ドキドキ、ソワソワ、心臓バクバク…!
告白する前ってどうしてあんなに緊張するんでしょうね。
大勢の前でスピーチするよりも、たった一人の相手に思いをぶつけることがこんなにも緊張するものかと思うと、本当に不思議ですよね。
ただ、その割には「なんの準備もせずに」告白に挑んでしまう人が多いようです。
変ですよね、スピーチやプレゼンの前には原稿作って練習して、相当の準備をするのに、いざ好きな人への告白となると「ええい、ままよ!」と当たって砕けにいくなんて。
オリンピック選手だって、大一番の勝負に向けて4年間も準備をしているのに、僕ら一般人が大一番の勝負に向けてなんの準備もしないのはあまりにも愚かなことです。
全ては「準備8割・本番2割」。ここで一旦深呼吸して、きちんと作戦を練りましょう。
目次
告白のセリフによって成功率は確実に変わります
さて、いきなり結論から入りますが、告白は「何を言うか?」で成功率が思いっきり変わります。
しかし、それは「成功するセリフがあるから」ではなく、「成功しないセリフがあるから」です。
つまり、セリフによって成功率が上がるわけではないが、セリフによって失敗率が上がる、ということです。
ここを誤解すると、「どううまく言おうか?」に頭を使ってしまい、結果出口のない迷路に迷い込むことになりますので、注意してくださいね。
では実際にどんなセリフが失敗しやすいのか?
それは、シンプルに「相手のことを考えていない」セリフです。
告白では絶対に使わない方がいいフレーズ3パターン
「相手のことを考えていない」セリフとは具体的に、
・カッコつけよう
・断られてもいいようにしよう
・無駄にロマンチックにしよう
とするセリフのことです。
つまり「相手に好意をまっすぐに伝える」以外の余計な思惑が混ざっていると告白はうまくいかないのです。
間違っても、漫画やドラマに影響されたセリフを使わないでくださいね。
付き合ってみる?のお試し提案系
自信のない人がやりがちなのが、相手に探りに入れながら「付き合ってみる?」という提案をする告白の仕方です。
冗談混じりで言うことで断られても「だよね〜ww」と誤魔化せられるので、保険をかけたいという気持ちがそうさせるのでしょう。
しかしこれを言われた相手はどう思うでしょうか?
間違いなく「”みる”ってなんだよ、”みる”って。はっきりしろよ、チキンかよ」と思うでしょうね。
というわけで絶対にオススメしません。
「好きなんでしょ?付き合ってあげる」という上から目線系
一方で、逆に自信がありすぎて「その強気な態度はどこから出てくるの?」という反感を買うのが、こちらの上から目線の告白です。
確かに、一部の男性向けのナンパ術などにおいては、自分が相手より優位な立場に立てるように少しdisるぐらいが良い、とアドバイスしていることもあります。
しかし、あれは「一部のハイパーモテ人間」がやるから意味があるので、僕ら一般人が真に受けると大怪我すること間違いなしです。
試しに周囲の異性のお友達に聞いてみてください。総スカンを喰らうはずですから。
好きかもしれないという曖昧な言葉系
そして本番にやりがちなのが、「好き」…「かもしれない」と言ってしまうパターンです。
「かもしれない」という保険をかけるので、やはり断られた時に「”かも”だから!」と自己弁護できるようにしておきたいという心理がこの言葉を言わせます。
この言葉は、現時点でそれを言うつもりがなくても、本番での沈黙が怖くてとっさに出てしまう言葉なのです。
「KAMO」の二文字が出そうになったら、「好き」……「DESU」に言い換える。その心構えだけは持っておきましょう。
「好きです、付き合ってください」が一番うまくいくワケ
それでは一体、どんなセリフなら成功するのか?と聞かれれば、「好きです、付き合ってください」が一番良いと断言できます。
ただし、繰り返しますが「成功率が上がる」セリフなんてものは存在しません。
「またまた〜、そんなこと言って。本当はあるんでしょ?もったいぶらずに教えてくださいよ」と言いたくなる気持ちは痛いほどわかりますが、こればっかりは本当にないのです。
広島大学が大学生を対象に行った告白に関する論文には以下のようなことが記載されています。
告白における研究が最近数例報告されている。例えば樋口・磯部・戸塚・深田(2001)は、恋愛における告白の効果的な言語的方策は、単純型の言語的方策であり、この単純型告白方策の優位性は状況及び性別を問わないことを明らかにした。
告白の内容としては、「(恋人として)付き合ってください」と交際の申し込みをはっきり伝えることが成功者のパターンとして、先行研究と一致した。告白までにある程度親密になっているため、単に好きだと伝えるだけでは恋愛関係への進展は難しいのだろう。明確に自分の意向を伝え、相手に理解させることが重要である。
つまり、シンプルに「好きです、付き合ってください」と言うこと(=単純型の言語的方策)が、告白の状況や相手の性別に寄らず、一番効果が高いということがもうわかっているのです。
セリフよりも、その前の人間関係の方が100倍重要です
では、なぜ「好きです、付き合ってください」ということが一番確率が高いのか?
