友達3人でルームシェアする時におすすめの間取りや決めておくべきルールとは?
友達3人とルームシェアを始める前に読んでおきたいポイントをまとめました。
おすすめの間取りや、入居審査、事前に決めておくべきルールについても解説しています。
ルームシェアをするメリットやデメリットも体験談と合わせて紹介しているので、是非参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
友達3人でルームシェアするなら3部屋以上ある間取りがおすすめ
友達3人でルームシェアする時は「3DK」や「3LDK」など、3部屋以上ある間取りがおすすめです。
それぞれのお部屋があるのでストレスが溜まりにくく、ルームシェアがうまくいきやすいです。
3部屋以下の間取りの場合、プライベートな空間が少なく非常にストレスが貯まります。人数に対して広さが不十分なので、収納場所の確保も苦労します。
間取りを決める時は、家賃や生活のしやすさなどを3人で十分に話し合って決めましょう。以下でそれぞれの間取りについて詳しく説明します。
3DK
3DKとは、ダイニングキッチン+お部屋が3つの間取りを指します。ダイニングキッチンは6~10畳の広さです。
・築年数は気にならない
・和室でも気にならない
・自炊をあまりしない
・3人の生活リズムがバラバラ
3DKは1980年頃に流行った間取りです。築年数が古いので、家賃が安く設定されています。
東京都内の3DKの平均家賃は約9万円と言われています。似たような間取りの「3LDK」の平均家賃は約15万円で、約6万円も3DKの方が安いです。
毎月の生活費が抑えられるので、節約目的でルームシェアをするのであれば非常におすすめです。
お部屋によってはリフォームされていて、設備や内装がキレイになっている物件もあります。築年数にこだわらずにお部屋探しすると良いです。
ただし、ダイニングキッチン部分はやや狭いです。3人で集まるスペースがほしい場合は、内見の際に置きたい家具を考慮して十分な広さがあるかしっかり確認しましょう。
3LDK
3LDKとは、リビングダイニングキッチン+お部屋が3つの間取りを指します。リビングダイニングキッチンは10畳以上の広さです。
・築浅の物件に住みたい
・設備は新しい方が良い
・収納スペースがたっぷりほしい
・金銭的に余裕がある
3LDKは3DKよりもキッチンスペースが広いです。ダイニングテーブルの他にソファーや大型テレビを置いても余裕があるので、3人で集まるスペースがほしい人たちにおすすめです。
3LDKは2000年以降に建てられた物件が多いです。築年数も比較的浅いので、外観や内装のキレイさを重視する人たちにも向いています。
ただし、3DKに比べて家賃が高いです。3人それぞれが金銭的に余裕がないと厳しいです。
戸建て
マンションではなく、戸建ての賃貸でルームシェアをする方法もあります。
・駐車場や庭がほしい
・収納スペースが大量に必要
戸建ては自分たちしか住んでいません。マンションほど近隣住民に気を使う必要がないので、3人で気兼ねなくワイワイ生活したい人たちにおすすめです。
駐車場付き物件も多いので、車を持っている人は駐車場代がかからないというメリットもあります。庭があればバーベキューやガーデニングも楽しめます。
3部屋以上ある戸建てなら、余ったお部屋を収納スペースとしても使えます。荷物が多い人たちでも、収納場所に困ることがありません。
ただし、物件数が少ないです。希望条件に合うのを探すのに苦労する可能性が高いです。
ルームシェアは入居審査に落ちやすい
ルームシェアは入居審査に落ちやすいです。
夫婦や結婚予定の同棲カップルと比べると、ルームシェアは些細なトラブルで解消しやすく、大家さんとしては家賃滞納や空室のリスクが高まるからです。
また、騒音トラブルが発生しやすくなり、他の入居者からのクレームを避けたいという理由でお断りしている大家さんもいます。
入居審査を通しやすくするコツ
ルームシェアの入居審査を通しやすくするコツを2つ紹介します。
・家賃が安い物件にする
入居者全員が契約者になる
入居者全員が契約者になる「共同名義(連名契約)」で審査をしてもらう方法です。
共同名義は、ルームシェアする人それぞれが書類と連帯保証人を立てて契約します。全員が契約者となるので、全員に家賃全額の支払い義務が発生します。
大家さんの立場から考えると、家賃滞納のリスクが下げられるのでOKが出しやすくなるというわけです。
家賃が安い物件にする
収入に対して家賃が安いほど審査は通りやすくなります。共同名義で契約できない場合や、収入に不安がある場合はできるだけ家賃が安い物件を選びましょう。
ルームシェアのメリット・デメリット
友達同士のルームシェアは、メリットもあればデメリットもあります。どちらもしっかりしてルームシェアするかどうかを決めましょう。
友達3人でルームシェアをしたことがある人の体験談も合わせて紹介するので、是非参考にしてください。
メリット
友達3人でルームシェアをする主なメリットは7つです。
・さみしくない
・困った時に助け合える
・家事が分担できる
・良い条件のお部屋に住める
・家具家電が良いものが揃えられる
・防犯面で安心できる
生活費が節約できる
家賃や水道光熱費などの生活費を3人で折半できるので、一人暮らしよりも節約しやすいです。
例えば都内でワンルームを借りる場合、6~7万円は必要です。3DKは9~10万円で借りられるので、1人あたりの負担は約3万円前後で済みます。
リビングなどの共用スペースにいることが多ければ、エアコンや照明などの電気代の節約にもつながります。

