日本賃貸保証(JID)の審査は甘い?落ちにくくするための方法を徹底解説!
「日本賃貸保証(JID)の審査は甘い?厳しい?」
「入居審査に落ちたらどうすれば良い?」
賃貸物件を借りるときは、家賃保証会社への加入が当たり前になってきています。費用はかかりますが、連帯保証人を用意できなくてもお部屋が借りられて便利ですよね。
しかし、家賃保証会社を利用するためには審査があるんです…。審査に落ちると、せっかく気に入った部屋なのに引越しを諦めないといけないこともあります。
そこで当記事では、家賃の保証会社「日本賃貸保証(JID)」の審査について徹底解説します!審査基準や必要な持ち物、落ちた場合の対策などをわかりやすく紹介します。ぜひ参考にしてください!
宅地建物取引士
行政書士試験合格者
不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
・オリコン顧客満足度1位の接客サービス
・エリアや沿線を絞らなくても紹介してもらえる
目次
日本賃貸保証の審査って甘い?厳しいの?
日本賃貸保証の審査は通りやすい
日本賃貸保証(JID)の審査は通りやすいです。過去に日本賃貸保証で家賃の滞納が無く、収入に見合った家賃の物件なら、ほぼ通ります。
他社での家賃滞納などの情報は調査されません。特徴として、審査で電話連絡が必ずあります。常識的な対応をしておけば特に問題ないです。
日本賃貸保証は独立系の保証会社
保証会社は、審査の厳しさで大きく3つに分けられます。「独立系等」の保証会社は、それぞれ独自の基準で審査しています。日本賃貸保証も独立系の保証会社です。
「LICC加盟」の保証会社は、加盟団体間で滞納情報を共有しており、独立系等よりも審査が厳しい傾向にあります。
「信販系」はもっとも審査が厳しく、クレジットカードの事故などで「信用情報」に傷があると、審査が通りません。
信用情報や滞納履歴に心当たりがある人は、最初に不動産屋に伝えましょう。物件の希望条件をふまえて、審査に通りやすい物件を紹介してくれます。
日本賃貸保証の審査基準は?
日本賃貸保証の審査は無職でも相談可能
日本賃貸保証は、家賃をしっかり払える人は審査を通してくれます。職業などの属性にはそこまで厳しくありません。無職でも相談できます。
審査の詳しい基準は、ほとんどの保証会社が公開していません。しかし、過去の実例や公開されている情報から、審査に通る基準の傾向はわかってきています。
日本賃貸保証の審査に落ちやすい人の特徴
- 反社会的勢力
- 過去に日本賃貸保証でトラブルがあった
- 申込み内容に虚偽報告等がある
反社会的勢力に該当すると、利用ができません。また、日本賃貸保証で過去に家賃滞納やトラブルがある人は、審査に落ちやすいです。
申込書に嘘の内容を書いたり、電話に適当な対応をすると審査に落とされてしまいます。不動産屋には正直に自分の状況を伝えて、審査の確認電話も誠実に対応しましょう。
家賃をしっかり払える収入とは
必要な月の手取り目安 | |
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家賃6万円 | 18万円以上 |
家賃7万円 | 21万円以上 |
家賃8万円 | 24万円以上 |
家賃9万円 | 27万円以上 |
家賃を払える収入の目安は「家賃の3倍の月収」です。以下の表よりも手取りの給料があれば、収入面は問題ありません。
家賃の高い物件や、収入が不安定な職業だと厳しめに審査されます。勤続年数の長い会社員などは審査が有利です。
大家さんの審査もある
保証会社の審査に通れば、ほとんどの大家さんが審査を通してくれます。
しかし、入居後のトラブルを心配されると、大家さんの審査に落ちてしまいます。乱暴そうな人や態度が悪い人などは、入居を断られます。
電話対応や内見などで不動産屋と接するときに、常識的なやりとりをしていれば大丈夫です。
日本賃貸保証は取り立てが厳しい?
