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新NISAにおすすめの銘柄15選!人気の証券会社や銘柄を選ぶ基準もわかりやすく解説

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つみたてNISA 資産運用

新NISA制度は、投資の運用益の非課税保有期間が無期限に設定されているお得な制度です。

資産運用のために、制度の利用を考えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、投資に関する知識がないと「新NISAをはじめてみたいけれど、どの銘柄を選べばよいかわからない」と悩んでしまいがちです。

資産を効率的に増やしていける投資先を選ぶためには、銘柄を選ぶ際の基準や、注意点を理解しておく必要があります。

本記事では、新NISAにおすすめの銘柄15選を紹介します。

NISAをはじめる際におすすめの証券会社もあわせて紹介するので、これから新NISA制度を活用しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

新NISAとは?

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そもそも新NISAとはどのような制度なのか、本項で解説します。

つみたて投資枠と成長投資枠の違いもあわせて解説するので、これから新NISAをはじめる予定の方はぜひ参考にしてみてください。

投資利益に一定まで税金がかからなくなる非課税制度

新NISAは2024年から開始された投資非課税制度で、既存のNISAを大幅に改正した制度です。

旧NISAは投資で得た収益にかかる約20%の税金が非課税になる制度でしたが、新NISAでは非課税保有期間が無期限になり、年間投資可能枠も大幅にアップしました。

また、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」のどちらでも投資信託の購入と運用が可能です。

つみたて投資枠の対象は、旧NISAの「つみたてNISA」と同様、金融庁が定める要件を満たす「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」に限定されています。

成長投資枠では、投資信託やETFのほか、株式や不動産投資信託(REIT)など、旧制度の一般NISAで投資できる商品の多くが対象です。

新NISA制度は長期的な資産形成の促進を目的としており、投資初心者でも少額から安心して運用をはじめられます。

新NISAと旧NISAの違い

新NISAと旧NISAでは、非課税期間、投資枠の大きさ、利用できる金融商品の種類などが異なります。

  新NISA 旧NISA
対象年齢 18歳以上 18歳以上
年間投資枠 ・つみたて投資枠:120万円
・成長投資枠:240万円
・つみたてNISA:40万円
・一般NISA:120万円
非課税保有期間 無期限化 ・つみたてNISA:20年間
・一般NISA:5年間
非課税保有限度額 1,800万円 ・つみたてNISA:800万円
・一般NISA:600万円
口座開設期間 恒久化 2023年末まで
投資対象商品 【つみたて投資枠】
長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
【成長投資枠】
上場株式・投資信託等
【つみたてNISA】
長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
【一般NISA】
上場株式・投資信託等

非課税保有期間の無期限化により、長期投資がしやすくなり、売却タイミングを気にせずに投資を続けられる点が新NISA最大のメリットです。

また、新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能で、投資家は自身の投資スタイルにあわせた柔軟な投資ができます。

