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Writing by y-takayanagi

実録体験談!ひとりでキャバクラ通いする男の「恋愛エピソード」

Writing by y-takayanagi

実録体験談!ひとりでキャバクラ通いする男の「恋愛エピソード」

キャバクラって4人以上のグループで来ると1人で来るときより、約2,000円近く安かったりするのをご存知でしょうか?

今回ご紹介するのは、最初グループで来られて後々1人で来るようになった方々の恋愛エピソードです。

すごいやろ?が口癖。

最初に断っておくと、ご紹介する3人とも同じ会社です。

周りには秘密裏にお店へ来られていたのでしょう。毎回「誰にも言わないでね」と口酸っぱく言われました。今となっては喋っていた方が面白い展開になったと、後悔しています。

彼らの地元は福井県。今回の主人公はグループで一番年上で、厳しい指導で周りをビビらせまくっているらしい38歳既婚男性

お店に入る前からグループのメンバーとやいやい喋ってて、私が隣についてからもずぅーっと1人で喋って1人でまとめて、そして私に「な?スゴいやろ?」と同意を求めてくるという、とにかく自慢をし、自分を褒めてほしいタイプの方でした。

特に自分のモテるエピソードを話されるのが、最高にウザかったのを今でも覚えています。

高校の時ファンクラブがあったとか、チョコは最高でいくつもらったとか、結婚してからもモテて大変だとか。

都会ッ子の私からすれば、チョコの数は別に普通だし(彼いわく、福井に義理チョコ文化はないようです)、スポーツできそうでもないし(本人いわく野球がすごいらしい)、思いやりがありそうでもないし(あるなら奥さんをないがしろにしたモテ話はしない)、教習中厳しすぎて毎時間男を泣かしているような人な訳で。

魅力的だなと映るとすれば、超絶激渋ボイスくらい。

福井レベルのモテ話・自慢話に、愛想笑いと「よかったですね」の1点張りで対抗していました。

「もう終わってー」と脳細胞が言い始めて少し経った頃、ちょうど2時間のお知らせがあり、解放された私。

福井だからもう来ないだろとは思ってましたが、連絡先を交換は義務なので仕方なく赤外線通信をし、後輩たちとやいやい喋りながら帰っていく彼の背中を見送りました。

その後の営業は、何とも言えない疲労感に襲われていてダメダメだったのは言うまでもありません。

しかし地獄の時間はこれからでした。

毎日メールがくるんです。

内容はひと言。「オレのこと好きだろ?

ココロの中ではアホか!と言いながら、そんなこと言ったら私が奥さんに怒られるよ><と返信し続けた自分を今でも褒めてあげたいです。

毎日1通スキだろ? メールが来だして1ヶ月ちょっと経った頃。

「開店と同時に来てくれてるお客さんがいるからダッシュでお店来て!」と連絡があり、向かうとそこに座っていたのは、彼!

私を見るなり発せられた言葉は「なんでスキって言ってくれないの?

私的診断結果は……

ハグよりも、キスよりも、セックスよりも「好き」のひと言に快感を感じてしまい、ずぅーっと好き好き言い合っていたい、脳内バカップル系男だったのです!

どうやらモテる話や自慢話をすることで「魅力的でしょ?」とアピールしたら、女の子の方がいいなぁ~と思ってくれて、好きと言ってくれると考えているからだそう。

いやいや、そんな単純おバカちゃんはそうそういないだろ……と内心思ったのは言うまでもありません。

隣につくなり「好き」を求められ、そこから3時間相手と交わした言葉は「好き」が90%。

残りは「延長しますか?」、「飲み物頼んでいいですか?」くらい。

向こうも「オレのこと好き?」、「オレも好き」を繰り返すばっかで、苦痛だったのを覚えています。帰ったらメールでまた好きって言わないといけないしね。

4ヶ月ほど彼の相手をしましたが、めんどくさいったらありゃしないので「ココロから好きな人でないと、そういう言葉はもう言いたくない」と、あなたのこと好きじゃないしという気持ちを含んだメールをお送りしました。

「分かった。でもメールなら顔見えないから、オレのこと好きな人だと思っておくって」という、なんとも言えないアホな内容が返ってきたので即座にブロック。

お店にも一度来たようですが、私はつけないようにしてもらいました。今までの経験上、ストーカーっぽくなりそうに感じたので。

それからは私の目の前には現れていません。どこかのキャバ嬢や若い女史の方が、被害にあっていないことを祈って。