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Writing by y-takayanagi

嫉妬しない方法は無い!?嫉妬心を「利用」して恋愛上手になる方法

Writing by y-takayanagi

嫉妬しない方法は無い!?嫉妬心を「利用」して恋愛上手になる方法

「こんな醜い感情、さっさと消してしまいたいのに、ずっと頭からこびりついて離れないんです」

過去に恋愛相談に乗った女性が言っていた言葉です。

彼女は恋人と仲良くする女性に対してはもちろんのこと、職場の同僚や友達にすら何かにつけて嫉妬してしまう人でした。

冷静になって考えてみてば自分がひがんでいるだけ、ということがよくわかるのに、いざその場面に出くわしてしまうと、

・「ちょっと可愛くてチヤホヤされているからって調子に乗りやがって」
・「きっと今までもずるい手を使って人からの評価を集めてきたんでしょ」
・「あの人さえいなければわたしが評価されているはずなのに!」

自分の人格とは思えないほどの破壊的な性格が出現するのを止められなくなっていました。

嫉妬という感情は多少のものであれば人生のスパイスになりますが、過度になると人生丸ごと破壊しかねない強力な毒になります。

相談に来た彼女は、「恋愛も人間関係もうまく行かなくて、自分の腐った性根が心底憎くて仕方がないです」と言っていました。

嫉妬は、仏教で言うところの三毒「貪(強欲)・瞋(怒り)・痴(妬み)」のうちの1つに当たるもので、お釈迦様も「バカな行為」だと定義しています。

しかし、お釈迦様は「バカな行為」としておきながらも、アホみたいな苦行をして悟りを開いた結果「人間の煩悩は消えないから上手に向き合っていくしかないよ〜」とも言っています。

『つまり嫉妬は無理に消そうとしなくても良いのです。』

そういうと彼女はキョトンとして僕にこう尋ねました。

「え、消そうとしなくてもいいんですか?ずっと、どうやったら消せるかばかりを考えていました」

そうなんです。生まれてきてしまうのは仕方のないことなので、問題はどのように対処していくのか?ということ。

これを読んでいるあなたも、「嫉妬」への捉え方が変わると、嫉妬があるおかげで人生が楽しくなるかもしれませんよ?

嫉妬心は「孤独になる恐怖」から起こる

動物も他の動物に嫉妬する

昔、実家で猫を飼っていた時のこと。ある一匹の野良猫が、うちの縁側にやってきてエサをねだることがありました。

僕は猫そのものが好きなので、飼い猫とは別にその野良猫にもエサをあげていました。

ある時飼い猫が、僕が野良猫にエサをあげているシーンを目撃して、「フシャー!!!」と全身の毛を逆立てて、野良猫を威嚇したのです。

普段は滅多に怒らない温厚な猫だったので、僕はすっかり驚いてしまったのですが、大人になって「動物も他の動物に嫉妬する」ということを知り、「あの時の『フシャー!!!』は嫉妬だったのか」と納得がいきました。

かつては、嫉妬は人間以外には複雑すぎる感情だと考えられていた。しかし新たな論文によれば、イヌは群れの中で社会的に重要なつながりを守るため、嫉妬心とそれに起因する「構ってほしい」という行動を発達させた可能性があるという。(ナショナルジオグラフィック『イヌは飼い主を取られると嫉妬する』より)

嫉妬心は、誰にでもある人間的な本能

実は、嫉妬という感情は「生き残るために人間が獲得してきた本能」なのです。

自分のエサを横取りされると餓死してしまうのと同じように、自分に向けられた愛情や関心を横取りされるかもしれないという恐怖が、「フシャー!!!」と逆立つ猫のように攻撃的な人格に変えてしまうのです。

・恋のライバルの出現によって、彼氏の愛情が奪われてしまうのではないか?
・子どもの活躍によって、親としての尊厳が奪われてしまうのではないか?
・同僚が活躍することによって、自分の活躍の場所が奪われてしまうのではないか?

