無職で賃貸の預貯金審査に通る方法!1000万円あっても落ちることはある?

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無職で賃貸の預貯金審査に通る方法は?
残高が1000万円でも落ちることはある?

無職で収入がなくても、預貯金審査で賃貸物件を借りられます!残高が1000万円もあれば、立地や設備などに妥協しすぎず部屋探しできます。保証人不要で借りられる物件もあります。

しかし、無職の人はどれだけ貯金があっても入居審査に落ちやすいんです。大家さんや管理会社が何を確認しているのか知らないと、審査に落ちて希望の時期に引越しできないことも…。

そこで当記事では、無職で預貯金審査に通るために必要な残高や、無職の人が部屋を借りる7つの方法をわかりやすく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

監修 舟木 啓太
宅地建物取引士
行政書士試験合格者

不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。


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無職でも預貯金が1000万円あれば賃貸の入居審査に通る?

預貯金審査できる物件は基本的に借りられる

無職でも預貯金が1000万円あれば借りられる賃貸物件は多いです。ただし、申し込む物件が「預貯金審査」に対応しているときに限られます。

預貯金審査とは、通帳のコピーなどで残高を見せて家賃の支払い能力を認めてもらう方法のことです。物件によっては銀行が発行する残高証明書が必要です。

銀行発行の残高証明書は、銀行によっては手元に届くまで1~2週間かかります。用意に時間がかかって入居申込が遅れることがあるので事前準備が大切です。

通常の入居審査は預貯金が1000万円あっても落ちる場合がある

審査の関係者は、通常は家賃の支払い能力を年収や月収、職業、勤続年数などで評価します。預貯金が1000万円あっても、残高の確認はされないので無職だと審査に落ちる場合があります。

審査基準は家賃の保証会社、物件の管理会社、大家さんによって違うので、無職の人は部屋探しから対策が必要です。

▶賃貸の入居審査について詳しくはこちら

家賃10万円超えの物件は預貯金審査できないことが多い

家賃が10万円を超えると「預貯金審査は受付していません」と言われることが多いです。家賃が高いほど預貯金は減りやすく、滞納するリスクが高いと認識されます。

預貯金審査できるのは、家賃が10万円以下で単身向けの物件がメインです。相場が安いエリアで探す、マンションよりアパートを選ぶなど工夫して可能な限り家賃を抑えましょう。

無職でも預貯金審査できる物件は不動産屋に紹介してもらうべき

無職でも預貯金審査できる物件は不動産屋に紹介してもらいましょう。ネットで自分で探しても、無職での申し込みや預貯金審査を受付していない確率が高いからです。

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無職が預貯金審査で賃貸物件を借りるのに必要な残高は?

少なくとも家賃2年分の残高が必要

預貯金審査に通る残高の目安
家賃5万円 120万円以上
家賃6万円 144万円以上
家賃7万円 168万円以上
家賃8万円 192万円以上
家賃9万円 216万円以上
家賃10万円 240万円以上
家賃11万円 264万円以上
家賃12万円 288万円以上

預貯金審査に通過する残高の目安は、少なくとも家賃の2年分(24ヶ月分)以上です。家賃5~12万円で表にまとめたので参考にしてください。

家賃が安いほど審査に通りやすく、家賃が5~7万円くらいなら表の残高に届かなくても借りられるケースがあります。家賃が高いと、表より残高があっても落ちやすいです。

管理会社と保証会社によっても必要な残高は異なる

物件の管理会社や保証会社は、会社ごとに審査基準が異なります。例えば、大東建託の物件を無職で借りたい場合、家賃に関わらず300万円以上の預貯金残高が必要です。

UR都市機構が管理する「UR賃貸住宅」は、預貯金審査だと家賃の100倍の残高を求められます。預貯金が1000万円あっても、家賃は10万円以下で探さないと借りられません。

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無職は預貯金が1000万円あっても審査に落ちやすい

定職についていないと貸す側に信用してもらえない

預貯金審査できる物件が少ない理由

  • 預貯金は一気に減る可能性がある
  • 滞納があってもすぐには追い出せない
  • 過去に無職の人に貸してトラブルがあった
  • 反社会的な仕事をしている可能性がある
    など

入居後に家賃滞納があっても、貸す側はすぐには追い出せない法律があります。収入がないと預貯金は減っていくので、残高に関係なく預貯金審査を受付していない管理会社は多いです。

過去に大家さんや管理会社が無職の人に貸して嫌な思いをしている場合、審査に通るのは難しいです。態度などから、反社会的な仕事をしていると怪しまれてしまうこともあります。

不動産屋に相談して対策すれば無職でも審査に通る

無職の状態で部屋探しをしたいときは、まず不動産屋に相談してみてください。審査に通してきた実績が豊富で、人それぞれの状況に応じた最適なアドバイスをもらえます。

不動産屋だけが見れるデータベースから、預貯金審査できる物件や、自分では探せない未公開物件を提案できます。物件探しから審査の対策まで、まとめて進められます!

