同棲のお部屋探しのコツとは?失敗しない物件の探し方を解説!【カップル必見】
「同棲したいけど、どうやってお部屋探しすればいいか分からない」という人の疑問や不安に答えます!
この記事では、カップルがお部屋探しで重視すべきポイントやおすすめ間取りなどを細かく解説します。
実際に同棲した先輩カップルの体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてください!
不動産屋「家AGENT」所属
営業課長
不動産屋の経験は5年以上。契約業務と営業に従事し、賃貸業務の幅広い専門知識がある。管理職になる前は年間の接客件数が300~350件と経験豊富。部屋探しから契約までの幅広い知識に的確にアドバイスできるのが強み。
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目次
同棲のお部屋探しで重視するポイントを整理する
同棲のお部屋探しをする前にメリットとデメリットを理解して、お部屋探しで重視するポイントを2人で話し合って整理してみましょう。
例えば、同棲のメリットで「一緒にいられる時間が増える」がありますが、デメリットとして「プライベートな時間が減る」ことにもなります。
1人の時間も大切にしたいというカップルは2部屋以上ある間取りを重視しましょう。
以下で、同棲のメリット・デメリットを簡単に紹介するので、重視するポイントを整理する時の参考にしてください。
メリット | デメリット |
---|---|
一緒にいる時間が増える | プライベートな時間が減る |
生活費が節約できる | 金銭トラブルが増える |
素の様子が確認できる | 相手の短所ばかり目に入ってしまう |
残念ながらすべての希望条件が揃ったお部屋を見つけるのは難しいので、譲れない点は3~4つに絞っておきましょう。
同棲カップルにおすすめの間取り
同棲におすすめの間取りは1DK以上です。
ワンルームや1Kといった一人暮らし向けの間取りは、非常に狭く収納スペースが限られています。そもそも2人入居不可の場合が多いので注意しましょう。
1DL~2LDKそれぞれの家賃相場と特徴をまとめたので、どの間取りにすべきか悩んでいるカップルは参考にしてください。
間取り | 家賃相場 | 特徴 |
---|---|---|
1DK | 約7万円 | ・家賃がかなり安い ・築年数が古い物件が多い ・一緒にいたいカップル向き |
1LDK | 約8~10万円 | ・同棲カップルに一番人気 ・一緒にいたいカップル向き ・リビングは広め ・築年数が浅い物件が多い |
2DK | 約7~10万円 | ・家賃は1LDKより安め ・築年数が古い物件が多い ・1人1部屋確保できる ・プライベートを重視するカップル向き |
2LDK | 約10~13万円 | ・家賃は高め ・築年数が浅い物件が多い ・収納スペースが多い ・結婚予定のカップルに人気 |
※東京23区・築年数15年以内・駅徒歩15分以内・専有面積28㎡以上
以下で、各間取りがどんなカップルにおすすめなのか、詳しく解説していきます。
できる限り家賃を抑えたいなら1DK
1DKは、ダイニングキッチン+1部屋の間取りです。家賃が安いため、とにかく費用を抑えたいカップルにおすすめです。
ダイニング部分は4.5~8畳未満と狭いです。居室も1部屋だけで収納スペースが限られるので、荷物をかなり減らす必要があります。
また、1980年代に流行った間取りタイプなので、設備も古くなっている物件が多いです。
なるべく一緒に過ごしたいなら1LDK
1LDKは、リビングダイニングキッチン+1部屋の間取りです。基本的にリビングで2人一緒に生活することになります。できるだけ一緒にいる時間を大事にしたいカップルにおすすめです。
リビングダイニング部分は8畳以上あるので、1DKよりも収納スペースが広いです。ダイニングテーブルやソファを置いても余裕があります。
ただし自分専用のお部屋がないので、1人になれる時間がほしいというカップルには不向きです。
プライベートを重視したいなら2DK
2DKは、ダイニングキッチン+2部屋の間取りです。1人1部屋ずつ使えるので、1人の時間が欲しいというカップルに向いています。
それぞれのお部屋にシングルベッドを置いて寝るスペースを分ければ、生活時間帯が違っても相手の睡眠を妨害する恐れもありません。
ただし、1DKと同様に築年数が古い物件が多いです。キレイな物件がよければリノベーションやリフォームしたお部屋にしましょう。
設備や広さを重視したいなら2LDK
2LDKは、リビングダイニングキッチン+2部屋の間取りです。収納も十分なので、荷物が多いカップルにおすすめです。
結婚して子どもが生まれても問題ない広さなので、結婚前提で同棲する予定のカップルにも向いています。
ただし、2DKや1LDKに比べると家賃が高いです。収入が安定していて、お金に余裕がないと毎月の家賃を払うのは厳しいです。
同棲カップルに便利なお部屋の設備
同棲カップルにおすすめのお部屋の設備を紹介します。以下の設備が整っていると便利に暮らせる可能性が高いです。
・独立洗面台付き
・広めの収納スペース
・追い焚き機能
・2口コンロ以上
バストイレ別
同棲するなら「バストイレ別」は必須です。浴室・トイレ・洗面台が一緒になった「3点ユニットバス」は避けましょう。
バストイレが一緒の場合、どちらかがお風呂に入っている間はトイレに使えなくなってしまうからです。
他にも、湿気がこもりやすくカビが生えやすい、トイレットペーパーがしわしわになってしまう、洗面台を使う時に床が濡れているなどのデメリットもあります。
広めの収納スペース
同棲は一人暮らしよりも荷物量が増えます。2人分の荷物を収納できる広めの収納スペースがあるお部屋がおすすめです。
クローゼットや押し入れは2つ以上あるのが理想です。それぞれの収納スペースがあると、お部屋が片付けやすいからです。
また、数だけでなく十分に物が置ける広さがあるかも見ておきましょう。
