先日、近畿大学が、英語の略称である「KINKI UNIVERSITY」を「KINDAI UNIVERSITY」に改めることにしたという報道がありました。
「KINKI」とほぼ同じ発音の英単語である「KINKY」が「異常な」「風変わりな」といった意味合いで使われており、大学の国際化を進めるに当たって誤解されないようにするため、と変更の理由を説明しています。
また、近大の塩崎均学長は記者会見で、「『変態』の意味もあり、海外の会合で自己紹介すると笑われることがある」とも説明していました。
変態……。多くのカップルの恋愛模様はおそらく変態的だろうと思います。たとえば女性は、見ず知らずの男性から生脚をジロジロ見られたら嫌だろうと思います。
でも愛する彼氏がジロジロ見て、あろうことかその生脚を舐めてきても、とくに不快に思わなかったり……というのが、それぞれのカップルの「人にはおおっぴらに言わない実態」ではないかと思います。
パブリックな場所で「KINKY」つまり「変態」と自己紹介すると笑われるものの、愛する者どうしだと、「KINKY」な行為がまかり通る。こういう意味あいにおいて、愛って偉大だと思います。ただの変態的行為が、愛があることで「許されること・楽しいこと・心地いいこと」に変わるわけですから。
反社会的なモノやコトをおおっぴらに見せると逮捕されるというのは誰でもが知っている常識です。
先に変態的な行為を例に挙げましたが、解剖学者の養老孟司先生は、死体を社会から隠すとは何事か! と、怒っていたといいます。
今でこそ「人体の不思議展」などがふつうに各地で開催されていますが、少し前までは「死体を展示するとはなにごとか」という議論があったそうです。
「いずれだれもがそうなるもの」を見せてなにが悪いのか? というのが養老先生のご意見のひとつでした。
世の中よくしたもので、おおっぴらに見せられないことに、たくさんの「本当のこと」が詰まっており、恋するカップルたちの変態っぷりも、そこに「愛に関する本当のこと」がたくさん詰まっているものです。
恋の構成要素には、美しいものから変態的なものまで、48色の色鉛筆のようにいろんなカラーのものがあり、人知れずそういうものを味わうところに、恋愛の素晴らしさがあるのだろうと思います。
それはじぶんのことを無条件に受け入れてくれたという歓喜とイコールなのではないかと思います。決して変態を賞賛しているわけではないのですが。
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