選ばないほうがいい賃貸物件の特徴25選!避けるべき物件の優先度をプロが解説

それぞれの家

選ばないほうがいい賃貸物件の特徴は?
部屋選びで後悔したくない!

賃貸物件を探す際、なるべく良い物件を見つけたいですよね。新築・駅チカ・BT別・独立洗面台・オートロック付きは世帯問わず人気の条件です。

しかし、希望条件だけで絞っても住みづらい部屋に当たる可能性があるんです。住んだ後に不都合が出てきて「失敗した」と後悔してしまう方は多くいます。

そこで記事では、選ばないほうがいい賃貸物件の特徴を一人暮らし、同棲、ファミリーに分けてまとめました。避けるべき物件の優先度や失敗したいためのコツも解説しています。

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監修 坂入 健太‌
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長

不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。


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選ばないほうがいい賃貸物件の特徴25選

共通・一人暮らし 選ばないほうがいい度
スマホの電波が入らない
星5.0
繁華街や風俗街が近い 【女性】
星5.0

【男性】
星3.0
駅から遠すぎる
星5.0
お部屋の前やベランダ前にゴミ捨て場がある
星4.0
線路や幹線道路沿い
星4.0
大きな音が出る施設が近くにある
星4.0
海や川がすぐそばにある
星4.0
壁が薄くて防音性がない
星4.0
共有スペースが汚い
星3.0
築年数が古い木造アパート
星3.0
買い物施設が徒歩圏内にない
星3.0
1階のお部屋
星2.0
キッチンが狭過ぎる
星2.0
シャワーやトイレの水圧が弱い
星2.0
コンセントの数が少ない
星2.0
飲食店やコンビニが建物内にある
星1.0
玄関のドアが狭い
星1.0
郵便ポストが小さい
星1.0
同棲 選ばないほうがいい度
風俗街が近い
星5.0
ワンルームなど部屋が少ない物件
星4.0
ファミリー 選ばないほうがいい度
エレベーターがなくて階段しかない物件
星3.0
駐輪場が無い物件
星2.0
収納スペースが少ない
星2.0
保育園や学校への距離が遠い
星2.0
段差が多い部屋
星1.0

選ばないほうがいい賃貸物件の特徴を、共通・一人暮らし、同棲、ファミリーに分けてまとめました!

各項目について、なぜ選ばないほうが良いのか解説していくので参考にしてください。

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共通・一人暮らし

好立地な物件イメージ

立地的に選ばないほうが良い物件は、住んだ後にストレスが溜まりやすいです。早々に引越すことになりかねないので、当てはまる物件は避けましょう。

スマホの電波が入らない

物件によっては、スマホの電波が入らない場合があります。内見時にスマホのアンテナを確認しながら、隅々まで歩いてみてください。

中には、床に座ると電波が入らない、お部屋の角のみ電波が入らない物件もあります。

繁華街や風俗街が近い

繁華街や風俗街が近いエリアは、治安が微妙なのでおすすめできません。酔っ払いによるトラブルだけでなく、パトカーや救急車の出動音にも悩まされます。

また、飲食店が多いので夏はゴキブリなどの害虫が発生しやすいです。夜遅くに帰宅しても人がいることによって安心する面もありますが、治安が気になる方は控えておきましょう。

駅から遠すぎる

駅徒歩20分以上もしくは最寄り駅からバスで移動など、遠すぎる物件はやめましょう。家賃が安くても、毎日の通勤通学が苦痛になります。また、天候が悪い日は歩きにくく、外に出るのが億劫になります。

慣れるという方もいますが、実際に駅徒歩20分以上かかっている方に聞いたところ、慣れずに後悔しているとのことでした。駅徒歩は、長くても10~15分以内が理想です。

お部屋の前やベランダ前にゴミ捨て場がある

お部屋の前やベランダ前にゴミ捨て場があると、ドアや窓の隙間、室外機や排水溝から虫が入ってくる可能性が高いです。

また、ゴミの臭いや、夜中に缶やペットボトルを捨てる音などでも悩まされます。

線路や幹線道路沿い

線路や幹線道路沿いは、電車や車の走行音がうるさいので避けるべきです。建物の防音性が高くても、振動が伝わってくるので、三半規管が弱い人は酔いやすいです。

また、排気ガスで洗濯物を外に干せない、窓を開けられないなどの不便も生じます。換気ができないストレスはかなり大きいです。実際にどの程度の交通量なのか、電車との距離も確認してください。

