間取り図の数字よりも、実は狭かった!という罠

間取り図の数字よりも、実は狭かった!という罠

引越しをするけど、今住んでいる広さと同じであればいいや、なんて時は、不動産で部屋の面積を気にします。

今住んでいるところが面積20㎡だったら、次の部屋も面積20㎡と書かれている物件なら広さは同じはずです。

ところが!

面積20㎡と書かれていても、床の面積が20㎡もない場合があります。

監修 坂入 健太‌
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長

不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。


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専有面積(部屋の広さ)には、2種類の書き方がある

面積20㎡と書かれていたら、ちゃんと床面積が20㎡ある「内法面積」(うちのりめんせき)

専有面積が内法面積で測ってある物件は、床の面積がちゃんとその数字分あります。

図で表すと、

内法面積

こういうことです。

まぁこの部屋はドアがないので入れないし、窓がないので部屋とはいえませんが、とりあえず面積の考え方はこのような感じです。

面積20㎡と書かれていても、床はもっと狭い「壁芯面積」(へきしんめんせき)

壁芯面積とは、柱や壁の厚みの真ん中から図られた面積のことです。

文章で書いてもいまいちわかりづらいので、図で見てみましょう。

壁芯面積

これが壁芯面積です。

面積で図られている部分が、壁や柱の真ん中まで来ているのがわかります。

ということは、実際に歩ける場所は20㎡もないということです。

広い物件だとなかなか気付きづらいですが、ワンルームだと割と狭く感じます。

ちょっとの差といえばちょっとなのですが、そのちょっとの差で、家具が置けたり置けなかったりするので、甘く見てはいけません。

部屋の間取りに家具をギリギリのスペースで置きたいと考えている方は、かならず実際に部屋に行って測ってみることをオススメします。

不動産チラシの見取り図はあくまで参考程度にしておかないと、実際に家具を買って配置してみたら置けなかった、なんてことになってしまうかもしれません。

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