そう言ってもらえたこと、すごく嬉しい。
でも今すぐには答えられない。
改めて連絡したいから時間を下さい。
そこから2週間・3週間たち、一向に返事をくれる気配がない。しびれを切らしたあなたは、本音のところを探るべく一通のLINEを送ろうとしている。
保留にされている間って、「好きならすぐにYESというはず」という前提があるので、「保留にされるってことは…」って思えば思うほどに不安になってしまうんですよね。
きっとあなたも、
「でもいや待てよ。向こうにも何か事情があるのかもしれない。こっちはじっくり準備したつもりでも相手にとっては唐突のことだったのかも。」
と相手に寄り添う気持ちもありながら
「だからと言って、あれだけデート中に楽しくしていたのに、こんなに長いこと保留にすることはあるのかな?もしかしてキープにしたいだけとか?」
と疑心暗鬼になってしまうような考えも頭によぎりつつ、
「こちらからデートに誘うのは変かな?下手に詮索されたら迷惑かな?」
と答えの出ない質問が頭の中でグルングルンしているのではないかと思います。
でも、告白を保留にする人の気持ちは実はとっても複雑。あなたがグルングルンしているのと同じように、相手もグルングルンしていることも大いにあるのです。
とはいえ告白を保留にされたあと、OKになる確率は五分五分。どっちに転んでもおかしくない状況です。
この記事ではこの50:50の状況を少しでもOKがもらえる状況に近づけていくためのノウハウを、ありとあらゆる可能性を考慮して詰め込みました。
自分の状況に当てはまるもの、より近そうなものを選択して、上手に活用してみてくださいね。
目次
保留にする人の「本人も気づいていない」心理とは?
まず相手の立場になって考えてみることにしましょう。
もちろん相手の本音は相手に聞くことが一番ですが、相手に直接聞いたからと言って、(遠慮や気遣いや言い訳など)いろいろなことが邪魔して本音らしい本音が出てくることは稀です。
自分の考えをまとめられていないから保留にしているわけですから、ここは相手の過去の経験などから想像していくしかありません。
「あの人はなぜ返事を保留にしたのか?」がぼんやりと見えてくるだけでも、対処法が見えてくることはよくあります。
その可能性をいくつか探ってみましょう。
友達として好きなのか、恋人として好きなのかに迷っている
まず考えられることとして、「異性としての付き合いを想定していなかった」パターンがあります。これは僕も経験したことがあります。
当時は「えぇ!?一緒に遊びにもいって、通話も長時間するほどの仲なのに、純粋な友達として接してたの!?」と面をくらうほどの衝撃を受けました。
残念ながら世の中には「男女関係なく、二人きりで友達として遊びに行ける」人が一定数いるのです。
そういう人にとっては、相手を「恋人候補として見ていない限り」異性と出かけることになんの躊躇いもありません。
このケースの場合、告白した瞬間に「いや、そういうつもりじゃなかったんだけど」と断ることがほとんどなので、保留にしている、という時点で若干の希望が残されている可能性があります。
相手は告白されたことをきっかけにして、こちらを異性として見るようになります。
そうなってからさらに関係性を深めていくことで認識がひっくり返って、相手がこちらのことをいつの間にか好きになってしまっている、なんてことは割とよくあります。
他にも気になっている人がいるから
次に考えられるのが、「他にも気になっている人がいる」という理由です。
そして、その「気になっている人」というのは、その人にとっておそらく付き合うことが難しいだろうと思われる人です。
つまり、あなたからの告白は純粋に嬉しいし、OKしたいところではあるけど、「本当に自分がしたいと思っている恋を諦めていいの?」という葛藤に悩まされているということです。
「だったらこれまでの思わせぶりな態度は!?そんな人がいるなら自分とのデートをOKしないで欲しい!」
と怒りたくなる気持ちもわかりますが、相手も悩んでいるのです。なぜって、あなたといる時間が楽しかったから。
『好きになるべきは、遠くの手に入らない相手ではなく、目の前の真剣になってくれているこの人なのかもしれない』そう思っているからこそ、保留にした可能性もあるのです。
過去の失敗を引きずっているため慎重になっている
そして意外と多いのは、過去の恋愛の失敗を引きずっているケースです。
これは実際に僕も体験したことがあるのでよくわかるのですが、このケースはかなり厄介です。