ありとあらゆる嫉妬心は、そういった「自分の居場所が奪われること」への恐怖から起こります。

つまり、「自分がいなくてもいい」という孤独感に襲われることへの恐怖があなたの心にある限り、嫉妬心はいつ何時でも湧き上がってくるものなのです。

嫉妬心は「自分が上」だと思っている相手に抱く感情

そしてもう一つ興味深いことに、嫉妬心は(実は心のどこかで)「下に見ている相手にしか抱かない」という事実があります。

あなたにも多かれ少なかれ「尊敬している人」がいると思うのですが、その人がどんなに周囲から評価されてもあなたは嫉妬しないはずです。

なぜなら、すごい人すぎて「自分の居場所を奪うような人」だとは到底思えないからです。

羽生結弦選手に嫉妬し、本田圭佑選手には嫉妬しなかった話

僕はフィギュアスケート金メダリストの羽生結弦選手が出てきたときに、「また下の世代が活躍している、勘弁してくれよ」と思ったことがあります。

当時の僕は27歳。もうすぐ30にもなろうとしているタイミングで、「自分がまだ何者でもないことへの焦り」を感じていた時期でした。

そこで自分よりも年齢が歳下の、可愛らしくて謙虚な男の子がスーパースターになっている様子を見て、あろうことか「羨ましい」と思ったのです。

一方で、アスリートで尊敬している人の一人にサッカーの本田圭佑選手がいるのですが、本田圭佑選手がどれだけ活躍しても「勘弁してくれ」とも「羨ましい」とも思ったことがありません。

なぜなら僕にとっての本田圭佑選手は「雲の上の人物」であり、到底自分なんかが及ばない人物だとわかっていたから。

逆に、分不相応も甚だしいことに羽生選手の努力も知らず、なんとなくの印象で「俺の方がすごいはずなのに」と思ってしまったのです。

「羨ましい」のは、相手を下だと思っているから

この経験から、羨ましいという感情の裏には「自分が本気を出せば、チャンスに恵まれれば、才能を活かせる環境に入られたら、あの人よりも輝けるのに」という思いが隠れていることがわかったのです。

つまり、「羨ましい」「妬ましい」と思う相手は、「自分の方がすごい」と思える相手なのだということの気づいたのです。

上の話は少し極端かもしれませんが、僕にとっては大きな気づきでした。

・彼氏の女友達に嫉妬するとき、彼女は女友達を下に見ている
・子どもの活躍に嫉妬するとき、親は子どもを下に見ている
・同僚の活躍に嫉妬するとき、自分は同僚を下に見ている

そう言われてみるとあなたにも「思い当たる節があるかも…」と感じることはないでしょうか?

しかし、ここからが重要なのですが、その「自分の方がすごい」と分不相応に思うことは、必ずしも悪いことではないのです。

嫉妬心を悪いもの、と思わないことが大切です

さすがにもう羽生選手には嫉妬することはなくなりましたが、それは羽生選手の陰の努力を知ったからに他なりません。

僕の中で羽生選手は「羨望」の対象から「尊敬」の対象に変わったのです。

しかし、では僕が嫉妬心そのものから解放されたのかというと、そうではありません。

僕は嫉妬心を打ち消す方法を知ったのではなく、嫉妬心を「利用する」方法を学んだのです。

嫉妬心は、成長欲求の根源でもある

僕はこの「嫉妬しない方法」をテーマに記事を書こうとした時、下調べのために「嫉妬しない方法」でGoogle検索をしました。

そうすると検索結果には「自分の書く文章より中身が面白くないと思うもの」がズラッと並んでいます。そして僕はその検索結果に「イラッ」としました。

それは表向きは「中身のない記事が検索上位に来ることでユーザーを困らせている」という対社会的な怒りですが、本音の部分には「俺よりもつまんない記事が多くの人に読まれているなんて許せない」という極めて自分勝手な思いがあるのです。

これは確実に嫉妬心です。しかし、僕はこの嫉妬心を「良い記事を書くためのモチベーション」に使っています。

確かに一瞬は「なんでこんなつまらない記事が一番上にあるんだ!」と攻撃的にはなるのですが、その0.1秒後には「だからこそ自分が良い文章を届けなければ!」という使命感に変化させています。

