オートロックとは?本当に安全?オートロックの危険性やほかの防犯設備について紹介!
一人暮らしが初めてで怖いからオートロック付きのマンションにした!
引越しで物件を探している時に、オートロックは防犯性が高いって言われてココにした!
っていう話をよく聞くんですけど、オートロックは防犯対策としてはほとんど無意味なんですよ…。
オートロックとは?本当に安全なの?っていう素朴な疑問を、今回解消していきますね~。
オートロック付き物件に住むメリットはもちろん、オートロックでもなぜ侵入されるのか、どんな危険性があるのか、マンションを内見するときのポイントとかたくさん紹介します!
オートロックに対する正しい知識を身につけて、犯罪にあわないようにしましょう!
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
そもそもオートロックとは?
オートロックというのは、マンションなど、建物のエントランス(共用玄関)にあるドアに自動で鍵がかかる仕組みのことです。
オート(自動)でロック(施錠)、まさにオートロックです!
外からエントランスの中に入るには、鍵や暗証番号を使って解錠するか、入居者に内側からロックを解除してもらわなくてはいけません。
マンションの入居者が外へ出るときは、内側から自動ドアあるいはボタンを押して外に出ます。扉が閉じると自動で施錠されます。
不要な侵入者を建物内に入れないために造られた設備なので、オートロック付き物件は防犯性が高い!って言われますけど、ぶっちゃけるとあればマシくらいの設備なんですよね…。
物件によっては付いていてもあんまり意味がないお飾り状態のオートロックも存在するんです。
オートロックの種類を確認
ひとえにオートロックと言っても、実はいろんな種類があるんです。
一般的な3つの種類を紹介しますね~。
ちなみに、テレビとかで見かける指紋認証は、超高級マンションじゃないとついてないので今回は省きます。
集合キータイプ
集合キータイプのオートロックは、部屋の鍵と同じ鍵を使って、エントランスを解錠します。
オートロックの中で一番多い種類ですね。
ただ、このタイプは抜け穴が多いので要注意です。鍵のパターンが一致すれば開いちゃいます。
暗証番号タイプ
0~9までの暗証番号を入力して解錠するタイプのオートロックです。
入居時に好きな番号に設定できるなら良いんですけど、全住民が同じ番号を使いまわすタイプだと、防犯性が低いです…。
前入居人がストーカーの被害者だとしたら、同じ番号で入ってこられちゃうんですよ!?怖っ…。
カードキータイプ
カードキータイプのオートロックは、鍵を複製したり、でたらめな番号を入れてみても解錠できないので、防犯性は高いです。
ただ、キャッシュカードとか、ほかの磁気カードと一緒に保管すると壊れやすいのが難点です。
オートロックのメリットって?
先に、一般的に言われているオートロックのメリットを紹介しちゃいます。
オートロックの良い点は全部で3つ!
不審者を入らせない
オートロックがあることで、住居エリア(共用廊下含む)には知らない人が入ってこれず、安全性が高くなります。
女性の場合は、ストーカー被害など被害防止に効果的です。
押し売りや訪問営業・宗教の勧誘が来ない
住居エリアには入ってこれないため、営業や勧誘はすべてインターフォン越しになります。
そういうのが嫌だ…という方は、カメラ付きインターフォン物件がおすすめ。
ピンポンがなってカメラを確認して、知らない人だったらそのまま無視すれば良いので非常に便利です。
安心感がある
セキュリティが高い気がするため、精神的にも安心できます。
心の安寧を保つという意味でも、オートロックは非常に有効ですね。
オートロックでも侵入されてしまう!?
セキュリティを高めてくれるオートロックですが、100%不審者が侵入できないわけではないんです…。
例えば、暗証番号式の場合、誰かが押しているところを見てしまえば、簡単に誰でも開けられてしまう可能性は十分考えられます。
他にも、帰宅する人・来客者・宅配便の人とかが入るタイミングで一緒に中に入っちゃう…なんてことも!
