戸建て賃貸は便利なのか?メリットとデメリットを徹底解説!
戸建てを購入するほどの資金はないけど戸建てに住みたい!って思ったことはありませんか?
実は、戸建ての賃貸物件を借りる人って結構います。
実際に借りる時のメリットやデメリット、注意するべきポイントなど徹底解説していきます!
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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戸建てを賃貸で借りるメリットとデメリット
戸建ては購入するより賃貸がいいと思われがちですが、一概にも賃貸のほうが良いとは言い切れないです!
ここでは、戸建てを賃貸で借りる時のメリットとデメリットを解説します!
賃貸のメリット
・さまざまな税金を払わずに済む
・万が一の時は解約できる
・修理の費用は大家さん持ち
・災害があっても引越せる
初期費用が抑えられる
賃貸も購入も初期費用は掛かるものですが、購入の場合は住宅ローンの頭金や登記費用など支払い項目が多いので、安い物件でも数百万円は掛かります!
賃貸の場合は高い物件でも礼金1ヶ月分・敷金2ヶ月分で済むので、初期費用は家賃の4~5ヶ月分くらいで済ませられます!
さまざまな税金を払わずに済む
戸建てを購入する時は「固定資産税」や「印紙税」などさまざまな税金が掛かりますが、賃貸で借りる場合は税金が掛からないので費用を抑えられます!
とくに固定資産税は年に1回掛かるものなので、もし一括払いで戸建てを購入したとしても毎年それなりに費用は掛かります。
万が一の時は解約できる
住んでる環境に飽きたり、もっと良い物件を見つけた場合でも賃貸なら引越しが出来るので安心です。
もちろん退去費用は掛かりますけど、購入した家を出るのに比べたら圧倒的に手間が省けるのでラクです!
自分の家を手放すとなると、まず売りに出して買い手を見つけてからさまざまな手続きをしなければいけなく、手放した後も残りのローンは払わなければいけないです。
修理の費用は大家さん持ち
もしエアコンが古くて壊れたり経年劣化で壁紙が傷んだ場合は、家の持ち主が修理代を負担することになります。賃貸の場合は持ち主が大家さんなので、修理代を払わなくて済みます!
退去時の修繕費などは少し掛かることもありますが、購入した持ち家を直す費用に比べたら圧倒的に費用を抑えらえれます!
災害があっても引越せる
災害が起こった場合も同様で、万が一借りてる家が破損した場合は大家さんの負担で直してもらえます!
もし購入した持ち家が被災して全壊した場合は、立て直しの費用が掛かるうえに建築中に別で住む場所を探さなきゃいけないです。
もちろん災害保険があるので全額負担するってことはほとんどないですけど、賃貸の保険に比べると持ち家用の保険はとても高いです。
賃貸のデメリット
・減税や控除が受けられない
・ずっと住んでも自分の家にならない
・好きなようにリフォーム出来ない
長年住むと損することが多い
購入した持ち家に掛かる毎月のローンより、賃貸で借りる家賃のほうが高いことがほとんどです。
初期費用が掛かってないぶん毎月の費用が少し高くても仕方ないと思っても、数十年住んだら買ったほうが安かった!なんてこともあります。
減税や控除が受けられない
戸建てを住宅ローンで購入すると「所得税控除」や「住宅ローン減税」など、お得な制度をたくさん受けられます!
もちろん賃貸の場合はこういった制度を受けられないから、長期間住んだ時の出費を考えると購入したほうが得なこともあります。
ずっと住んでも自分の家にならない
戸建てを賃貸で借りるということはマンションやアパートを借りるのと一緒で、いくら住んでも自分の家にはなりません。
逆に、購入していれば土地や建物が自分の資産になるので、子どもに残したり人に貸して家賃収入を得ることも出来ます!
好きなようにリフォーム出来ない
いくら戸建てに住めるとは言っても、持ち主は大家さんなので好きなようにリフォームすることはできません。
キッチンや浴槽を新しくリフォームしたいと言えば許してもらえることもありますが、工事費が自腹なうえに退去時に取り外すことが出来ないので損します。
戸建て賃貸と賃貸マンションを比較してみた
戸建て賃貸と賃貸マンションのメリットとデメリットを比較してみました!
「戸建てを借りたい!」と思ってる人も、メリットとデメリットを知ったら「賃貸マンションのほうが良いかも」となるかもしれません。
戸建てのメリット
・開放感がある
・駐車場代がいらない
・面倒な縛りがない
騒音を気にしなくて済む
戸建てならではの特権ですよね!音量を気にせずテレビや音楽を楽しめるうえに、隣人の生活音が気になって寝れないなんてこともないです。
マンションだと部屋が隣接してるぶん、生活音や騒音には気をつけないといけません。
ただし、戸建てでも好き放題やり過ぎるとトラブルになることがあるので、常識の範囲内で楽しむことが大事です!