つまり「自分の方が上だと思っている」というその認識を利用して、「じゃあ実際に自分の方が上になれるように努力しよう」というエネルギーに変えているんですね。

嫉妬心は生存本能から来る感情であるがゆえに、見方を変えれば「自分が一番成長したがっていることに気づかせてくれる」感情でもあるのです。

嫉妬を悪者にせず、上手に利用しよう

特に恋愛に関しては「恋人にとっての一番でありたい」という欲求が嫉妬心のもっとも強い根源になります。

自分が恋人にとっての一番でありたいと願うからこそ、ライバルの出現に嫉妬し、ライバルをコケ下ろす方に走るか、恋人を束縛する方に走ってしまうのです。

ですが、よくよく考えてみれば恋人にとって一番であるための方法は、ライバルをコケ下ろすことでも恋人を束縛することでもなく、「恋人にとって一番になるべく自分が努力すること」であるはずです。

この方法が一番成功する確率が高く、しかも誰も傷つかない一番の方法なのに、人はなかなか「自分が努力すること」に目を向けられません。これはどうしてなのでしょうか?

嫉妬心を強化する「めんどくさい」という感情

実は、嫉妬心をコントロールできない原因は「めんどくさい」という感情にあります。

先ほど紹介した僕のケースで言えば、「なんでこんなつまらない記事が一番上にあるんだ!」と嫉妬した次の瞬間に、「でも俺が努力するのはめんどくさい」と思ってしまったら、嫉妬は嫉妬のまま膨張していってしまうのです。

これが冒頭に登場した相談者さんの強烈な嫉妬心の原因でした。彼女は嫉妬するだけ嫉妬して、「じゃあ自分が努力をしよう」という発想になれていなかったのです。

ただし、これは彼女が怠け者だったからではありません。彼女は極めて努力家で真面目な人だったのです。

しかし、彼女は自分が嫉妬してしまう分野に関しては、その勤勉さという長所を発揮できなかったのです。

これには「学習性無力感」が関係しています。

「めんどくさい」を生み出す学習性無力感とは?

あなたは「サーカスの象」や「箱の中のノミ」の話を聞いたことがあるでしょうか。

サーカスの中で飼育される象は、子どもの時に足に鎖を繋がれて木の杭に固定されます。

象とはいえまだ子どもですから、どんなにあがいてもその鎖を引きちぎることも、木の杭ごと引っこ抜くこともできません。

そういった抵抗を何回も繰り返すうちに、象は鎖を引きちぎることが「意味のない抵抗だ」と悟り、やがて抵抗すら示さなくなります。

そしていよいよ大人になっても、象はそのパワーを使って鎖を引きちぎるどころか、繋がれていなくも逃げ出そうとすらしなくなるのです。

なぜならこれまでの経験から「何をやっても無駄だ」という無力感を学習してしまっているからです。

これは箱の中のノミ、という話にも例えられています。

箱の中に入れられたノミは、そのジャンプ力を使って箱の中から出るべく、なんどもなんどもトライします。

しかし箱の天井に頭をぶつけることを何回も繰り返しているうちに、だんだんとジャンプすらしなくなってしまうのです。

そして実際に箱の天井が取り除かれても、ずっとその箱の中にい続ける選択をしてしまうのです。

嫉妬心の連鎖を断ち切るのは、嫉妬の仕組みに気づくこと

相談者さんもこの「学習性無力感」にとらわれていた人でした。

その根本にあったのは「自分の容姿へのコンプレックス」です。彼女は他人から見ればむしろ羨ましがられるような外見をしていたのですが、自分ではそれを認められませんでした。

なぜかというと、幼い頃に「女の子らしい振る舞いをすると母親にものすごく冷たくされた」という経験を重ねていたからです。

よくよく聞いてみると、その母親が「娘が自分より可愛くなることで夫の愛情を奪われる」と感じ、娘に対して嫉妬して娘が可愛くなることを制限してしまっていたようです。

そんな母親から「可愛くない」「何をやってもダメ」「そんなんじゃ結婚できない」と散々言われて育ってきたため、自分の可愛さを認めることができなくなってしまっていたんです。

ですから彼女は「自分が可愛くなれる」なんて微塵も思っておらず、「自分が可愛くないがゆえに」彼の愛情も友達の友情もひいては職場の上司の関心も、他の人に奪われてしまう恐怖に常に晒されていたのです。

嫉妬のメカニズムに気づくと視界が開けることがある

しかし、彼女はカウンセリングを通じて嫉妬の仕組みを理解し、母親が自分に対して嫉妬していたこと、そしてその嫉妬のせいで自分の中に無力感が生じ、自分にその嫉妬が連鎖していることに気づきました。

