新卒で実家から通えるのに一人暮らしはアリ?お金がもったいない?
「実家から通えるのに一人暮らしはあり?」
「新卒で一人暮らしはお金がもったいない?」
新卒の人は、4月からの新生活に合わせて一人暮らしを考えますよね。実家を出れば親に干渉されないし、自分の好きなことができるというメリットがあります。
しかし、実家から通えるのに一人暮らしするのは、家賃や光熱費などのお金がもったいない?その分、趣味や貯金にお金を回したほうが良いのでは?と考える人もいます。
そこで当記事では、新卒が実家から通えるのに一人暮らしするのはアリか、新卒が一人暮らしするメリット・デメリットを解説します。体験談もあるので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
新卒で実家から通えるのに一人暮らしはアリ?
実家から通えるのに一人暮らしをすると後悔しやすい
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新卒で実家から通えるのに一人暮らししている人の声を見ると「もったいないからやめとけ」「仕事に慣れないうちは危険」など後悔している人が多いです。
新卒の一人暮らしは、手取りが少ないので生活費が足りなくなりやすいです。趣味にお金を使いたい・貯金したい人にはおすすめしません。
また、仕事や人間関係でストレスを溜める可能性が高いです。一人暮らしだと両親や兄弟に相談しづらく、悩んでしまうケースがよくあります。
一人暮らしをして良かったという人もいる
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新卒で一人暮らししている人の中には「生活力が身についた」と満足している人もいます。親元を離れて自立したい気持ちが強いなら後悔しにくいです。
適度な距離感が生まれたことで、両親との仲が改善されたとの声もありました。両親のありがたみに気付ける点も一人暮らしの良さです。
新卒が実家から通えるのに一人暮らしする理由
- 新卒が一人暮らしするメリット
- 実家よりもさらに会社の近くに住める
- 恋人や友人を気軽に呼べる
- 自分のルールで生活できる
- 生活力が上がる
- 親のありがたみが分かる
- 家賃補助を受けられる可能性がある
実家よりもさらに会社近くに住める
実家から通えるといっても、会社まで1時間以上かかる人も少なくありません。一人暮らしなら、徒歩で通勤できるエリアにも住めます。
「満員電車が苦手」「自分の時間を多く取りたい」といった人なら、新卒でも会社の近くで一人暮らしするのはありです。
恋人や友人を気軽に呼べる
一人暮らしする大きなメリットとしては、恋人や友人を気軽に呼べる点も挙げられます。特に恋人は、自宅に呼びづらいと感じやすいです。
新卒の場合、学生時代の友人と遊ぶ機会が多いです。自分が一人暮らしをしていれば、いつでも部屋に集まれるので便利です。
自分のルールで生活できる
実家の近くであっても、一人暮らしであれば自分1人のルールで生活できます。食事や入浴、就寝時間を家族に合わせる必要がありません。
生活力が上がる
一人暮らしは、掃除・洗濯・料理などの家事はすべて自分でおこないます。慣れないうちは苦労しますが、自然と生活力が身に付きます。
また、公共料金の契約や行政手続きなど、実家にいては経験できないようなことに触れられます。
親のありがたみが分かる
一人暮らしを始めると、親のありがたみが分かります。仕事をしながら家事もこなすのは、想像しているよりハードです。
親元を離れたことで、両親に感謝の言葉を伝えられるようになった人も多いです。
家賃補助を受けられる可能性がある
新卒が自宅近くで一人暮らしを始めると、会社から家賃補助が出る可能性があります。金銭的な負担を減らせるので、一人暮らしのメリットがデメリットを上回りやすいです。
会社によって、家賃補助のルールはバラバラです。そもそも家賃補助を出していない会社も珍しくありません。
出る場合でも「実家が会社に近いと補助が出ない」「借りる部屋は会社から〇㎞以内」など、何らかの条件が付いているケースが多いです。勤務先の担当部署に確認を取っておきましょう。
新卒で実家から通えるのに一人暮らしするデメリット
- 給料が少ないうちはお金が貯まらない
- 家事で時間が奪われる
- 仕事を辞めて実家に戻るリスクがある
- ホームシックになりやすい
- 両親から大反対される可能性がある
給料が少ないうちはお金が貯まらない
新卒が実家から通えるのに一人暮らしする最大のデメリットは、金銭的な負担が大きい点です。
厚生労働省が公表する大学卒の初任給が手取りで「約17万円」なのに対し、総務省が公表する1ヶ月の生活費平均は家賃抜きで「約14万円」です。
家賃5万円の部屋に住んだと仮定すると、毎月2万円の赤字です。食費や遊ぶ頻度を減らして節約できる人でないなら、実家から通勤したほうがいいです。
- ▼初任給と生活費データの参考元▼
家事で時間が奪われる
掃除や洗濯を自分でやる必要があるので、自分の時間は奪われます。
NHK放送文化研究所の「国民生活時間調査」によると、1日で家事に使う時間は独身の女性30・40代で96分、男性で49分でした。
新卒は、仕事で疲れて家事をする余裕がない日も多いです。実家から通いつつ家事を体験してみて、無理なくできそうな場合のみ一人暮らしするのがおすすめです。
仕事を辞めて実家に戻るリスクがある
新卒は職場環境や人間関係で悩んで仕事を辞めてしまうリスクがあります。
厚生労働省が公表した「令和2年度 新規学卒就職者の離職状況」によると、大学卒が1年以内で離職する割合は10.6%、3年以内だと31.2%もあります。
次の職場が決まらずに退職すると、一人暮らしは続けられない可能性が高いです。仕事に慣れないうちは、実家暮らしの方が安全です。
ホームシックになりやすい
親元を離れての一人暮らしは、ホームシックを引き起こしやすいです。仕事で疲れた日に、誰もいない部屋に帰ってくると寂しくなってしまう人が多いです。
