「この苦しい気持ちはいつまで続くの?」
「いつになったら忘れられるの?」
なかなか忘れられない、つらい失恋。「もう消えたい」「しにたい……」と思うほどに思い悩む人も少なくありません。
つらく悲しい失恋経験をした人は、どのよう乗り越えてきたのでしょうか。
今回は、体験談とインタビュー調査をもとに、失恋を乗り越えるためにしたい12のことをご紹介します。
「これをすれば解決!」なんて魔法はありませんが、失恋を糧にして前を向いていくために、ぜひ参考にしてみてください。
【体験談】失恋はつらくて苦しくて悲しい
大好きだった人との別れは、どうしたってつらく苦しいものです。私自身、一度大好きだった彼に振られ、失恋した経験があります。
別れのきっかけは、ささいなことかも
私が2年付き合った彼と別れたきっかけは、ささいなケンカが積み重なり、LINEでゲンカになったことでした。
喧嘩の最中、衝動的になった私は「もう別れよう。」と送信。次の日、冷静になって反省した私は、「昨日はごめん。やっぱり別れたくないです。」とLINEしました。
でも、時すでに遅し。数日経っても、未読無視が続きました。
「どうして別れたくもないのに『別れよう』なんて言ってしまったんだろう」とか、「あのとき、ケンカしなければ……」なんて思いが自分のなかでずっとぐるぐるしていました。
大ゲンカの後、別れる前に一度会う約束をしました。
二人でご飯を食べることになり、ぎごちないご飯を終えたあと、彼に別れを切り出されました。
「ごめん、〇〇のこと好きかどうかわからなくなった。別れよう」
ちょっと前まで口頭やLINEで「好きだよ」と言っていた人に、簡単に「好きかわからない」と言われたことがショックで、毎日のように泣きました……。
つらい失恋、どうやって乗り越えた?
死にたいほどつらかったり、もう立ち直れないと思うほどの失恋を経験してきた人は、私やあなただけではありません。
失恋を経験した人は、それぞれどんな風に失恋を乗り越えて、糧にしてきたのでしょうか?
失恋経験がある男女7人に聞いたアンケートをもとに、失恋して苦しいときにしたい12個のことを紹介します。
1 誰かに話を聞いてもらう
なんでも話せる友達とよくご飯に行って話を聞いてもらいました。沢山話をしたことで、自分の気持ちが少しずつ整理されていった気がします。(31歳・女性)
なかなか彼への気持ちに踏ん切りがつかず悩んでいたとき、一人暮らしをしている妹にLINEをしたり電話をして話を聞いてもらっていました。自分への理解があって聞き上手な人に話を聞いてもらうと、ゆっくりではあるけれど気持ちが落ち着くと思います。(25歳女性)
もし彼や彼女のことを話せる相手がいるなら、思いの丈を伝えてみましょう。
誰かに話をすることで、自分の気持ちが整理されたり、情緒不安定が落ち着いたりした経験がある人は多いようです。
話を聞いてもらうときに、真っ向から否定されてはさらにつらくなってしまうもの。
相手として聞き上手な人を選ぶよう心がけてくださいね。
2 仕事に集中する
自分はもう仕事しかないと思って打ち込みました。前は仕事より彼女を優先していたので、「もう気を遣わずに巣ごとに集中できる!」と自分に言い聞かせてましたね。(34歳・男性)
彼氏や彼女がいないというのは、仕事に集中しやすい環境であるともいえます。
仕事に打ち込んでいると、日中悲しい気持ちを思い出さずに過ごせるし、そうしているうちに思いがけずうれしい成果が出るかもしれません。
3 趣味に没頭する
独り身になってからは、趣味に費やす時間が多くなりました。わたしは料理と旅行が好きなのですが、それに没頭している時間だけは彼のことを忘れることができました。(31歳・女性)
失恋の痛みを感じる時間を減らすために、好きなことに没頭するという声も聞きました。
彼を思い出すことでつらくなってしまうので、彼を思い出す時間を減らせるよう、好きなことをする時間を持つのは大切です。
4 泣く
全く意識していた訳ではないのですが、ふとした瞬間に涙が出てしまう、ということがよくありました(笑)共通の知人と彼の話になったときはもちろん泣くし、職場でPCに向かっていたら、ふと涙が出てきたり。職場のトイレでこっそり泣きました(笑)(28歳・女性)
女性に多かったのが、「泣く」という意見。
泣くのはストレス解消にもいいとされていますし、無理に涙を抑える必要はありません。自分の気が済むまで泣きましょう。
とはいえ、人といるときに突然泣き出しては相手をびっくりさせてしまうので、そこは気をつけましょうね。
5 友達になぐさめてもらう
友達が失恋パーティ(?)を開いてくれて、思い切り食べて飲んだら、ちょっと踏ん切りがついた気がする。自分一人でいると落ち込むばっかりだから、友達や知り合いに会うのはいいかもしれません。(26歳・男性)
自分ひとりで前向きな気持ちになるなんて、到底無理!と思ったら、思い切って周りの人を頼ってみましょう。
友達と飲んだり遊んだりすることで、吹っ切れるという人もいるみたいです。
6 いろいろな異性に会ってみる
彼に振られて1ヶ月後くらいに、マッチングアプリをはじめました。そのときは「もう一生彼氏なんてできないだろうな……」という気持ちでいたのですが、アプリを始めてから、わたしのこと好きになってくれる男性もいるんだ、彼だけじゃないんだ、と思うことができました。(27歳・女性)
失恋してすぐは、「もう一生、恋愛なんてできない」「彼(彼女)より誰かを好きになることなんてない」と思えるものです。
でも、もしかしたら彼(彼女)との別れがあったからこそ出会える、「誰か」がいるのかもしれません。人生、何があるかわからないもの。
マッチングアプリなど出会いの機会を作ってみたら、自分の恋愛観が変わったり、失恋の傷を癒してくれる相手との出会いが待っているかもしれません。
7 占いをしてみる
彼氏とどうしても復縁したくて、電話占いを試したら「4ヶ月後にチャンスがあるから、それまで待ってみて」と言われたんです。先生のアドバイスにしたがったら手応えがあったので、ちょっと期待しています。(26歳・女性)
なかなか相手のことを諦められず、復縁の可能性を占ってもらったという人もいました。
その女性に聞いた再現エピソードはこちら。
よろしくお願いします。お名前をお聞かせいただけますか?