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無職で入居審査に通るための7つの方法

  1. 独立系の保証会社が使える物件を選ぶ
  2. 収入が安定した連帯保証人を立てる
  3. 親族に代理契約してもらう
  4. 一定期間の家賃を前払いする
  5. 敷金を多く払う交渉をしてみる
  6. 引越し理由を詳しく説明する
  7. 不動産業界の閑散期に探す

1.独立系の保証会社が使える物件を選ぶ

保証会社の審査難易度イメージ

そもそも保証会社とは、連帯保証人の役割を引き受ける会社のことです。審査の基準が厳しい順に「信販系」「LICC加盟」「独立系」の3種類に分けられます。

無職でも、預貯金残高が1000万円あれば独立系の審査には高確率で通ります。もし滞納があっても保証会社が立て替えるので、管理会社や大家さんの審査にも通りやすくなります。

使える保証会社は物件ごとに決まっていて自分で自由には選べません。首都圏の約90%の募集で加入必須なので、無職の人は独立系の保証会社が使える物件を紹介してもらいましょう。

▶独立系の保証会社について詳しくはこちら

2.収入が安定した連帯保証人を立てる

審査に通りやすい連帯保証人の条件

  • 両親(1親等)か兄弟姉妹(2親等)
  • 現役世代で家賃の36倍の年収がある
  • 勤続年数が1年以上の会社員か公務員
  • 日本に住んでいて連絡がとりやすい
  • 連帯保証人を引き受けることを了承している

収入が安定した連帯保証人がいると審査の通過率が大幅にアップします。契約者がもし滞納しても、大家さんや管理会社は連帯保証人に請求できるからです。

連帯保証人の支払い能力は、一般的に「家賃の36倍の年収」があれば認めてもらえます。家賃5万円なら180万円、家賃7万円なら252万円以上です。

契約者と連帯保証人の関係性が近いほど審査には通りやすいです。管理会社のルールで、叔父さんなどの3親等までとされていることが多いです。

預貯金が1000万円あれば、連帯保証人の支払い能力はそこまで厳しく審査されません。万が一、滞納などのトラブルが起きた際に代わりに対応してもらえるかを重視されます。

3.親族に代理契約してもらう

代理契約とは、賃貸契約を結ぶ人とは別の人が住む方法のことです。無職で預貯金審査ができない物件でも、収入が安定した親族が通常の審査に通過すれば住めます。

代理契約者になれる条件は連帯保証人とほぼ同じです。代理契約には大家さんの許可が必要で、代理契約者の口座から家賃を払わないといけないなど注意点は多いです。

連帯保証人と代理契約どちらも不要の物件でも、何かあったときの「緊急連絡先」は必要です。関係がもっとも近い親族に、協力してもらえるように事前に相談しておきましょう。

▶賃貸の代理契約について詳しくはこちら

4.一定期間の家賃を前払いする

預貯金が1000万円あれば、1~2年分の家賃の前払いを交渉してみると良いです。預貯金審査よりもスムーズに借りられる場合があります。

家賃を先に払っておけば、支払い済みの期間は滞納するリスクがありません。家賃の前払いで借りられる物件は少ないですが、UR賃貸は対応しています。

5.敷金を多く払う交渉をしてみる

家賃の前払いができないときは、初期費用の中の「敷金」を増やす交渉をしてみてください。敷金とは、入居中の滞納や退去時の清算に備えて払っておくお金のことです。

敷金を1~2ヶ月増やす前提で、審査で厳しく見られやすい無職でも通してもらえる場合があります。入居者が負担する費用を敷金から差し引いても、退去時に余れば原則は返金されます。

「礼金を増やしてほしい」と言われたときは、費用を上乗せしてまで借りるべきか慎重に見極めましょう。礼金は手数料のようなもので、入居者にとって払うメリットが薄いです。

▶敷金・礼金について詳しくはこちら

6.引越し理由を詳しく説明する

引越し理由は、申込書に記入する場所があったり本人確認の電話で質問されます。明確な理由を答えられないと審査に落ちてしまいます。

「住む場所を変えて仕事を探したい」や「今より安い家賃に引越ししたい」といった理由なら納得してもらいやすいです。

審査では収入の他に人柄も見られるので、明るく前向きな話し方を意識して話しましょう。第一印象が良くないと、無職の状態を不安視されてしまいます。

7.不動産業界の閑散期に探す

審査に通る物件や良い物件がないときは探す時期を見直しましょう。不動産業界の繁忙期の1~3月や9~10月より、閑散期の6~8月に探すのがおすすめです。

閑散期は部屋を探している人が少なく、審査が甘くなりやすいです。入居者を厳選するような募集が減って、申し込みを歓迎してもらえる物件が増えます。

▶最適なお部屋探し時期について詳しくはこちら

無職でも借りられる賃貸物件の特徴5選

  1. 家賃が安い
  2. 物件や周辺環境にデメリットが目立つ
  3. 空室期間が長い
  4. 管理会社と大家さんの関係が近い
  5. 定期借家契約やマンスリー物件

