隣人・近隣トラブルになりがちな人の特徴と対処方法!内見で変わった人がいないか見抜く方法!

隣人トラブルのアイキャッチ

隣人トラブルになりがちな人の特徴は?
住む前に近隣住人を確かめる方法はある?

いい物件に引越して、お部屋でのんびり過ごせたら最高ですよね。周りが静かなら、リラックス度合いも高まります。

しかし、賃貸・戸建て問わず隣人とのトラブルは起きる可能性があります。ゆっくり休めないと、ストレスが溜まって日常に支障が起きる恐れも…。

当記事では、一般的によく聞く賃貸トラブルや、トラブルになりそうな隣人を内見時に見抜く方法を解説します。トラブル時の相談相手なども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

監修 坂入 健太‌
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長

不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。


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トラブルになりやすい隣人たち【体験談】

友人から聞いた体験談をもとに、トラブルになりやすい隣人の特徴を紹介していきます。対処法もあわせて解説します!

その1:いわゆるパリピ

悲しむ男性のアイコン隣人が社会人や大学生デビューしたての、いわゆるパリピでした。どれほど騒ぐと迷惑がかかるのか加減が分からないようで、若くてイケイケだと注意しても逆上されそうで対応するのが結構面倒くさかったです。

パーティが好きな人達、いわゆるパーティピープルは、宅飲みで盛り上がってしまうケースがあります。イベントなどで騒ぐのは構わないのですが、隣の部屋で騒がれるとたまりません。

特に低音が強い音楽をかけられると、人によっては響く音が気になってゆっくり寝れません。同じパリピでも、ある程度年齢が上なら、節度があって隣人として問題ないことが多いです。

騒音がひどいときは警察に相談すると早い

うるさくて眠れず直接注意するのが怖いときは、警察に相談してみてください。「♯9110」の近隣トラブルの相談窓口や、近所の派出所の番号あてに連絡すると良いです。

「すみません、〇丁目〇-〇の(建物名)に住む者なんですけど、〇〇号室の人達が煩くて寝られないので見回りしてもらえますか?」と言えば、匿名の通報でも、30分ほどで見回ってくれます。

どうしても、隣人にバレるのが怖いという人は、電話でその旨も伝えておくと良いです。

その2:ガラの悪い若者

悲しむ女性のアイコンガラの悪そうな人が隣だったとき、お昼くらいに寝ていたら、隣から爆音でJ-POPが流れてきてまったく寝れず頭にきました。そのまま怒りにまかせて壁ドンしたら隣人が出てきました。そのときは勢いで言い返したら解決しましたが、休日になるとマンションの玄関に住人のではない車が横付けして何時間も居座るということもありました。

騒音が気になっても、壁ドンするとトラブルになりかねないのでやめましょう。警察に相談したほうが手っ取り早いです。

1日くらい我慢できる程度であれば、その日は我慢して翌日すぐに管理会社にも相談しましょう。

その3:足音が大きな大学生

悲しむ男性のアイコン友人の上の階に住んでいる住人は、なぜか足音がとてもうるさいんです。ドカドカ!と毎日歩く音が聞こえてきます。なぜそこまで足音が響くか不思議なくらいです。

新築のときから住んでいて、走ったりしなければ上の階の足音は響かない物件だったらしいです。上の階の住人の歩き方によっては、体重に関わらず足音が響いてきます。

上階からの足音が気になる場合、警察ではなく管理会社に相談してください。物件全体への注意喚起があれば、カーペットを敷いたり、室内でスリッパを履いてくれてマシになる場合があります。

その4:生活感が違いすぎる外国人

悲しむ男性のアイコン声が大きい外国人が住んでいて、窓を閉めていても怒鳴り声が聞こえてくるほどでした。毎日ケンカをしているのではという感じで会話しているのですが、そういうわけでもなかったようです。ただ騒音には耐えられなかったので、自分が引越しました…。

友人が悩まされたのは、大きな声で話す外国の方だったそうです。調べてみると、怒鳴り声は隣のマンションからで、苦情を言おうにもどうにもできず、友人が引越する始末になりました。

とにかく困ったら警察に相談してみてください。市民の相談にはできる限り対応してくれます。

交番には夜勤のお巡りさんがいるので、基本的に24時間相談できます。確認と注意喚起に来てくれるケースもあります。

その5:ゴミ屋敷おばさん

悲しむ女性のアイコンお部屋が臭うなと思ったら、隣のベランダにゴミが山積みになっていました…。ゴミが放置されてから数ヶ月経っていたらしく、匂いも嫌ですが、ゴキブリや虫が出てきたときはショックでした。

こういったゴミ屋敷のトラブルは、他の住民も被害を受ける可能性があります。管理会社でも動きにくい問題なので、役所の生活課に連絡しましょう。

役所のスタッフが手紙などで本人に連絡を取った後、場合によってはゴミだけは回収してくれることがあります。

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一般的によく聞く隣人トラブル

友人の体験談だけではなく、一般的によく聞く隣人・近隣トラブルもまとめてみました。

騒音トラブル

  • ドアの開閉音
  • テレビや音楽の再生音
  • 足音
  • 夜間の洗濯機や掃除機の音と振動
  • 夜中に大声で騒ぐ音
  • いびきや寝言
    など