普段から家族との会話が多いなら、実家から通ったほうがストレスを溜めません。
両親から大反対される可能性がある
新卒の場合、両親から「実家から通えるならやめとけ!」と一人暮らしを反対される可能性が高いです。反対理由は防犯面やお金の心配、単純に寂しいなどです。
反対を押し切ってでも一人暮らししてみたいなら、セキュリティのいい物件を選ぶとアピールしたり、週に1度は実家に帰るなどの条件を示すといいです。
新卒で実家から通えるのに一人暮らししても後悔しない人の特徴
新卒で実家から通えるのに一人暮らししても良い人
向いている人
- 親とケンカばかりで早く家を出たい
- 親から仕送りがもらえる
- 普段から掃除洗濯を自分でやっている
- 友人や恋人を自宅に好きに呼びたい
- 一人暮らしを始めると会社から家賃補助が出る
両親と仲が悪い人や、過保護なのが嫌で実家をすぐに離れたい人なら、一人暮らししても後悔しにくいです。
普段から洗濯や掃除を自分でやる方針の人も向いています。自由な時間が増える分、実家暮らしよりストレスが減る可能性があります。
新卒で実家暮らしのままのほうが良い人
向いていない人
- 貯金がほとんどない
- 奨学金の返済が控えている
- 仕事でストレスを溜めないか心配
- 実家では家事をすべてやってもらっていた
- 実家から1時間以内で通勤できる
給料が少ない、奨学金の返済を控えているなど、お金の不安がある人は一人暮らししないほうがいいです。
入社直後は、環境の変化でストレスが溜まりやすい時期です。1年ほど実家から通ってみて、仕事に慣れてから実家を出ても遅くないです。
新卒で実家から通えるのに一人暮らしする際の部屋探しのコツ
- 家賃は手取りの4分の1以下に抑える
- 初期費用として30万円は用意する
- 実家から近すぎるエリアは避ける
家賃は手取りの4分の1以下に抑える
月の手取り額 | 家賃の目安 |
---|---|
14万円 | 3.5万円 |
15万円 | 3.7万円 |
16万円 | 4.0万円 |
17万円 | 4.2万円 |
18万円 | 4.5万円 |
19万円 | 4.7万円 |
20万円 | 5.0万円 |
21万円 | 5.2万円 |
一般的な家賃目安は手取りの3分の1ですが、新卒は収入が少ないので「月の手取り4分の1」以下まで家賃を抑えておくのがおすすめです。
手取りとは、税金や社会保険料を差し引いて手元に残る金額のことです。手取りを基準に家賃を考えておくと、毎月の生活費に余裕が作れます。
社会人2年目からは住民税が発生して、1年目より手取りが少なくなる可能性があります。無理のない範囲で予算は削っておきましょう。
安くてもいい部屋が見つかりやすい条件
- 間取りはワンルームか1K
- アパートタイプの物件
- 駅徒歩15分まで
- 築年数は指定なし
- 3点ユニットバス
安くてもいい部屋が見つかりやすい条件をまとめました。新卒が実家近くで一人暮らしを始めるなら、ワンルームか1Kで十分です。不要なものは実家に預けましょう。
築年数は指定しないほうがいいです。リノベーション済みの物件なら、古くても室内がキレイな場合があるためです。
家賃を抑えるなら、独立洗面台や広めのキッチンといった生活を豊かにする条件は外しましょう。
初期費用として30万円は用意する
金額 | 家賃5万円の場合 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃1ヶ月分 | 5万円 |
礼金 | 家賃1ヶ月分 | 5万円 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 | 5.5万円 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 5万円 |
日割り家賃 | 入居日による | 1日ごとに0.16万円 |
保証会社利用料 | 家賃0.5月分 | 2.5万円 |
火災保険料 | 1.5~2万円 | 1.5~2万円 |
鍵交換費用 | 1.5~2万円 | 1.5~2万円 |
一人暮らしを始めるなら、初期費用として30万円は用意してください。家賃5万円のお部屋に住む場合、初期費用として25万円ほどかかります。
最低限の家具・家電を買い揃えると、リサイクルショップ中心でも5万円程度は必要です。
予算が足りない場合は、両親から借りられるかお願いしてみましょう。無理な場合は、1年ほど実家で貯金したほうがいいです。
実家から近すぎるエリアは避ける
自立した生活を送りたい人は、実家から近すぎるエリアは避けたほうがいいです。両親に頼りやすい環境下では、一人暮らしの意味が薄れます。
最低でも、実家から徒歩や自転車では行けないエリアを選びましょう。
実家から通えるのに一人暮らししたい新卒のよくある質問
新卒で実家暮らしの人はどれくらいいる?
新卒で実家暮らしの人は、それほど多くありません。田舎だと仕事がないという理由で、都心部に出る若者が多いからです。
新卒で実家暮らしなら家にお金を入れるべき?
実家暮らしであっても、家にお金は入れたほうが良いです。
食費・光熱費分として5万円前後が目安です。一人暮らしよりも負担額は少ないので、残った分を趣味や貯金に回せます。
新卒で一人暮らしはやめとけって本当?
収入が低すぎる、一人暮らしする意味を見出せない人はやめておいたほうが良いです。逆に、平均的な収入があったり自立を目的としているのであれば、一人暮らしはアリです。
新卒で一人暮らししている人は多い?
新卒で一人暮らししている人は多いです。
東京・名古屋・大阪など、仕事の種類が多い都会に出たいと考えるからです。また、大企業の場合は視点が多いので配属先都合で一人暮らしせざるを得ない人もいます。
新卒が実家近くで一人暮らしすると住宅手当は出ない?
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