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Writing by y-takayanagi

私に好きな人ができない理由って?恋愛したくて悩む女性の解決法

Writing by y-takayanagi

私に好きな人ができない理由って?恋愛したくて悩む女性の解決法

いつまで経っても好きな人ができないと不安になりますよね。

「自分には情がないのではないか?」
「このままいくと結婚できないかも」
「一生一人だったらどうしよう?」

そんなことが頭をよぎってしまうために、あなたは「人を好きになれない」自分を責めてしまってはいませんか?

もしそうなら、そのまま「なんとか好きな人を作ろう!」とするのはオススメしません。

なぜなら、あなたは頭では「好きな人が欲しい」と考えているけれど、心では「好きな人なんていらない」と思っている可能性が高いから。

実は「好きな人ができない」と思っている人ほど、人を好きになることを避けていることが多いのです。

その状態で好きな人を作ろうとしてもこじれてしまうだけです。

好きな人ができなくて悩んでいる人がすべきことは、人を好きになれる方法を見いだすことではなく、

・人を好きになる、ということはどういうことかを知り
・行動してもしても一向に人を好きにならない理由を知り
・なぜ自分が焦って人を好きになろうとしているのかを見つめ直すことで

できるだけ自然な状態で、恋愛を始められるようにすることなのです。

大前提:好きな人ができないのはごく普通のこと!

本題に入る前に、とても大事なことを共有しておきたいと思います。

「好きな人ができない」という状態はごくごく普通のことです。それが20年続いていようと、30年続いていようと同じです。

あなたの周囲の友達が色恋の話で盛り上がっているのを見ていると、あるいは街中のカップルを見ていると、「好きな人ができない自分は何かおかしいんじゃないか?」と思いたくもなると思いますが、気にする必要はありません。

「好き」という感情は制御できない

人がなぜ人を好きになるのか?という決定的な要因はわかっていませんが、一つ判明しているのは、人は「匂い」によって人を好きになることがあるということ。

人は、相手の持っている免疫のパターンが自分の持っている免疫のパターンと離れていればいるほど、欲情するよう傾向にあります。

なぜなら違う遺伝子を掛け合わせた方が、より強い遺伝子が生まれ、子孫繁栄に繋がるからです。そしてその判別は人が発するフェロモンによってなされていると言われています。

つまり、本能的に「おっ」と思える個体に出会わない限り、本能的に誰かを好きになることはない、ということでもあります。

「好き」という感情は、こちらでなんとかして湧き上がらせるものではなく、ふと生まれていくる偶発的なものなのです。

情がないから「好きな人ができない」のではない

ですから、好きな人ができないのは、これまで生きてきた中でたまたま「おっ」と思える人に出会えてこなかったからであって、あなたに何か欠陥があるからではないのです。

人によっては「異性と接しても何も感じない。告白されてもトキめかない。自分は冷酷な人間なのだろうか?」と悩むと人もいますが、全然そんなことはありません。

単純に「まだ」出会ってないだけなんです。まずはそれを知っておいて欲しいなと思います。

いい人はいるのに、なぜ人を好きになることができないのか?

と、説明されても「私はたくさんの人には会っているのに、全く好きな人ができない。これだけの人に出会ってるのにどうして?」と疑問に思ったかもしれませんね。

そういう場合はいい人に出会えたとしても「無意識的に人を好きになることを避けている」可能性が高く、それが原因になっていると考えられます。

特に婚活中の女性はわかりやすく顕著です。「好きな人ができないとそろそろ困る」と感じているがゆえに、問題がこじれていることが非常に多いのです。

あなたは婚活者ではないかもしれませんが、婚活を軸に考えるととてもわかりやすいので、婚活前提で進めていきますね。

うまく自分の経験と照らし合わせながら読み進めてもらえればと思います。

出会う人の母数が少ない

婚活者に「いい男(女)がいないんですよね〜」とよく相談されるのですが、実際に1ヶ月で新しく出会う異性の数を聞いてみると、4〜5人だと返ってくることもよくあります。

