学生マンションとは?学生寮との違いや評判・口コミを大公開!
これから一人暮らしをする学生に向けて、学生マンションとは?という疑問をわかりやすく解説します。
学生マンションと普通のマンションの違い、学生寮・学生会館との違いのほか、学生マンションに住むメリットとデメリットもまとめました。
実際に住んでいる人の評判・口コミも公開しています。学生生活にとって大事な物件選びの参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
学生マンションとは?
学生マンションとは、文字通り学生だけが住めるマンションです。
専門学生や大学生など、在学中の学生だけが入居できるので、普通のマンションとは違い社会人やファミリーは住めません。
入居者制限のほかに明確な規定がないので、運営会社や不動産屋によって独自のルールがあったりもします。
中には「○○大学の学生限定」というような変わったルールのマンションも存在します。
学生寮や学生会館との違いは?
字面だけ見ると「学生寮」や「学生会館」と同じようなものをイメージしがちですが、集団生活の環境に大きな違いがあります。
以下では、学生寮・学生会館との違いを表にまとめました。
学生寮・学生会館 | 学生マンション | |
---|---|---|
管理会社 | 学校 | 不動産屋 |
生活ルール | 厳しめ | ほとんどなし |
部屋 | 他人と相部屋もある | 完全個室 |
食堂 | ある | 物件によってはある |
管理人 | 必ずいる | 物件によってはいる |
門限 | あることが多い | ほとんどない |
家賃 | 安い | やや高め |
お風呂 | 大浴場の場合がある | 部屋についている |
入居者 | 必ず学生だけ | 社会人がいることもある |
学生寮や学生会館は学校が運営していることが多く、門限や宿泊について制限があったりします。
学生マンションは学生限定というだけで、生活に関する縛りが少なく自由な生活ができます。
ただしプライバシーが守られている分、家賃が高めに設定されていることが多いです。
学生マンションに住んでいる人の評判
実際に学生マンションに住んでいる人の、リアルな声を集めてみました。
快適に生活できている人から後悔している人まで、さまざまな体験談を紹介していきます。
学生マンションに住んで良かった人の口コミ
まずは、学生マンションに住んでみて良かったと思っている人の口コミを紹介します。



学生マンションに住んで後悔した人の口コミ
次は、学生マンションに住んでみたけど後悔している人の口コミです。
学生なら快適に過ごせる環境かと思いきや、住んでみて後悔している人の声も結構ありました。



学生マンションの特徴
学生マンションにはどんな特徴があるのかをまとめました。
・寮に比べて部屋のグレードが高い
・合格発表前に部屋のキープができる物件もある
・管理費が普通のマンションより高い傾向にある
・基本的には卒業までに退去
入居条件は「学生」であること
学生マンションの入居条件は、文字通り「学生」であることです。
ちなみに学生証や入学証明書などの書類があれば入居できるので、必ずしも同年代の人だけが住んでいるとは限りません。
管理が厳しい学生マンションの場合、学校へ在籍確認の連絡が入ることもあるので、一般人がごまかして入居するようなことはありません。
合格発表前に部屋をキープできる物件もある
物件によっては「事前予約」や「合格前予約」があります。
事前予約とは、卒業して退去する予定の部屋を予約しておくことで、実際に入居する4月まで家賃を掛けずに押さえておけるシステムです。
合格前予約とは、合格が決まってから物件探しをすると理想の物件に出会いにくいため、受験前から部屋を予約できるシステムです。
ただし、残念ながら不合格になった場合はキャンセル料が掛かることもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
普通のマンションより高い傾向にある
学生が安心して暮らせるようにセキュリティがしっかりしている物件が多いので、そのぶん管理費が高いです。
掃除を清掃業者に依頼していたり、エントランスに管理人が常駐しているタイプだと、家賃や管理費で生活が圧迫されることもあります。
学生マンションに住む場合は、親からの仕送りや奨学金を利用しないと金銭面が厳しいです。
基本的には卒業までに退去
基本的には学校を卒業したら契約終了になるので、年度末の3月には退去しないといけません。
同じ街に住み続けたい人にとっては、引越しの手間や初期費用がまた掛かるので、総額で見ると普通のマンションを探したほうが安く済みます。
ただし、物件によっては卒業後も一定期間住み続けられることもあるので、いつまでに退去しないといけないのか事前に確認しておきましょう。
学生マンションのメリット
学生マンションに住むメリットをまとめました。
物件の設備や立地条件など、学生にとってはあらゆる面でメリットがあります。
・セキュリティがしっかりしてて安心
・同じ境遇の人が住んでいて過ごしやすい
・備え付けの家具や家電がある
・ネット回線があらかじめ引かれている
・予約できることもある
・入居審査が通りやすい
・物件によっては割引がある
学校に通いやすく立地が良い
学生マンションは大学や学校の近くにあることが多いので、立地が良く通学しやすいです。
通学に掛かる時間を短縮することで、勉強やバイトなど好きなことに時間を使えます。
セキュリティがしっかりしてて安心
学生マンションは、オートロックやモニター付きインターホンなどのセキュリティシステムを導入していることが多いです。
中には、女性専用フロアを採用しているマンションや、女性専用マンションもあります。
初めての一人暮らしで、セキュリティ面が心配な学生でも安心です。
同じ境遇の人が住んでいて過ごしやすい
住人はみんな同じ条件下で入居している学生なので、世代や境遇が同じ人ばかりで安心できます。
中には、交流会や懇親会を定期的に開催しているマンションもあり、知人や友人のいない土地でも不安なく生活できます。
備え付けの家具や家電がある
学生マンションは、家具や家電が最初から備え付けられていることが多いです。
