不動産屋の選び方を徹底解説!良い不動産屋を見極める5つのポイントを大公開!
不動産屋の選び方を徹底解説します!不動産屋による違いは何なのか、何を基準に選べばいいかを詳しく説明します。
不動産屋の選び方の他にも、悪い不動産屋の見分け方や、良い営業マンの見分け方も紹介します。
お部屋探し中の人は必見です!ぜひ、参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
不動産屋の選び方で失敗しないコツ
不動産屋の選び方で失敗しないコツは、店舗ごとの違いを詳しく知っておくことです。
店舗による違いは「対応エリア」「初期費用」「担当営業マン」の3つです。
以降で、店舗を変えても同じ部分や、違いが出る部分を解説していきます。
物件情報はどの不動産屋でもほぼ同じ
不動産屋が紹介できる物件は、どの不動産屋でもほとんど同じです。業者間の専用サイトで、募集情報を共有しているからです。
主な業者間サイトは「レインズ(REINS)」と「アットビービー(atbb)」です。閲覧できるのは、専用のIDとパスワードを持つ不動産屋だけです。
賃貸の営業マンは、お客さんの希望条件や予算に合わせてお部屋を紹介します。図解すると以下のイメージです。
不動産屋を変えると紹介される物件が変わる理由
不動産屋が同じデータベースを見ていても、対応エリアによって紹介できる物件は変わります。
また、担当営業マンによっても紹介する物件が変わります。探し方の視点や得意なエリアが、一人ひとり異なるからです。
不動産屋が対応しているエリアの中で、もっとも安く、気持ち良くお部屋が探せると理想的です。良い不動産屋とは「自分のニーズにピッタリ合う不動産屋」とも言えます。
良い不動産屋を選ぶための5つのチェックポイント
良い不動産屋を選ぶための、5つのチェックポイントを紹介します。
自分の探したいエリアに対応していて、なるべく初期費用を抑えられる不動産屋を選ぶべきです。
②対応エリアはどの範囲か
③初期費用に特典はあるか
④特別なサービスの有無
⑤どのくらい歴史があるか
①法律やルールを守れているか
大前提として、法律や業界内のルールを守れている不動産屋を選ぶべきです。不動産業界には、広告ルールや業務上の法律など、さまざまな縛りがあります。
過去に自治体から業務停止などの処分を受けた履歴は、ネットでも調べられるので活用しましょう。悪い不動産屋の見分け方は、のちほど詳しく説明します。
②対応エリアはどの範囲か
自分が探しているエリアを、一回り広く対応している不動産屋がおすすめです。
希望の駅から少し離れると、家賃や初期費用が安い物件を見付けられるケースが多いからです。
不動産屋が対応しているエリアは、ホームページや広告に記載されています。探したい街が載っていない場合は、無駄足を踏まないように、対応してもらえるか事前に確認しましょう。
③初期費用に特典はあるか
不動産屋によって、初期費用がキャンペーンで安くなっている可能性があります。
家賃が一定期間タダになるフリーレントが付いたり、仲介手数料が半額~無料などです。会社のサイトや広告の備考欄に載っていることが多いので、必ずチェックしましょう。
④特別なサービスの有無
引越し業者の提携割引きや車での送迎など、他の会社と差別化している部分に注目するのも、良い選び方です。
サービスの利便性が高いと、お部屋探しがラクになります。おすすめは、内見や契約をオンライン対応できる不動産屋です。外出する回数を減らすことが可能です。
⑤どのくらい歴史があるか
良い不動産屋ほど長続きするので、宅建業者免許証の更新回数も参考になります。不動産屋のホームページや店頭に、以下のような内容が掲示されています。
東京都の不動産屋の場合
東京都知事(3)第〇〇〇〇号
カッコ内の数字は、5年毎の更新の数です。(1)なら営業5年未満、(2)なら5年以上、(3)なら10年以上は続いていると確認できます。
ちなみに、中には知事免許から国土交通大臣免許に変えて(1)に戻っている不動産屋もあります。新しくても良い不動産屋はあるので、あくまで参考程度にしてください。
大手の不動産屋なら広域で探せる
不動産屋は「大手の不動産屋」と「地域密着型の不動産屋」の2つにも分けられます。
大手企業かというよりは、エリアを広範囲に対応しているか、地域密着の営業をしているかがポイントです。
大手不動産屋の良いところは、広範囲に探せる点です。他にも選び方のポイントをまとめたので、参考にしてください。
大手は広範囲で探せてキャンペーンが多い
住みたい物件が決まっていないなら、広域に対応している大手不動産屋で探したほうが良いです。エリアの縛りがないので、紹介できる物件の幅が広いからです。
少し駅や路線を変えるだけで、家賃相場はかなり変わります。ある程度広範囲で対応している不動産屋で探すと、自分に合う住みやすいお部屋を提案してもらえます。
また、大手の不動産屋には時期的なキャンペーンも多いです。仲介手数料の割引の他には、数万円キャッシュバックなどです。
引っ越し業者やネット回線の業者と提携していることが多いので、思わぬ割引きを受けられることもあります。
地域密着型は大家さんと距離が近い