過去にはオートロックをチラシ紙で解錠 窃盗容疑で2人組が逮捕されるという事件も実際にありました。
これは、ドアの内側にあるセンサーの誤作動を利用したものです。
警察の調べによるとこの2人だけで余罪が40件以上もあるそうです…。
オートロックの危険性
防犯性が高いと言われるオートロックの危険性を、もうちょっと詳しく解説しますね。
住んでる人のすぐあとにはいるだけでオートロックは無効になる危険性
単純に住んでる人の後ろについて行って、「自分もここに住んでるんですよ~」的な感じで入ることは簡単にできます。
集合ポストがちょっと隠れた場所にあるマンションだと、そこに潜んでいて、誰かがドアを開けた瞬間に一緒に入るなんてことも。
オートロックは誰でも簡単に侵入できます…。
心理面での危険性
オートロックだから安全だ、と思い込んで自分の部屋の鍵をかけない人が意外と多いそうです。
だからこそ、空き巣に狙われてしまうわけですね…。
セキュリティ対策としてのオートロックなのに、逆に狙われやすくなってしまっては意味がありません。
環境面での危険性
セキュリティをウリにしている物件は、物件を囲む塀が高いことがあります。
確かに塀が高くてオートロックだとなかなか不審者は入り込めないように思えますが、実際はそうではありません。
塀が高くて中が見えないということは、いったん塀の内側に入ってしまえば、近隣の目を気にすることなく犯罪行為が行われるということです。
裏口が開いてる危険性
笑っちゃうような話なのですが、オートロック物件でも裏口から簡単に入れるようなところもあります。
なにを隠そう、ぼくが今住んでいるところがまさにそうなんです…。
裏側に簡単にカンヌキがハズせる扉があるので、そこから入ろうと思えば簡単に入れちゃいます。
住居用の鍵が開けられる危険性
あまり知られていませんが、住居に使われている鍵はほとんどのものがピッキング(解錠)されてしまいます。
鍵の種類によって、ピッキングにかかる時間がどれくらい違うかくらいの差でしかありません。
1番、ピッキングに時間がかかるのがディンプルキーと呼ばれるタイプの鍵です。
見た目は、鍵の部分に丸い穴がぽこぽこ空いているのですぐにわかるはず。
1番マズいのはディスクシリンダーキーで、これは慣れた人だと1分かからずに開けることができてしまうそうです。(ディンプルキーは10分以上かかる)
女性の一人暮らしでしたら、鍵の交換費用がかかったとしてもディンプルキーにしたほうがいいと思います。(ただし大家さんに交渉しましょう)
あと、ドアに鍵が2つついてるところも増えてきました。
僕の住んでるところもそうなのですが、なるべくなら2つついている物件を選びましょう。
オートロック付きマンションを内見するときのポイント
セキュリティ重視で部屋を探しているなら、内装や間取りだけでなくオートロックの種類や、マンションの外部のチェックをしましょう!
ここでは、オートロック付きマンションを内見するときのポイントを紹介します。
オートロックの構造をチェックしよう!
ドアに隙間はないか?暗証番号式の場合、個人で番号を設定できるのか?など、セキュリティが高いオートロックなのかをチェックしましょう。
もしドアに隙間があった場合、チラシとか紙を挟めば誤反応で開いてしまうんです。
あと、防犯カメラがついてるか、防犯カメラに死角がないかも合わせてチェックすると、よりセキュリティの高い物件に住むことができます。
塀の高さをチェックしよう!
マンションのまわりにある、塀や柵の高さをチェックしてみましょう。
腰くらいの高さだったら、カンタンに飛び越えられてしまいます。カンタンに飛び越えられる高さではなんの意味もないですからね…。
とはいえ、高けりゃいいってモンでもありませんが…。
裏口は開いてない?
裏口の扉が開けっ放しで入りたい放題!ってなってたら、いくらオートロックがついていても意味がなくなってしまいます。
あとは住民の質ですよね…。開けたらちゃんと閉める!という防犯意識の高い住民が多そうなところに入居しましょう。
マーキングサインがないか?