投資をおこなうことを検討している方は、新NISAの詳細を理解し、計画的に運用してみましょう。

投資信託の種類

投資信託の種類は、次の2つに分かれます。

  • インデックスファンド
  • アクティブフファンド

それぞれの特徴と異なる点を詳しく解説します。

インデックスファンド

インデックスファンドは、日経平均、S&P500などの株価指数(ベンチマーク)と同じ値動きを目指す投資信託です。

ファンドの運用は基本的に指数(ベンチマーク)を参考としており、インデックスファンドは指数と連動して平均的なパフォーマンスを目指します。

アクティブファンドよりも値動きが安定しており、手数料が安い点がインデックスファンドの主なメリットです。

ただし、指数と同じ値動きを目指すため大きな値上がりは期待できません。安定した利益の獲得を期待でき、手数料も安い投資信託のため、投資初心者におすすめのタイプです。

アクティブフファンド

アクティブファンドは、日経平均、S&P500などの指数を上回るパフォーマンスを目指す投資信託です。

値上がりが期待できる銘柄を独自に組み入れる、能動的な運用方法となります。そのため期待通りに値上がりした場合は、大きなリターンを獲得できます。

一方リスクも高く、大きな値下がりを起こして損失を出すかもしれません。手数料も高額になりやすいため、投資知識を持ち、大きな利益を狙う上級者向けのタイプです。

新NISAの投資先銘柄を選ぶ基準

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新NISAの投資先銘柄を選ぶ基準は次のとおりです。

  • 全世界や米国に分散投資している
  • インデックスファンドを選ぶ
  • 信託報酬(手数料コスト)が低い
  • 純資産額が大きい

上記の点を押さえて投資銘柄を選ぶと、安定した運用ができます。低リスクで新NISAをはじめてみたい方は、ぜひチェックしておきましょう。

全世界や米国に分散投資している

リスクを抑えて投資をしたい方は、全世界や米国に分散投資する銘柄がおすすめです。投資する国が多い銘柄を選べば、一つの国で株価が暴落した際に損失を抑えられます。

全世界株の銘柄の多くは米国の銘柄のため、経済成長が期待できる米国を中心としたファンドへの投資もおすすめです。

世界の株式市場に多大な影響を持つ米国に分散投資できる銘柄を選んでも、リスク軽減効果が見込めます。

インデックスファンドを選ぶ

投資初心者の方は、アクティブファンドよりもインデックスファンドを選びましょう。インデックスファンドは手数料が安く、安定した運用が可能なため、初心者に向いています。

一方、アクティブファンドは手数料が高く、リスクをとる必要もあり知識がある方向けの商品です。

銘柄選びに悩む際は、インデックスファンドを選べば手間をかけずに資産運用できます。

信託報酬(手数料コスト)が低い

新NISAを利用する際は、信託報酬(手数料コスト)の低いファンドを選びましょう。投資先銘柄を選ぶうえで重要なポイントは、信託報酬の数値です。

信託報酬とは、ファンドを運用している間にかかるコストのことです。手数料が高いと、運用しているのみで維持費が膨大になり利益が少なくなります。

信託報酬の低いファンドを選ぶと、手数料が安い分利益が増加します。コストをなるべく抑えたい方は、インデックスファンドで0.1〜0.5%程度の投資先を選びましょう。

純資産額が大きい

長期的な運用を予定している方は、純資産額が大きいファンドがおすすめです。

純資産額とは、投資家から集めた資金と損益を合計した金額を指します。総額が大きいほどファンド規模も大きく、安定した運用が見込めます。

反対に純資産額が少ないと、運用が途中で止まる可能性もあるでしょう。数千億程度の純資産額があると、安心してファンドに投資できます。

新NISAにおすすめのインデックスファンド10選

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新NISAにおすすめのインデックスファンドを10個紹介します。

ファンド名 信託報酬 純資産額
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 0.0935% 1,709,311億円
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.0572% 3,647,430億円
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.1617% 1,581,178億円
SBI・全世界株式インデックスファンド「雪だるま(全世界株式)」 0.1012% 2,119.73億円
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 0.0935% 2,709.68 億円
eMAXIS Slim バランス 0.143% 2,814.02 億円
たわらノーロード 先進国株式 0.10% 6,015.49 億円
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.10% 7,470.75 億円
ニッセイ日経225インデックスファンド 0.275% 2,916.51 億円
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.0572% 5,181.01 億円

※2024年6月時点

それぞれの基本情報や特徴、注意点について詳しく解説するので、新NISAの銘柄選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

ファンド名 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
信託報酬 0.0935%
純資産額 1,709,311億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、アルファベット
主な投資先 北米、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券など

【SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの特徴】

  • S&P500に連動する投資成果を目指すインデックスファンド
  • アメリカの主要企業500社に分散投資
  • 信託報酬が安い

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、アメリカの代表的なベンチマーク「S&P500」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

