「次のデートで3回目。次こそ告白して彼女の応えを聞くんだ!」
と意気込んでいるそこのあなた、一旦落ち着きましょう。まずは深呼吸です。
自己紹介が遅れました、恋愛プロフェッショナルの川口美樹と申します。
かれこれ1,000人近くの人の相談に乗ってきておりますので、あなたのお役に立てるのではないかと思い、この記事を書かせてもらっています。
さて、あなたがいま告白の場所に悩んでいるということは、おそらくすでにあなたの中にある程度のデートプランがあるのだと思います。
『まずは映画を観て、そのあとレストランに行って、最後に夜景の見える展望台に行って、、、いやこの展望台は人が多いから、帰り道の公園か?でも公園ってベンチがあるところじゃないといけないし、そもそもベンチだと横向きだからそれって大丈夫か?…』などなど、
いろんなことに考えを巡らせている頃だと思うのですが、まずは一旦その考えを全て捨ててください。
あなたのプランを否定したいわけではありません。告白を成功させるために一生懸命考えたプランですから、そのプランをより精度の高いものにするために少し冷静になって考えて見てほしいのです。
そこでまず、本題に入る前にこの質問から始めさせてください。
「そのデートプランは”告白を成功させたくて”考えているプランですか?それとも、”相手に喜んで欲しくて”考えているプランですか?」
※この記事は男性に向けて書かれていますが、告白に適した場所選びにおいては男女の決定的な違いはありません。女性が読んでも参考になるはずです。
目次
告白する上での場所選びが重要である理由
確実に成功する告白の場所なんて存在しない
僕が恋愛に関する仕事を始める前に、告白の場所選びで失敗した例を2つご紹介しましょう。
一つは、ディズニー帰りのホテルミラコスタ内の(結構値の張った)お部屋。
そしてもう一つは、大阪は梅田にある、梅田スカイビルの空中庭園で夜景を見た後の、自宅です。
告白に適した場所で検索したあなたはきっとこの記事にたどり着く前に
・夜景の見える場所がいい
・彼の自宅で告白されたのが良かった
・ディズニーでの告白に憧れる女子は多い!
といったような意見を見かけませんでしたでしょうか。
どうでしょう、上記の僕が実際に失敗した告白プラン。場所だけ見れば「文句のないシチュエーション」だと思いませんか?
そう、僕も今のあなたのように「告白 場所」と検索して、そしてその通りに実行した結果、無残にも敗北を喫したわけです。そこで僕は学びました。
告白場所は「どこを選ぶか?」ではなく、「なぜ選ぶのか?」が重要なのだと。
「相手のことを考えた」場所選びしてますか?
当時の僕が、場所選びは完璧であるにも関わらず告白が成功しなかったのは「告白を成功させよう」としてデートを設計していたからに他なりません。
「それの何が悪いの?当たり前のことでは?」と思われるかもしれませんが、告白される相手の立場になって考えてみましょう。
あなたがデート中に「告白のことで頭がいっぱいで、彼女との会話に集中できない」状態になったとしたら?
彼女はきっと「どういう事情かは知らないけど、なんだかちゃんとわたしのことを見てもらえていない気がする」と感じるのではないでしょうか?
あるいはデート中の彼女の思いつきで、デートプランの変更を余儀なくされ焦りまくっているあなたを見て彼女は何を思うでしょうか?
