賃貸の初期費用を抑える方法を徹底解説!交渉で安くできる項目はあるの?

賃貸の初期費用を抑える方法を徹底解説!交渉で安くできる項目はあるの?

賃貸の初期費用を抑える方法を徹底解説します!賃貸の初期費用目安や、内訳の中から交渉しやすい項目も紹介します。

初期費用を抑えられるお部屋の選び方も5つ紹介します。初期費用を抑えたい人必見です!ぜひ参考にしてください。

監修 舟木 啓太
宅地建物取引士
行政書士試験合格者

不動産屋の経験は5年以上。累計2000件を超える契約業務に携わった実績がある。単身・カップル・ファミリーなど幅広い世帯の部屋探しを専門知識でサポート。宅建士の資格を活かして、審査から入居開始後の不安まで解消できるのが強み。


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賃貸の初期費用を抑える方法は?

賃貸の初期費用を抑える方法とは、経験が豊富な不動産屋を頼ることです。

不動産屋には、膨大な物件情報があります。キャンペーンなどで初期費用が抑えられる物件を探したり、交渉して安くする方法を考えて、お部屋を紹介してくれます。

交渉で初期費用を安くできるのは、4~6月の閑散期です。1~3月の繁忙期は交渉の無い入居希望者が多く、交渉は通りにくいです。

交渉して初期費用を抑えたい場合は、気に入ったお部屋のみにしましょう。以下で、交渉が通りやすい順に項目を紹介します。

①不要サービスを外す相談
②不要な日割り家賃をなるべく抑える
③火災保険と鍵交換費用の交渉
④礼金と仲介手数料の交渉

①不要サービスを外す相談

初期費用には、害虫駆除や消火剤などの「任意のオプション費用」があり、交渉すれば外せる可能性があります。家賃や敷金などは基本的に外せません。

初期費用を抑えたいときは、外せる費用が無いか不動産屋に確認しましょう。サービスの内容を聞いてみて、不要なら外すべきです。

外せそうな費用でも「募集条件なので必須です」と断られることもあります。

②不要な日割り家賃をなるべく抑える

引越し予定日と家賃の発生日を合わせられれば、不要な日割り家賃(空家賃)を抑えられます。思い通りに設定できないこともありますが、初期費用を少しでも抑えたい人は交渉すべきです。

一般的に、申し込みから10日~14日間で家賃発生日を確定します。例えば、4月1日に申し込みをしたお部屋の家賃発生は、4月11日~4月15日あたりで設定します。

引越したい日が5月1日なら、家賃発生日を少しでも後ろに延ばす交渉をしましょう。家賃9万円の場合は1日あたり約3000円の家賃がかかるので、10日分の空家賃があると30000円損します。

③火災保険と鍵交換費用の交渉

火災保険は、大家さんや管理会社が推奨のものを使うのが通常です。推奨のものが高く感じるときは、火災保険料が安い会社のものに変える相談はできます。

変更できる場合でも、補償の金額やプランを指定されることが多いです。大きな節約にならないうえ、保険会社を自分で探す手間も増えてしまうので時間がある人は試してください。

鍵交換費用は、交換不要なら節約できます。セキュリティ面が心配な人は交換しましょう。

④礼金と仲介手数料の交渉

礼金は大家さんへのお礼として支払うお金です。空室期間が長いお部屋の募集などでは、値引いてもらえることがあります。

仲介手数料は、不動産屋に支払うお金です。不動産屋の主な収入源なので、交渉を頑張ってもらうためにも、値引きの相談は最後にしましょう。

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賃貸の初期費用目安は家賃の4.5~5ヶ月分

賃貸でかかる初期費用の目安は「家賃の4.5~5ヶ月分」です。

家賃の4.5~5ヶ月分の内訳と相場を、以下で表にまとめました。相場からかけ離れた費用を請求された場合は、適正な金額なのかを不動産屋に確認しましょう。

敷金 家賃1~2ヶ月分
礼金 家賃1~2ヶ月分
翌月家賃 家賃1ヶ月分
日割り家賃 入居日により異なる
仲介手数料 家賃1ヶ月分+税
火災保険料(2年分) 約8000~18000円
鍵交換費用 約15000~20000円+税
保証会社利用料 家賃0.5~1ヶ月分
その他の費用 不動産屋により異なる