その後、美羽音先生は1~2分ほどで戻ってきました。
友達にするのと同じように、それ以外のことは言わずにね。
まだ別れてから4ヶ月は経っていないそうなので結果はわかりませんが、嬉しい結果になることを祈るばかりです。
8 思い出とモノを断捨離
別れた彼女が自分の家に残っているのを見ていると、悔しくてなんだかイライラしてきて……。別れてすぐ全て捨てました。(24歳・男性)
彼との写真や、家にあった彼の服などを、ぜんぶ捨てました。なかなか捨てられなくて、実行に写すまで1ヶ月くらいはかかったけど……。(31歳・女性)
大好きだった彼や彼女への気持ちを突然ナシにするなんて……なかなかできません。
でも、少しでも早く忘れてしまいたいと思うなら、つらくても思い出の写真や身の回りのモノを断捨離するのもおすすめです。
「気持ちとモノは別」と割り切れるなら、長く使えるプレゼントなどは愛用してあげてください。
9 日記やSNSで発散
Twitterで新しく裏アカをつくって、割りきれない思いをつぶやいて発散していました。(26歳・女性)
自分の気持ちをそのまま、日記に書きなぐっていました。書きながら不思議と答えが見えてきたり、少しずつ前向きになれました(25歳・女性)
Twitterでも日記でも、「言葉にして昇華する」というのも有効な方法です。
ただし、SNSだとフォロワーに対して無差別に感情的な言葉をぶつけることになるので、前から持っている本アカウントでの発信はおすすめしません。
まだ誰にもフォローされていない新しいアカウント(裏アカ)をつくって、書きたい放題書きましょう。
10 失恋ソングを聞く
失恋ソングをずっとループ再生していました。(23歳・男性)
思い切り泣きたいときに、失恋ソングを聴くのもいいですね。
女性アーティストの失恋ソング
- ・366日 / HY
- ・女の子は泣かない / 片平里菜
- ・プラネタリウム/大塚愛
男性アーティストの失恋ソング
- ・ハッピーエンド / back number
- ・もう君がいない / FUNKY MONKEY BABYS
- ・スコール / MONGOL800
11 自分を変えるチャンスにする
髪をバッサリ切りました。それから、週1で美容室に通ってトリートメントしてもらったり、綺麗になることで気持ちを上げていました。(27歳・女性)
自分を見つめ直したくなって自己啓発本を読んだり、あと自分を高めたいという謎のモチベーションが湧いてきて、ビジネス書を読みふけりました。(29歳・男性)
彼に振られたことで、「好きだ」と言っていた長い髪をバッサリ切ったというエピソードを聞きました。元彼へのささやかな抵抗、ともいえそうですね。
気持ちは簡単には変えられないからこそ、見た目から変えていくというのも一つの手。
特に外見はわかりやすいので、次の恋に進む一歩を後押ししてくれるはずです。
このように失恋を機にイメチェンしたり、自分の内面を見つめなおすのもいいかもしれません。
12 あえて何もしない(時間が経つのを待つ)
特に何かをする、ってことはしなかったです。時間に解決されるのも癪だけど、でも今のつらい経験も、いつかはきっと笑って話せる日がくる。そう思って毎日を過ごしていました。(28歳・女性)
失恋から立ち直るためにどんなことをしていても、最終的には「時間が経つこと」が何より心の傷を癒してくれるものだといえるかもしれません。
だからこそ無理に忘れたり、何かに打ち込む必要はありません。
少しずつ元気が出てきたときに、自然と新しい趣味や仕事や恋に手を伸ばせればいいのかな、と思います。
無理に忘れなくて大丈夫!!
傷ついたことは事実なんだから、感傷に浸ったっていいんです。
今はつらくて苦しくても、その恋愛経験は、間違いなくあなたの糧になるはず。