住みたい物件が決まっている人や、住みたいエリアが譲れない人は、その街にある地域密着型の不動産屋がおすすめです。周辺エリアの情報に、もっとも詳しいからです。
地域密着型の不動産屋は、大家さんとの繋がりが深い場合が多いです。信頼関係があるので融通が利き、家賃や礼金交渉が通りやすいです。
土地勘が無く入居後の暮らしが心配な人は、地域密着型の不動産屋に相談してみると、住んだ後のイメージが湧きやすいです。
管理会社よりも仲介会社のほうがお部屋探し向き
不動産屋には、お部屋探し中の人に物件を紹介する「仲介会社」と、物件のメンテナンスや大家さんとやりとりをする「管理会社」があります。
お部屋を幅広く探して比較したいなら、仲介メインの会社を選ぶべきです。管理会社では、おすすめが管理物件に偏る傾向にあるからです。
仲介会社には空室を埋めたいという視点が無いので、中立な立場でお部屋を探してくれます。
仲介会社では、お部屋探しのサポートに対する報酬として、仲介手数料がかかります。金額は店舗により異なり、交渉で値引ける場合もあります。
悪い不動産屋を見分ける5つのチェックポイント
悪い不動産屋の見分け方も紹介します。以下の5つのチェックポイントに、一つでも当てはまる不動産屋は避けたほうが良いです。
②広告の情報は最新か
③広告の表現は適切か
④看板やノボリが敷地内にあるか
⑤ネットの口コミや評判が悪すぎないか
①店内は綺麗に掃除されているか
良い不動産屋なら、店内は綺麗にしています。机の上や接客スペースが整理整頓されていて、玄関周りなども掃除が行き届いています。
悪い不動産屋は散らかっていて、個人情報やお金を預けるのが心配です。書類や店内が散らかっていないかは、必ず確認しましょう。
②広告の情報は最新か
店頭のチラシやインターネット広告は、お部屋が埋まったら入れ替える必要があります。いつも同じ物件が載っている場合は「おとり物件」を使っている可能性があります。
「おとり物件」とは、集客のための「入居できない物件」のことです。良い物件がいつも募集中だったり、店頭のチラシが古びている場合はかなり怪しいです。
③広告の表現は適切か
不動産広告には法律や業界ルールがあり、誇大広告(大げさな表現)が禁止されています。「絶対安心」「完璧」などの表現を使っている不動産屋は避けたほうが良いです。
条件が良すぎる広告は、おとり物件の可能性が高いです。他の不動産屋にも問い合わせてみると、架空の物件かどうかチェックできます。
④看板やノボリが敷地内にあるか
物件情報が貼ってある看板やノボリは、設置場所のルールが法律や条例で決まっています。歩道に立て看板がはみ出していたり、電柱にチラシを貼りだしている業者は違反しています。
ルールを守らずにお客さんを集めている不動産屋は、強引な営業をかけてくる傾向にあるので気を付けてください。
⑤ネットの口コミや評判が悪すぎないか
インターネットの口コミは、良い口コミと悪い口コミ半分ずつくらいが普通です。あまりにも悪い評判に偏っている不動産屋は、本当に悪い不動産屋の可能性が高いです。
実際に電話やメールで問い合わせてみると、お店の雰囲気や丁寧さがわかるのでおすすめです。
担当の営業マンも見極めるべき
お部屋探しは、対応してくれる営業マンの腕次第な部分もあります。良い営業マンの特徴を5つ紹介するので、不動産屋のあとは担当者を見極めましょう。
②お客さんのペースに合わせてくれる
③要望を聞いてお部屋を紹介してくれる
④予算に合ったお部屋を選んでくれる
⑤物件のマイナス面も教えてくれる
①ビジネスマナーがしっかりしている
良い営業マンは、マナーがしっかりしています。多少フランクでも、空気を読んで修正できます。もし対応が悪い営業マンだと思ったら、担当を変えてもらいましょう。
身だしなみや言葉遣いがちょうど良く整っている営業マンがおすすめです。あまり堅すぎても頼りなく見えるものです。
②お客さんのペースに合わせてくれる
無駄に急かさずペースを合わせてくれるのは良い営業マンです。ただし、お部屋が取られそうなときなどは、急かすのも正しいアドバイスです。
歩くペースや期日などに、柔軟に対応してくれる姿勢があるかどうかで判断しましょう。
③要望を聞いてお部屋を紹介してくれる
聞き上手かどうかはかなり重要です。賃貸物件は理想に完璧に合う物件がなかなか見つかりません。希望をしっかり聞いて、なるべく理想に近づけて紹介するのが良い営業マンです。
希望とあまりにもかけ離れた物件しか紹介してもらえないときは、他の不動産屋にも問い合わせてみたほうが良いです。
④予算に合ったお部屋を選んでくれる
良い営業マンは、入居後の生活まで考えてお部屋を紹介してくれます。家賃が高すぎる物件や、予算オーバーの初期費用の物件は無理に勧めてこないはずです。
予算と希望条件は最初にしっかり伝えましょう。少しの予算オーバー程度であれば、交渉を頑張ってもらうのもアリです。
⑤物件のマイナス面も教えてくれる
メリットだけを話す営業マンは怪しいです。賃貸物件には1つ2つデメリットがあるのが通常です。
デメリットをしっかり説明して、さらに上回るメリットを話してくれるのは良い営業マンです。もしメリットばかり話された場合は、デメリットが無いか質問してみてください。
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