女性の一人暮らしはオートロック付き物件にすべき?防犯性が高い物件とは?
女性の一人暮らしにオートロックは必要なの?オートロック付き物件と普通の物件どっちがいい?という疑問を解決します。
そもそもオートロックとは何か、鍵の種類や、オートロック付き物件に住むメリット・デメリットを紹介します。
オートロックなしでも防犯性の高い物件の特徴や、自分でできる防犯対策も解説しています。是非参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
そもそもオートロックとは?
そもそもオートロックとは、エントランスの自動ドアや玄関ドアを自動でロックするシステムです。モニター付きインターホンと連動していて、事前に来訪者の顔を確認できます。
基本的に、専用の鍵や暗証番号で解錠するか、住民が侵入を許可した来訪者しか建物内に入れません。そのため、防犯性が高いと言われています。
オートロックの鍵の種類
オートロックの鍵の種類は、主に4つあります。
・集合キー
・カードキー
・生体認証(バイオメトリクス)
普通の賃貸物件の場合は「暗証番号式」「集合キー」が採用されていることが多いです。
集合キーの場合、エントランス・玄関ドア・ゴミ捨て場など共通の鍵になっています。そのため、複製のリスクがあります。
タワーマンションやデザイナーズマンションなどは「カードキー」「生体認証」が採用されていることが多いです。鍵の複製ができないので、防犯性がかなり高いです。
女性の一人暮らしにあると良い設備
「訪問者の顔を事前に確認できる」「建物に入れる前に対応できる」という理由から、女性の一人暮らしにあると良い設備です。
ただし、あくまでも「あると良い」程度です。100%安全ではないうえ、落とし穴が多いのでオートロック必須で探す必要はありません。
帰宅した人、宅配便など侵入を許可された人と一緒に、エントランスの自動ドアを抜ける可能性があるからです。
また、自動ドアの上部にセンサーがついているタイプの自動ドアは、チラシなどを挟むと解錠されてしまいます。
オートロック付き物件にこだわるよりは、治安が良いエリアで、その他の防犯対策をした方が安全です。
侵入窃盗の6割は「窓」から入られる
警視庁のデータによると、住宅対象侵入窃盗の6割以上は「窓」から侵入しています。
出典:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
つまり、オートロック付き物件にこだわっても、侵入犯罪の対策になるとは限りません。
2階以上のお部屋にする、窓に防犯シートを付けるなどの対策をしなければいけません。防犯性の高い物件の特徴は、後ほど詳しく解説します。
オートロック付き物件に住むメリット・デメリット
オートロック付き物件に住むメリット・デメリットを解説します。本当に自分に必要な設備なのか、改めて考えてみてください。
オートロック付き物件に住むメリット
オートロック付き物件に住むメリットは、3つあります。
・事前に訪問者の顔を確認できる
・鍵を閉め忘れても侵入されにくい
オートロックは、東京都安全安心まちづくり条例の「住宅における犯罪の防止に関する指針」でも、防犯性が高い設備に分類されています。
その理由は「事前に訪問者の顔を確認できる」「鍵の閉め忘れ防止になる」からです。
モニター付きインターホンで訪問者の顔を事前に確認できるので、不審者やセールスマンが家の前まで来ません。
また、鍵を閉め忘れたとしても、許可した人以外は建物内に入れないので、空き巣などに入られる心配も少ないです。
オートロック付き物件に住むデメリット
防犯性が高くても、デメリットが3つあります。事前にしっかり把握しておきましょう。
・ほか訪問者と一緒に建物内に侵入される
・鍵を忘れると締め出される
オートロック付き物件は、家賃や共益費が約1万円ほど高いです。以下は東京23区内「駅徒歩5分以内・1K・BT別」の条件で検索した、家賃安い順20件の平均です。
平均家賃 | |
---|---|
オートロックなしの物件 | 約44,500円 |
オートロック付きの物件 | 約57,900円 |
※2021年3月現在
また、他の訪問者が建物内にはいる時に、一緒に不審者が建物内に入る恐れがあります。100%安全なわけではありません。
鍵を家に忘れた場合は、閉め出されます。管理会社に電話をして開けてもらうしかありません。手数料がとられることがあるので注意しましょう。
オートロックなしでも防犯性が高い物件の特徴
オートロックなしでも防犯性が高い物件の特徴を紹介します。
・複製しにくい特殊な鍵がついている
・防犯カメラが設置されている
・防犯サムターンがついている
・宅配ボックスがある
・管理人が常駐している
とくに女性は、内見時に上記の設備があるか必ず確認してください。
モニター付きインターホンがある
モニター付きインターホンがある物件は、誰かが訪れた時に相手を確認できます。セールスマンや不審者と対面しなくて済むので、トラブルを回避できます。