そりゃできないでしょうと思うわけです。

僕は奥さんに出会う前に、(恋愛の仕事を始めるにあたって)マッチングアプリで300人くらいの女性に会いまくっていたことがあるのですが、その中で純粋にいいなと思ったひとは片手で数えられる程度でした。

つまり「この人いいやん!」って思う確率は100人会っているかいないかなのです。

もちろんその全員とデートする必要はありませんが、パーティーで話すくらいのコミュニケーションは取れるはず。その絶対量が足りない、ということは割とよくあります。

出会ってる場所やツールが悪い

量の問題とは別に、質の問題もあります。

特にどこにどんなタイプの人間がいるかを考えずに「とりあえず人に出会える場所ならどこでもいい」と飛び込む人がいるのですが、それでは一向に自分がいいなと思う人は見つかりません。

マッチングアプリ一つとっても、アプリによって恋愛への真剣度が違います。

「ただヤリタイだけ」の人が登録しやすいアプリと、「真剣に結婚相手を探している」人が登録するアプリは全く違います。

言うなればマグロを釣りたいのに、近くの川で釣りをするようなものです。客観的に見れば「絶対にそこにいないよね」とツッコミたくなる場所で釣りをしている人は案外多いのです。

関連記事

自分の好みに合う人を好きになるべき、と思い込んでいる

先ほど「好き」という感情は、コントロールできるものではなく偶発的なものだと説明しました。

それゆえ、自分が「あ、なんかいいかも」と思った人が、全然自分の希望するタイプの人間ではないということも起こり得ます。

その時、その「いいかも」を瞬時に「いやいやこんな人好きになるわけがないでしょ」という理性で押しつぶしてしまうのです。

相手に求める理想が高い人もこれに当てはまります。

どこかに自分の理想を完璧に満たす100点男性がいると信じているため、70点くらいで「まぁ、付き合ってみるか」といい意味での妥協ができなくなってしまうんですね。

本能に従うのが苦手で、周囲の声に合わせるのが得意な「優等生タイプ」の女性に多い傾向にあります。

「自然な出会い」信仰が強すぎる

また、恋愛への理想が高いと「出会い方」にもこだわってしまうようになります。

いわゆる「自然な出会い」で恋をすることをよしとしており、いい出会いの方からやってくると思っている節があります。

そういった人に婚活パーティーやマッチングアプリを勧めると、「でもそれって出会い方としてはちょっと」「馴れ初めを聞かれた時に困るし」といった具合に、何かと理由をつけて断られます。

出会いを自ら作りに行っていないのであれば、好きな人ができないのは当たり前といえば当たり前ですよね。

「人を好きになる努力」が足りない

加えて人を「好きになる人として相応しいか?」と採点している人は好きな人ができにくい傾向にあります。

とりあえず1回目の食事くらいには行くけど、そこでトキメかなければ「はい、次」とスッパリ切ってしまってる、という人は要注意です。

人の魅力なんて、数時間程度の時間でわかるものではなく、何度か顔を合わせてコミュニケーションを重ねて初めてわかるものです。

また人の心理としても、「短い間になんども認知するものに好意的になりやすい」という単純接触の効果があります。

たかが一回のデートでその人の全てを決めてしまい、いつの間にか「アリ・ナシ」をジャッジする裁判官のようになっている人は意外と多いです。

異性に対しての不信感が拭えていない

過去の恋愛の中で、恋人にひどいことをされた、ないしは不信感を抱くような経験が重なっている人は、異性という存在そのものを恐れている可能性が高いです。

あの人もそうだったし、あの人もそうだった、だからこの人もどうせこんな人なんだ、と無意識的に決めつけてしまっているのです。

無意識的に「新しい恋に踏み出すと傷つく」ということを恐れていて、その痛みと向き合わなくていいように「人を好きにならないようにしよう」としてしまうんですね。

これが最初にお伝えした「無意識的に人を好きになることを避けている」状態です。

心のどこかで「人を好きになることを拒絶」している

そして、これまで紹介してきた

・出会いの母数が少ない人も
・自分の好みに合う人を好きになるべき、と思い込んでいる人も
・自然な出会いを求める人も
・「人を好きになる努力」が足りない人も

この心理が関係していることが多いのです。(出会いの場所やツールが悪いのは、単なる知識の問題なので当てはまりませんが)