「確かにこの人には好意はある。『一緒にいる間も楽しいし落ち着く』という気持ちに嘘はないのだけど、だからこそ付き合うことでその関係が壊れてしまうのではないか」という不安が渦巻いているのです。
過去に恋人にひどいフラれ方をしたか、異性との付き合いにトラウマ級の嫌な思い出があるか、要因は測りかねますが、何かしらの理由で「人を信用するのを恐れている」のです。
こういったケースの場合、「大丈夫だ、自分はそんなことをしないよ」と説得に走るのは悪手です。
人を信じることを恐れている人に信じることを迫るのは、怖がっている人を無理やりジェットコースターに乗せるようなものです。
恋愛することに慣れていないから
また人によっては、恋愛の経験が少なく「相手のことがよくわからない状況でYESを出すのは不安」と思っていることもあります。
特徴としては、告白された時の反応が「キョトン」からの「え?え?わたし?」といった挙動不審な態度になることが挙げられます。
こういった人は、自分の中の「好き」という感情に確信が持てないため、もうすこし相手のことを知ってからきちんとお付き合いしたいと考える傾向にあります。
良い意味では誠実でありますが、悪い意味では臆病でもあります。特に相手の年齢が低い場合に多く見受けられます。
キープしておきたいから
最後に、あまりあって欲しくないことではありますが、「キープされている」可能性ももちろんあります。
前述の「他に気になっている人」とは違い、「誰とも付き合うつもりがないのに、他人からの好意は引き留めておきたい」というスケベ心を持っている人です。
こういう人は、告白されたことを周囲の友達に言いふらし(本人にそのつもりがなくても)自慢することが多いです。
つまり「モテていることで自分の尊厳を保とう」としているわけですね。
「また告白されちゃったよ〜」と言いふらすことでしか、自分は異性にモテる存在であるということを確認できない、ちょっとかわいそうな人でもあります。
誠実さのかけらもないように感じる人ではありますが、この人もまた誰かと付き合うことで、自分の見られたくない部分を見せることを恐れている人でもあるのです。
誰かと一対一で向き合うのは怖いけど、でも異性とは遊んでいたいから、相手が好きでいてくれる限りは”なあなあ”の付き合いを継続させたいなぁ、と思っているということですね。
断ろうと思っていたのに!?いつの間にかOKしてしまう対応策
あなたが告白したお相手に当てはまりそうな原因はありましたでしょうか。
原因がわかったところで、次は対策の話に移ります。
実際に返事をもらえたとして、その時はどのような対応をすればいいのかを考えていきたいと思います。
「いやいや待て待て、まずその返事がもらえなくてモヤモヤしてるんだよ」と言いたくなる気持ちはわかりますが、一旦話を聞いてください。
返事をもらう時の対応を考えれば、実際にどのように返事を催促をすればいいのかは自ずと答えが見えてきますから。
相手の意見をひっくり返すことはできる?
ところで、僕はビジネスの局面で「NO」の回答を用意していた人を「YES」にひっくり返した経験があります。
相手の意思決定をひっくり返すために、営業の世界では、YES・BUT法と言われる手法を使うことがあります。
相手がこちら側の提案を断る理由を聞き、「確かにその通りですね(YES)」といったん受け入れた後で、「しかし(BUT)実はそれはこちらのサービスで補えるんですよ」と代替案を出して行く、あるいは相手の認識を変える説明をして行くことで、NOを選んだ理由を一つ一つ潰していくという手法です。
これを恋愛に置き換えると
- ▼友達だと思っていた
→今度は異性としてデートして判断してもらう - ▼他にも気になっている人がいる
→その人よりも自分のほうが幸せにできると説得する - ▼過去の失敗を引きずっているため慎重になっている
→自分は裏切ったり傷つけたりしないと誓う - ▼恋愛することに慣れていない(相手のことをもっと知りたい)
→自分と付き合うことで、より深いところが知れるようになる - ▼キープされている
→キープの一から本命の座を取りに行く(難易度高めのため非常に厳しい)
といったYES・BUT法をとる事ができる、ということになります。きっとあなたもいくつか思いついた方法なのではないかと思います。
しかし、これらのYES・BUT方式はオススメしません、僕はこのYES・BUT方式で相手の意見をひっくり返せたことは一度としてありません。
まずは不安をとことん聞き出してあげよう
では、どういう時にNOからYESに気持ちを切り替えるさせる事ができたのか?
