騙されて……というのは、女性は本気の恋だったのに、男の方は遊びでエッチ目的だけというものから、お金を貸してもちっとも返ってこない、結婚詐欺にあったというひどいものまで様々です。
それなりに社会というものがわかっているであろうアラサー・アラフォーの女性のなかで「いつも男に騙される女性」に共通する性格について、今回はご紹介したいと思います。
あれもこれも他人に期待する子ども
心理学的には、人が信頼という感覚を覚えるのは、幼少期、母親との関係によってであるといわれています。
赤ちゃんが泣けば母親がなにかをしてくれる。この繰り返しによって、赤ちゃんは他者(この場合は母親)がいっとき自分のことを放置するものの、ある範囲のなかでアクションを起こせば、快くリアクションをしてくれるということを覚え、これが人の持つ信頼の土台になるようです。
母親がひどい親で、赤ちゃんである(あった)あなたがが泣いてもなにもしてくれなかった。こういう幼少期を過ごしていると、その子は、ひどく他者を信頼しない子どもになると言われています。
信頼という感覚を得られなかった子は、その真逆の極端、つまり、盲目的にじぶんが信頼できると感じる他者を探す傾向があるとも心理学では言われており、他人にあれもこれも無限に(山のように)期待をする性格になりやすいです。
そもそも信頼など美しいものではない
一方の極端から、他方の極端に走ってしまうと、非常に騙されやすい性格になります。
上に「いい母親」の例を述べたように、人は「ある限定された範囲のなかで」他者に期待を寄せ、また他者の期待に応えるというのが、一般的です。
人は誰でも、なんでもかんでも他人の期待に応えるわけではない。
騙されやすい人とは、この「信頼の限界」を知らない人です。盲目的に相手を信用し、相手の言うとおりに振舞うことで、相手にも「無限に」なにかをしてもらいたいと思っている人のことです。
これは、詐欺師のような男にとっては好都合かもしれませんが、一般的には無限に期待されると、人は重たくてしかたないので、そのうち友だちが減ります。
友だちが多いと「あなた、あの男はヤバイんじゃないの」という助言もあるかもしれない。
でも、無限の施しを期待する女性は、友の助言を得ることもできず、ひとりで盲目的に突っ走る。よって、今回も次回も、男に騙される。
世間で「お金を貸すくらいならあげなさい」という言い方がありますが、これも、人は無限に人になにかをしてあげられるわけではないし、そもそも、人によって対応を変えることで、信頼というものは無になってしまうという思想がベースにあるように思います。
(誰からも信頼されている人は、人によって「信頼の限界値」を変えない)。
他者の期待に線引きをするのは、わりと勇気がいるものですが、線を引けない女性は、いつまでも男に騙され続けるということです。生きるってムツカシイネ。
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