ご近所付き合いがうまくいっていると、何かとご縁に恵まれるものです。みなさんは近所の方たちと親しくしていますか? 出勤時の挨拶程度という人が多いかもしれませんが、素敵な出会いの可能性も意外とあったりします。
ご近所付き合いが恋愛関係に発展しやすい理由を、心理学から紐解くことにしましょう。結婚に発展するケースもあるので、出会いを求めている方は灯台下暗しの「ご近所さん」を要チェックです!
目次
近くで暮らすと恋愛になりやすい「単純接触効果」
同じアパートに住む彼なら、必然的に顔を合わせる機会は多いはず。心理学には、何度も顔を合わせていると相手に好感を覚えやすくなる「単純接触効果(ザイアンスの法則)」と呼ばれる法則があります。会う回数を増やせば必然的に相手に興味をもってもらえるというものです。
ご近所で気になる人がいたら、その人の出勤時間や外出時間に合わせて会う回数を増やすだけ。難しいことは何もありません。これならすぐにでも始められそうですよね。
さらなる心理効果「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」
会釈を交わす関係になったら、続いては「フット・イン・ザ・ドア・テクニック(FITD)」を利用します。これは相手が小さな要求を聞いてくれたら大きな要求も受け入れてくれやすいというもので、マーケティングなどに利用される心理学の法則のひとつです。
恋愛でFITDを使う場合、まずは単純な会話から本来の目的である「アパートの住人から友達以上への発展」を目指します。
「おはようございます」などの挨拶から「今日のネクタイ素敵ですね」など単純な会話へ、そこからまた週末の予定などを話すまでに関係が発展したら、「今週末友人たちが家に来るんですけど、もしよかったら一杯飲みにいらっしゃいませんか?」というように徐々に会話で関係を発展させていくのです。
結婚やお付き合いに発展するケースも・・・
実体験になりますが、実家の隣のアパートに引っ越してきた男性と親しくなって3年間交際した経験があります。わたしの場合、親しくなったきっかけは犬の散歩でした。
その彼はペット好きな人だったようで、散歩途中に彼に出くわすとニッコリ。そこである日「もしよかったら、お時間のあるときにご一緒しませんか?」と誘ってみたところ、快諾してくれました。
声をかけたときには単純に「友達になれたらいいな」ぐらいの気持ちだったのですが、犬の散歩からふたりだけの散歩に進展、そして2カ月後にはお付き合いがスタート。その彼とは結果的に別の道を歩むことになりましたが、その当時彼が紹介してくれた友人との交友は10年経った今でも続いています。
また、わたしの友人Tさんはアパートの隣人Hさんと4年間の交際を経て結婚。TさんとHさんは同じフロアの部屋に入居していたため、顔を合わせる機会も多かったのだとか。ふたりとも英語教師ということもあり、そこから話が弾んだようです。結婚を機に引越し、現在は2歳になる男の子と3人で幸せに暮らしています。
心地よいご近所付き合いを!
これまでご近所付き合いは恋愛に発展しやすいというメリットをお伝えしましたが、なかには「全く気のないアパートの住人から好意を寄せられて困った」というケースも。
気のない相手には真逆のテクニックを使って、あっさり挨拶を交わすだけの関係を保つのがベスト。物騒な事件もあるので気を持たせる素振りはNGです。
とはいえ、ご近所付き合いは嫌味なくアプローチするのには最適な環境といえそうですね。これらの心理作戦はオフィスビルの場合にも応用することができます。隣のオフィスに気になる男性がいる人は、試してみてはいかがでしょう?
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