そう、「告白を成功させたい」というマインドで告白場所を考えようとすると、「デートしている彼女との時間を最大限に楽しむ」というデート本来を目的を見失いやすくなってしまうのです。
相手を思いやる気持ちが場所選びに全てでる
繰り返しになりますが、僕が自分の失敗から言えることは「OKしてもらえる確率が高い場所を選ぶこと」が大事なのではなく、「なぜその場所を選んだのか?」の理由が相手に伝わることが大事だ、ということです。
その理由が「あなたに喜んでもらいたいから」という理由であったとすれば、その気持ちが嬉しいと感じる女性はものすごくたくさんいます。
しかしその理由が「自分が告白を成功させたいから」という理由であったとすれば、なんだか自分勝手で相手の気持ちを思いやる配慮に欠けているな、という印象を与えてしまいかねないのです。
そのことがわかると「女性が告白されて嬉しいと感じる場所が、なぜ嬉しいと感じるのか?」あるいは「そんな場所で告白されたくないと感じる場所が、なぜ嫌だと感じるのか?」にも全て説明がつくのです。
それを証明するために、実際に女性が告白されて嬉しいと感じるシチュエーション、嫌だと感じるシチュエーションの事例を分析してみましょう。
告白すると嫌がられる場所4つ
まずは、告白する場所として不適切な場所・シチュエーションを先に分析していきましょう。
女性がどういうシチュエーションを嫌うのか、そしてそれはなぜなのか?を理解すれば、自ずと好まれやすいシチュエーションを選ぶことができるようになりますからね。
他の人の目がある場所
シチュエーションとして最も嫌がられる傾向が強いのが、人目につく場所での告白です。
これも「返答する側」の気持ちに立てていないことが問題となっています。
異性から告白された瞬間を誰かに見られるのは恥ずかしいですし、人の目があっては冷静に応えることもできない人もいるでしょう。
よくFUJIWARAのフジモンさんが、木下優樹菜さんにディズニーのシンデレラ城の前でプロポーズした話を引き合いに出して、『やっぱり女性はお姫様でありたいと思うもの♡』なんて意見を書いている人がいますが、真に受けてはいけません。
あれは木下優樹菜さんがディズニーが大好きで『ディズニーランドのシンデレラ城の前で、ガラスの靴を贈られるプロポーズが理想』としていたから成立した告白です。
ディスニーが大好きな女性がみんなそうか?と聞かれればそんなことはないので、注意してくださいね。
カラオケ
Yahoo!知恵袋で「告白場所」に関して質問している人たちの投稿を調べていたら、その中に「カラオケで告白するのってどう思いますか?」という投稿がいくつもありました。
投稿者さんは学生さんか地方在住の、「二人きりになれるレジャーがそのくらいしかない」人だと予想されますが、それでもカラオケで告白するべきではありません。
なぜならカラオケは「歌を歌う」場所であって、「告白する」場所ではないからです。
何を当たり前のことをと思われるかもしれませんが、問題はこの質問者さんたちが「彼女の気持ちになっていないこと」にあります。
カラオケ店はいまだに完全分煙になっていないお店も多く、お店によっては衛生管理が行き届いていないところもあります。
どんなに高い歌唱力でラブソングを歌い上げたとしても、そんな部屋で告白されては興ざめもいいところ。
カラオケに行くなら、カラオケを思う存分楽しむ。そのほうが彼女を楽しませることができると思いませんか?
不衛生な場所、汚れた場所
カラオケ以外でも「不衛生な場所」はどこでも当然NGです。
とある知り合いは「高校の時、男の子に呼び出されたところが、二階の男子トイレの真下で、トイレにいる男子にその様子を聞かれてからかわれたのが最悪だった」と言っていました。
また別の知り合いは「職場の同僚から、大衆居酒屋で告白された時は”頭おかしいんじゃないか”と思った」と言っていました。
これは、「人の目がある」ことも関係していますがやはり、「告白」という貴重なイベントを汚された感じがすることが一番の原因でしょう。
酔った勢いで(バーや居酒屋などの食事中)
また食事中の酔った勢いで告白されたことがある、と回答する女性も多いようです。
「お酒の力を借りて告白するなんて卑怯なマネ、俺はしないから大丈夫!」あなたはそう思いましたか?