AppleやMicrosoftなど、アメリカの主要企業500銘柄へ主に投資するため、高い分散効果と企業成長が期待できます。

手数料は信託報酬のみで低コストの運用ができ、長期運用を前提とする新NISAと相性は良好です。

純資産額も1,709,311億円と十分なため、低コストで安定した運用をしたい方はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドに投資してみましょう。

eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)

ファンド名 eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)
信託報酬 0.0572%
純資産額 3,647,430億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、Amazon
主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券など

【eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)の特徴】

  • MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指すファンド
  • 日本を含む約50か国へ分散投資できる
  • 信託報酬は業界でも最低基準

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

ファンド名のとおり、日本を含む全世界(約50か国)の銘柄に投資できます。

先進国のみならず、大きな成長が期待できる新興国にも投資できる点が魅力です。

信託報酬率も0.0572%と、インデックスファンドの中でも最低水準のコストで運用できます。

日本、先進国、新興国にバランスよく投資し、リスクを抑えたい方は全世界に投資できるeMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)がおすすめです。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

ファンド名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
信託報酬 0.1617%
純資産額 1,581,178億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、Amazon
主な投資先 北米、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、楽天証券、マネックス証券など

【楽天・全米株式インデックス・ファンドの特徴】

  • CRSP US トータル・マーケット・インデックスに連動する値動きを目指すファンド
  • 米国株式の4,000銘柄に投資可能
  • 米国の大手のみならず中小も網羅

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、アメリカ市場全体を示す指数「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。

米国株式市場に上場している約4,000銘柄へ一度に投資できます。MicrosoftやAmazonなどの有名企業はもちろん、高い成長性が見込める中小企業も対象です。

ただしアメリカに集中投資するファンドのため、全世界株式と比較すると分散効果はやや劣ります。

米国市場の銘柄に投資したい方は、大手から中小まで網羅された楽天・全米株式インデックス・ファンドを検討しましょう。

SBI・全世界株式インデックスファンド「雪だるま(全世界株式)」

ファンド名 SBI・全世界株式インデックスファンド「雪だるま(全世界株式)」
信託報酬 0.1012%
純資産額 2,119.73億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、アルファベット
主な投資先 北米、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券など

【SBI・全世界株式インデックスファンド「雪だるま(全世界株式)」の特徴】

  • FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスの動きに連動して運用するファンド
  • 日本含む全世界の株式へ分散投資
  • 信託報酬が0.1012%と低い

SBI・全世界株式インデックスファンド「雪だるま(全世界株式)」は、世界中の株式市場の動向を示した「FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス」の指数に連動した運用を目指すインデックスファンドです。

日本を含めた先進国、新興国などの世界中に分散投資できます。信託報酬も0.1012%と低く、維持費を安くして投資をはじめたい方におすすめです。

米国以外に日本や新興国などにも幅広く投資したい場合は、選択肢の一つに入ります。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

ファンド名 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
信託報酬 0.0935%
純資産額 2,709.68 億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、アルファベット
主な投資先 北米、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、松井証券、auカブコム証券

【SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの特徴】

  • CRSP US トータル・マーケット・インデックスに連動する運用を目指すファンド
  • 大型株から小型株まで幅広い米国企業に投資可能
  • 米国の株式市場に大きく影響される

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、米国市場の指数「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」に連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。