日本賃貸保証で家賃の滞納をすると、取り立てが特に厳しいと言われています。家賃を滞納すると確認の連絡が入ります。無視していると、職場や緊急連絡先に連絡が入ります。
滞納したまま1~2ヵ月が経過すると、取り立てが厳しくなります。3ヶ月以上の滞納は明け渡しの訴訟を起こされるケースもあります。
ちなみに、どの保証会社も滞納には厳しいです。お部屋を借りるときは、急に収入が無くなっても家賃を2~3ヶ月は払える物件にしましょう。
入居審査と契約に必要なもの
日本賃貸保証の必要書類は、一般的な内容です。申し込むときと、契約するときに提出します。
審査に入る前や審査中でも、追加で書類を求められるケースがあります。書類を求められた場合に対応が遅れると、審査に影響します。あらかじめ準備しておくと安心です。
日本賃貸保証の審査に必要な書類
本人確認書類(どれか1つ)
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 印鑑登録証明書(取得3ヶ月以内)
- 学生証(学生)
- 在留カード(外国籍)
収入証明書(該当するもの)
- 給与所得者:源泉徴収票または給与明細
- 内定者:内定通知書
- 自営業者:確定申告書または課税証明書
- 全般:預貯金通帳
審査には「本人確認書類」と「収入証明」が必要です。お部屋に申し込むときに提出します。
働いている人は、運転免許証と源泉徴収票で審査してもらえます。必要書類の追加がある場合は、不動産屋が案内します。
契約時に必要な書類
契約時の必要書類
- 顔写真付身分証明書(免許証等)
- 住民票の写し(取得3ヶ月以内の原本)
- 印鑑(シャチハタはNG)
- 銀行届出印+通帳(家賃引落しのため)
契約時の必要書類について、最低限の内容をまとめました。お部屋の管理会社によっても必要書類は異なります。
審査のときにコピーを提出したものは、契約時も持参しましょう。再度コピーをとられます。
その他の必要な情報
日本賃貸保証の申込書に書く個人情報は、氏名、生年月日、住所、携帯電話番号、勤め先の詳しい情報などです。
勤め先の正式名称、住所(本社、勤務地)、電話番号(本社、配属部署)、勤続年数、上場の有無を、メモしておくと良いです。
また、緊急連絡先として親族の情報も必要です。引越し先で同居する親族は、緊急連絡先にはなれません。あらかじめ親兄弟に、緊急連絡先になってもらえるように話しておきましょう。
緊急連絡先の情報は、関係性、氏名、生年月日、住所、携帯電話番号の記入が必要です。前もって教えておいてもらってください。
日本賃貸保証の審査の特徴
日本賃貸保証の審査には、電話確認があります。お部屋に申し込んで、申込書と審査書類に不備がなければ、入居審査に進みます。
審査では「申込者」と「緊急連絡先」に、本人確認の連絡が入ります。職場にも、在籍確認のために連絡が入ります。
0120から始まる番号から電話が入ることを、緊急連絡先と勤め先に伝えておきましょう。
電話が繋がらないときは、ショートメッセージ(SMS)で連絡が入ります。不動産屋からの連絡にも、一つひとつ対応しましょう。
審査にかかる日数
入居審査は、通常は2~3日で終わります。書類を出すのが遅くなったり、電話確認が進まないと後ろ倒しになります。
2~3日過ぎても進展がないなら、不動産屋に進捗を確認してみましょう。不動産屋に経過を確認しても、審査には影響しないので大丈夫です。
日本賃貸保証の審査に落ちた場合はどうすれば良い?
- 家賃の安い別部屋にする
- 保証会社を変える
- 契約する人を変える
日本賃貸保証の審査に落ちた場合は、再チャレンジできる可能性があります。別の保証会社が使えるときは、保証会社を変えて再チャレンジできます。
自分の名義だと審査に通らないときは、代わりに親族に契約してもらう手段もあります。契約する人とは別の人が住むことを、賃貸業界では「代理契約」と呼びます。
代理契約できる物件は限られます。また、必ず事前に不動産屋に相談しましょう。内緒で他の人に借りてもらうと、契約違反で追い出されるリスクがあるからです。違約金が高額なケースも多いです。
入居審査への3つの対策
- 預貯金残高を増やして記帳しておく
- 親族に連帯保証人をお願いできる
- 給料の他にも収入や補助がある
収入以外のプラス情報があるほど審査に通りやすくなります。他の保証会社の審査でもプラスになる情報なので、参考にしてください。
預貯金残高を増やして記帳しておく
家賃滞納の心配がないことを示すのが、もっとも有効です。貯金があると審査に有利です。口座はなるべく残高が多い状態にして、記帳しておきましょう。
給料だけでは収入の基準ギリギリの人や無職の人は、通帳の提出を求められることが多いです。
家賃の2年分あれば、まず問題ありません。そこまで残高が多くなくても審査に通るケースはあります。
親族に連帯保証人をお願いできる
日本賃貸保証の審査には、基本的に連帯保証人は必要ありません。しかし、連帯保証人が立てられると、本人だけでは審査が難しい場合も通りやすくなります。
連帯保証人も「家賃の3倍以上の月収」が求められます。連帯保証人は、両親>兄弟の順で立てられると良いです。
また、連帯保証人を立てる際は連帯保証人の情報と書類も必要になります。必要なものは、不動産屋に早めに確認しておきましょう。
給料の他にも収入や補助がある
給料の他にも収入がある人は、不動産屋に伝えるようにしてください。審査で話すべきかもアドバイスしてくれます。
不動産屋には自分の情報を正直に全て伝えて、味方につけましょう。申告を前提に、審査に通りやすい最適なお部屋を紹介してくれます。
保証会社や物件の管理会社からの連絡には、聞かれたことに誠実に答えていれば大丈夫です。
日本賃貸保証を使う場合の費用
初回保証料 | 総家賃の30~50% |
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引落し手数料(毎月) | 330円(税込) |
更新保証料(1年毎の場合) | 10000円 |
更新保証料(2年毎の場合) | 総家賃の30% |
更新保証料(月額の場合) | 総家賃の1% |
日本賃貸保証の保証料は、初期費用として総家賃の30~50%かかり、1~2年毎に更新保証料を払って更新するプランが多いです。
他の保証会社の相場は、初期費用で家賃の0.5ヶ月分、年に一度1万円程度なので相場とほぼ同じです。
保証会社の利用を継続する際の「更新保証料」は、1年毎・2年毎・毎月どれかの方法で支払います。最低保証料など細かく設定があるので、必ず不動産屋に確認してください。
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