スーモにおとり物件はある!騙されずにお部屋を探す方法を大公開!
スーモ(SUUMO)におとり物件はある?という疑問にお答えします!スーモの他にも、ホームズやCHINTAIなど大手の検索サイトについても詳しく解説します。
おとり物件が少ないサイトの紹介や、スーモにもある怪しい情報を見分ける5つのコツまで徹底的に解説します!
スーモのおとり物件対策など、さまざまな動向も詳しく紹介します。おとり物件に騙されたくない人は、ぜひ参考にしてください!
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
・オリコン顧客満足度1位の接客サービス
・エリアや沿線を絞らなくても紹介してもらえる
目次
スーモはおとり物件が多い
スーモにはおとり物件が多く掲載されています。スーモだけではなく、一般公開されている物件検索サイトの、ホームズやCHINTAIも同様です。
大手の物件情報ポータルサイトには、さまざまな不動産屋が募集情報(広告)を登録しています。
中には、お客さんを集めるためにおとり物件を使う、悪質な不動産屋もあります。スーモ、ホームズやCHINTAIなど、検索サイトの運営側に悪気はありません。
おとり物件とは
おとり物件とは、見栄えのいい「契約できない物件」の広告でお客さんを釣る、悪質な集客方法のことです。「釣り物件」とも呼ばれます。
広告に釣られてお店に行っても、不動産屋には「つい先ほど埋まりました」と言われ、別の物件を紹介されます。
良いお部屋が見つからなければ、時間と交通費、労力を無駄にしてしまいます。
2021年の調査では対象の約34%がおとり物件
不動産の広告には、法律や業界のルールで縛りがあります。おとり物件は罰則もある重大なルール違反で、業界内でも問題視されています。
2021年4月発表の不動産公正取引協議会の調査によると、2020年度に発覚したおとり物件は全国で571件でした。
スーモを含む検索サイトの、全国の調査対象1677件のうち、約34%もの広告がおとり物件です。
東京近辺の首都圏に絞ると、681物件のうち141件です。首都圏でも約21%がおとり物件かもしれないので、しっかりと見極める必要があります。
おとり物件に関する口コミ
「おとり物件 スーモ」とTwitterで検索すると、実際におとり物件に悩まされている声がいくつも見つかります。
スーモで見た物件。情報では2階とあったのに不動産に行くと3階と4階しか空いてないと言われた。おとり物件の掲載は禁止されてるんじゃないの?スーモもちゃんと成約済み物件は掲載しない対策してちょ。
— けんじーまん@立ち退き裁判なう (@xoumex) April 22, 2021
週末に不動産行ったんだけど、おとり物件多すぎて萎えた。
事前にSUUMOで見つけていた物件7件を確認してもらったら6件契約済みだった。— よこやん@現役ITエンジニア (@yokoyan_jp) June 29, 2020
契約できない物件が紛れ込んでいるので、自分で検索サイトからお部屋を探すのは大変です。
不動産屋しか見れない検索サイトもある
不動産屋が空室をスムーズに見つけられるのは、見ているデータベースが異なるからです。
不動産屋が使う「レインズ(REINS)」と「アットビービー(atbb)」というサイトには、おとり物件はもちろん掲載されていません。
REINSとATBBは、不動産屋だけが見れる業者間の情報サイトです。おとり物件を避けるには、信頼できる不動産屋を見つけることも大切です。
スーモのおとり物件のパターン4つ
スーモのおとり物件には、4つのパターンがあるので紹介します。他の検索サイトでも、ほとんど同じです。
おとり物件には悪気のないパターンもあるので、悪意の有無もまとめました。借りる側からすると関係ないですが、仕組みを知っておいたほうが良いです。
②あえて削除しない(やや悪意あり)
③削除し忘れ(悪意なし)
④掲載サイトのタイムラグ(悪意なし)
①故意(悪意あり)
来店してもらうために、故意に架空の物件や成約済み物件の情報を載せるパターンです。初期費用や家賃が安く見栄えが良いので、引っかかる人が多いです。
もっとも悪質なおとり物件で、気になって問い合わせても絶対に借りられません。
②あえて削除しない(やや悪意あり)
スーモの物件情報は、不動産屋が手動で出し入れしています。通常は、申し込みが入ると掲載終了します。