米国の有力企業、約4,000銘柄に一度に投資でき、アメリカ市場が好景気の際は大きなリターンが見込めます。

一方、米国の景気が落ち込むと、株価が大きく下落する点には注意が必要です。米国に集中投資したい方は、大型株から小型株まで網羅しているSBI・V・全米株式インデックス・ファンドがおすすめです。

eMAXIS Slim バランス

ファンド名 eMAXIS Slim バランス
信託報酬 0.143%
純資産額 2,814.02 億円
主な銘柄 ・日本ビルファンド投資法人

・ジャパンリアルエステイト投資法人

・日本プロロジスリート投資法人

主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券

【eMAXIS Slim バランスの特徴】

  • 株のみでなく、8つの資産に均等に投資するファンド
  • 株式のみのファンドよりも分散効果が見込める
  • 資産均等型ファンドの中では信託報酬が低い

eMAXIS Slim バランスは、株式や債権、リート(不動産投資信託証券)など、8つの資産に投資するバランスのよいインデックスファンドです。

株式のみに投資するファンドよりも資産分散効果が高く、リスクに備えた運用ができます。また、8資産均等型ファンドの中では、信託報酬が抑えられている点も魅力です。

株以外にも投資できるリスク軽減効果の高いファンドを選びたい方は、eMAXIS Slim バランスに投資してみましょう。

たわらノーロード 先進国株式

ファンド名 たわらノーロード 先進国株式
信託報酬 0.10%
純資産額 6,015.49 億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、Amazon
主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券

【たわらノーロード 先進国株式の特徴】

  • MSCI コクサイ・インデックスの指数に連動した投資成果を目指すファンド
  • 米国、アジア、欧州などの先進国に投資
  • 購入時手数料のかからない「ノーロード」

たわらノーロード 先進国株式は、日本を除く先進国の株式市場の動向を示す「MSCI コクサイ・インデックス」の指数に連動した運用を目指すインデックスファンドです。

米国に70%程度、欧州、アジアの先進国に30%程度の比率で投資をおこないます。

ファンド名にある「ノーロード」とは、購入時に発生する手数料がかからない投資信託のことです。購入時手数料が発生しないため、余計なコストをカットできます。

すでに日本企業に投資しており、他の先進国にも投資したいと考えている方は、日本を除く先進国に投資できるたわらノーロード 先進国株式を検討しましょう。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

ファンド名 ニッセイ外国株式インデックスファンド
信託報酬 0.10%
純資産額 7,470.75 億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、Amazon
主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券

【ニッセイ外国株式インデックスファンドの特徴】

  • MSCI コクサイ・インデックスの指数に連動した運用成果を目指すファンド
  • 22か国、1,300銘柄に分散投資
  • 日本以外の先進国株式に投資が可能

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、MSCI コクサイ・インデックスに連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。

22か国、1,300銘柄の先進国に分散投資でき、株価暴落のリスクをある程度抑えられます。投資先は日本を除く先進国のため、国外の人気銘柄に投資したい方におすすめです。

日本株以外の銘柄をポートフォリオに加えたい方は、ニッセイ外国株式インデックスファンドに投資してみましょう。

ニッセイ日経225インデックスファンド

ファンド名 ニッセイ日経225インデックスファンド
信託報酬 0.275%
純資産額 2,916.51 億円
主な銘柄 ・ファーストリテイリング

・東京エレクトロン

・Softbankグループ

主な投資先 アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券

【ニッセイ日経225インデックスファンドの特徴】

  • 日経平均株価に連動する運用成果を目指すファンド
  • 日本株をメインに投資が可能
  • 国内中心のファンドの中では低コスト

ニッセイ日経225インデックスファンドは、日本の株式市場の動向を示す指数の中で代表的な「日経平均株価」に連動する運用成果を目指すインデックスファンドです。

日本人に馴染みのある国内企業を中心に投資をおこないます。日経平均株価はニュースやネット上などで簡単に情報を取得でき、値動きを予想しやすいメリットがあります。

信託報酬は0.275%と、国内を中心とするファンドの中では低コストな点も魅力です。

コストを抑えて日本株式に投資したい方は、関連する情報を取得しやすいニッセイ日経225インデックスファンドがおすすめです。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

ファンド名 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
信託報酬 0.0572%
純資産額 5,181.01 億円
主な銘柄 Apple、Microsoft、Amazon
主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券

【eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の特徴】

  • MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する運用を目指すファンド
  • 日本を除く全世界に分散投資可能
  • 信託報酬は0.0572%と低コスト

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する運用を目指すインデックスファンドです。

日本を除く先進国、新興国などの約50か国に分散投資できます。

【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)との違い】

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と異なる点は、日本が投資先に含まれていない点です。

信託報酬は0.0572%と、非常に低コストで運用できます。

すでに日本株式に投資している方が、世界各国の銘柄に投資する際に適している投資信託です。

新NISAにおすすめのアクティブファンド5選

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新NISAにおすすめのアクティブファンドは次の5つです。

ファンド名 信託報酬 純資産額
ひふみプラス 1.078% 5,805.15 億円
フィデリティ・米国優良株・ファンド 1.639% 1,446.20 億円
セゾン資産形成の達人ファンド 1.3398% 3,493.71 億円
セゾン・グローバルバランスファンド 0.5599% 4,913.33 億円
世界経済インデックスファンド 0.55% 3,213.76 億円

ファンドの特徴や、新NISAにおすすめの理由を解説します。

ひふみプラス

ファンド名 ひふみプラス
信託報酬 1.078%
純資産額 5,805.15 億円
主な銘柄 ・楽天銀行

・ソニーグループ

・日本電信電話

主な投資先 アジア、オセアニア、北米、欧州
取扱証券会社 SBI証券、楽天証券、松井証券

※2024年6月時点

【ひふみプラスの特徴】

  • 日本の成長企業に投資するアクティブファンド
  • 国内の有名な企業に投資可能
  • アクティブファンドの中では信託報酬が安い

ひふみプラスは、国内の成長が期待できる企業に投資をするアクティブファンドです。成長企業に投資することから、運用がうまくいけば高いリターンを期待できます。

「楽天グループ」や「ソニーグループ」など、日本で有名な企業に投資が可能です。自身の身近にあるサービスを提供する企業に投資でき、日本企業の発展にも貢献できます。

アクティブファンドの中では割安な信託報酬(1.078%)で運用できる点も魅力です。

新NISAでアクティブファンドをはじめてみたい方は、リスクを抑えながら高めのリターンを狙えるひふみプラスに投資してみましょう。

フィデリティ・米国優良株・ファンド

ファンド名 フィデリティ・米国優良株・ファンド
信託報酬 1.639%
純資産額 1,446.20 億円
主な銘柄 アルファベット、Microsoft、Amazon
主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券

【フィデリティ・米国優良株・ファンドの特徴】

  • S&P500を指数とするアクティブファンド
  • プロの独自分析により米国の優良企業に投資
  • インデックスファンドよりも高いリターンを狙える

フィデリティ・米国優良株・ファンドは、米国の代表的な株価指数、S&P500を上回る運用成果を目指すアクティブファンドです。

投資のプロが独自に分析した企業から投資をおこない、インデックスよりも高いリターンを目指します。

高い収益を狙える一方、損失のリスクも大きく、信託報酬が1.639%とやや高い点に注意が必要です。米国の優良企業に投資し、高いリターンを狙いたい方は検討してみましょう。

セゾン資産形成の達人ファンド

ファンド名 セゾン資産形成の達人ファンド
信託報酬 1.3398%
純資産額 3,493.71 億円
主な銘柄 ・商船三井

・トヨタ自動車

・パナソニック

主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、楽天証券、大和証券

【セゾン資産形成の達人ファンドの特徴】

  • 複数のファンドを通じて国内外の幅広い株式に投資
  • 長期的に高いリターンを狙える投資先を選定
  • 安全性の高さも重視しつみたてNISAと好相性

セゾン資産形成の達人ファンドは、複数のファンドをとおして北米、欧州、日本など、世界各地の株式に分散投資できるアクティブファンドです。

長期的に高い収益を狙える株式や、安全性の高い銘柄を選定するため、中長期的な運用とは相性のよいファンドといえます。

一方、長期的な目線でファンドを選定する関係で、短期間で大きな利益を狙いたい方には向いていません。

新NISAで高いリターンを狙いたい方には、長期的な収益力を重視するセゾン資産形成の達人ファンドがおすすめです。

セゾン・グローバルバランスファンド

ファンド名 セゾン・グローバルバランスファンド
信託報酬 0.5599%
純資産額 4,913.33 億円
主な銘柄
主な投資先 北米、欧州、アジア、オセアニア
取扱証券会社 SBI証券、楽天証券、大和証券