大きな音が出る施設が近くにある

修理工場や保育園・幼稚園などの教育施設、音楽ホールなど、大きな音が出る施設が近くにあると、騒音に悩まされます。

不眠症になったり、ストレスでノイローゼになる恐れがあります。特に、平日、テレワークなどで在宅する方は注意が必要です。

音がうるさいと業務にも支障がでてきます。在宅中心の方は、静かな環境に住むことをおすすめします。

海や川がすぐそばにある

海や川がすぐそばにあると、津波や洪水などの自然災害に巻き込まれる恐れがあります。

特に、大きな川に囲まれているエリアや、海が近く周辺が運河になっているエリアは危険です。自治体のハザードマップを確認しておくべきです。

壁が薄くて防音性がない

木造に限らず、壁が薄いお部屋は避けるべきです。内見時に壁をこぶしで叩いてみて、軽い音がした場合は防音性が低いです。

また、不動産屋のスタッフと一緒に内見している場合は、外の廊下や階段を歩いてもらい、実際に聞こえる音を確認しておきましょう。

共有スペースが汚い

共有スペースが汚い物件は、住んでいる住民の質が悪い可能性があります。騒音トラブルや悪臭被害などが起きやすいです。

また、管理状態が良くないと共用部分の設備にも不具合が出る可能性が高いです。管理が行き届いているかは内見時に確かめておきましょう。

築年数が古い木造アパート

築年数が古い木造アパートは、防音性・耐震性・耐火性に心配が残ります。特に木造アパートは、建物構造の中で1番防音性が低いです。

隣人の生活音や外の音など、生活音が丸聞こえです。昼夜逆転の人が1人でもいると、物音で眠れないことがあります。物音に敏感な人は、ストレスがかなり溜まります。

買い物施設が徒歩圏内にない

買い物施設が徒歩圏内にない場合、急な買い物ができずに不便です。休日の買い出しも面倒になります。

せめて、駅から家に帰るまでにスーパーがある物件を選びましょう。また、コンビニはあるが、スーパーが無いパターンもよくあります。

コンビニは値段がスーパーよりも高く、生活費を圧迫してしまいます。できるだけ、スーパーやドラッグストアなど値段の安い食料が打っている施設が近くにある物件を探しましょう。

1階のお部屋

1階のお部屋は、外から室内を見られる・車の走行音や人の話し声が聞こえる・虫が侵入しやすいなどデメリットが多いです。

また、不審者が窓や玄関から侵入しやすいです。女性の一人暮らしの場合は、1階は極力避けるべきです。

キッチンが狭過ぎる

キッチンが狭過ぎると、まな板を置けない、調理器具や食器を片付けられません。

また、キッチンスペースに冷蔵庫を置けるかも確認しておきましょう。スペースがなく、居室内に冷蔵庫を設置せざるを得ません。

シャワーやトイレの水圧が弱い

シャワーやトイレの水圧が弱いと、髪や身体の汚れをキレイに落とせない、汚物が流れないなど不便です。

内見時に水を使えない場合は、給湯器の号数を調べましょう。号数「16号」や「20号」など記載されています。一人暮らしであれば、16号以上あれば充分です。

コンセントの数が少ない

コンセントの数が少ないと、思うように家電を配置できません。最低でも居室内に4つ、キッチンに2つは欲しいところです。

コンセントの数が少ない部屋では、延長コードがワット数の問題で使えなかったり、コードで見栄えが悪くなったりします。

飲食店やコンビニが建物内にある

飲食店やコンビニが建物内にある場合、ゴキブリやネズミなどが出やすいので避けましょう。

また、人の出入りが多くて、騒音や防犯面でも悩まされます。もし周辺に飲食店やコンビニなどがあるなら、選ばないほうが無難です。

買い物しやすいので利便性が高くなるメリットはあります。メリットがデメリットを上回るかをしっかり見極めましょう。

玄関のドアが狭い

玄関のドアが狭いと、引越し時に大型の家具などを搬入できません。内見時に、メジャーで縦横のサイズを測っておきましょう。最低でも、冷蔵庫や洗濯機が入る幅があれば良いです。

郵便ポストが小さい

郵便ポストが小さいと、郵便物が中に入りきらないほど溜まることがあります。氏名や住所だけではなく、口座番号や契約内容など重要な情報が抜き取られる恐れがあります。

また、郵便物の不在票から家にいない時間を割り出され、空き巣に狙われるかもしれません。

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同棲

風俗街が近い

同棲するなら、風俗街に近い物件はおすすめしません。風俗街が近いと、彼女が不在の時に彼氏がつい行ってしまう恐れがあります。

また、実際に行っていなくても疑われ、口論に発展する場合もあります。物件を探す際は、周辺に風俗や夜のお店がないか確認してください。

ワンルームなど部屋が少ない物件

ワンルームや1DKなど、部屋が少ない物件は避けるべきです。常に距離が近い状態にいると、プライベート空間がなくなることでストレスが溜まって不仲の原因になります。

同棲する場合は、2DKなど、一人になれる部屋がそれぞれある物件がおすすめです。

ファミリー

エレベーターがなくて階段しかない

エレベーターがなく、階段しかない物件は避けましょう。ベビーカーを担いであがることはもちろん、子どもを背負ったまま階段をあがるのはかなり負担がかかります。

0歳~1歳など、一人で階段を登れない子どもがいる場合は、エレベーター付きの物件をおすすめします。

駐輪場が無い

自転車を持っていなくても、駐輪場が無い物件は避けることをおすすめします。今必要なくても、いざ欲しい時になると不便です。

子育てしていると二人乗り自転車が欲しくなる時期が来ます。駐輪場が付いている物件を選ぶのがおすすめです。

収納スペースが少ない

収納がスペースが少ない物件も、ファミリー層には向いていません。子どもが大きくなるにつれて服やおもちゃが増えたり、布団が大きくなったりするので、多くの収納が必要になります。