ただし、2番手以降の申し込みを受付していて、掲載を落とさない場合があります。1番手の人が「審査に落ちそう」「キャンセルしそう」などの事情があるケースです。
空いているかどうかは、常に最新情報を確認しないとわかりません。不動産屋も、大家さんや管理会社に毎回、電話で確認しています。
③削除し忘れ(悪意なし)
物件情報の出し入れは手作業なので、対応の遅れや削除し忘れもあり得ます。悪気はないですが、お部屋を探している側としては困ります。
情報だけが残っている「悪意のないおとり物件」は、繁忙期の1~3月などに多いです。物件の動きが早すぎて、手が回らないからです。
④掲載サイトのタイムラグ(悪意なし)
サイトによって情報更新が反映する時間が決まっているので、掲載終了にしてもすぐには反映しません。
不動産屋が作業するタイミングや、祝日などでも影響を受けます。情報の反映に2~3日かかる状況もあり得ます。
タイムラグが原因の「悪意のないおとり物件」もあるので、空室状況はこまめに問い合わせて確認する必要があります。
スーモのおとり物件を見分ける5つのコツ
スーモのおとり物件を見分ける5つのコツを紹介します。
②相場に対して安すぎないか見る
③好条件なのにずっと掲載されている
④物件名が掲載されているか見る
⑤不動産屋と大家さんの関係性にも注目
①サイトによって掲載内容が異なる
気になるお部屋がある人は、まず物件名でネット検索してみてください。スーモ以外の検索サイトにも情報が出てきたら、敷金礼金など賃貸条件を比較してみましょう。
他のサイトでは礼金が1ヶ月多い、掲載終了しているなどの状況なら、条件の良い広告はおとり物件の可能性があります。
②相場に対して安すぎないか見る
おとり物件は、とにかく条件が良いです。家賃の相場から1~2万円安いものや、極端に初期費用が安いときは怪しいです。
物件の家賃や初期費用は、周辺の相場を参考にして決められています。相場からかけ離れている場合は、おとり物件を疑ったほうが良いです。
本当に安い空室でも、事故物件や取り壊し予定の物件が、条件を伏せておとり物件に使われているケースもあります。
③好条件なのにずっと掲載されている
好条件の物件が、2~3週間掲載されているなら怪しいです。誰が見ても魅力的な物件は、2週間もあれば申し込みが入り、掲載終了します。
いつも掲載されている好条件の空室は、使い回しのおとり物件かもしれません。
④物件名が掲載されているか見る
物件情報には、物件名が書いてあるか確認しましょう。架空の物件情報や、特定されたくないおとり物件は、名前を伏せている傾向があります。
実際に見に行かれると不都合があったり、大家さんにバレたくなかったりと、名前を伏せる事情はさまざまです。
新築で物件名が決まっていないなど、例外もあるので確認は必須です。
⑤不動産屋と大家さんの関係性にも注目
物件情報の「取引態様」という項目で、不動産屋と大家さんの関係性を確認できます。
ちなみに、大家さんと不動産屋との関係には、以下の4つがあります。
代理:大家さんと関わりが深い代理人
仲介元付:大家さんから募集を直接依頼されている不動産屋
仲介客付(仲介先物):仲介元付から募集を依頼されている不動産屋
ほとんどのおとり物件は、大家さんと直接関わらない「客付」「仲介先物」です。
ただし、スーモでは仲介元付と仲介先物どちらも「仲介」と表示されるので、確認しないとわかりません。
条件の良すぎる物件が「仲介」のときは、複数の不動産屋に空室か問い合わせてみると良いです。おとり物件の場合は、複数社から「募集していない」と回答があるはずです。
不動産屋に問い合わせる際のポイント
気になる物件がおとり物件かどうか心配な人は、広告元とは別の不動産屋に問い合わせるのがおすすめです。
「空いている」と言われたら、現地で待ち合わせを提案して、内見予約しましょう。
もし架空のおとり物件なら、現地の待ち合わせを嫌がられ、店舗に来るよう促されます。
確認はメールなども使うと効率的
不動産屋に電話で確認するハードルが高い人は、メールやチャットを使うと効率的です。
以下のような文面で送っておけば返信が来ます。建物名と号室だけでなく、スーモなどの媒体名や物件コードも書くとスムーズです。
お世話になります。○○と申します。
スーモで見た【○○(建物名+号室+物件コード)】は、現在空室でしょうか?
