男性が結婚相手に求める条件で、“料理上手”というのは、いまだに上位に入るでしょう。
好きな男性とゴールインしたいと思ったら、やはり胃袋をつかむのは大事です。しかし、食は毎日のこと。最初から無理をしすぎると、後が続きません。
まずは、初めて手料理を振る舞うときのメニュー選びで失敗しないための心得を、これまでたくさんの男女の「胃袋の相談」に乗ってきた栄養士である著者が3つお伝えします。
目次
心得その1：「得意料理は？」と訊かれて「肉じゃが」と答えない
得意料理を訊かれて「肉じゃがです」と答えたいところですが、合言葉のように言う女性の腕前は信用できません。
本当の料理上手は、ひとつの料理ではなく「煮物」「炒め物」などと答え、冷蔵庫の中にあるもので短時間で作れてしまうのです。
心得 その2：彼に「何が食べたい？」と訊かないこと
訊いたら、それを作らないといけません。訊いておいて作らないと、できないんだと思われてしまいますから。
嫌いなものだけ、訊きましょう。
心得 その3：カレーや唐揚げを作ってはいけない
定番すぎるカレーや中まで火が通っているか心配な唐揚げは、何度目かにとっておきましょう。
では、どんなメニューを選んだらよいか？
栄養士の資格と経験を持つ筆者が、簡単に作れて、失敗しない、レパートリーが広がるメニューをご紹介します。
キーワードは“卵”です。卵料理を極めましょう！
「もうちょっと飲んでいく？」と誘ったときは“卵焼き”
卵焼きの素朴さに、堅実的な家庭生活がイメージできます。ふっくらとした見た目と黄色の色彩は、温かみを感じさせます。
切ったときの断面が美しければ、それはあなた自身の美しさにシンクロすること間違いなしです！
科学的に疑問を解決するＮＨＫの『すイエんサー』という番組があります。紹介されたレシピ通りに、卵焼きを作ってみました！
◎材料：
卵3個
塩2つまみ
砂糖 小さじ1と1/2
粉末だし 小さじ0.5
水40㏄
◎調理のポイント：
卵液は2回に分け、1回目の卵液を流し入れたら、箸でスクランブルエッグのようにかき混ぜながら焼きます。何層にも巻くのではなく、たった2回で、ふっくらジューシーな卵焼きが完成しました！
夜のお酒のおつまみにピッタリです。もちろん、和食の朝ごはんには欠かせない王道です。
味付けは、甘い派か、だし巻き派か、好みを確かめておきましょう。
「もうこんな時間。そろそろ、お昼にしようか」いかにも準備していましたと思われない“オムライス”
メイド喫茶の人気メニューにも挙げられるオムライスは、男性の甘えたい気持ちの表れです。
ただし、こちらが甘えて、ケチャップでハートや“すき”なんて書いたら、ドン引きされます。あくまでもメイド喫茶や小学生にのみ許されるケチャップ遣いです。
チキンライスには、ミックスベジタブルは使わないようにしましょう。グリーンピースが嫌いという人が多いので、鶏肉、玉ねぎ、人参、ピーマン、マッシュルームなど、具材はシンプルに。
薄焼き卵で上手に包めるか自信がない方は、スクランブルエッグを乗せちゃいましょう。
ソースをたっぷりかければ、焼きムラは気になりません。私が好きなのは、ハウスの「完熟トマトのハヤシライスソース」です。レトルトで、温めるだけなのが便利ですし、高級感が増します。
コーヒーフレッシュ（生クリーム）やパセリを散らすと、カフェのようなオシャレなオムライスの出来上がりです。
外見だけではわからない魅力でドキッとさせたい “スコッチエッグ”
外見はハンバーグと思いきや、ナイフを刺すと中に何か入っている!? 雑誌の袋綴じを開けるようなドキドキ感を味わいながら、中を覗いてみると、なんと卵が!
ひと手間かけたスコッチエッグに、あなたの秘密めいた魅力を感じるでしょう。サラダをつけて洋風に、大根おろしで和風にもなる万能メインディッシュです。
「朝ごはん作ったよ」と軽く言って、まさかの“エッグベネディクト”
オシャレな朝食でブームになっている“エッグベネディクト”は、ハードルが高いと思っていませんか？
クックパッドでレシピ検索をすると145品がヒットしました。湯せんではなく、電子レンジを使ってポーチドエッグを作るレシピに挑戦してみました。
とっても簡単にできますよ！
彼の胃袋をつかんで、トロけるような恋愛をしましょう！
Photo by Pinterest ＆ ハウス食品
※参考 クックパッド/ハウス食品/ＮＨＫ『すイエんサー』
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