来ない人は死んだ人。
さくらさくらいつまで待っても来ぬひとと
死んだひととはおなじさ桜! ※林あまり『ベッドサイド』 (新潮社) 2000
そうです。坂本冬美『夜桜お七』のあの歌詞は、この短歌を元に作者本人が作詞したと言われています。
教科書に載っている短歌ばかりが短歌じゃないんです。ときにはポップで、ときには扇情的。「あるよね~」と共感できる。そんな心のつぶやきがたくさん詠まれているのです。
自分を振った男なんて死んだと思え。死んだと思えばラクなもの。連絡はプッツリ途絶えた。どうしてるかも知らない。ああ、死んだんだな。そう思えば全部ラク。なら必死に連絡したって無駄じゃない? 彼、死んでるのに。
この際、本当に彼が死んだテイで行きましょうよ。彼のSNSも見ない。でもわざわざフォローははずさなくてもよし。彼は意味深なことをつぶやくかもしれません。勝手につぶやかせてりゃいいんです。
こっちもアカウントは放置して、私も死んだ風味にすればいいんだから。わざわざフォローをはずしたらなんか未練ぽいし。
どうでもいい感をかもし出しましょ。
いきなりはずしてしまうのは「もう……っ!見たくない! あんたのなんか見たくないんだからぁ!」と泣いてるのがバレバレです。
はずすなら半年後とかにしましょう。その頃は忘却のかなたでしょうけれど。
失恋直後のアドバイスはいろいろありますよね。スタンダードな自分磨きや女友達と会う、など。
それ、もっと進化させてみては?
エッチ抜きのなぐさめ
ピカピカに磨いた自分、もったいない。誰か男に見せようじゃないか! 見せるっていってもセックスではありません。
優しい男になぐさめてもらうのです。優しくていい奴で、聞き上手な男。間違っても口説いてこない男。その男に磨いた外見をとことん褒めてもらう。
オシャレな店に付き合ってもらう。この際こっちがその男におごってもいいじゃない。
おごって、もっとアゲてもらいましょう。お金がかかったって、それは死んだ彼への香典と思いましょう。
「男になぐさめてもらうのって、むなしい気持ちになる」──これは失恋のヤケでセックスしちゃった場合のときのこと。
たまにそういう現象が起こるときあります。「もう、私なんて誰も必要としてない! でもこの男は私を必要としてくれるかも……」。
ノーノー。
しなきゃ別にむなしくもなんともありません。大丈夫。
そのために優しい男をチョイスするんですから。そんな鬼畜なことは言ってきませんって。
女友達と恋の通夜
きゃっきゃするの? 違います。死んだ彼の通夜をしてあげます。
「いい人だったね」「バカね。こんな早く」「ホントにバカよ」と思い出話もいいですが、悪口大会をしましょう。
いつまで待っても来ない人のいい思い出話をしたって当人には届きはしません。
死んだのが悪いのです。「悪い奴だから死んだ」くらいに言えばスッキリします。
最後に恋のひとり葬式
海に行って花束のひとつでも投げてやればいいんですよ。ひとりで恋の葬式をしてみるのです。
あの人はもういないね。私はこれからもっと楽しい人生を歩むね。
恋は死んだらどこへ?
もう、いいじゃないですか。死んだ理由も。死ななきゃならなかった理由も。
本当のことを知ることができる確率は半分以下です。
なにもかも派手な祭りの夜のゆめ火でも見てなよ
さよなら、あんた ※林あまり『ベッドサイド』 (新潮社) 2000
恋は祭りのようなもの。熱くて短い。自分は火を最後まで見ずに帰る。その火が消える前に。
女のひとってこういう感覚、好きなんじゃないかな。というかこういう部分、あると思うのです。
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