きっと、「お酒に力を借りて告白してしまった」人たちも同じことを思っていたことでしょう。
なぜお酒の力を借りて告白してしまうのか?それは「今日言わないと!」という焦りが心の中にあるからなんです。
その焦りがあると「今日の告白は絶対に成功させるぞ」と意気込んだ状態で
①「なんとか会話を弾ませようと無理している」うちに
②だんだん雲行きが怪しくなってきて
③「あれこのままじゃ告白まで行けないかも」という不安が助長され
④「どうしよう、このままでは計画がパーだ」という焦りに繋がり
⑤お酒のせいで判断力が鈍った人が、酔った勢いで告白をしてしまう
というわけです。
そんなことを考えずに、目の前の相手との会話を楽しむことに集中できていれば、そんな悲惨なことにはならないのです。
「二人きりになれる・ロマンチックな・思い出の」場所が最強
一方で、女性が思わずきゅんとしてしまうシチュエーションは、だいたい大きく分けて次の3つのパターに絞られます。
①二人きりの場所であること
②ロマンチックな場所であること
③思い出の場所であること
なぜこれらのシチュエーションが好まれるのでしょうか?
それはやはり、「なぜその場所を選んだのか?」という相手を想う気持ちが伝わる場所だからです。
二人きりの場所が好まれる理由
これは前述の「人目が気になるから」という理由もありますが、もう一つの隠れた理由として「感情や表情が丁寧に伝わってくるから」という理由があります。
告白をOKした人がその理由として「緊張が伝わって来て、真剣に思ってくれていることが感じられた」ことを挙げるのもこのことが関係しています。
人目につくところで告白してしまうと、他人の視線が気になって告白する側の緊張や表情・真剣度が見えにくくなってしまうリスクがあるのです。
また「彼の部屋でサラッと言われたことが嬉しかった」という意見があるのも、自分がリラックスできていて相手の気持ちをまっすぐに受け取れる状態にあったからだと説明できます。
あなたの想いは何も「セリフ」で伝わるわけではありません。あなたの表情や視線・言葉のつまり具合や緊張感など、あなたの全体を通して伝わるものです。
彼女がその想いをきちんと受け取れる体制を作れる場所で告白するのは、あなたにとっても彼女にとってもプラスに働くことなんですね。
なんだかんだ言ってロマンチックな場所は強い
仮に男女100人にアンケートを取ったら、「ロマンチックな場所で告白して欲しくない」と答える人は10%にも満たないのではないかと思います。
一部「”いかにも”な感じがして計算高い気がする」と感じる人もいるようですが、ほとんどの人は「どうせ告白されるならロマンチックな場所で」と考えているようです。
それはやはり大なり小なり、「ドラマチックな展開で始まる恋」に憧れを抱いている人が多いからなのだと思います。(※)
特に相手が20代前半以下の年齢であれば、「告白される」という経験自体が初めての可能性が高く、恋愛そのものへの憧れも強いはずです。
その憧れを叶えてあげる、といったら少し上から目線で語弊があるかもしれませんが、想いを受け取る側が喜ぶ形で届けようとしてくれる気持ちが嬉しい、と思う人は多いと思います。
(※参考:女性がドラマチックな展開を求めていることがよくわかる掲示板トピック『本当にあった素敵な告白おしえて!』)
思い入れのある場所
もしあなたと彼女に、二人にとって(相手にとって)思い入れのある場所があるなら、そういった場所で告白するのも一つの手です。
初めて出会った場所、初めて共同作業をした教室といった、二人にとっての何かしら印象的なイベントの起きた場所があるなら、そこでの告白はとても効果的です。
またそういった場所がなかったとしても、彼女の生きてきたストーリーの中で彼女が大切にしている場所(でかつ告白に適した場所)があるなら、そこを選んでも良いと思います。
こういった思い入れのある場所が告白の場所にふさわしい理由は、「その場所で告白した理由」が明確に伝わりやすいからです。
仮に言葉にできなかったとしても、「その場所である」ということだけで、「告白という特別なイベントを、二人(私)にとって特別な場所ですることを選んでくれた」ことは間違いなく伝わります。
その「わたしのことを想って選んでくれたこと」が女性にとっての何よりもの喜びになるのです。
告白場所からデートプランを練ることの大事さ
以上のことが理解できると、デートプランありきで告白場所を考えるよりも、告白場所ありきでデートプランを考える方が大事だ、ということに気づいてもらえるのではないでしょうか。
冒頭でも「いま頭の中にあるデートプランをいったん全部捨ててください」とお伝えしましたよね。
あれは、デートのクライマックスを「告白」におく以上は、やはり「告白場所」から逆算したデートプランを練るべきだろうと思うからなのです。
もし今回のデートプランのなかで「告白するのに適した場所が見つからない」と思うのであれば、今回は告白を保留にして、「告白するのに適した場所へのアクセスが良いデートを提案すること」を目的にしてはどうでしょうか?
