不動産屋への電話のかけ方とは?スムーズに問い合わせるコツを例文つきで解説!

不動産屋に電話する女性のイメージ写真

不動産屋に電話をかけるときのコツを、徹底解説します!電話の問い合わせに慣れておくと、引越しで急いでいるときに便利です。

当記事では、電話で確認できることや、実際に話す内容の事例をまとめました。ぜひ参考にしてください。

監修 坂入 健太‌
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長

不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。


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不動産屋とスムーズにやりとりするための4つのコツ

お部屋探しに関して相談したいときは、不動産屋に電話で問い合わせるとスムーズです。電話する際の4つのコツを説明します。

①手元にメモを用意しておく
②苗字で名乗り用件を伝える
③物件を伝えるときは物件名+号室で
④対応してくれた人の名前は控えておく

話した内容は意外と忘れるので、必ず手元にメモを用意しましょう。最初は苗字だけで名乗っても大丈夫なので、用件を簡潔に伝えてください。

確認したい物件が特定できているなら、必ず「物件名+号室」で伝えましょう。どの不動産屋も、物件名と号室で物件を特定しています。

色々な人が関わるので、誰と何を話したかは重要です。話すときは誰と話したか、対応してくれた人の名前を控えるようにしてください。

メールの問い合わせもあわせて活用する

メールの問い合わせフォームがあるときは、営業時間外ならメールを送っておくとスムーズです。

不動産屋に電話が繋がるのは、営業時間内のみです。ほとんどの不動産屋の営業時間は10時~18時くらいで、遅くても19~20時までです。

賃貸業界では、言った言わないのトラブルが非常に多いです。重要な約束をしたときなどは、記録としてメールを送っておくと安心です。

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不動産屋にスムーズに問い合わせる例文

不動産屋に電話で対応してもらえることは、以下の4つです。それぞれ問い合わせる際の会話例について解説します。

・空室確認
・内見予約
・来店予約
・物件詳細の確認

空室確認したいときの例

ネット広告などで気になったお部屋が、まだ募集しているか確認する際の事例です。

お客様
お客様(女性)「お世話になっております。○○と申します。ネットで見たのですが【物件名+号室】はまだ募集していますか?」
不動産屋
不動産屋(男性)「お問い合わせありがとうございます!どちらの媒体の広告かと、引越し希望の日にちを教えていただけますか?」
お客様
お客様(女性)「スーモです!引越し希望の日にちは○月○日で、空いてたら土日に内見したいです。」
不動産屋
不動産屋(男性)「かしこまりました!まだ空いているか管理会社に確認して折り返します。念のためお電話番号を教えてください」

空室の問い合わせは上記のイメージです。物件の管理会社であれば空室か即答できます。しかし、ほとんどの募集は窓口が街の不動産屋なので、だいたい折り返しの対応になります。

切る前に、折り返しの電話は何時ごろまでにもらえるのか約束しましょう。何度も約束を破られたら、他の不動産屋にしたほうが良いです。

賃貸物件は早いもの勝ちなので、不動産屋はお部屋が埋まってしまった場合も考えています。入居希望日は正確なものを伝えましょう。

内見予約したいときの例

お部屋が空室であれば、内見予約しましょう。賃貸物件は早いもの勝ちなので、空室であれば早めの日程で調整したほうが良いです。

不動産屋
不動産屋(男性)「空いてました!内見ですが、次の土曜日14時はご都合いかがですか?お待ち合わせ場所は物件現地でいかがでしょうか。」
お客様
お客様(女性)「確認ありがとうございます。ぜひお願いします。○月○日、土曜日の14時に物件前ですね!」
不動産屋
不動産屋(男性)「ご調整いただきありがとうございます!身分証とシャチハタ以外の印鑑をご持参ください。お部屋に申し込みたい場合に必要になります。」

待ち合わせ場所と時間を約束したら、間違えないように必ずメモしておきましょう。また、確認のためにメールを送っておいたほうが良いです。

気の利く不動産屋であれば、向こうから確認のためのメールを送ってくることもあります。

来店予約をしたいときの例

見に行きたい物件が埋まっていたり、単にお部屋を紹介してほしい場合の問い合わせです。

お客様
お客様(女性)「お世話になります。○○と申します。お部屋を探していて、家賃○万円くらいでコンクリート造のマンションを探しているのですが、相談に伺ってもよろしいでしょうか?」
不動産屋
不動産屋(男性)「お問い合わせありがとうございます!ぜひお力になれればと思います。もう少し詳しいお話を伺いたいので、一旦切ってすぐに折り返してもよろしいでしょうか?」