一人暮らしに必要な物をイチからすべて揃えるだけでも約15万円は掛かってしまうので初期費用を抑えたい学生にはありがたいです。
また、入居時・退去時の引越しがラクに済ませられるのもメリットの1つです。
参考:一人暮らしの初期費用
ネット回線があらかじめ引かれている
Wi-Fiや光回線など、近年の生活ではないと困るネット設備があらかじめ準備されていることが多いです。
毎月のネット代が5千円くらいと仮定すると、年間で約6万円も節約できます。
4年制の大学に通っている期間だけ住んだとして、約24万円も浮かせられるのは大きなメリットです。
予約できることもある
学生マンションの特徴でも解説したように「事前予約」や「合格前予約」ができる物件もあります。
実際に入居するまで家賃を掛けずに押さえておけるので、気になる物件を先に取られる心配がありません。
試験に合格してから物件を探し出すと時間に余裕がないので、試験より前にあらかじめ物件を探しておけます。
入居審査が通りやすい
学生マンションは、学生であることを証明できれば入居審査に通ることが多いので、普通のマンションと比べて入居するまでがラクです。
また、親の名義で契約して入居するパターンが多いので、運営会社側としても家賃滞納などの心配をせずに済みます。
物件によっては割引がある
学生マンションの運営会社は、割引キャンペーンを実施していることが多いです。
キャンペーン中のタイミングで申込をすれば、普通のマンションよりお得に引越しできます。
在校生や受験生に向けたものが多く、年末までの申込で安くなる早得などがあります。
学生マンションのデメリット
学生マンションにはデメリットもあるので、事前にきちんと把握しておきましょう。
・礼金の代わりに入館料がある
・契約期間が短く毎年更新料が掛かる
・若者が多く騒がしい傾向がある
・卒業したら退去しないといけない
・そもそもの物件が少ない
家賃や管理費が高め
学生マンションはセキュリティなどの設備が充実しているので、そのぶん家賃や管理費が高めに設定されていることがあります。
できるだけ家賃を抑えたい人は、学生マンションよりも普通の賃貸物件を探したほうが良いです。
礼金の代わりに入館料がある
学生マンションには礼金がない代わりに「入館料」という費用が掛かることがあります。
相場としては家賃2ヶ月分が掛かるので、礼金が掛からない普通の賃貸物件に比べて初期費用が高くなります。
また、入館料は礼金と同じ仕組みなので、退室しても返金されません。
契約期間が短く毎年更新料が掛かる
普通の賃貸物件の契約期間は基本的に2年ですが、学生マンションの契約期間は「1年」と短く設定されています。
これは、1・3年制の専門学校に通う学生や、留学する学生のために生活スケジュールを組みやすくしているためです。
入館料や更新料などの費用を毎年払うことになるので、長く住むと総額の出費が高くなります。
若者が多く騒がしい傾向がある
学生マンションには20歳前後の若い学生が多く住んでいるため、騒がしいことがあるようです。
自分の部屋に友達を呼んだり、文化祭の打ち上げや新人歓迎の飲み会をしたり、ドンチャン騒ぎする機会が多いためです。
静かな環境で生活したい人や、勉強に集中したい学生には向いていません。
卒業したら退去しないといけない
学生限定のマンションなので、学校を卒業したら退去しなければなりません。
契約時にわかっていることでも、部屋や立地などの住環境を気に入ると引越さないといけないのは残念に感じます。
物件によっては卒業したあと一定期間だけ住み続けることもできるようですが、基本的には卒業が決まった時点で次の新居を探すことになります。
そもそもの物件が少ない
学生マンション自体の数が少ないので、希望のエリアや条件に合った物件を探すのが難しいです。
学校が多いエリアの場合は競争率が高いので、良い立地の物件を見つけてもすぐに埋まってしまいます。
どうしても住みたい物件の退室待ちをしようとしても、大学に入ったばかりの学生が多く住んでいたら4年間も部屋が空かないので難しいです。
学生マンションに向いている人の特徴
学生マンションに向いている人の特徴をまとめてみました。
当てはまる数が多い人は、住んだとしても快適に過ごせるはずです。
・まわりが多少騒がしくても気にならない
・友人を部屋に呼びたい
・セキュリティ面が気になる
・多少高くても設備の良い物件に住みたい
先にも解説したように、学生マンションは騒音問題が起きやすい環境なので、他の住人の音が気にならない人のほうが住みやすいです。
また、自分自身も友人を呼んだり自宅でパーティーをしたり、自由な学生ライフを過ごしたい人に向いています。
ただし、管理費や更新料などの出費が多いので、親の支援がないと生活するのは厳しいです。
人気の学生マンション2選
学生マンション業界で有名な運営会社を2つ紹介します。
それぞれの学生マンションにはどんな特徴があるのか、以下でわかりやすく解説します。
UniLife(ユニライフ)
公式HP | https://unilife.co.jp/ |
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ユニライフは「株式会社ジェイ・エス・ビー」が運営する学生マンションで、北海道から沖縄まで日本全国で展開しています。
特徴としては、2つの部屋を1つ分の費用で事前予約できるので、複数の大学を受験する人にはかなりのメリットです。
もし不合格になって志望校に行けなくなったとしても、無料で別の学生マンションに変更できるので、万が一の時も安心です。
ナジック
公式HP | https://749.jp/ |
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ナジックは「東急不動産ホールディングス」の一員でもある「株式会社学生情報センター」が運営している学生マンションで、大学や専門学校と提携しています。
ナジックの最大の特徴は、実際に入居するまで家賃が掛からないところです。
合格が決まったとしても、入居するまでは部屋をキープできるうえに家賃が掛からないので、無駄な費用を掛けたくない人におすすめです。
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