頭では「好きな人を作りたい」と思っているけど、心がそれを拒絶しているので、

・たくさんの人にも会いたくないし
・自分の予想できないタイプの人は好きになれないし
・リスクをとった出会い方をしたくないし
・当然、人を好きになることなんてできない

というわけなのです。

と、いうことは、です。

そもそも疑わなければいけないのは、「なぜ好きな人ができないのか?」ではなく「本当に好きな人が欲しいと心から思っているのか?」ということなのです。

本当に心から「好きな人が欲しい」と思っている?

焦って恋人を作ろうとしていませんか?

冒頭でお伝えしたように、人を好きになれないことは至って普通の事です。

しかし周囲の友人と比べたり、社会の「恋愛至上主義」的なメッセージを真に受けて、「恋愛していないとおかしい」と思わされ、無理やり恋人を作ろうとはしていませんでしょうか。

親に「早く孫の顔が見たい」と言われたり、上司に「結婚できないと一人前とはいえないぞ」と言われたりした人もいるかもしれません。

それで知らず知らずのうちに恋人を「作らなければならない」という責任感を感じてしまってはいませんでしょうか。

「させられる」恋愛ではうまくいかない

焦燥感に駆られて恋愛しようとしても大抵の場合うまくいきません。

もちろん、たまたま出会った相手が人格者で、焦って出会ったけどめっちゃドンピシャですっごくハッピーです、という人も中にはいるでしょう。しかしそれは本当にレアケース。

焦っているときは焦っている人を引き寄せるので、半ば強引に付き合ってしまうことが多く、遅かれ早かれ別れることになり、それがまた負の記憶として追加され、、、という悪い循環が生まれてしまうのです。

「好き」という感情は勝手に生まれてくるものですから、無理くり作ろうとしても疲弊してしまいます。

「させられている」恋愛ではなく、「したい」恋愛になった時に初めて、恋愛をすればいいのです。

恋人は作らなければいけないものではない

恋人がいないから、恋愛経験がないからといって、あなたの価値が下がるわけではありません。

逆に、恋人がいるから、恋愛経験が豊富だからといって、人としての価値が上がるものではありません。

恋人は作るべきものではなく、出来るもの。

気づいたら好きになっていたくらいの方がよっぽど自然で、かつ自分の心がしたいと感じる恋愛に近いものになります。

好きな人を作るために今から出来ること

無理して恋人を作る必要はないとはいえ、それでもやはり「このまま誰も好きになれなかったらどうしよう」と不安になることもあるでしょう。

そういう時に有効なのは、(恋愛については)”何もしない”と決めてしまうことです。

何もしなければ恋もクソもないではないか!と言いたくなるかもしれませんが、恋愛と全然関係ないイベントに集中していると、案外ふとした瞬間に自然と「あぁ恋愛したいなぁ」と思えるようになるものです。

特にこれまでの行動が「させられていた」行動であったなら、なおさらです。

世の中の人は「とりあえず出会いの数を増やす」「まずマッチングアプリに登録する」「選り好みせずに2回目のデートを誘ってみる」といった具合に、まず行動です!と促してくると思います。

それでも周囲の声には一旦耳を塞いで、自分の心に耳を傾けて「今、本当にしたいことは何か?」と聞いてあげてください。

その結果、やっぱり恋活してみてもいいし、仕事に打ち込んでもいいし、趣味に没頭しても構いません。何も”したい”と思えなければ、何もしないのもの一つの手です。

純粋に心から恋愛したいなぁと感じる時、その時こそ本当にあなたが愛する人を欲している時なのです。