ドアの周りやポストの周りなどに「9-18R」「M8-20」など得体の知れない落書きがされてることがあります。
これはマーキングといって、営業マンや空き巣などが書いているもの。
これで一人暮らしがバレたり、在宅時間が一目瞭然になったりとかなり危険なシロモノです。
オートロックが付いている付いていない以前に、空き巣に狙われやすい物件という可能性も…!?入居前に見つけたら、その物件は考えなおしたほうがいいかもしれません。
今住んでいるところで、見つけたら必ず消すようにしましょう。
※油性ペンはみかんの皮でこするか、除光液で拭くと消えますよ!
オートロック以外の防犯設備がある物件!
オートロックは意外と防犯性が低いことがわかりましたね…。
オートロックじゃなくても、防犯性の高い物件はあります。本当に防犯性の高いところに住みたいなら、以下に当てはまる物件を探してみてはいかがでしょうか!
防犯カメラ付き物件にする
防犯カメラがついているだけで、安心感が違います。オートロックよりも良いです。
不審者の侵入を減らすだけでなく、ゴミの不法投棄・自転車や郵便物の盗難防止にも役立ちます。
万が一、トラブルが起きても防犯カメラから証拠を提出できるってとこも、安心できますよね。トラブルにはあいたくないですけど。
セキュリティ会社加入済み物件にする
セキュリティ会社といえば、セコムとかアルソックが有名ですよね。
セキュリティ会社に加入済みの物件だったら、不審者の侵入など異常があったら、すぐにガードマンがかけつけてくれるので安心です。
管理人が常駐している物件にする
マンションのエントランスに管理人がいると、不審者が侵入する確率がぐっと減ります。
防犯カメラも良いですが、やっぱり人の目が1番効果的ですよね。
一人暮らしなら自分でできる防犯対策もしておこう!
オートロック付き物件に住んだとしても、防犯を過信してはいけません!
とくに一人暮らしの女性は、自分でできる防犯対策もなるべくしておいたほうが良いですよ!
何かあってからだと遅いので、初期投資はしておくべきです。
手軽に入手できるものだとSECOMやアルソックなどの防犯会社のステッカーですね。
ドアとか目立つところに貼っておくだけでも、結構怪しい人ってひるみますよ。
あとは、センサーライト!近づいていきなり灯りが付くと、ビクッ!ってしちゃうんです…。
そんなもので嘘だろ!?って思うんですけど、意外に効果ありますよ。
ほかにも世間一般的に言われている、表札に名前を書かない、遮光カーテンにして部屋の中が見えないようにする、テレビやラジオをつけっぱなしにするのも効果的です。
いや~。おばあちゃんの知恵ってやつも、あなどれないですよね。
女性なら、あえて男性の下着も混ぜて洗濯物を干すっていうのも良いです。彼氏がいるって思われるので、狙われにくいです。
おまけ:一般的な鍵の種類
散々ディンプルキーやら、ディスクシンダーキーと説明しましたが、そもそもどんな鍵なのかわからない人のために、代表的な鍵を紹介します。
ディスクシリンダーキー
出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/reple/
一般的な戸建てやマンションで1番多く使われている定番のギザギザしている鍵です。
費用が安く取り付けやすいですが、防犯面に不安があります。
5分もあればピッキングされてしまうというから驚きです。防犯面の低さから製造を中止しているメーカーもあります。
ディンプルキー
出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/reple/
丸いくぼみがついた鍵です。ピッキングに強く、ディンプルキーのメーカー中には一度もピッキングで不正に開けられたことがないところもあるらしいです。
新築の物件はディンプルキーを採用していることも多く、急速に普及が進んでいます。
カードキー
出典:https://yamamotochisyo.co.jp/chintai/734
Suicaみたいに機械にカードをかざすタイプの鍵です。
そもそも鍵穴がないので、ピッキングされる心配がないのがいいですね。
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