さみしくない
ルームシェアは一人暮らしとは違い、さみしさとは無縁の生活が送れます。3人の共同生活なので、誰か1人の帰りが遅くても一人ぼっちになる可能性が低いです。
仕事の愚痴や恋愛の悩みなど、誰かに話しを聞いてほしいと思った時に、家に帰れば話を聞いてくれる友達がいるのは精神的な支えになります。
初めて実家から出ることに不安を感じている人や、地方から上京を考えている人は友達同士のルームシェアから始めてみるのもおすすめです。

困った時に助け合える
一人暮らしは近くに頼れる人が居ないと苦労することも多いですが、ルームシェアをしていれば困った時に助け合えます。
例えば、風邪を引いた時に買い物を頼んだり、不在時に宅配便の荷物を受け取ってもらったりなど友達なら頼みやすいです。

家事が分担できる
ルームシェアの場合、家事を分担して生活するのが一般的です。分担することで回数や負担が減らせるので、一人暮らしよりもラクになるかもしれません。
料理が好きな人は食事担当、キレイ好きな人は掃除担当のように分担すれば、得意分野と不得意分野でフォローしあうこともできます。

良い条件のお部屋に住める
一人暮らしと同じくらいの家賃で良い条件のお部屋に住むこともできます。
3DK以上の間取りは家族で住むことが前提のため、広いキッチンやお風呂、独立洗面台などが備わっていることが多いからです。
一人暮らし向けの物件には少ない、ダイニングキッチンやリビングがあるので、寝るお部屋と食事する場所を分けることもできます。

家具家電が良いものが揃えられる
大きなテレビや、乾燥機能付きのドラム式洗濯機など、一人暮らしではなかなか買えないような家具も揃えられます。
共同で使うので、1人あたりの負担も少なくて済みます。

防犯面で安心できる
一人暮らしは空き巣などに狙われる可能性が高いです。ルームシェアの場合、自分が留守の場合でも友達が在宅していれば、家に誰も居ない時間を短くできるので狙われにくくなります。
万が一鍵をかけ忘れてしまっても、家にいる友だちに連絡すれば閉めておいてもらえるといったメリットもあります。
また、女性の一人暮らしはストーカー被害も心配です。ルームシェアをしていれば誰かと一緒に帰宅することで、危険な犯罪から身を守ることもできます。

デメリット
一方、ルームシェアの主なデメリットは以下の5つです。
・価値観の違いで喧嘩が起きやすい
・プライベートの時間が減る
・トイレが好きなタイミングで使えない
・友達や恋人を家に呼びにくくなる
金銭トラブルが起こりやすい
「家賃を支払ってくれない」「借りたお金を返してくれない」など、一般的な友達付き合いよりも金銭トラブルが起きやすいです。
ルームシェアを始める前に、トラブルが起きないようにルールはしっかり決めておきましょう。
事前に決めておくべきルールに関しては後ほど解説します。
また、ルームシェアをするのであればある程度付き合いが長く、安定した職業に就いている友達がおすすめです。
知り合ったばかりでお互いのことをよく知らないままにルームシェアを始めてしまうと、トラブルが起こりやすくなってしまいます。
離職が多い友達の場合、突然家賃を支払ってくれなくなるというリスクもあります。

価値観の違いで喧嘩が起きやすい
友達としては楽しかったけど、生活するとなると価値観の違いが多く喧嘩が増えてしまったというのはルームシェアではよくある話です。
寝る時間や、電気や水の使い方、節約の考え方などは一緒に生活してみないとわかりません。
喧嘩が増えると、最悪の場合は友達としての関係性が終わってしまうことも考えられるので、ルームシェアする友達は慎重に選びましょう。

プライベートの時間が減る
誰にも会いたくない気分の時でも、ルームシェアをしている以上完全なプライベートの時間はありません。個人のお部屋がない場合は、特にストレスが貯まります。

トイレが好きなタイミングで使えない
トイレやお風呂は誰かが使っていると使えません。自分の好きなタイミングで使えないのは、思った以上にストレスを感じます。

友達や恋人を家に呼びにくくなる
ルームシェアをしている以上自分だけの家ではないので、他の友達や恋人を許可なく家に呼ぶことはできません。
勝手に呼んでしまうと、ストレスやトラブルの原因になります。誰かを家に呼びたい時は、前もって相談して許可を得るようにしましょう。

