間取りの失敗は精神を蝕むことにも。ある意味怖い間取りとは…
「自殺者が多いマンション」や「犯罪が多いアパート」などを聞いたりしたことはありませんか?
そういったマンションは都市伝説ではなく実際にあるんです…。
なにが原因でそういうことが多いのかというと、実は部屋の間取りに問題があることが多いのです。
賃貸に住む方も、新築を建てる方も間取りで失敗しないためにぜひご一読ください!
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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間取りで失敗すると精神を蝕むことも!気を付けるポイントとは
天井が低い
家賃のわりにお部屋が広くても、天井が低い物件を借りると後悔します。
毎日暮らしている部屋の天井が低いとかなりの圧迫感から知らず知らずのうちにストレスをため込んでしまうことも。建築基準法では最低2m10㎝あれば問題ありませんが、それ以下だとかなり低いです。
最近作られた建物はたいてい2m40㎝ほどあるので、この高さがあれば大丈夫ですが、築年数が古いのマンションやアパートだとそれ以下のこともあります。天井高が2m25㎝ほどの物件も意外とあったりします。
賃貸で借りようとする際は、かならず天井高を図れるメジャーを持参してください!
収納が異様に少ない
一人暮らし用の間取りに多いのですが、収納がほとんどない部屋もあります。
収納がないと部屋にものがあふれかえってしまい、いつの間にかごみ屋敷になりやすいです。
部屋が不衛生で汚い状態で過ごしていると、ライフスタイルもいい加減になってしまい仕事に影響が出てくる場合もあります。
物件を探しているときや、新築でも図面で見てるときは「部屋が広いから収納少なくてもいっかー」なんて思いがちです。
でも実際に家具や家電なんかを置いてみるとそれだけで結構狭くなってしまいます。
初めての一人暮らしで物件探し!という方は特に陥りやすい罠なので注意してください!
ワンルームで部屋と玄関が一体化している
ワンルームでよくある構造なのですが、部屋にいながらにして玄関が見えている…そんな間取りはよくありません。
なにがダメかというと全然落ち着かないからです。
くつろいでいても常に玄関ドアが見えてると気になってしまいます。
宅配の人が来たときも、自分の生活してる部屋が丸見えになってしまうので少し嫌です。
さらに玄関ドアというのは防音があまり考慮されていないので、ドアの隙間から音が漏れることもあります。
廊下を歩く人の足音、しゃべり声、通りの車の音などです。
それらが聞こえてくるということは、あなたの生活音も漏れている可能性があります。
恋人を連れてきてなんやかんやしてる音が外に漏れてたら嫌ですよね。
最低限部屋と玄関はドア一枚挟むような間取りを選びましょう。
日当たりが非常に悪い
窓を開けてもすぐに隣の建物が見えて日差しがまったく入らない…そんな間取りも都内では珍しくありません。
日当たりが悪いとジメジメしやすいですし、なにより気分もどんよりすることもあります。
日差しが当たらない生活をしていると、体内リズムが乱れ不眠症になる可能性もあり、意外と重要な要素です。
以前に夜勤をしていたときは、逆にわざと遮光カーテンで日差しを遮って生活リズムを夜型にコントロールしていました。
それはそれでうまくいってたので、夜勤が多いひとはあまり気にしなくてもいいのかもしれません。
線路や道路が近すぎる
賃貸物件を借りるときに、大きな道路が近いけど思ったより静かだから大丈夫かなーなんて思うことがあります。
ですがそこで即決は絶対にダメです!!
物件を見てた時が偶然静かなタイミングだったってことも大いにありえます。
大きな道路沿いや線路沿いの物件の場合は窓が2重サッシになっているかが大きなポイントです。
借りている物件は軽量鉄骨ですが、2重サッシで壁もそれなりに厚いため、近くに国道がありますが騒音で悩んだことはありません。
新築で作る場合は、お風呂場を道路の面に接するように作ると、お風呂場の音が通行人に丸聞こえになってしまうこともあります。
賃貸も新築もなるべくなら大きな道路のすぐ近くは避けるか、防音がしっかりした物件を選ぶようにしましょう。
コンセントが少ない
物件選びのときにはうっかり見落としがちなポイントがこのコンセントです。
コンセントが少ないと延長ケーブルやタコ足配線がごちゃごちゃになってしまい、見た目が非常に悪くなります。
とくに昔の物件は要注意です。
昔は家電が少なくコンセントもそんなに必要なかったのでほとんどついてないのです。
今は冷蔵庫から電子レンジ、炊飯器、テレビ、パソコン、オーディオ、電気ポット、コーヒーメーカーなどなどコンセントを使うものがたくさんあります。
シャレオツ部屋を目指すのであれば、コンセントが多い間取りは必須です!
料理をした時のにおいが伝わる
今は賃貸でも新築でもオープンキッチンが結構流行ってますよね。
でもこのオープンキッチン、においの流れもオープンなんです。
キッチンで焼肉を焼いたりした日には3日くらいは部屋が焼肉のにおいになってしまいます。
自炊をかなりする方は、キッチンが独立してる間取りをできれば選んだほうがいいかもしれません。
部屋数が多すぎる
最近の主流は「大きい部屋で少ない部屋数」ですが、昔は「小さい部屋で多い部屋数」でした。
古い物件でリノベーションしてない間取りなんかに多いんですが、無駄に部屋数が多いことがあります。
普段使わない部屋ってじめっとしてしまい、夜も少し怖い時もあります。
部屋数が多すぎると掃除も大変で、あんまりいいことありません。
ロフトは暑くて寒い!
ロフト物件と聞くと少しおしゃれに聞こえますが、実は空気の流れがあまりうまくいってない間取りがほとんどです。
夏はロフト部分に熱がこもりとても暑くなるのに、冬はとても寒いこともあります。
エアコン代が普通よりも多くかかることにもつながるので、ロフトはなるべくやめておきましょう。
あとロフトがオススメできない理由としては、単純に階段での移動が大変という点もあります。
賃貸に限っていえば、審査が緩いところも危険
間取りというか物件自体になりますが、入居審査が緩いところはオススメできません。
「入居審査が緩いんだったら簡単でいいやー」なんて思っていませんか?
緩いということは、それだけワケありな人たちが集まるということです。
保証人不要、国籍不問、職業不問…こういった物件はあまりオススメできる物件ではありません。
事故物件はできるかぎりやめておいたほうが良い
自殺者があった部屋などは家賃が安くなることが多いですが、その家賃につられてはいけません。
実際にたたりがあるなどそのような問題だけではなく、「自殺があった部屋に住んでる」と思ってしまうことが問題なのです。
例えば事故物件に住んでいて、体調が悪くなったとします。
「もしかて自殺した人の呪いなんじゃ…!」なんて思ってしまいますよね。
それがたとえただの風邪だったとしてもです。
いったん「呪いなのでは…!」なんて思ったらもう部屋でゆっくり休むことはできなくなっています。
よほどメンタルの強い人以外はやめておいたほうが良いです。
間取りで失敗しないためのまとめ
ここに書いてあることを物件選びの時に思い出してもらえれば多少はあなたの役にたつはずです!
賃貸の場合は契約したら数年は住むわけですし、新築ともなれば何十年もそこに住むわけですよね。
間取りは慎重に選ぶにこしたことはないです。
あなたにあった良い間取りをぜひみつけてみてください!
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