家族や友人との時間に、おいしい和食。海外生活をしていると恋しくなるものがたくさんあるなかで、この時期になると必ず脳裏に浮かぶものがあります。
それは……満開の「桜」。浮かぶどころか、しつこく思い煩っています。ちょっとせつないぐらいに。
わたしが住んでいるアメリカにも桜の木はあって、日本と同様、あたたかくなると蕾がふくらみます。でも、何かがちがう。あまりの美しさに、心をわしづかみされたような感覚になるのは、日本の桜だけです。
そして、ふと思いました。この感情ってすこし恋と似ている。
もう一度会いたくて、想像するだけでわくわくして、そのときが待ち遠しくて。でも、相手から近付いてくることはない、自分にとってはどこか遠い存在。
昨年3月に株式会社ウェザーニュースが発表した「全国お花見調査 ※」の結果によると、「日本の春を象徴する桜、あなたは好きですか?」という質問に対し、「とっても好き」が全体の75%、「まぁまぁ好き」が22%と、合計97%の人が桜を「好き」だと回答したそうです。
ちなみに「あまり好きじゃない」「全く好きじゃない」はなんと0%という結果に。
実際に、これだけ多くのひとに愛される桜、その魅力を「恋」という感情と掛け合わせてみると……「こういう女性ってモテるよね」の法則との共通点が見えてくるではありませんか。桜から「女の在り方」を学ぶなんて。
愛されるものの共通点、もしかしたら、そこに人間も植物もないのかもしれません。
妄想の域に入りかねない考えではありますが、少し掘り下げてみたいと思います。
目次
共通点その1:美しさのなかに愛らしさがある
満開の桜が辺り一面に広がる様子は「豪快」「壮大」といった言葉がぴったりです。
しかし、ひとつひとつの桜の花を見ると、その色や形の何とも愛らしいこと。桜の花びらもまた、他の花にはない独特の趣がありますよね。
共通点その2:陽気なオーラを放っている
桜が冬に咲く花であれば、それはそれで情緒がありますが、あたたかい陽気になると色づく桜は、どこか「幸福感」を伴います。
見ているだけでしあわせな気分になれるのだから、愛したくなるのも当然なのかも。
共通点その3:ミステリアスな部分を持つ
梶井基次郎氏の短編小説にも「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる」という一文があるように、その美しさの理由には、さまざまな憶測があります。
実際にそうであるか否かはさておき、そういった諸説が生まれることに、「存在自体の妖艶さ」が垣間見えます。
共通点その4:引き際がすばらしく潔い
これだけ人々が待ち望んでいたにもかかわらず、鮮やかに咲き誇ったあとは、瞬く間に散っていく。
この潔さがあるからこそ、人は未練を残し「もう一度」と願ってしまう。
望まれたパフォーマンスを披露する力量がありながら、決して人に媚びないイメージです。それでいて、どこか「儚げ」な印象もあります。
これらが本能的に振る舞われているからこそ、桜は人々の心を惹きつけてやまないのでは、と思います。
そしてモテる女性も同じく、意識せずともこういう部分を兼ね備えていることが多いです、あくまでも私見ですが。
万人に愛される必要はない。でも、桜のように、たとえ一瞬だとしても情熱的に愛され、人の心に強い印象をのこして、去っていく人生。そう、誰かを煩わせるぐらいの。
女としては、それもまた、幸せな生き方の一つかもしれませんね。
※調査結果はスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や携帯サイトの利用者を対象に3月21日~3月24日の期間に調査した30,412人(男性59%、女性41%)の有効回答をまとめたもの。
マッチングアプリは桜のような恋におすすめ
アプリ | 特徴 |
---|---|
ペアーズ ダウンロード |
|
with ダウンロード |
|
マリッシュ ダウンロード |
|
実は、マッチングアプリは桜のような恋におすすめです。
アプリを使って出会うことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では新聞やニュースでも取り上げられたりと、異性との出会う方法の一つとして、人気を博しています。
上記のアプリには、「コミュニティ」などカテゴリに「桜」や「日本の四季」があり、特別な季節や時期に共感している人が登録しています。
マッチングしてメッセージしてみると、話題が盛り上がり仲良くなれるでしょう。