「今回で決めなければ次があるかもわからない!」と焦る気持ちはわかりますが、その発想も「自分が告白を成功させて早く安心したいがためのエゴ」になりかねません。
あくまでも「自分のためのデート」ではなく「相手のためのデート」を考えるようにした方が、最終的な確率は高まるはずです。
帰り道の気まずさをどうするか?
なお、告白場所から逆算したデートプランを練る際には、あまり考えたくないことではありますが「振られた場合の帰り道」のことも頭に入れておきましょう。
告白の答えが(保留も含め)NOだった時のことを考えて、告白した後に別れて帰ることができる場所を選ぶことも、彼女へのおもいやりの一つになります。
これは友人の失敗談ですが、友人は「返事を保留にされた後一緒に帰る道中で、選ばれたくて余計なアピールをしてしまった」ことがあるそうで、その時のこと後悔していました。
曰く、「帰り道の沈黙に耐えられなくて、変な自慢話を展開してしまった」そうで、結局お相手からのOKをもらうことはできなかったそうです。
営業の世界では「提案後はお客さんが話し出すまで沈黙を貫くと成約率が上がる」と言われています。そのほうがお客さん自身が納得して答えが出せるからなんだそうです。
彼女がすぐに答えを出せない時のことも考えて、帰り道にじっくり一人で考えてもらうことを想定した場所を選びをすることも、頭の片隅に置いておくといいですよ。
場所は決まったとして、告白のタイミングはどうする?
「それでも、今がタイミングなんだよ!」という反対意見もあるかもしれませんね。
これは僕個人の意見なので、あくまでも参考意見として聞いてほしいのですが、僕は「告白にはタイミングは重要ではない」と考えています。
これまで散々場所選びの重要性について語っておきながらなんですが、告白の成否は「告白する前に築いている信頼関係」でほとんど決まってしまうのです。
あなたが今「ある程度イケる確信があって」告白の場所を選ぼうとしているなら問題はないのですが、「イケる見込みは正直薄いから」告白する場所でなんとかカバーしようとしているなら、その告白はうまくいかない可能性が高いです。
もしそうなのであればあなたがすべきことは「告白の場所探し」ではなく「彼女との人間関係構築」の方ですよ。
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まとめます。
告白の場所として、もっともオーソドックスでかつもっとも効果があるのは、
①二人きりになれる場所
②ロマンチックな場所
③思い出の場所
の3つ要素が噛み合った場所と言えます。
それはなぜかと言えば、彼女が「わたしのことを考えて告白する場所を選んでくれたんだ」と感じやすく、あなたの想いを好意的に受け取りやすくなる場所だからです。
告白を考えるときに重要なのは、「どう言うか?どこで言うか?いつ言うか?」ではなく、「言われた側の気持ちに寄り添った告白になっているか?」ということです。
そういった姿勢で場所を選べば、告白の場所選びで失敗する確率は限りなくゼロに近づくはずです。
相手との関係がまだ浅いなと思えば、告白を延期することも一つです。
あなたの「自分を受け入れてもらいたい」という気持ちはとても素敵なものです。ですがそれが自分よがりになってしまってはせっかくのあなたの想いも台無しです。
まずは、「絶対に成功させるにはどうすべきか?」という質問は脇に置いて、「どこでどんな風に言われたら嬉しいだろう?」という質問からはじめてみてください。
それがもっとも成功に近づく告白の仕方だと僕は思うんです。
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