それは「YESをもらうことを一旦忘れて」相手の不安にとことん寄り添った時、です。大事なことは、YESをもらうことを忘れて話を聞く、ということです。
第三者になりきって、「その人が決断をできるように相談に乗ってあげるイメージ」で接していきます。
この時する質問は「こちらが聞きたい相手の本音」ではなく、「相手が意思決定をするために必要な情報」を質問にするように心がけます。例えば、
- ▼友達だと思っていた
→「友達としてはどんなふうに思ってくれているの?」
→「もし異性と付き合うとしたらどんなところが違うって感じる?」 - ▼他にも気になっている人がいる
→「その人はどんな人で、どんなところが好きなの?」
→「自分とのその人で、どんな部分で迷っているの?」 - ▼過去の失敗を引きずっているため慎重になっている
→「それは辛い経験だったね。同じ事が起こるんじゃないかって不安に思うよね」
→「どんなことに確信が埋まれば、その不安が拭えてお付き合いに踏み切れる?」 - ▼恋愛することに慣れていない(相手のことをもっと知りたい)
→「お付き合いをすることにどんな不安がある?」
→「お互いのどんなことをもっと知れたらいいの?」 - ▼キープされている
→「本気で恋人を作ろうと思ったことはないの?」
→「自分にとって恋人を作ることってわずらわしく感じる?」
といった具合に、根掘り葉掘り聞くのです。
返事を聴く側がそのポジションに行くのおかしくない?と思うかも知れませんが、事前に「無理に説得しようとは思わない。あなたがどう感じているのか、何を考えているのか色々聞かせて欲しい」ということを伝えれば、割とすんなり正直に話してくれます。
最終的な結論はあくまでも相手に委ねよう
そうして話を聞いて行くうちに、「なぜ迷っているのか?」「何に不安を抱えているのか?」「何があれば意思決定できるのか?」という情報が整理されていきます。
そうすると今度は相手の頭の中で、「不安に思っていたポイントが解消されて行くイメージ」が蓄積されると共に、目の前のあなたに対する信頼度が増していきます。
その結果、「この人は返事をもらう立場なのに、こちらの立場に立って親身に話を聞いてくれた」という印象抱くようになり、「この人とだったら一緒にやっていけるかも」と思うようになるのです。
とは言え、これも100発100中ではありません。情報が整理された結果、NOを導き出されることもやっぱりあります。
最終的に相手がYESをだすのかNOを出すのか、こちらには決められないのです。(その意思決定をコントロールできるならそもそも保留にされていません)
どちらの答えが出るにせよ「最終的にYESになるかNOになるかわからないのに、それでも自分のためを思って話を聞いてくれた」ことに相手は少なからず好感を覚えます。
それが功を奏して、あとあとになって「やっぱりあなたと付き合いたい」と意思が変わることもあるんですよ。
ですからYES・NOの答えを聞いてしまう前に、そのYES・NOの答えを出すお手伝いをしてあげたほうが、成功する確率が高まるのです。
返事を待っている間、催促したりデートに誘ってもいい?
という事がわかると、告白を保留されている間にする催促の仕方や、普段の交流の仕方も自ずと見えてきませんか?
結局、相手の頭の中での不安が整理されない限りは結論は出せないのです。
ですから「保留にされている間」というのは「こちら側にとっても相手側にとっても無駄な時間」なんですね。
相手は「じっくり考えさせて欲しい」と言ったかもしれませんが、そのじっくり考える時間に自分がいてもいいんですね。
むしろ、じっくり考えるのをお手伝いするために会わなくてはならないと僕は考えます。
そのため答えを催促したくなった時は、告白の返事を聞くための催促をするのではなく、相手が不安を整理できるようじっくり話すための時間を作りに行くのです。
告白した際に、返事をもらう期限を決めているならその期限が過ぎてから、期限を決め忘れたならその期限を決めるために会いに行きましょう。
この時のお誘いの仕方は、
「まだ返事は聞けなくてもいいんだけど、ちょっと軽くご飯でも食べない?」とライトな感じで構いません。
保留中に別の人を好きになったらどうする?
なお告白の保留中に、その人への恋心が冷めてしまうこともあります。
こういった気持ちの変化に戸惑ってしまう人もいるようなので、念のため解説しておくと、そのような場合、告白した相手とは仮にOKがもらえたとしてもお付き合いしないほうがいいでしょう。
なぜならその場合の恋は「告白」がピークになっており、「告白するまでのドキドキ感」を味わいたかっただけの恋だった可能性が高いからです。
つまりその人に恋していたのではなく、恋に恋してしまっていたということですね。
告白の返事を保留にされている間にあなたができること
告白を保留にされている間は、あなたが待つ側になってしまい、相手に主導権を握られている状態です。
これが告白の段階で期限を決められていると、こちら側に主導権があり、少しは気持ちが楽になっていたはずです。(それでもドキドキヒヤヒヤはしていたと思いますが)
もし返事の期限を決め忘れたなら、あるいは期限を過ぎても返事がこないのであれば、こちらから主導権を取りにいきましょう。
主導権というと聞こえが悪いかもしれませんが、やるべきことは「相手の意思決定のお手伝い」です。
その際には、返事を強要せずに
- ・今正直にどんな風に考えているの?
- ・何か不安に思っていることはある?
- ・何があれば答えを決められそう?
- ・あなたの出す答えがYESでもNOでも、その答えを尊重するよ
- ・だから一緒に考えよう?
という姿勢で接してあげることが大事です。その姿勢に感激して「付き合います」と決断してくれることもすごく多いのです。
「受け入れてもらいたい」という思いをグッとこらえて、相手の立場に立って話を進められるかどうか?
それが今の、あなたのフィフティーフィフティーの状況を好転させるためにできる唯一のことなのです。
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