地震で潰れやすい階はマンションのどこ?揺れに強い物件の特徴を解説!

「地震-潰れやすい階-マンション」のアイキャッチイラスト

地震で潰れやすい階はどこ?
マンションの何階だと地震に強い?

せっかく新居を探すなら、耐震性・耐久性・耐火性に優れていて長く住み続けられる物件が良いですよね。

しかし、地震に強いマンションといわれても、いまいちピンときません。せめて、地震で潰れやすい階は避けたいな…と、漠然とした考えになる人も多いです。

そこで当記事では、マンションで潰れやすい階や地震の揺れが大きい階について解説します!地震に強い物件の特徴もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

監修 坂入 健太‌
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長

不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。


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マンションの1階は地震で潰れやすい

マンション1階が地震で潰れやすい理由

  • 上からの重みで潰れる
  • 1階が吹き抜けだと建物を支えきれない
  • 地面に近いほど地震のエネルギーが強い

上からの重みで潰れる

マンションの1階は、そもそも上の階の重みが全てのしかかるので地震で潰れるリスクが最も高いです。

とくに「直下型地震」の場合は、下から真上につき上げるような揺れです。左右に揺れる地震と違って、建物が跳ね上がるような衝撃なので真下に潰れやすいです。

1階が吹き抜けだと建物を支えきれない

駐車場

マンションの1階が、駐車場やエントランスホールのみ、庭など吹き抜けになっている場合は、地震で潰れやすいです。

マンションを支える部分が「柱」しかないからです。部屋の壁などで補強されずに、真ん中が空洞になっているので倒壊のリスクが増えます。

地面に近いほど地震のエネルギーが強い

地面に近いほど地震のエネルギーを直に受けます。上の階より、1階の柱や壁がダメージを受けやすいのでヒビが入る可能性があります。ヒビが入ってしまうと、建物の重みに耐えられません。

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マンションの高層階は地震の揺れが大きい

マンションの高層階は遠心力で回るように揺れる

マンションの1階は地震で潰れやすいですが、高層階は地震の揺れが大きいというデメリットがあります。高い建物ほど遠心力で回るように揺れるからです。

マンションの高層階の場合は、最初は小刻みに揺れますが、時間が経つにつれ大きくゆっくりと揺れます。三半規管が弱い人は地震で酔います。

揺れの時間も長くなるので室内の被害が増えやすい

遠心力がかかる分、地震が停まってもマンションの高層階は揺れ続けます。実際の揺れが3秒だとすると、体感的に6~10秒ほど揺れているように感じます。

揺れの時間が長くなるので、室内の被害が増えやすいです。マンションの高層階ほど、棚が倒れたり、トイレなどの水が散らばります。

エレベーターが停まると避難が大変なデメリットもある

高層階は揺れが大きい以外に、エレベーターが停まるというデメリットがあります。非常階段で逃げるしかないので、避難が大変です。

タワーマンションなど階数が多い建物の場合は、地上まで降りる時間がかかるうえ、他の人も避難するので人が集まりやすいです。雑踏事故が起きるリスクもあります。

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耐震基準を満たしているマンションは倒壊のリスクが少ない

マンションの耐震基準とは?

マンションの耐震基準とは、地震が来ても建物が倒壊しないための設計がされているかの基準となるものです、日本では1920年12月に初めて法律として施行されました。

1981年6月に「新耐震基準」に改正され、震度6以上の地震が来ても建物が倒壊しない設計になっています。なお、木造のアパートや地盤に関しては、2000年4月にも改正されています。

「築42年」以内の建物は耐震基準を満たしている

2023年6月時点で「築42年」以内の建物は耐震基準を満たしています。部屋探しする時は、築42年以内で探すと良いです。

さらに地震に強いマンションが良い人は、2000年4月以降に建設された「築23年」以内の建物がおすすめです。

耐震等級が高いマンションほど地震に強い

耐震等級とは、2000年4月1日に施行された「住宅性能表示制度」の基準となるものです。耐震等級が1~3級に分かれていて、等級が高いほど耐震性能が高くなります。

1級は一般住宅、2級は学校や病院、3級は警察署や消防署が当てはまります。ただし、耐震等級は任意制度なので賃貸物件の図面などに記載されていないことが多いです。

耐震基準が気になるなら不動産屋に確認すると良い

築42年以上のマンションでも、耐震調査が入り補強工事がされているケースがあります。物件情報だとわかりづらいので、不動産屋に調べてもらうと手っ取り早いです。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、チャットやLINEから気軽に相談できます。管理会社に直接確認してくれるので、耐震基準以外に最新の修繕情報も教えてくれます。

予約や来店が不要なので、仕事が忙しくてお店に行く暇がない、遠方に住んでいて引越し先の不動産屋に行けないという人にもおすすめです。

地震に強いマンションかどうかは立地にも左右される

液状化エリアは地震でマンションが潰れる可能性がある

液状化

液状化とは、地震の揺れによって地盤が液体のようになる現象のことです。道路や建物の地盤が割れたり、液状の中に沈むので建物もが傾きます。

液状化は地下水が原因で起こるので、埋立地でおこりやすいです。部屋探しの際に、国土地理院の「ハザードマップ」で確かめておくと良いです。

川・山沿いも地盤が弱くマンションが倒壊するリスクがある

川・山沿いも地盤が弱くマンションが倒壊するリスクがあります。地震による地割れ、地滑りが主な原因です。

そのほか、沿岸部では津波の被害も起こり得ます。長く住むのであれば、先ほどリンクを貼ったハザードマップは確認しておくべきです。

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地震に強いマンションの探し方

  • 築浅もしくは新築
  • マンションの1階が吹き抜けになっていない
  • 建物がLやコの字型ではない
  • 1階から屋上まで均一の高さ
  • 建物構造がSRC造
  • ハザードマップで見たときに被害が少ないエリア

地震に強いマンションの特徴をまとめました。上記で当てはまる数が多いほど、地震被害が少ないです。

マンションを上からみた時、L・コ・ロの字になっている場合は、角の接合部分が割れやすいです。1階が潰れるだけでは済みません。

建物構造によっても地震による被害が変わります。SRC造は、鉄骨の柱の周りに鉄筋を組み、コンクリートを流し込んだ素材を使っています。

耐震性・耐久性・耐火性に最も優れている建物構造です。地震に強いうえ、メンテナンス次第では100年も寿命が持つと言われています。

とにかく地震が怖いという人は、SRC造の築浅マンションを探すと良いです。

地震のリスクを考えるなら中層階を選んだほうが無難

マンションの中層階が無難な理由

  • 地震の揺れが酷くなりづらい
  • 室内の被害が多少マシ
  • 何かあった時にすぐに外に避難できる

地震の被害は、1階は潰れやすく、高層階は揺れが大きく室内の被害が酷くなりやすいです。

エレベーターが停止するケースを考えると、非常階段やベランダの非常用はしごで脱出しやすい中層階のほうが無難と言えます。

地震の規模や震度が大きければ、マンションの何階にいても被害は出ます。地震が起きた後の生活まで想定し、何階にすべきか考えてみたほうが良いです。


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