今の持ち物や今後の子育て状況を踏まえて、収納スペースが確保できる物件を選びましょう。

学校や保育園からの距離が遠い

学校や保育園・幼稚園から距離の遠い物件もおすすめしません。小学校の場合、集団登校がないと、子ども一人で遠くの学校に通うことになります。さらに、学校や幼稚園で呼び出しがあった際に遠いと大変です。

気に入っている物件は、問題なく通えるかどうかを加味して選ぶことをおすすめします。

玄関の段差が大きい物件

玄関と廊下の段差が大きい物件はおすすめしません。段差が大きいと、女性がベビーカーを持ち上げる場合、かなりの力が必要です。

特に外出して疲れていると、帰宅する度にストレスが溜まってしまいます。ベビーカーを使うなら、段差が小さい物件を選びましょう。

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新築・角部屋・ずっと空いてる物件は選ばないほうがいい?

新築物件は選んでもいい

新築物件は選んでも良いです。家賃が高い、退去費用が中古物件に比べてかかる可能性がある点くらいで、大きなデメリットはありません。

退去費用については、新築は傷ひとつないため、小さな傷が目立ってしまうことがあります。ヤンチャな子どもがいる場合や神経質の方は、築浅物件のほうがおすすめです。

角部屋は選んでもいい

角部屋は選んでも良いです。角部屋は特に大きなデメリットはないため、むしろ人気のある物件です。 光が多く入るため部屋も明るくなりますし、両隣に人がいないことで、ストレスも軽減されます。

ずっと空いてる物件は条件を満たしているなら選んでもいい

一例
・相場より高い
・使い勝手の悪い間取り
・線路や大通りの近くなどの騒音
・エレベータ―がない高い階
・物件は良いけど礼金2ヶ月
・駅からの距離が遠い
・契約内容で2年後に家賃があがる
・なかなかクリーニング業者が入れない
など

ずっと空いてる物件は、単純に利便性や家賃が高いなどの理由が多いです。自分が住みたい物件の条件を満たしているなら選んでも良いです。

ただし、明らかに条件が良い場合は注意が必要です。契約内容の確認をしっかり行い、住んでから後悔しないように対策をしてください。

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訳あり物件・事故物件はなるべく避けるべき

「告示事項あり」「事故物件」「心理的瑕疵物件」と言われる訳あり物件は避けるべきです。

普通の賃貸物件よりも家賃が安いですが、事前に理由を知れば住みたくなくなるような物件ばかりです。

自然死以外で死人が出ている、腐乱死体が発見された、事件や火事が起きた、異常に虫が出るなどの理由があります。

また、こういった訳あり物件は、大島てるなどネット上に住所が公開されています。防犯面でも危ないので避けましょう。

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ハズレ物件を引かないための選び方5つのコツ

選ばないほうがいい賃貸物件の特徴をわかったうえで、後悔しない部屋選びのコツを解説していきます。

・家賃が安すぎる物件は避ける
・最初に決めた予算はオーバーしない
・譲れない条件は3つまでに絞る
・内件は必ずすべき
・物件のデメリットも確認しておく

家賃が安すぎる物件は避ける

家賃が安すぎる物件を選ぶと、住み心地が悪くすぐに引越しするハメになります。

築年数が古い、駅から遠い、室内が狭い、洗濯機置き場がない、トイレが他住民と共有など、何かしら安い理由があります。

安いお部屋を探したいのであれば、家賃相場が低いエリアを選んだほうが良いです。

最初に決めた予算はオーバーしない

1度決めた予算は、絶対にオーバーしないようにしましょう。3千円だけなら…と思いがちですが、1年間で3.6万円、5年間で18万円も損します。

予算をオーバーした分、食費や娯楽費、貯金などを削らなくてはいけなくなります。

譲れない条件は3つまでに絞る

お部屋を探す際は、絶対に譲れない条件を3つまで絞りましょう。条件が多いと家賃が高くなりやすいです。また、不動産屋から紹介できる物件がないと言われてしまいます。

妥協できる条件は全て緩和し、数多くのお部屋から吟味したほうが、理想のお部屋に出会いやすいです。

内件は必ずすべき

どんなに忙しくても、内見は必ずするべきです。写真と実物では、イメージが違うことが多いからです。

住んだ後に、イメージと違った、住み心地が悪いと後悔しても遅いです。また、内見時に周辺環境の確認もできるので、事前に騒音トラブルを防げます。

物件のデメリットも確認しておく

不動産屋に物件についてのデメリットを確認しておきましょう。「空室の理由は?」「デメリットや微妙な点はある?」など、ストレートに聞けば良いです。

デメリットを濁すようであれば、何かしらの理由がある物件なので避けるべきです。


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