実は、この「気づく」というフェーズが嫉妬心をコントロールする上でものすごく重要なのです。

今までコントロールが効かなくて正体の掴めなかった「嫉妬心」が、なぜ起こりなぜ止められないのかを理解できたことで、自分が何に悩まされているのかを把握できたのです。

そうすると今度は、嫉妬心が生まれた時に「この嫉妬心は母親の嫉妬心のせい!」とその嫉妬心を客観的に見られるようになり、その嫉妬心で苦しむことが少なくなりました。

さらに、「私が嫉妬していたあの子だって私に嫉妬していたかもしれないし、彼だって私に嫉妬していたかも」と思えるようになり、「嫉妬するのは私だけじゃないんだ」と感じられたことで心が軽くなったようです。

僕はこの女性の後にも「自分の嫉妬心に悩む女性」に数多く出会いましたが、ほぼ全ての人がこれまで説明してきた嫉妬の仕組みを説明することによって、嫉妬の正体に気づき「心が軽くなった」と言っていました。

ここまで読まれたあなたもきっと、自分の過去を思い返しながら、きっと自分の嫉妬心を客観的に見られるようになってきているのではないでしょうか?

もし、まだハッキリと正体が掴めていないなら、それはまだ嫉妬を「可視化」できていないからでしょう。

嫉妬心をコントロールするための方法を男女別に紹介

嫉妬心をコントロールするためには、具体的には3つのSTEPが必要になります。

①嫉妬心の仕組みについて理解すること
②自分の嫉妬心を可視化し、客観視すること
③他人の尊敬できるところを探すのが上手になること

仕組みについてはこれまで解説してきた通りです。

ここからは可視化し客観視するためのアプローチをご紹介していきます。

そのアプローチは男女でさほど変わらないのですが、男女で嫉妬心が湧いてくる根本の感情が若干違うので、男女別のアプローチも紹介していきます。

もちろん男性の中にも女性っぽい思考の人もいますし、その逆もまた然りなので、より自分に当てはまる方を選択して貰えればと思います。

男性は「強くあろうとする」自分に気づこう

男性の嫉妬心を生み出す主な恐怖は「何者にもなれない怖さ」です。

男性は小さい時から、社会に出て活躍する人間になること、力をつけて大事な家族を守れる一人前の男になることの美徳について社会全体から叩き込まれています。

だからこそ正義のヒーローに憧れるし、力を持つことを切望し、肩書きや女性の経験人数などでマウンティングを取りたくなるのです。

逆に努力が実らなかった経験や、努力を邪魔されて失敗した経験などが重なってしまうと、「自分が何者にもなれていない」ことへの恐怖が、「何者かになっている人」への嫉妬心を抱かせてしまいます。

もしかしたら異性に「男らしくないと言われた」「侮蔑するような目で見られた」といったような経験が重なって、学習性無力感を感じているのかもしれません。

もし思い当たる節があるなら、まずは女性全体から認められようとすることを放棄することが大事です。

どんなスーパーマンであっても、全ての人にとって強い存在であることはできないですし、全ての人にモテる人にはなれません。

「何者かになろう」と必死になる必要はありません。まずは、目の前の彼女と自分を大事にすることに集中してみてください。

女性は「愛されたい」自分に気づこう

男性が守りたいと思う生き物なら、女性は守られたいと思う生き物です。

女性は男性とは違い、「か弱く大人しく慎ましく」振舞うことで守られる存在になることこそ美徳、と教育されているので、大切にされていないことへの恐怖が強くなる傾向にあります。

だからこそプリンセスに憧れ、いつか白馬の王子さまがやってきて、こんな自分を受け入れてくれるかも、という期待に溺れてしまうのです。

女性は恋人がいることや結婚することによって、「守られている側に居る安心感」を得たいと無意識に求めている傾向が強く、逆に恋人がいないこと・結婚できなさそうな自分への恐怖心が大きくなりがちです。