友達3人のルームシェアで決めておくべきこと
ルームシェアのトラブルはあらかじめルールを決めておいて、全員が守れば未然に防げるものが多いです。
以下で最低限決めておくべきルールを9つ紹介します。
・お金の貸し借りのルール
・他人のお部屋に無断で入らない
・共有部分の使い方に関するルール
・掃除分担のルール
・節電や節水の範囲
・友達や恋人を呼ぶ時のルール
・ルームシェアを解消する時のルール
・冷蔵庫の食べ物には名前を書く
生活費の負担額
家賃、水道光熱費、洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品代など、生活費の負担額についてしっかり決めておきましょう。
家賃や水道光熱費は3等分にして、毎月支払うという方法を取っている人が多いです。
消耗品は、先に何を共有物とするかを決めましょう。その後、負担額や管理方法を話し合って決めるのがおすすめです。
お金の貸し借りのルール
基本的にトラブル防止のために、お金の貸し借りは金額や状況に関係なくしないようにするのがおすすめです。
貸し借りをOKにする場合でも、1000円などの少額に留めて、◯日後までに必ず返すなどの期限を決めるようにしましょう。
友達同士だとお金のことを面と向かって話し合うのは難しく感じるかもしれません。
ただ、ルームシェアにおいて金銭トラブルが1番厄介です。楽しいルームシェア生活にするためにも、腹を割ってしっかりと話し合いしましょう。
他人のお部屋に無断で入らない
他人のお部屋には無断で入らないというルールはマストで決めておきましょう。私物を勝手に使われたり、見られたくないものを見られたりというトラブルを防げます。
大家さんの許可がおりれば、各自のお部屋に鍵をつけるのもおすすめです。
また、個人のお部屋の使い方はそれぞれ差があります。共有部分のルールを守っていれば、個人のお部屋については過度な干渉はしないようにするとうまくいきやすいです。
共有部分の使い方に関するルール
お風呂やトイレの共有部分の使い方に関しても、ざっくりでいいのでルールを決めておきましょう。例えば「お風呂を使ったらお湯は必ず抜く。排水溝の髪の毛は取る」などです。
あまりキツすぎるルールを設ける必要はありませんが、無法地帯になると掃除が大変になってしまいます。
自分たちがどの程度のキレイさをキープしたいかによって、ルールは変わってきます。しっかり話し合って決めましょう。
掃除分担のルール
掃除やゴミ捨ての分担もルールとして決めておきましょう。
「汚れているのに気付いた人がやる」というような曖昧なルールはおすすめできません。「誰か他の人がやってくれるだろう」と掃除しない人が出て、不満が溜まることがあるからです。
1週間ごとに交代でやる、燃えるゴミと燃えないゴミは交代で捨てるなど、なるべく平等に分担しましょう。
当番の人が忘れないように、管理表を作って共有スペースに貼っておくのもおすすめです。
節電や節水の範囲
節電や節水意識にあまりにも差があるとトラブルに発展します。
特に、水道光熱費を折半していると「◯◯さんがもっと節電してくれればこんなに払わなくて済むのに」という不満にも繋がります。
例えば「誰もいないお部屋の電気は必ず消す」「電子レンジは使い終わったらコンセントを抜く」など、ざっくりとしたルールは決めておくとトラブルになりにくいです。
ルームシェアするメンバー全員が節電や節水の必要はないと判断すれば、ルールを決める必要はありません。
友達や恋人を呼ぶ時のルール
友達や恋人を家に呼ぶ時のルールを決めておきましょう。
そもそも呼ぶことをNGにするのか、呼ぶ場合は何日前に共有するのかなどを決めると良いです。
ルームシェアを解消する時ルール
「ルームシェアを解消する時は2ヶ月以上前に報告する」「2年間は絶対に解消しない」など、解消に関するルールは必ず決めておきましょう。
解消することになった場合、それぞれ他のお部屋を探したり、引越し業者を手配したりなど手間やお金がかかります。
また、退去時にかかる退去費用や、共同で購入した家具や家電をどうするかについても話し合っておくとスムーズです。
冷蔵庫の食べ物には名前を書く
冷蔵庫の食べ物には名前を書いて、勝手に食べたり使ったりしないようにしましょう。
冷蔵庫の近くに、油性ペンや付箋を用意しておくと管理しやすいです。
また、共有で使う食材と個人の食材で冷蔵庫の中で収納場所を決めるのもおすすめです。
ルームシェアとシェアハウスの違い
そもそもルームシェアとは、友達や同僚と一緒にお部屋を借りて住むことを言います。一般的な賃貸物件を借りるので、2~3人でおこなうことが多いです。
お互いの信頼関係の上に成り立つものなので、自分たちでしっかりルールを決めて守る必要があります。
一方のシェアハウスは、管理会社がいて1つの建物を共有して生活します。
物件に関するルールは管理会社によって決められていることがほとんどです。
ルームシェアと違い、人数も数人~数十人と規模によって様々です。全く知らない人との共同生活で、人の入れ替わりも激しいです。
どちらも一人暮らしより生活費が抑えられるのが特徴ですが、知らない人との生活に抵抗があるならルームシェアの方がおすすめです。
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