ここからすごく重要なところです。告白に成功している人間は、「好きです、付き合ってください」というだけでOKがもらえると確信できる相手に告白しているのです。
先の研究でも、成功者の多くは「相手の好意をある程度確認できた上で」告白をしているのです。当たり前といえば当たり前ですが、これはものすごく大事な視点です。
あなたは告白のいかんで成功率が変わるのかな、と思いながらこの記事にたどり着いたと思うのですが、重要なのはその「前」、つまりあなたと相手の親密度にあるわけです。
今の二人の関係に自信が持てない人は、告白内容を考える前に告白すべき「タイミング」を考えた方がいいでしょう。
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「私が選ばれた理由」があると鬼に金棒
人は「理由」があると説得されやすい
シンプルに「好きです、付き合ってください」と言うのには自信が持てない、何かキッカケが欲しいという人は、相手に「なぜ」付き合って欲しいのかを伝えましょう。
これも海外の大学で行われた研究なのですが、コピー機に並んでいる人にどのようなお願いの仕方をするのが一番「割り込みさせてもらえるか?」を検証した研究があります。
その結果、面白いことに「コピー機を先に使わせて下さい」では60%だった成功率が、「コピーを取らなければいけないので先に使わせて下さい。」では90%以上にあがったのです。
不思議だとは思いませんか?コピーを取らなければいけないのは並んでいる全員同じです。
しかし「コピーを取らなければいけないので」という理由がくっついただけで、承諾される確率が1.5倍にもなったのです。
この因果関係はよくわかっていませんが、人間には「理由をつけられると自動的に承諾してしまう」スイッチがあるのです。(参考:ロバート・B・チャルディーニ 『影響力の武器』より)
あなたを選んだ理由を添えてみて
これを告白に応用すると、単純に「好きです、付き合ってください」と言うよりも、「これこれこういう理由だから、好きです。付き合ってください」と伝えると鬼に金棒になるということがわかります。
しかし、理由をこねくり回すと「好きです、付き合ってください」という結論の方がかすみますので、その理由もシンプルなものにしましょう。
例えば、相手が長年連れ添っている幼馴染なら、
といった感じでしょうか。
あるいは、相手とまだ知り合ったばかりなのであれば、
といった具合ですね。
いずれの場合も、「あなたじゃないとダメな理由」が含まれているのがポイントです。
どんな反応でも、この対処法を用意しておけば大丈夫
さて、告白の言葉はそれで良いとして、もう一つしておくべき準備は、相手の反応に対してどのように応えるかということです。
もちろんOKをもらえることを想定した上で告白すべきですが、人生に絶対はありませんので、うまくいかなかった時のシュミレーションもしておきましょう。
OKだった時はシンプルに喜びを表現しよう
まずOKをもらった場合。これはシンプルに喜んでください。
「ありがとう。嬉しい。」この2つで万事OKです。あとはあなたのしたいように気持ちを表現してもらって構いません。
ただ、一点注意が。照れ隠しなのか「ふふん、オッケーしてもらえるとは思っていたけどね!」という強気な態度になる人が稀にいるようです。
あなたはやらないとは思いますが、その態度の切り替えに100年の恋も冷める可能性がありますので、念のため用心しておいてください。
ごまかされた時は、逃さずに本音を聞き出そう
返答をごまかされた時は、曖昧なままにしないようにしてあげてください。
せめて、YES or NO or 保留のどれかの意思決定はしてもらいましょう。