賃貸物件で1番多いのが騒音トラブルです。騒音といっても様々なものがあります。当人はうるさいという自覚がないパターンが多いのが難しいところです。

子どもの足音や泣き声も注意

小さい子どもが住んでいる物件の場合、子どもの足音や泣き声もかなり聞こえます。

防音性が高いSRC造やRC造の建物ならまだ良いですが、木造や鉄骨造は音が筒抜けです。あまりにひどいと、夜眠れずにノイローゼになる恐れもあります。

ペット可能な賃貸は騒音覚悟

ペット可能な賃貸の場合は、ほぼ半分以上の住人がペットと暮らしていると思いましょう。上手くしつけられているならいいですが、吠えたり、爪でひっかく音などが響きやすいです。

ゴミ関係のトラブル

ゴミ関係のトラブルは主に2つで、1つ目はゴミ出しのルールを守らない人です。ゴミ出しのルールについては、ゴミ出しルールに厳しい住人や管理人がたいてい解決してくれます。

2つ目はゴミ屋敷の問題です。なかなか厄介で、すぐに解決してもらえるとは限りません。お金に余裕があるなら、引越したほうが早いです。

自転車・バイク関係のトラブル

自転車・バイク関係は、騒音の問題や決められた駐車スペースに止めないなどのトラブルが多いです。

早朝や深夜の寝ているときに、バイクをふかされると飛び起きてしまいます。自転車も意外とガチャンという音がするので要注意です。

タバコの臭いトラブル

タバコのトラブルも結構多いです。とくに、部屋の中で吸わないのにベランダや建物の外で吸う人が目立ちやすいです。

換気扇とか窓から臭いが入ってきたり、風で灰が飛んでくることもあります。近年は、共有部分を含めて禁煙の物件が多いです。契約違反の場合、管理会社に相談すれば注意してもらえます。

共有スペース関係のトラブル

  • ポストの中身を放置
  • いらないDMやハガキをその場に捨てる
  • 共有部分に私物を置く
  • 粗大ゴミなどを出しっぱなしにする
  • 喫煙する など

共有スペース関係のトラブルに関しても、いろいろなことがあります。共有部分は住人同士が使うので、近隣への配慮を心がけましょう。

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内見で隣人を確かめてトラブルを防ぐ方法

物件の内見時に、どんな隣人が住んでいるのかある程度なら確かめられます。気になるお部屋だけではなく、建物全体をチェックすることが大切です。

まずは車(駐車場)をチェック

駐車場を見て、派手な車がある際は注意しましょう。車やバイクは個性が出るもので、やんちゃな人は派手な車に乗っている傾向があります。車体が凹んでいるのに直していないパターンも注意です。

建物の入り口に吸い殻が落ちてないかチェック

  • 物件の管理が行き届いていない
  • ガラの悪い人が住んでいる可能性がある
  • 入り口でタバコを吸いながらたむろしている可能性がある

マンションの入り口にタバコの吸い殻が落ちている場合、管理がずさんだったり、ガラの悪い人が住んでいる恐れがあるので気をつけて下さい。

特に女性の一人暮らしでは、自分が住んでいるマンションの入り口に男の人がたむろしていないか事前に確かめておけると安心です。

掲示板をチェック

どこのマンションにも大抵「騒音に注意してください」という張り紙が貼ってあります。

日付が古い張り紙が貼ってある場合はまだ良いほうです。日付が新しいものが貼られている場合、騒音トラブルが最近あったんだなと推測できます。

部屋の内見は夜にしてみよう

部屋を内見するときは、できるだけ夜遅くにしてみると良いです。隣人が在宅している可能性が高い時間帯に、騒音がどのくらい聞こえてくるのかチェックできます。

なお、金曜日の夜は内見の日程から外したほうが良いです。飲みに行って帰りが遅いことが多いからです。

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面倒な隣人トラブルの対策まとめ

隣人に直接注意はせず管理会社に相談すべき

隣人トラブルは直接相手に言っても余計にトラブルになる可能性が高いです。管理会社に言って対応してもらいましょう。

管理会社でも解決できない場合は、自分が引越しをするに限ります。そういう人に苦情を言ってもまったく通じないので、早めに引越しするほうが心の平穏に繋がります。

すぐに静かにしてもらいたいなら警察もアリ

今すぐ隣人に静かにしてほしいという人は、警察(最寄りの交番)に連絡するのもアリです。最寄りの交番直通番号、もしくは近隣トラブル相談窓口「♯9110」に電話しましょう。

早くて30分ほどで駆けつけて注意してくれますし、急に警察が来れば誰でも静かになるので効果的です。

それでも改善されないなら役所の生活課に相談

管理会社と警察に相談してもダメなら、役所の生活課に相談してみてください。基本的に助言しかありませんが、騒音トラブルとゴミ屋敷問題に対しては動いてくれます。

騒音トラブルに関しては、音のデシベルを測れる機材を貸してくれることがあります。これを毎日メモしておいて、騒音と認められれば対応してもらえます。

ゴミ屋敷問題については、何度かゴミ屋敷の人に連絡してくれて、それでもダメだったらゴミを回収してくれます。たまにテレビで紹介されている自治体もあるので、珍しいケースではないです。

最終手段は裁判

隣人トラブルへの我慢が解決しない場合、最終的に裁判するのも手です。ただ、金銭的にも精神的にも疲れるので最終手段と考えたほうが良いです。

始めから弁護士に相談するとお金がかかるので、3回まで無料で法律相談ができる「法テラス」を利用するのがおすすめす。


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