賃貸管理ビジネス協会(2023年3月の平均)

千葉や埼玉は、東京よりも家賃相場が1万円以上低いです。駅徒歩や築年数を緩和するだけでも、安い部屋が見つかりやすいです。

毎月の家賃を5万円以外に抑えたい人は、千葉や埼玉の各駅停車しか停まらない単一駅を狙うと良いです。

交通費支給の上限額まで範囲を拡大させると良い

会社やバイト先から交通費の支給がある場合、上限額まで部屋探しのエリアを拡大させると良いです。

主要駅や都心部から離れるほど、安い物件が見つかりやすくなるからです。目安は電車で30~40分、乗り換え1回ほどがおすすめです。

▶千葉の住みやすい街ランキングについて詳しくはこちら

▶埼玉の住みやすい街ランキングについて詳しくはこちら

東京での一人暮らしにかかる費用のQ&A

  1. 20代が東京で一人暮らしする際の生活費は?
  2. 女性の一人暮らしだと生活費は上がる?
  3. 東京で一人暮らしするとき家賃6万円未満の物件は見つけられる?
  4. 東京での一人暮らしで家賃8万円は高い?
  5. 東京の一人暮らしでかかる食費はいくら?
  6. 東京の一人暮らしでかかる光熱費は?

20代が東京で一人暮らしする際の生活費は?

月20万円ほどかかります。

給料で言うと、月収26万円ないと生活できません。実際は、家賃や食費を下げて暮らす若者が多いです。

女性の一人暮らしだと生活費は上がる?

上がる可能性が高いです。

女性だと、化粧品やコスメに使うお金が増えます。月5~8千円ほど上がるので、他の費用を下げて暮らす必要があります。

東京で一人暮らしするとき家賃6万円未満の物件は見つけられる?

こだわり条件が多くなければ見つかります。

23区内にある単身者向けの物件は、家賃7万円を超えるところが目立ちます。駅徒歩や設備の条件を緩めれば、家賃6万円以下でも見つかります。

東京での一人暮らしで家賃8万円は高い?

若干高めです。

先ほど説明した通り、単身者向け物件の家賃相場は7万円です。1万円オーバーしているので少し高いと言えます。食費や娯楽費を下げて、家賃を滞納しないように気を付けなければいけません。

東京の一人暮らしでかかる食費はいくら?

約4万円です。コスパの良い食材を使って自炊すれば、3万円以下に抑えられます。

東京の一人暮らしでかかる光熱費は?

1万円前後が目安です。日中ほとんど家にいない人なら、7~8千円で済みます。


部屋探しならアエラスがおすすめ

アエラス・アイキャッチ

アエラスがおすすめな3つのポイント

  • 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
  • オリコン顧客満足度1位の接客サービス
  • 未公開物件も紹介してもらえる

東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。

アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。

また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。

他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる

アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。

また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。

初期費用の分割払いに対応している

アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。

分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!

アエラス



好みの物件を簡単操作で探せる!

全国47都道府県の賃貸物件に対応