敷金礼金は大家さんや管理会社が決めています。1ヶ月ずつのお部屋が多いです。

家賃の保証会社(以下、保証会社)の利用料は、保証会社によって異なります。連帯保証人を立てて保証会社を使わないお部屋であれば、保証会社利用料はかかりません。

初期費用は総額で判断するべき

初期費用は内訳にこだわるより、総額で判断するべきです。例えば、仲介手数料が安くても、不要なその他のサービスが足されて、総額が同じでは意味がありません。

大切なのは、予算を不動産屋にしっかり伝えて、希望条件を満たした予算内の物件を紹介してもらうことです。

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初期費用を抑えたお部屋の選び方5選

初期費用を抑えるためには、お部屋探しの段階から工夫が必要です。初期費用を抑えられるお部屋の選び方を5つ紹介します。

・そもそも家賃が安いお部屋にする
・敷金礼金が少ないお部屋を選ぶ
・フリーレント付き物件を選ぶ
・保証会社を使わないお部屋にする
・初期費用キャンペーンを狙う

そもそも家賃が安いお部屋にする

そもそも家賃を抑えれば、初期費用を全体的に抑えることができます。敷金礼金、仲介手数料、保証会社利用料など、家賃をもとに計算される費用が多いからです。

ちなみに、家賃は「手取りの3分の1まで」に抑えるべきです。3分の1を超えると生活費が圧迫されますし、入居審査に落ちやすくなります。

敷金礼金が少ないお部屋を選ぶ

初期費用を抑えたい人は、敷金礼金が無いお部屋がおすすめです。敷金礼金があるお部屋よりも、家賃の数ヶ月分を抑えることができます。

敷金礼金が0円で物件が見つからない人は、礼金無し・敷金1ヶ月の物件を探しましょう。敷金は退去時の原状回復費用に充てられるので、支払っても損はありません。

敷金が「償却」となっている場合は、退去時に返ってこない・原状回復に充てられるかわからないので、扱いを確認しましょう。

フリーレント付き物件を選ぶ

フリーレントとは、家賃が無料になる期間のことです。フリーレントは、家賃の0.5~1ヶ月分が相場です。中には、家賃が2ヶ月分無料になる募集もあります。

フリーレントのある物件は、更新前に退去すると「短期解約違約金」がかかるのが基本です。違約金はフリーレントと同額のケースが多いですが、不動産屋に金額まで確認しましょう。

保証会社を使わないお部屋にする

首都圏の物件の8割以上が、保証会社の利用必須です。残り約2割の保証会社を使わない物件で決めれば、保証会社利用料が節約できます。

保証会社を使わない物件は、連帯保証人を立てるのが一般的です。収入のある親兄弟に、連帯保証人を引き受けてもらえるようにお願いしておきましょう。

初期費用キャンペーンを狙う

初期費用の安さがセールスポイントの不動産屋では、初期費用を安くする時期的なキャンペーンが開催されていることがあります。

学割や女子割など、適用条件が決まっている割引きもあるので、該当するか確認は必須です。

引越し費用と家具家電の費用も必要

賃貸契約の初期費用を予算に収めても、引越し業者と家具家電購の費用もかかります。不動産屋によっては提携業者があるので、少しでも安くしたいなら相談してみましょう。

引越し費用は、自分で搬入・搬出すると節約できます。引越し業者に依頼する場合は5~7万円が単身の目安で、2~4月だと繁忙期で費用がより高くなります。

家具家電は新生活セットのような、安く揃えられるものがおすすめです。冷蔵庫・洗濯機・テレビなどをすべて新品で買うと7~10万円はかかります。使い回せるものは持っていきましょう。

支払い方法を工夫すれば初期費用の負担を減らせる

引越しで一番大きい出費は、やはり賃貸の初期費用です。賃貸の初期費用がどうしても抑えきれない場合は、分割で支払うのがおすすめです。

初期費用を現金の分割で支払える不動産屋は珍しいです。クレジットカード払いなら、対応している不動産屋も多いです。

クレジット決済であれば、一度にまとまったお金が出ていかずに済みます。クレジット会社の分割手数料がかかるので、なるべく分割回数は少なめで決済しましょう。

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