開放感がある
戸建てはマンションより間取が広いものが多いです!とくに庭付きの戸建ての場合はバーベキューやガーデニングなんかも楽しめます。
子育てはマンションでも出来ますが、のびのびとした環境で生活するなら戸建てのほうが良いですね。とくに子供が小さいうちは、泣き声や物音が近隣に響くのを気にしないで済みます!
駐車場代がいらない
戸建ては敷地内に駐車場がある場合が多いので、車を持ってる人は駐車場代を節約できます。
駐車場付きのマンションもたまにありますが、駐車場代が家賃に含まれている訳ではなく別途必要になることが多いです。
面倒な縛りがない
面倒な縛りがないのも戸建ての魅力ですね。他の人と共有するスペースもないし、敷地内のルールは家族で決めれば良いので気持ちが楽です!
マンションだと共有スペースでのルールやゴミ出しの決まり事があるうえに、ルールを守らない人がいると見てて気分が悪いです。
戸建てのデメリット
・防犯対策を自分でする必要がある
・古い物件だと光熱費が掛かる
・建物や周辺の手入れが面倒
・ご近所付き合いが面倒
マンションより家賃が高い
賃貸で戸建てを借りる場合は、マンションを借りるより家賃が高くなると思っておいたほうが良いです!
物件によっては安く済むこともあり得ますが、よほど狭かったり古くないとマンションより家賃が安いということはありません。
防犯対策を自分でする必要がある
マンションならオートロックや防犯カメラが最初から付いてることが多いので安心だけど、戸建ては自分で防犯対策をする必要があります!
ホームセキュリティに契約したり防犯カメラを設置したりすると、契約料や設備費で月々の出費にもなります。
古い物件だと光熱費が掛かる
戸建ての賃貸は古いものが多いので、エアコンなどの設備が古い状態だと光熱費が高くなることもあります。とくに木造の建物は断熱性が低いので、夏は暑く冬は寒いです。
マンションは鉄筋コンクリート構造のものが多く、外気の影響を受けにくいんです!とくに中部屋だと両隣の部屋が断熱材代わりになるので、光熱費を浮かせられます。(詳しくはこちら)
建物や周辺の手入れが面倒
大家さんや管理会社から借りてるとは言え、戸建ての場合は自分で建物や敷地内の手入れをしないといけません。
ガーデニングに興味のない人が庭の手入れをするのって結構大変です。
マンションなら管理人や業者が掃除をしてくれるので、共有スペースや周辺の掃除をする必要はないです。
ご近所付き合いが面倒
戸建てに住んだからと言って、他の人と関わらずに生活が出来る訳ではありません。むしろ、戸建てのご近所付き合いはかなり根強いので、場合によってはトラブルに巻きまれることも…。
古い住宅密集地に引越すと、自治会や町内会の当番が回ってきたり頑固な隣人に苦労するなんてこともあるみたいです。
戸建て賃貸の注意するべきポイント
メリットとデメリットを把握したうえで戸建てを借りたいと思ったそこのあなた!
実は、借りるまでに知っておいたほうが良いことはまだあります。
戸建てを賃貸で借りる時の注意するべきポイントを紹介します!
・建物の構造を要チェック
・古い戸建てはリフォームしてもらおう
・誰が管理してるか確認する
・住む期間と家賃を計算する
定期借家は長く住めない
「定期借家」と書かれてる物件は決められた年数しか住めないので、2年経ったら退去してねってことも普通にあります。
持ち主が数年家を離れるからその間だけ家を貸したいってパターンが多いみたいですね。初期費用や引越しの手間を考えると定期借家に住むのはやめたほうが良いです!
建物の構造を要チェック
理想の戸建てライフを夢見てたのに、いざ住んでみたら建付けが悪くて隙間風が入ってきたり外の音が丸聞こえなんてこともあります。
戸建てだからと言って快適に暮らせるとは限らないので、住む前の内見は慎重にチェックしておきましょう!
古い戸建てはリフォームしてもらおう
戸建ての賃貸は大家さんが設備の管理をしてることが多いので、設備がとても古いこともあります!
住みたい物件のエアコンや設備が古い場合は、大家さんや不動産屋さんにちゃんと交渉してリフォームしてもらいましょう。
誰が管理してるか確認する
管理会社を通さずに大家さんが管理してる場合は、何かトラブルがあった時に直接大家さんに連絡する必要があります。
もしエアコンが壊れたり設備に不具合が出た時は、どっちが費用を払うかとか自分で大家さんとやり取りしないといけないから面倒くさいです。
住む期間と家賃を計算する
戸建ての賃貸を借りる時は、自分がどれくらいの期間そこに住むかイメージして家賃を計算したほうが良いです!
長い間住む場合は、気づいたら購入したほうがお得だったなんてこともあるので、住みたい期間と総額の家賃は大まかでも把握しておきましょう!
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