賃貸の入居はいつまで待ってもらえる?仮押さえや取り置きはできるの?
賃貸の入居は待ってもらえる?という疑問を解決します!入居したい日程が1~2ヶ月以上先の引越しを考えている人必見です。
家賃発生日の決め方や、なるべく引越し先の家賃発生を遅らせたい人におすすめの探し方を紹介します。ぜひ参考にしてください。
宅地建物取引士
行政書士試験合格者
不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。
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賃貸の入居は待ってもらえるの?
賃貸物件の入居は基本的に待ってもらえません。お部屋が「即入居可能」の場合は、申し込みの日から10日~2週間程度で家賃が発生する形が通常です。
大家さんは空室期間が少しでも短いほうが良いので、あまり家賃発生日の交渉をしすぎると審査に影響します。交渉の無いライバルが現れた場合にお部屋がとられるケースもあります。
交渉次第で2週間以上待ってもらえることもあります。しかし、人気のある物件だと交渉はほぼ通りません。
仮押さえや取り置きはできない
賃貸にはお部屋の「仮押さえ」や「取り置き」という制度はありません。
1番手で入居申込した人がお部屋を確保できるのが通例ですが、基本的に入居する前提での申し込みしか受付してもらえません。
「即入居可能」の募集の場合は、お部屋をキープする目的で申し込むのはやめましょう。申し込み後に、手続きを進めるかどうか迷う時間はほとんどありません。
即入居ではないお部屋にも心配はある
退去日が決まった居住中のお部屋や、建設中の新築なども早めの入居者募集があります。即入居可能のお部屋とは違って、家賃の発生は1~3ヵ月先が基本になります。
お部屋の内装がクリーニング中だったり、オーナーチェンジを挟む場合なども入居可能になる日程が後ろ倒しになります。
入居が先のお部屋を契約しても、入居可能になる日程が決まらないと動けません。今の住まいの解約を出すタイミングや、引越し業者の手配は難しいです。
今の住まいと引越し先の家賃を二重に支払うことを「二重家賃」「空家賃」と言います。空家賃を防ぎたい場合は、不動産屋と入念な打ち合わせが必要です。
先行申込と先行契約はスケジュールが組みやすい
即入居可能のお部屋であれば、内見してから申し込みするのが通常の流れです。内見より先に申し込む「先行申込」と、内見せず契約する「先行契約」という募集を紹介します。
空家賃を防ぎたいなら、即入居可能のお部屋よりは調整しやすいです。
先行申込とは
「先行申込」は、住人が退去する前などの内見できない物件に申し込んで、内見できる状態になったら見に行くやり方です。1ヶ月以上は仮押さえのような状態にできます。
先行申込は、内見後にイメージと違った場合はキャンセルできる募集が多いです。内見後に内装のクリーニング完了日が判明次第、家賃の発生する日を決めます。
一般的に「〇日~〇日の間で家賃発生日を決める」など幅をもたせてもらえます。「クリーニング完了日の翌日から家賃発生」など、思ったとおりに調整できないケースもあります。
先行契約とは
「先行契約」は、完成前の新築などを内見せずに契約するやり方です。通常は家賃発生日が1ヶ月以上先になるので、二重家賃を防ぐスケジュールに調整しやすいです。
先行契約はキャンセルできないので、絶対に住みたい物件に対してだけにしましょう。
先行申込・先行契約どちらも、工事などのトラブルで入居が後ろ倒しになる可能性をふまえた上で申し込む必要があります。
入居希望日が1ヶ月以上先の人におすすめの物件
引越し時期が1ヶ月以上先の人におすすめの物件を紹介します。
・居住中の物件
・未完成の新築物件
・学生マンションなど
フリーレント付き物件
「フリーレント」とは、大家さんが決めた一定期間の家賃が無料になることです。フリーレントの相場は家賃の0.5~1ヶ月分です。
家賃の1ヶ月分が無料にできれば、入居希望日が1ヶ月くらい先の人も、住んでいないお部屋の空家賃を払わない形をとれます。
無料になるのは家賃のみで、管理費・共益費はかかるケースが多いです。また、一般的に「短期解約違約金」が設定されます。
短期解約違約金は「1年未満の退去の場合、家賃1ヶ月分」が相場です。物件によっては2ヶ月分かかることもあるので、フリーレントが付く場合は必ず不動産屋に確認しましょう。
居住中の物件
居住中の物件に先行申込する場合は、住人の退去予定日が「自分の入居希望日の2~3週間前」の物件で探すと、二重家賃を防ぎやすいです。
住人が退去後にハウスクリーニングや原状回復工事を行うので、次に入居できるようになるまでは2~3週間かかるのが通常です。
大幅な原状回復工事やリフォームがある場合は、3週間~1ヶ月以上かかることもあります。万が一に備えて、入居が遅れた際の仮住まいは考えておくべきです。
未完成の新築物件
未完成の新築物件なら、完成予定日と入居希望日が合えばベストな形で調整できます。新築は先行契約での募集がほとんどです。綺麗で設備が整ったお部屋が良い人には向いています。
先行契約はキャンセルできないので、入居後に後悔が無いようにしましょう。申し込みの際に「キャンセルしない念書」のようなものを記入するのが一般的です。
ごく稀に、建築会社のトラブルなどで入居日が後ろ倒しになるケースもあります。不動産屋には、経過をこまめに共有してもらいましょう。
学生マンションなど
学生マンションや学生向けの物件だと、1月ごろに予約して、3月の合格発表まで無料でお部屋をキープできるサービスもあります。
合格発表後に慌ただしくお部屋を探す必要が無いので便利です。「学生マンション+(地名)」で検索すると色々なサービスが出てきます。
合格した学校によって引っ越し先を柔軟に変えられるプランなどもあります。キャンセルの仕組みは会社によって異なるので、利用の際は事前によく確認してください。
二重家賃を完璧に防ぐことは難しい
気に入った物件の状態やライバルの存在によっても、家賃発生日の目安は変わります。二重家賃を完璧に防ぐことは、かなり難しいです。
初期費用は総合的な額で判断することが大切です。礼金や不要なサービス費用など、二重家賃以外の部分で交渉したほうが損をしないことも多いです。
交渉しすぎると審査に影響します。まずは予算と希望条件を不動産屋に伝えて、引越しのスケジュールはなるべく早めに打ち合わせましょう。
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また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
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分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!