【セゾン・グローバルバランスファンドの特徴】

  • インデックスファンドを通じて世界中に投資
  • 投資対象を株式と債券に分けて運用
  • 信託報酬が0.5599%と割安

セゾン・グローバルバランスファンドは、インデックスファンドをとおして世界各国に投資をするアクティブファンドです。

投資先の割合は株式50%、債券50%で構成されており、暴落リスクを分散しつつリターンを狙えます。信託報酬は0.5599%と安く、コストを抑えて投資をしたい方にもおすすめです。

株式に100%投資することにリスクを感じる方は、一つのファンドで株式、債券に投資できるセゾン・グローバルバランスファンドを検討しましょう。

世界経済インデックスファンド

ファンド名 世界経済インデックスファンド
信託報酬 0.55%
純資産額 3,213.76 億円
主な銘柄 ・トヨタ自動車

・ソニーグループ

・キーエンス

主な投資先 北米、アジア、オセアニア、欧州
取扱証券会社 SBI証券、楽天証券、松井証券

【世界経済インデックスファンドの特徴】

  • 各国の株式や公社債などに分散投資できるファンド
  • 新興国にも投資が可能
  • 株式、債券両方に投資できリスク分散が容易

世界経済インデックスファンドは、国内外の株式や公社債など、さまざまな地域、方法で投資をおこなうファンドです。日本を含めた先進国をはじめ、成長性に期待できる新興国にも投資ができます。

投資先は原則株式50%、債券50%の比率なため、複数の銘柄を管理する必要なく一つのファンドで資産分散が可能です。

資産に債券も組み込みたい方には、株式と債券両方に投資できる世界経済インデックスファンドがおすすめです。

新NISAにおすすめのネット証券会社5選

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新NISAを利用する際におすすめの証券会社を厳選して5つ紹介します。

つみたて投資枠 成長投資枠
SBI証券 230本 1,213本
楽天証券 225本 1,183本
マネックス証券 228本 1,154本
松井証券 234本 1,117本
auカブコム証券 221本 1,062本

※2024年6月時点

コストを抑えて新NISAを利用し、投資信託をしたい場合は、手数料の安いネット証券がおすすめです。

それぞれの特徴やお得なサービスを詳しく解説するので、お得に新NISAをはじめてみたい方はぜひ確認してみてください。

SBI証券

証券名 SBI証券
つみたて投資枠 230本
成長投資枠 1,213本
ポイントサービス ・Vポイント

・Pontaポイント

・dポイント

・JALポイント

・PayPayポイント

最低積立金額(つみたて投資枠) 100円〜

【SBI証券の特徴】

  • 三井住友カードと組み合わせれば自動で積立投資可能
  • 積立投資で最大5%のポイント還元
  • ポイントサービスの選択肢が豊富

SBI証券は、ネット証券国内株式個人取引シェアNo.1の実績を持つ人気の証券会社です。積立投資枠のラインナップは230本と、国内でも最大級の取扱数を誇ります。

クレジットカードの三井住友カードと併用すると、自動で積立投資ができ手間が省ける「クレカ積立」を利用可能です。

また、積立投資をすれば最大で5%のポイント還元を受けられます。ポイントサービスの選択肢も豊富で、次のサービスから貯まるポイントを選択できます。

  • Vポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • JALポイント
  • PayPayポイント