○月○日の引越し希望で、空室なら借りたいと考えています。
もし他にもっと良い物件があれば、ぜひ紹介して頂きたいです。
よろしくお願いします。
○○(名前)
一般的には、電話で話すアポをとって、その後のお部屋探しスケジュールを決めていきます。返信の早さや文章の誠実さでも、不動産屋の信頼度を確かめられます。
返事が丁寧な不動産屋とは、一度話してみるのがおすすめです。
良い不動産屋なら、空室でも埋まるリスクを説明してくれたり、代わりの物件を提案してくれたり親身になってくれます。
おとり物件が少ないサイトも存在する
スーモなどの大手ポータルサイトは、さまざまな不動産屋が情報を登録しています。仕組み的に、おとり物件が多いのは仕方ない面もあります。
ポータルサイトの中には、物件の大家さんや管理会社が募集情報を掲載する、おとり物件が少ないサイトも存在します。
ただし、大家さんや管理会社に直接問い合わせるサイトだと、物件数が少ないのがネックです。
スーモのおとり物件対策
おとり物件の掲載はスーモも問題視しています。大手ポータルサイトを運営する4社は「ポータルサイト広告適正化部会」を設置して、おとり物件の撲滅に取り組んでいます。
2021年4月1日時点で、ポータルサイト広告適正化部会を構成する会社は以下の4社です。
部会構成会社 | 運営サイト |
---|---|
株式会社リクルート | suumo(スーモ) |
アットホーム株式会社 | at home(アットホーム) |
株式会社CHINTAI | CHINTAI(チンタイ) |
株式会社LIFULL | HOME'S(ホームズ) |
大手ポータルサイト4社は、不動産屋が違反広告を載せているのを見つけて指導します。直らない業者は、掲載停止対象サイトに1ヶ月以上、広告を出せなくなります。
掲載停止になるサイトはかなり多い
おとり物件などの違反業者は、ポータルサイト広告適正化部会を構成する会社に加えて、以下のサイトで掲載が停止されます。
・at home
・CHINTAI
・HOME'S
・スマイティ
・ヤフー不動産
・いい部屋ネット
・ハトマークサイト
・ラビーネット不動産
・健美家(主に売買)
・マイナビ賃貸(2019年12月サービス終了)
これだけのサイトで掲載停止になると、不動産屋としては大打撃です。
街の不動産屋のほとんどが、ポータルサイトでの集客をメインにしているからです。
情報の載せ方には細かいルールがある
スーモは、掲載する不動産屋に「1週間に1度」の情報更新を求めています。情報更新や削除忘れのおとり物件を防ぐためです。
他にも「業界一」「絶対」などの誇大広告の禁止や、初期費用に必要な項目を省略しないなど、広告の適正化を目指すルールがあります。
スーモ含め、サイトの運営側は対策を尽くしています。おとり物件が根絶できないのは、不動産屋側の問題が大きいです。
おとり物件は首都圏では減少傾向
ポータルサイト広告適正化部会が、掲載停止にできるサイトが増えたのは2017年の1月からです。取り組みが抑止力となり、首都圏ではおとり物件が減少傾向にあります。
参考に、調査結果の中から首都圏のおとり物件数を年度別にまとめました。年々減っていることがわかります。
2017 年度 |
2018 年度 |
2019 年度 |
2020 年度 |
|
---|---|---|---|---|
調査対象 | 912件 | 915件 | 868件 | 681件 |
おとり物件の数 | 597件 | 587件 | 414件 | 141件 |
おとり物件の割合 | 65.4% | 64.2% | 47.7% | 21.0% |
出典:https://www.sfkoutori.or.jp/portal_bukai/
0にならないのは、おとり物件に釣られたとわかっても、焦って他のお部屋を契約する人が一定数いるからです。
引越し時期が決まっていて、何度も不動産屋に行く時間がない人もいます。電話やメール、チャットを活用して、信頼できる不動産屋を早めに見付けましょう。
おとり物件はインターネットから通報できる
おとり物件を見つけたら、スーモなどのポータルサイトにある連絡フォームから通報できます。
消費者庁の景品表示法違反被疑情報提供フォームにも通報できるので、時間があれば通報しておきましょう。他の人が騙されないように、報告しておくイメージです。
ただし、通報しても自分のお部屋探しにはプラスにはなりません。大切なのは、おとり物件を使わない不動産屋を早めに見つけておくことです。
部屋探しならアエラスがおすすめ
アエラスがおすすめな3つのポイント
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!