告白の答えをごまかす人は、「自分の答え次第で相手を傷つけるのが申し訳ない」あるいは「告白を断ることで友達という関係が崩れるのも嫌だ」という心情からそうすることが多いので、ほぼ間違いなくNO寄りの答えです。
しかしそこで明言させないのは、あなたに変な期待を持たせることになり、お互いにとって不幸になります。
「あなたの返答がどうであれ、僕はあなたのことを嫌いになったり、必要以上に傷つくことはないと約束する。だから本音を聞かせて欲しい」ときっぱり伝えましょう。
保留だった時は、答えの期限を設けよう
そこで相手が返答を保留にしたいというのであれば、じっくり考えてもらいましょう。ここで、食い下がることはオススメしません。(そのほうが承諾される確率が高まります)
ただ「答えを聞く日をその場で決める」ということは忘れないでください。
期限を迫ると説得しているように思えて遠慮しがちですが、YESにしろNOにしろ相手の決意を促す手助けになりますので、相手のためにも期限は切ってあげるべきです。
ここで「いつまでに答えを出せる?」と聞いてしまうと、「そんなのわからない」と言われてしまうので、「そうしたら1週間後に答えを聞かせてくれる?」とこちらから具体的に期限を切りましょう。
心配しなくても期限の長さで相手の答えは変わることはほぼありませんので、3日〜7日ぐらいの期間があれば十分です。
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NGだった時は食い下がらないようにしよう
考えたくないことではありますが、もしNGだったとしても食い下がるのはやめましょう。
一回NOと言われたことを説得しにかかると、逆に相手の防御力は高まっていきます。
仮に無理やり説き伏せたとしても、数ヶ月後に「やっぱり無理」とクーリングオフされるのがオチです。
答えがNOだったときは、「わかった。悲しいけど、仕方ないよね」とスッパリ諦めるのが吉です。
そして翌日からカラッとした態度でいつも通り接しましょう。この時のメンタルは揺さぶられまくりですが、歯を食いしばって平静を装ってください。
すると相手はこちらの気持ちを察して、普通の友達をして接してくれるようになりますし、場合によっては「好意を向けられたことが気になって、気づいたら好きになってしまった」という嬉しいハプニングが起きる場合もあります。
相手が断りやすい場所を選んで告白することも大事
告白の成功率は「どこでするのか?」という場所の要因もあります。
よくある観覧車のてっぺんで、というのもロマンチックで魅力的ではあるのですが、NOだった場合にその後の時間と帰り道がしんどくなります。
そうするとその沈黙のしんどさを拭うために説得に走りたくなります。
もしOKをもらえる確信が弱いのであれば、NOや保留だった後にスッと別れられる場所を選んで告白することも頭の片隅に入れておきましょう。
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告白のセリフはシンプル is ベスト!
告白のセリフは、変に考えれば考えるほど、失敗する確率が高くなります。
逆にシンプルに「好きです、付き合ってください」とハッキリ言うのが一番確率が高い。
であれば、「好きです、付き合ってください」とハッキリ言うことに自信が持てないなら、その手前の人間関係からやり直すことを考えましょう。
告白される人にとって大事なのは「なんと言われるか?」ではなく、「自分が好意を抱いている相手に言われるかどうか?」なのですから。
あなたの想いが成就することを、心から応援しています。
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