お得にポイントを貯めながら資産を運用したい方は、自動積立が便利なSBI証券を利用しましょう。

楽天証券

証券名 楽天証券
つみたて投資枠 225本
成長投資枠 1,183本
ポイントサービス 楽天ポイント
最低積立金額(つみたて投資枠) 100円〜

【楽天証券の特徴】

  • NISA口座数業界No.1
  • 楽天ポイントを利用して投資が可能
  • 口座開設で日経テレコンが無料

楽天証券はNISAの口座数業界No.1を誇るネット証券で、NISA口座数は500万を突破しています。

楽天サービスを利用すると貯まる楽天ポイントで手軽に投資をはじめられる点が魅力です。

口座開設するのみで日本経済新聞を無料で閲覧できる「日経テレコン(楽天証券版)」を利用でき、投資知識が貯まりやすい利点もあります。

楽天サービスを頻繁に利用する方や、ポイント投資から資産運用をはじめてみたい方は、楽天証券の利用を検討しましょう。

マネックス証券

証券名 マネックス証券
つみたて投資枠 228本
成長投資枠 1,154本
ポイントサービス マネックスポイント
最低積立金額(つみたて投資枠) 100円〜

【マネックス証券の特徴】

  • 積立投資で最大1.1%のポイント還元
  • 米国株、中国株の銘柄が豊富
  • 投資信託は100円〜の少額から積立可能

マネックス証券は、積立投資でのカード決済額に応じてポイントが貯まるネット証券です。

積立投資で貯まるマネックスポイントの還元率は最大1.1%と、ネット証券の中でも最大級の高還元となります。

取扱株式は米国株、中国株に力を入れており、豊富なラインナップから投資対象を選択可能です。投資信託は基本的に100円から積立できるため、少額から投資をはじめてみたい方にもおすすめできます。

松井証券

証券名 松井証券
つみたて投資枠 234本
成長投資枠 1,117本
ポイントサービス 松井証券ポイント
最低積立金額(つみたて投資枠) 100円〜

【松井証券の特徴】

  • スマートフォンから簡単に投資が可能
  • シンプルで投資初心者でも利用しやすいツールが豊富
  • 一定以下の利用、25歳以下なら手数料無料

松井証券は、はじめての方でも簡単に投資信託をはじめられるネット証券です。スマートフォンで専用アプリから手軽に投資が可能で、知識のない初心者でも迷わず操作ができます。

また、次の条件を満たす対象であれば、現物取引、信用取引にかかる手数料が無料です。

  • 1日の約定代金合計金額が50万円以下の方
  • 25歳以下の方

無駄なコストをかけず、手軽に積立投資をはじめてみたい方は、初心者でも利用しやすいツールやアプリが取り揃えられている松井証券を利用しましょう。

auカブコム証券

証券名 auカブコム証券
つみたて投資枠 221本
成長投資枠 1,062本
ポイントサービス Pontaポイント
最低積立金額(つみたて投資枠) 100円〜

【auカブコム証券の特徴】

  • auPAYカードとの組み合わせで積立金額の1%がポイント還元
  • 手数料が5%割引になる「NISA割」
  • 投資信託を所持しているのみでポイントが貯まる

auカブコム証券は、新NISAの利用でお得になるサービスが豊富なネット証券です。クレジットカードのauPAYカードで積立をすると、毎月の投資信託の積立金額の1%がポイントで還元されます。

