【刻石流水】かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め。【成長の原理原則】
刻石流水は、成功するのに必要な要素であり、人の器を図る上で重要なワードです。
受けた恩は一生忘れず、自分が施した手柄は2秒で忘れる自分でありましょう。
刻石流水
刻石流水(こくせきりゅうすい)とは、「受けた恩義はどんな小さくても心の石に刻み、施したことは水に流す」ことを言います。
人から受けた恩は、その人に返すのみならず、より多くのひとに施すこと。そして自分が施したことは、その瞬間に忘れる事。
もともとは、仏教経典にあった『懸情流水 受恩刻石(情を懸けしは、水に流し、恩を受けしは、石に刻むべし)』から来ている言葉ですが奥深いですね。
感謝を忘れず求めずが成長原則
周囲への感謝を忘れないで生きる
実績や権力が付いてくるようになると、自分の力でのし上がってきたように勘違いする人もいますが、必ず助力した人や恩を受けた人がいるはずです。
自分一人の力で成し遂げたという考えた方は傲慢であり、受けた恩を一生忘れず、誰かに返していくことができる自分でありましょう。
自分が与えたギフトは忘れる
刻石流水から学べる大事な金言は、「自分が施したことは忘れてしまおう」です。成功させたことに大きく関わっていても、相手の手柄を喜び、恨みや嫉妬を覚える程度の低い人間にならぬよう留意すべきです。
懸けた情を水に流れるような器のでかい自分になることができれば、かならずそれを見ていたり気づいている人がいて、応援される人物になっていきます。
成長に無意味なのは「決意する」こと
決意を新たにする事ほど、無意味なことはありません。「意識を変える」「決意する」といった一見ポジティブにも見える言葉は、成果に遠い発言です。
本気で変わろうと思ったら、具体的な何かを変えないといけません。日本で一番有名であろう経営コンサルタントの大前研一さんも、下記の様におっしゃっています。
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。
言葉にして、決意を表すことも大切なことかもしれませんが、それだけでは何も変わりません。
成長を約束される3つの具体的行動
これだけは、誰が見ても間違いない成長行動です。
1.朝早く出社する
人より早く出社し続けた人物が、成長しない例というのは、見たことも聞いたこともありません。これを1年以上やり続けられる人物は、間違いなく他よりも成長します。
2.本を読む
人間の特殊能力は「他人の経験を利用できる」ことにあります。その特殊能力を活かしきるには、とにかく多読を繰り返すことです。
3.施す
多くの人に施しをすることです。自分の知識や経験、与えられるものやシェアできるものを周囲にギフトしましょう。歴史の偉人は、みな施すことが得意です。
行動は習慣を作り、習慣は人格を作り、人格は運命を作ります。
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