1.家賃が安い

預貯金審査で借りられるのは基本的に家賃が安い物件です。預貯金が1000万円あるなら、家賃10万円以下に絞って探せば審査に通る物件はすぐ見つかります。

物件の質にもこだわりたいときは、家賃相場が安いエリアで探すと良いです。よく通う場所にアクセスが良く、現実的な家賃相場のエリアは不動産屋に教えてもらってください。

▶一人暮らしの家賃目安について詳しくはこちら

2.物件や周辺環境にデメリットが目立つ

    物件や周辺環境のデメリットの例

    • 最寄り駅まで徒歩15分以上かかる
    • 最寄り駅が各駅停車しか止まらない
    • 築年数が20年以上で古め
    • 窓が北向きまたは西向き
    • 1階や中部屋で位置が良くない
    • 近くにコンビニやスーパーがない
    • 道路沿いや線路沿いで騒音がある など

    無職で部屋を探すときは、許容範囲内の多少不便な物件が狙い目です。デメリットが目立って人気が出にくい物件は、ライバルが少ないぶん審査が甘くなりやすいからです。

    新築や築浅、内装や設備のグレードが高い物件など、ライバルが多い人気物件は無職で申し込むとほとんど落ちてしまいます。

    3.空室期間が長い

    空室が続いている募集は人気物件より審査が甘くなりやすいです。大家さんの家賃収入がない状態が続いているので、家賃が払えるなら職業に関わらず審査に通してもらえます。

    気になる物件があるときは、いつから募集されているか不動産屋に確認してもらいましょう。物件によっては家賃や初期費用の交渉ができることがあります。

    ▶家賃や初期費用の交渉について詳しくはこちら

    4.管理会社と大家さんの関係が近い

    管理会社と大家さんの関係が近い物件は、審査に関して管理会社の担当者が一任されている場合が多いです。申し込みを受付してもらえた時点で、貸す前提で審査に対応してもらえます。

    管理から家賃保証までグループ会社で対応する会社の物件も柔軟に審査してもらえます。レオパレス21の物件は無職でも高確率で借りられます。

    ▶レオパレスの審査について詳しくはこちら

    5.定期借家契約やマンスリー物件

    定期借家契約とは、契約期間の更新ができない賃貸契約のことです。無職でも審査基準が甘かったり、契約期間分の家賃を払って借りる交渉がしやすいです。

    マンスリー物件は、定期借家契約よりさらに短い期間の募集です。定期借家契約は1~2年の物件が多いですが、マンスリー物件は月単位で契約が可能です。

    契約期間が終わると物件に住み続けられない恐れがあります。引越しに締切があるときなどに仮住まいにして、納得できる物件が見つかるまで部屋探しを続けましょう。

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    無職での預貯金審査に関するよくあるQ&A

    • 無職は預貯金100万円でも審査に通る?
    • 賃貸は働いていれば貯金なしでも借りれる?
    • 無職が預貯金審査に通りやすくする方法は?
    • 預貯金審査に必要なものは通帳コピーのみ?
    • 預貯金審査できない物件は借りられない?

    無職は預貯金100万円でも審査に通る?

    物件によっては、預貯金が100万円でも賃貸の審査に通ります。

    預貯金審査に通る基準は物件によって違います。家賃が安い物件なら、預貯金が100万円あるなら十分と考えてもらえる場合があります。

    家賃2年分(24ヶ月分)の残高があれば選択肢が増やせます。住みたいエリアの家賃相場やライバルの多さによっても審査の難易度は変わります。

    賃貸は働いていれば貯金なしでも借りれる?

    初期費用が払えるなら借りられます。

    通常の入居審査では、預貯金の残高まで確認されないことが多いです。会社員なら源泉徴収票、自営業なら確定申告書などで審査されます。

    預貯金審査では初期費用を払って減る金額をふまえて審査されます。預貯金が1000万円あれば審査に影響はほとんどありません。

    無職が預貯金審査に通りやすくする方法は?

    今後の収入の予定を話せると審査に通る確率が上がります。

    就職活動の状況などが話せると審査にプラスです。内定が決まっているなら内定通知書や雇用契約書などで審査してもらえます。

    アルバイトなどを決めてから申し込むのも手です。安定した会社員と比べると審査は厳しいですが、無職よりは審査に通りやすいです。

    ▶アパートを借りられない人について詳しくはこちら

    預貯金審査に必要なものは通帳コピーのみ?

    免許証などの本人確認書類が必要です。

    どの物件でも運転免許証や健康保険証などの本人確認書類が必要です。顔写真付きのものがない場合は、別途スナップ写真などを求められます。

    賃貸契約を結ぶときは住民票の写しなども用意しないといけません。必要書類は物件によって違うので事前に不動産屋に確認しておきましょう。

    預貯金審査できない物件は借りられない?

    交渉次第で預貯金審査をしてもらえる可能性があります。

    通常は無職の預貯金審査を受付していない物件でも、残高が1000万円あるなら預貯金審査に応じてもらえる場合があります。

    預貯金審査できる物件は不動産屋に紹介してもらいましょう。無職でも借りられるか管理会社に確認をとって効率的に物件を探してくれます。


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