お部屋探しの相談をしたい場合は、来店予約します。お店で物件を紹介してもらい、見に行きたい物件を案内してもらう流れが一般的です。

希望条件は駅からの徒歩時間や予算など、色々細かく聞かれます。立ち入ったことを聞かれる場合もありますが、お部屋を探すのに必要な情報なら答えてあげましょう。

オンライン対応している不動産屋なら、お部屋探しの相談はWEB上でもできるのでおすすめです。

物件詳細を確認したいときの例

ネット広告に載っている情報が乏しいときは、募集元の不動産屋に電話で確認ができます。設備や初期費用を知りたい場合の問い合わせ方です。

お客様
お客様(女性)「○○と申します。スーモで見た【物件名+号室】を検討しているんですけど、インターネット環境ってどんな感じですか?」
不動産屋
不動産屋(男性)「お問い合わせありがとうございます!ネットは遅いですが無料です。壁に穴やビスを打たなければ好きな回線も引けます。」

単純に質問だけだと、相手をしてもらえないケースもあります。検討していると伝えれば、ちゃんと答えてくれます。

良い点だけでなく、悪い面も話してくれるようなスタッフが対応してくれた場合は、信用できる不動産屋かもしれません。

電話対応でどの程度の接客レベルかも何となく掴めるので、抵抗が無ければ電話で問い合わせるメリットは多いです。

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おとり物件には要注意

「おとり物件」とは、お客さんを集めるための「入居できない物件」のことです。大手のネット広告でも、おとり物件は掲載されています。

条件の良い広告に問い合わせたお客さんを、来店に誘導する手口です。結局別のお部屋を紹介されるので、目当ての物件があるなら無駄足になりがちです。

おとり物件を防ぐ簡単な方法を紹介します。不動産屋に「空いている」と言われたら、物件の現地で待ち合わせて内見したいと伝えてください。

おとり物件なら、現地待ち合わせは断られます。おとり物件としてネット掲載しているのを、大家さんや管理会社にバレたくないからです。

▶おとり物件について詳しくはこちら

不動産屋に聞かれそうな内容はまとめておくべき

目当ての物件とは他にも提案を受けると、掘り出し物が見つかる可能性もあります。不動産屋には積極的にお部屋を探してもらいましょう。

不動産屋に聞かれそうな内容は、事前にメモしておくとスムーズです。少なくとも、以下の内容はメモしておきましょう。

・住みたい場所
・お部屋の間取り
・駅からの徒歩時間
・物件の構造と築年数
・家賃と初期費用の上限

完璧に理想通りの物件は予算オーバーになるか、あまり候補が出てきません。絶対に譲れない条件は1~2個にしましょう。

それぞれ我慢できる限度と優先順位を決めておくと、不動産屋も他の物件を探しやすいです。以下はメモの例です。

希望の条件
場所:「1.池袋」「2.要町」「3.石神井公園」
間取り:「1K以上」
駅徒歩:「15分以内」
構造・築年数:「鉄骨以上」「築20年以内」
予算:「家賃8万円」「初期費用50万円」
優先順位
①3階以上
②都市ガス物件
③家賃は上げても1万円まで

家賃は毎月の手取り3分の1を目安にしましょう。収入が足りずに審査に落ちることを防げます。

また、希望条件はざっくりで良いです。相場観から認識がズレていても、スタッフがアドバイスしてくれます。親身になって対応してくれる不動産屋を見付けましょう。

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不動産屋は1つに絞ったほうが良い

複数の不動産屋に問い合わせると、物件の提案の営業電話が入るようになります。どこの不動産屋と何を話したか混乱するので、窓口は1つに絞ったほうがスムーズです。

賃貸の市場に出ている物件なら、基本的にどこの不動産屋でも紹介できます。業者専用のサイトで募集状況を共有しているからです。

複数比較してみたい場合は、エリアを絞りすぎず広域に対応している不動産屋に相談してみてください。

不動産業者だけが見られるサイトを使っている不動産屋であれば、他社の出している広告でも空室か確認してくれます。


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また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。

他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる

アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。

また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。

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