とくに録画機能がついているモニター付きインターホンがある物件がおすすめです。万が一のときの証拠に使えます。
また、インターホンにテプラ―などで「録画機能あり」と記載しておくだけ、不審者が寄り付きにくくなります。
複製しにくい特殊な鍵がついている
一般的なギザギザした鍵ではなく、丸いくぼみがたくさん付いている「ディンプルキー」や「カードキー」など特殊な鍵の物件にしましょう。
専用の鍵屋や業者でないと合いカギが作れないので、複製されにくいです。一般的な鍵は、ホームセンターなどですぐに複製されます。
また、ディンプルキーとカードキーは、ピッキングしにくいので空き巣対策になります。
防犯カメラが設置されている
防犯カメラがある物件は、不審者に狙われにくい傾向にあります。
不審者は証拠が残ることを恐れるので、エントランスや廊下など複数個所に防犯カメラがある建物は避けます。
防犯サムターンがついている
防犯サムターンは、ドア内部にある鍵につまみがついていて、押しながらまわさないと鍵が開かない仕組みになっている設備です。
通常の鍵よりもピッキングに強いので、空き巣などの侵入窃盗が心配な人におすすめです。
宅配ボックスがある
宅配ボックスがついている物件は、宅配員との接触や再配達の依頼が減ります。
宅配員になりすまして侵入を試みる不審者もいるので、できるだけ知らない人との接触は避けるべきです。
管理人が常駐している
管理人が常駐している物件は、オートロックがなくても防犯性が高い傾向にあります。常に人の目があるので、不審者が寄り付きません。
防犯性だけでなく、ゴミ置き場などの共有スペースがしっかり管理されている物件は生活が快適になります。
ただし、24時間体制と日中のみ管理人が常駐している物件があります。女性の場合は、夜間も常駐している物件がおすすめです。
自分でできる防犯対策はしておくべき
防犯性が高い物件を探すことも大事ですが、自分で出来る防犯対策はしておくべきです。
以下で、手軽に入手できる防犯グッズを紹介します。1~2つほどは準備しておきましょう。
・窓の補助ロック
・防犯フィルム
・ミラーレースカーテン
・ポストの鍵
・家庭用の防犯センサー
・防犯ステッカー
のぞき見防止カバー
出典:https://www.amazon.co.jp/
玄関のドアに付いているドアスコープ(のぞき穴)からの覗き見を防止するカバーです。
一般的には外からドアスコープを覗いても中の様子は見れませんが「リバースドアスコープ」という道具を使うと部屋の中が見えてしまいます。
また、特殊な道具を使わなくても部屋の光は外から確認出来てしまうので、のぞき見防止カバーは付けておいたほうが良いです。
窓の補助ロック
出典:https://www.amazon.co.jp/
窓に補助ロックをつけておけば、外部からの侵入を防ぎやすいです。
サッシの部分に取り付けることで、外から窓を開けられないようにできます。
内側からは簡単に取り外しできるので、日常生活でも支障が出にくいです。
防犯フィルム
出典:https://www.amazon.co.jp/
窓に貼る防犯フィルムも、侵入を防ぐのに効果的です。
普通の窓ガラスだと、ハンマーなどの工具で簡単に割られて鍵を開けられてしまいます。
防犯フィルムを貼ることで窓ガラスが割れにくくなるので、不審者の侵入を防ぎやすくなります。
ミラーレースカーテン
出典:https://www.amazon.co.jp/
ミラーレースカーテンとは、外から室内が見えにくくなる特殊な繊維のカーテンです。
外の光を室内に取り入れながら目隠しができるので、遮光カーテンよりも生活で役立ちます。
ポストの鍵
出典:https://www.amazon.co.jp/
ポストに鍵が付いていない場合は、必ず鍵を取り付けましょう。
公共料金の利用明細書やハガキなど、個人情報が特定される郵便物はたくさんあります。
また、近年ではAmazonや楽天などのネットショッピングで購入したものが盗まれる被害も増えているので、ポストの鍵はあったほうが良いです。
家庭用の防犯センサー
出典:https://www.amazon.co.jp/
玄関やベランダに家庭用防犯センサーをつけると、不審者の侵入防止に役立ちます。
防犯センサーは人の動きを感知して自動で点灯するので、とくに夜間の侵入防止に効果的です。
値段は千円~1万円と、種類やサイズによっていろいろです。
窓の開閉や衝撃によって警告音を鳴らす「防犯ブザー」と併用すると、さらに効果的です。
防犯ステッカー
出典:https://www.amazon.co.jp/
窓や玄関ドアに警備会社のステッカーを貼っておくと、侵入者から狙われにくくなります。
また「防犯カメラ作動中」や「セキュリティシステム作動中」などの文言が書かれているステッカーも効果的です。
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