また、投資信託の保有残高に応じてPontaポイントが貯まるため、資産を保有しているのみでもポイントが貯まり続けます。

NISA口座を開設した方に適用される優遇サービス「NISA割」もお得です。

【NISA割の内容】

現物株式・信用取引の手数料が最大5%割引になります。

お得に新NISAをはじめたい方は、割引やポイント還元サービスが充実したauカブコム証券の口座を開設してみましょう。

新NISAの注意点

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新NISAをはじめるうえでの注意点は次のとおりです。

  • 元本が保証されていない
  • 長期積立を基準に運用する必要がある

新NISAで資産運用を効率的におこなうために、注意点を押さえておきましょう。

元本が保証されていない

投資信託で投資をする新NISAは、元本が保証されていません。

元本とは、株式や債券などの金融商品を購入した際の元手のことです。

投資は預金とは異なり金融商品を購入した当初よりも価値が下がり、損失を出す「元本割れ」を起こすリスクがあります。

長期積立を基準に運用する必要がある

新NISAは投資信託による投資であり、長期運用を前提としているため、短期で収入を得る方法には向いていません。

投資信託は銘柄の入れ替えや資産分散を投資家に代わり専門家に行うってもらえるので、長期で保有しやすい商品です。

新NISAの非課税期間は無期限のため、長期で保有して複利運用し、資産を増やす方法がよいでしょう。

長期運用を前提とした新NISAは、老後の資産形成や安定した投資に向いています。

新NISAに関するよくある質問

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新NISA制度に関して、よくある質問に回答します。

  • つみたて投資枠と成長投資枠どちらがおすすめ?
  • 新NISAは銘柄をいくつ買えばよい?
  • 新NISAはいつはじめるのがベスト?

新NISA制度に関して疑問点がある方は、チェックしてみましょう。

つみたて投資枠と成長投資枠どちらがおすすめ?

つみたて投資枠は長期の資産運用を前提として設計されているため、長期的な運用を見据えてコツコツ投資したい方におすすめです。

投資できる商品も金融庁の基準を満たした投資信託に限定されているので選びやすく、毎月定額を積み立てていくスタイルなので初心者も継続しやすいでしょう。

一方、成長投資枠は、非課税投資枠が年間240万円利用できるので、まとまった資金で運用したい方におすすめです。

また、投資信託以外に国内外の株式やETFにも投資できるため、投資可能な商品に幅を持たせたい方は成長投資枠を利用するとよいでしょう。

新NISAは銘柄をいくつ買えばよい?

新NISAで投資する銘柄は、一つでも十分です。

全世界株や米国株などで分散投資できるファンドを選べば、複数の銘柄に投資する必要はありません。

例を挙げると、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは米国の主要企業500社に、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は約50か国に分散投資できます。

銘柄を一つにした方が管理は楽になるため、投資をはじめたばかりであれば複数銘柄に投資せず一本に絞りましょう。

新NISAはいつはじめるのがベスト?

新NISAは、少しでも早くはじめる方が高い利益を上げられます。投資は運用期間が長いほど、複利の力で利益が大きくなるためです。

複利とは、利子にも利子がつくことです。そのため投資で増えた資産を再投資すると、元手にも利子がついて資産がさらに増えていきます。

非課税制度でお得に投資をはじめてみたい方は、早めにNISA口座を開設して投資をはじめてみましょう。

まとめ

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新NISAにおすすめのインデックスファンド、アクティブファンドを紹介しました。

【本記事のまとめ】

  • 新NISAは非課税保有期間が無制限のお得な制度
  • 投資初心者は成長投資枠よりも、長期運用が前提で低リスクなつみたて投資枠がおすすめ
  • 知識が少ないうちは安定した運用が見込めるインデックスファンドがよい
  • コストを抑えたい方は信託報酬をチェックしておく

新NISAは投資の運用益が非課税になる優遇制度であり、これから投資をはじめる方、老後の資産形成に向けて準備したい方に向いています。

銘柄を選ぶ際は、主にファンドの運用にかかる信託報酬や、分散投資が可能かどうかをチェックしておきましょう。

どの銘柄を選べばよいかわからない方には、全世界の銘柄にバランスよく投資できるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がおすすめです。

ぜひ本記事で紹介した内容を参考に、効率よく資産を積み上げましょう。

<参考>
金融庁
SBI証券

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