山北町の魅力はどんなところ？移住支援や結婚支援が充実しているかも解説

「山北町は移住しやすいの？」
「山北町にはどんな魅力がある？」

山北町は神奈川県西部にある町です。東京から90分ほどで行ける秘境ということで静かな人気があります。観光地として良いのはもちろん、山北町は移住先としても良い町です。

この記事では、山北町の魅力について紹介します。移住支援や結婚支援が充実しているかも解説しているので、興味がある人はぜひ参考にしてください。

山北町で暮らす魅力

山北町の基本情報

人口	9,375人 男性： 4,603人 女性： 4,772人 (令和6年5月1日時点)
世帯数	4,246戸
面積	224.61㎢
保育所 教育機関	・幼稚園：1園 ・保育園：1園 ・こども園：1園 ・小学校：1校 ・中学校：1校 ・高校：2校
病院	・病院：4ヶ所
特産品	・獅子ゆず ・やまきたニンニク ・氷のぐいのみ ・足柄茶 ・みかん
グルメ	・丹沢の猪(最中) ・絹華(豆腐) ・すっぽんスープ ・猪鍋
交通情報	【電車】 新宿駅から約90分 【車】 東京から約90分
移住情報	山北生活公式サイト

自然豊かかつ便利さもある

山北町は町面積の90%ほどが山岳地帯の山深い町です。ただ東京から90分ほどで到着できるという距離感なので、田舎暮らしをしてみたいけど都会の便利さも手放し難いという人に移住先として人気を集めています。

移住支援も多数おこなっており、あまり費用をかけたくない人でも安心して移住できます。移住を考えているなら、ぜひ山北町を選びましょう。

地元産の野菜や果物を楽しめる

山北町には、地元産の野菜や果物を楽しめる農産物直販加工所「とれたて山ちゃん」があります。季節に合わせて新鮮な作物を購入可能です。

また、作物を使った加工品も販売しています。ジャムや柚子こしょう、唐辛子みそなどおいしい物が揃っているのでぜひ店を覗いてみましょう。

観光スポットがたくさん

山北町には丹沢湖や洒水の滝、大野山など観光スポットがたくさんあります。しかも、自然の景色を楽しむ観光スポットなので四季によって味わいが変わり、何度行っても楽しめます。

また、癒やしが欲しい人には中川温泉もおすすめです。武田信玄が兵士の傷を癒やすために使ったと言われる隠し湯で効果は抜群です。ぜひ行ってみましょう。

山北町の移住支援制度

勤労者等住宅資金利子補助金

山北町の中に家を得るために、住宅ローンを組んだ人に対して行われる補助です。金融機関だけ気をつければ条件をクリアするのは簡単です。必ず申請しておきましょう。

補助内容	支払利子の一部を補助 (借入金額の500万円以内 年利2%以内 3年以内)
対象	町内に自己の住宅を取得するために町が指定した金融機関から住宅資金の融資を受けた人 【条件】 1.指定金融機関から住宅資金等を借り入れた勤労者等であること 2.申請時に町内に居住していること 3.町内に自己の居住用の住宅を新築、購入または増改築をすること 4.市区町村民税等の滞納がないこと 【指定金融機関】 横浜銀行、さがみ信用金庫、中央労働金庫、JAかながわ西湘

新築祝い金

町内に家を新築する若者・中堅世帯向けの祝い金です。町外から山北町に引っ越して家を建てる人なら基本的には条件をクリアできるので必ず申請しましょう。

補助内容	新築お祝い金を交付 【町外からの転入世帯】 20万円 【町内での転居世帯】 10万円
対象	町外から転入、または町内で転居する人で町内に住宅を新築した人 【条件】 1.10年以上継続して居住すること 2.申請者が50歳未満で、世帯の人数が2人以上であること 3.市区町村民税等の滞納がないこと 4.町内に新築戸建て住宅を取得すること

二世代同居近居奨励金

新築祝い金対象者のうち、親世帯と同居するか町内で近居する場合は祝い金が10万円増えます。条件を満たしているなら忘れずに申請しましょう。

【フラット35】地域連携型

勤労者等住宅資金利子補助金や新築祝い金を利用する人が、併用できる補助金です。申込みは実際にフラット35の融資を受ける前でなければいけません。必ず事前に役場へ相談しましょう。

補助内容	借入金利を年0.25%引き下げ ・①の対象者 当初10年間の借入金利を年0.25％引き下げ ・②の対象者 当初5年間の借入金利を年0.25%引き下げ
対象	町の支援制度(新築祝い金・二世代同居近居奨励金、勤労者等住宅資金利子補助)を申請予定かつフラット35を利用する人 【条件】 ①新築祝い金・二世代同居近居奨励金を受けるかつ中学生以下で同居し扶養する子がある ②町外から転居し、勤労者等住宅資金利子補助金の補助を受ける