ですから女性の場合は、その無意識に気づくことが突破口になります。

過去に相談に乗ってきた女性たちのように、「あぁわたしはこんなことに恐れていたんだなぁ」と気づくことによって、一気に思考がクリアになるのです。

嫉妬しているときは、「嫉妬しているかも」といってしまうのが吉

そしてこれは男女ともに使えるノウハウですが、自分の感情をコントロールするためには「感情を口に出すこと」がとても有効です。

もし相手に直接言えるようであれば、「わたしいま嫉妬しているかも…」と口に出して伝えてみてください。

そうすると自分の中でも「あ、これが嫉妬かぁ」と客観的に捉えられるようになりますし、それを言われた相手も「何に嫉妬しているの?」と聞いてくれたりします。

その感情をアウトプットすることによって、自分が何を恐れているのか自分も相手も理解することができるので、二人でその嫉妬心と向き合うことができるようになります。

あるいは、相手の方も「実は自分も嫉妬することがよくあって」と打ち明けてくれることもあるかもしれません。

もしそれを言葉にする勇気がなければ「紙に書き出す」ことをお勧めします。

紙に書き出す時には、誰かが見ているわけではないので、罵詈雑言の限りを尽くして自分の感情を全て吐き出してしまうことが大事です。

そうして紙に全て書き出すと、自分の感情の矛盾に否応無しに気づかされます。

その紙はビリビリに引き裂いてもいいですし、燃やしてしまってもいいですし、大事にしまっておいても構いません。

イメージは「感情の供養」。頭の中にうごめいている感情の塊を、いったん外に吐き出して見つめる。そうすることで自分の嫉妬の正体がよく見えるようになります。

相手の尊敬できるポイントを探せる達人になろう

嫉妬を客観視できるようになったら、次に「嫉妬を利用する」方法を考えましょう。

先ほど、嫉妬は「下に見ている相手に限って抱く」感情だと説明しました。

ということは裏を貸せば「相手のことを尊敬すれば嫉妬しなくなる」ということでもあります。

僕が羽生選手に嫉妬しなくなったように、嫉妬対象の素晴らしいところ、努力していること、他の人には真似のできない長所や才能などに気づけると、尊敬の念が生まれて自然と相手への嫉妬心がなくなっていきます。

検索結果の話で言えば、どんな自分の能力が上だと信じていても、事実現在検索順位1位にいるのはその記事であり、そこには何かしらの「選ばれた理由」があるはずなのです。

そこから目をそらさずに、「この記事はここが優れているから結果が出ているに違いない。だったら自分はそれを超えればいい」という結論を導ければ、必要以上に嫉妬し続けることもなくなり、自分の成長への糧にすることもできるようになるのです。

嫉妬心を「利用」して恋愛上手になろう

まとめます。

嫉妬心というものは、生物が生き残るために獲得してきた「生存本能」の一種です。

それはトイレに行きたくなる、眠くなる、お腹が空くのと同じくらい当たり前に起こる感情です。

ですから「嫉妬心を無くす」という概念を捨ててしまいましょう。

お釈迦さまでも「前世でよっぽど徳を積んでいないと煩悩の克服することは基本的に無理」だと投げ出すレベルなので、凡夫である僕たちがそれに挑むことこそ「愚かでバカげている」ことです。

その代わり、嫉妬心はその仕組みを理解することでコントロールすることができるようになります。

・嫉妬心は自分が下だと思っている人に抱く感情であり
・自分の居場所が奪われ孤独になる恐怖からくる感情であり
・「どうせ何したって無駄」という学習性無力感が嫉妬を増幅させている

そういった仕組みを理解することで、「自分の人格とは思えない破壊的な衝動」がどこからやってくるのかを把握することができれば、自ずと嫉妬心を抱くことへの恐怖も和らいでいきます。

そうして嫉妬心の正体に気づくことができれば、嫉妬心を客観視できるようになり、自分が相手に対して抱いている感情を冷静に捉えられるようになります。

加えて、嫉妬は自分が下だと思っている人に抱く感情だからこそ、その感情を利用して「自分の成長のための原動力」に変えることもできるのです。

そうなればもうしめたものです。嫉妬をするたびに他人の長所を見つけられるようになり、さらに自分が成長できるようになるわけですから、こんなに便利な感情を利用しない手はありません。

もはや「これからもどんどん嫉妬したい」とすら思えるようになってきます。

どうでしょう、もうすでにあなたの嫉妬に対する印象は10分前とだいぶ違うものになっているのではないでしょうか。

その感覚がつかめている今がチャンスです。このページを閉じて、スマホのメモ帳に自分の思考を書き出してみましょう。

そのワンアクションがあなたの嫉妬心を劇的に変えてくれるかもしれませんよ?