外国人はさっぱりしているので、ケンカをする回数があまり多くないと思われがちですが、実はイギリス人カップルは年間312回、アメリカ人も日本人以上にちょっとしたことで多くのケンカをしているようです。
しかし日本人と決定的に違うのは、“すぐに仲直り”すること。こんなに多くのケンカをしているのに、一体どうやって対処しているのでしょうか。
今回は、ヨーロッパ人カップルの上手すぎる“仲直りの方法”に迫ってみたいと思います!
最悪、「別れ」も視野に入れて口論する
ムカつくけど、別れたくない……うん、その気持ち分かります(笑)。ケンカをしても心のどこかで「別れたくない」という気持ちがあるからこそ、思ってもいないのに相手に同調してしまったり、言いたいことを言いつつもどこかに逃げ道を作ってしまったりするんですよね。
ですが結局そこで我慢をしても、その後に同じことを繰り返すのは分かっていると思います。でも、それをさせないのがヨーロッパのカップルたちです。彼女たちは、ケンカをしたら最悪別れも覚悟して腹を割って話します。
内容を聞いていると、「いや、そこまで言わなくても……」と止めたくなるようなキツ~い一言も飛び出しますが、ケンカをきっかけに言いたいことを言うことですっきりし、かえって絆が生まれるそうです。とにかくケンカが勃発したら納得いくまでケンカをし尽くします。
もちろん、メールで言いたいことを言うなんて言語道断。会って、「濃い内容のケンカ」を「短時間で終わらせる」のが鉄則です。誰かにいちいち愚痴ることもありません。本人に言って解決した方が早いという考えを持っている人が多いんですね。
男性側が折れたときは、とりあえず許しちゃえ!
ケンカをしていても、いつかは終了させなければなりません。そんなとき、女性にとってとっておきの裏技は、男性から謝罪の言葉や反省の言葉が聞けたときは、とりあえず許してしまうことです。
基本的に男性はケンカを長引かせたくない傾向にあるので、 謝って終わらせてしまおうとする人も多いです。女性としてはその意図が見えるとそれはそれで腹立たしいですが、ヨーロッパ女子たちは男性側が折れたら許すようにしているようです。
と言うのも、そこで女性側が「許す立場」になることで、少しだけ男性側より上に立つ構図が生まれます。すると必然的に主導権は女性側に回り、今後相手を操りやすくなるそうです。感情的に見えて、意外と考えているんですね!(笑)
男性は許してもらうために、モノを買ったりして女性の機嫌をうかがうので、女性としても自然と腹の虫がおさまるのだとか。「謝って済む問題じゃない」はNGワード中のNGワードかもしれませんね。
これ以上は無理だ……切り替えも大事!
とはいえ、互いの意見が一方通行で終わりが見えないときもあるでしょう。そんなときは無理せずに「もう分かり合えない」とあきらめることも必要なんだとか。でも、それは決して突き放すのではなく、前向きな切り替えです。
性格なんていきなり変えられるものではないのだから、だったら相手の長所ばかりを見るように心掛けるのだと言います。
短所ばかりを見て、それにいちいちイラだっていては、余計な負の時間を作るばかりですよね。しかもそれは話し合ったところで改善されるものでもありません。だったら相手のイイ所をとことん愛す方が自分にとっても楽なのです。
私の外国人の友人は「恋人に自分が持っていない長所が一つでもあれば、それは素晴らしいわ」なんてよく言います。ほとんどのケンカは相手のことを大切に思うがあまり発生してしまうことなので、だったら相手のいいところにスポットライトを当てた方が自分も幸せになれますね。
時間をかけて状況を悪化させてしまうよりも、一刻も早く仲直りをする方法を見つけた方が、間違いなく賢明です。
ヨーロッパカップルたちはケンカをしても、その状況から逃げ出さず、とことん向き合うことで長引かせることなくサッサと仲直りしているようですね。
どうしても割り切れないと悟ったら、一緒にシャワーを浴びることをルール化しているカップルも多いようです。浴室は小さな空間なので、相手の目を見て話さざるを得なくなり、逃げ出すことが不可能なのだとか。ケンカの後の処理が苦手なあなたは、上手な仲直り方法を身に付けて愛をより一層育んでくださいね。
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