空き家バンク

空き家バンクは町役場が町内の空き家を居住希望者に紹介する制度です。無料で物件を探せるので住居費用を抑えたい人におすすめします。

また、古民家など街の不動産屋では見つからない物件に出会える可能性もあります。ぜひ一度はチェックしてみましょう。

空き家活用助成金

空き家バンクの物件を利用する場合、修繕費用として最大10万円が支給されます。空き家バンクの物件は古いことが多いので、修繕する際には必ず申請しておきましょう。

お試し住宅「ホタルの家」

移住する前に「実際に暮らすとどうなのか」が気になる人が多いです。山北町では移住希望者が一定期間町の暮らしを体験できるお試し住宅として「ホタルの家」を用意しています。

お試し料金は2週間で2万円と、家賃として考えても安いです。まずはホタルの家で雰囲気を掴んでから、実際の移住を検討するのをおすすめします。

定住促進住宅

定住促進住宅は、移住希望者がお得に住める物件です。駅チカ3LDKの物件が53,600円からなど、非常にお手頃なので利用するのをおすすめします。

人気物件ゆえ、空室がない場合があります。最新の空室状況や物件の設備情報は、公式サイトからチェックしてみてください。

山北町の結婚支援一覧

39歳以下の夫婦なら30万円もらえる

対象
1.当該年度の前年度に婚姻届を提出し受理日に39歳以下の夫婦 2.夫婦の前年の所得合計額が500万円未満 3.夫婦の一方の住民票の住所が補助対象となる住宅の住所 4.補助対象となる住宅が山北町内にある 5.交付決定の日から10年以上継続して定住する意思がある 6.他の公的制度による補助を受けていない 7.夫婦の双方または一方が当該補助金を受けたことがない 8.市区町村民税等の滞納がない 9.世帯員全員が暴力団員でなく暴力団と密接な関係もない

山北町では、新婚世帯が住居を得るときの資金を補助する助成金を支給しています。簡単に言えば、婚姻届を提出した時に39歳以下の夫婦に30万円支給するものです。

また、29歳以下なら金額は60万円まで増えます。家賃や礼金、仲介手数料などにも使えるので実質的に初期費用0円で新生活を始めることも可能です。ぜひ利用しましょう。

補助金の対象となる費用

補助金の対象となるのは住宅購入費や賃貸の費用など幅広いです。ざっくり言えば結婚を機にかかった費用の内、住宅を得るためのものは対象となります。

また、それぞれの費用は合算して上限額まで支給されます。申請書や請求書は町の公式サイトからダウンロードできるので確認しておきましょう。

結婚新生活支援の詳細ページはこちら

山北町の子育て支援一覧

山北町には多くの子育て支援があります。特に、児童手当と小児医療助成は一定年齢までの子供がいる家庭全てが受けられます。

児童手当は3歳未満は月1万5千円、3歳から中学生まで月1万円支給されますし、高校生までは保険治療を無料で受診可能です。

また、ファミリーサポートセンターでは小学6年生までの子どもを預かってくれます。他にも掃除の手伝いなどもしてくれるのでひとり親世帯でも安心です。子育て世帯は山北町への移住を考えてみましょう。

山北町内の観光・デートスポット3選

大野山

大野山は都心から近いのに絶景を味わえる山として人気です。山頂付近が草原ということで景色を遮られることなく富士山などを眺められます。

しっかり登山できるものの日帰り可能な距離感なので、登山初心者にもおすすめです。アウトドア派なカップルであれば、ぜひ行ってみましょう。

山北鉄道公園

出典：山北町観光協会

所在地	〒258-0113 神奈川県足柄上郡山北町山北1981
交通案内	山北駅から徒歩2分
電話番号	0465-75-3647

山北鉄道公園は、山北駅の南側にある公園です。D52蒸気機関車が展示されており、月一で整備運行もおこなっているため鉄道好きの人におすすめです。

近くには山北鉄道資料館もあり、また駅前ということで食事処も多くあります。ゆったりと駅周辺を散策したい人は行ってみましょう。

中川温泉 信玄館

出典：中川温泉 信玄館公式サイト

所在地	〒258-0201 神奈川県足柄上郡山北町中川577-6
交通案内	・谷峨駅からバスで約30分 ・御殿場ICから約40分
電話番号	0465-78-3811

中川温泉 信玄館は、武田信玄の隠し湯として知られている秘湯です。美人の湯とも言われており皮膚病や神経痛などにも効果がある温泉です。

深夜も利用可能な貸し切り風呂があり、ゆったり静かに温泉をすごしたいカップルにおすすめします。日帰りも宿泊もできるので山北に訪れたらぜひ行ってみましょう。

山北町に移住した人の声

まとめ：自然と便利さの共存した移住におすすめ

山北町は雄大な自然と都市部へのアクセスの良さから、自然と便利さを共存させたい移住先におすすめです。観光スポットも多くあるので何年いても飽きません。

移住支援として助成金や公営住宅もあるので、住む場所の確保も簡単です。自然が多い場所への移住を考えているなら、ぜひ山北町を検討してみましょう。

山北町の公式サイトはこちら