ちなみに「ウォークインクローゼット(WIC)」や「サービスルーム(S)」はかなり収納スペースが広いので、同棲カップルに人気です。
家賃は値上がりしてしまいますが、荷物が多いカップルは是非検討してみてください。
独立洗面台付き
独立洗面台が付いていると、朝の忙しい時間でも身支度しやすいです。
コンセントや収納スペースがあるため、2人の歯ブラシや化粧品をまとめて置いておけます。
一方、洗面台が独立していない間取りは、どちらかがお風呂やトイレに入っている間は洗面台が使えません。
生活時間帯が似ているカップルは独立洗面台付きで探しましょう。
追い焚き機能
生活時間帯が異なるカップルの場合、追い焚き機能があると便利です。お風呂に入る時間が違っても、追い焚き機能があればお湯を貼りなおす必要がないからです。
シャワーで済ますことが多い、生活時間帯が被るカップルであれば優先度は下がります。
2口コンロ以上
自炊して食費を抑えたいと考えているカップルは2口コンロ以上の間取りがおすすめです。コンロが1口しかないと2人分の料理を作るのは時間がかかり不便だからです。
また、まな板を置くスペースがあるかどうか、シンクは洗い物しやすい広さがあるかをチェックしておくと安心です。
カップルがお部屋を探す時のポイント
カップルが同棲のためにお部屋を探す時は、以下の6つのポイントに気を付けましょう。
・家賃は2人の手取り合計の3分の1以下にする
・お互いの職場を考慮したエリアを選ぶ
・スーパーが近くにあるかどうか
・近くに公園がカフェがあるかどうか
・騒音の原因になるものはないか
2人入居可の物件で探す
「2人入居可能」の物件でないと、カップルは入居を断られます。物件検索サイトでお部屋を探す時は「2人入居可能」にチェックを入れて探しましょう。
2人入居可能な物件でも「兄弟・親族のみ可能」などの制限があり、同棲は断られてしまう場合があります。
念のため不動産屋に直接「同棲でも大丈夫か」と聞いて確認しておくと安心です。
家賃は2人の手取り合計の3分の1以下にする
家賃は2人の手取り合計金額の3分の1以下にしましょう。3分の1以上になると、貯金が難しくなり、余裕のある生活が送れなくなります。
そもそも入居審査に落ちる可能性が高くなるので、家賃はなるべく安いお部屋を探しましょう。
余裕のある生活を送りたいカップルは手取り合計金額の4分の1程度に抑えると良いです。
以下で、手取りごとの家賃目安を紹介するので参考にしてください。
2人の手取り合計 | 家賃目安 |
---|---|
30万円 | 75,000~100,000円 |
35万円 | 87,000~116,000円 |
40万円 | 100,000~130,000円 |
45万円 | 110,000~150,000円 |
50万円 | 125,000~166,000円 |
55万円 | 137,000~183,000円 |
お互いの職場を考慮したエリアを選ぶ
お互いが通勤・通学しやすいエリアが良いです。
通勤や通学にかける時間が少なくなれば一緒にいられる時間が増えるからです。また、通勤による余計なストレスが少なくて済むので喧嘩の原因を減らすことができます。
おすすめはお互いの職場から20~30分以内のエリアです。土地勘がなくてどこで探したら良いかわからない場合は不動産屋に相談してみましょう。
また、時間だけでなく「乗り換え回数」も考慮するとより便利に暮らせます。
スーパーが近くにあるかどうか
お部屋の近くにスーパーがあるかどうかも重要です。近くにあれば2人で買い物もしやすいですし、重い物を買ったときもラクです。
コンビニでも良いですが、スーパーに比べて割高なので注意しましょう。
近くに公園がカフェがあるかどうか
お部屋の近くに公園やカフェがあると心にゆとりが生まれます。
休日に2人でのんびりデートしたり、カフェでごはんを楽しんだりできるのでおすすめです。
また、喧嘩して頭を冷やしたい時や、1人になりたいときにも重宝します。
必須というわけではありませんが、お部屋探しする時に意識してみると良いでしょう。
騒音の原因になるものはないか
大きな工場や交通量の多い道路など、騒音の原因になるものの近くは避けましょう。
家に居て騒音に悩まされると非常にストレスが溜まります。些細なことでも喧嘩の原因になるので、物件だけでなく周辺状況もチェックしておきましょう。
同棲のお部屋探しは2人で協力すべき
お部屋は2人で協力して探すという姿勢を忘れないようにしましょう。
どちらか1人に任せきりになると、お部屋が決まった後でもう1人の方から「◯◯の方が良かった」などの不満が出てきて喧嘩に発展してしまう可能性があるからです。
お部屋探しから内見まで2人で協力して良いお部屋を探してください。
同棲カップルの体験談
同棲経験のある先輩カップルの、お部屋探しにまつわる体験談を紹介します。
お部屋探しに成功した例・失敗した例どちらも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
お部屋探しに成功したカップル



お互いの希望を整理することで、ぴったりのお部屋を見つけられたという体験談から、事前の相談は必須であることが分かります。
お部屋探しは1人で済ませず、2人で協力し合いましょう。
2人の荷物の多さや理想の暮らし方を共有すれば、引越し後に後悔することはありません。
お部屋探しに失敗したカップル



人によっては、1人の時間が取れないとストレスが溜まります。自分のプライベートを重視したい・喧嘩した後気まずくなりたくないなら、2DKや2LDKを選びましょう。
しかし、自分達の収入と向き合うことも必要です。無理して広いお部屋に住んでも、生活が厳しくなりストレスが溜まります。
お互い十分に相談し合い、収入に合った家賃でお部屋探しすることが重要です。
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