これまで都会でWi-Fiを利用していたのであれば、田舎に移り住んでも都会並みのWi-Fiの使い心地が欲しいと思うものです。
しかし、都会と違って田舎にはそれほどWi-Fiの電波が飛び交っているわけではありません。したがって、都会のように手軽にネットを利用するのは難しいと考えた方がいいでしょう。
実は、ポケット型Wi-Fiを使えば山間部で電波が届きにくい田舎であってもWi-Fiを利用することができます。この記事では、田舎でポケット型Wi-Fiを利用する際の選び方、ポケット型Wi-Fiを使うための手順などについて解説していきます。
- 田舎でポケット型Wi-Fiを利用する前に押さえておきたい種類
- 田舎で使うポケット型Wi-Fiの後悔しない選び方
- 【データ量別】田舎で使うポケット型Wi-Fiのおすすめメーカーを紹介
- 田舎でポケット型Wi-Fiを使うまでの流れ・手順
- 田舎でポケット型Wi-Fiの通信速度が遅い・つながらない時の対処法
- 田舎で一時的にポケット型Wi-Fiを使いたいときには?
- 田舎でポケット型Wi-Fiを利用する際のよくある質問
読んでいただければ、田舎であっても無理なくWi-Fiをつなぐことができるようになるでしょう。
1.田舎でポケット型Wi-Fiを利用する前に押さえておきたい種類
「ポケット型Wi-Fi」と一口にいっても、大まかに下記の二種類に分かれています。
- クラウドSIM
- WiMAX
田舎でポケット型Wi-Fiを利用する際、自分の住む地域やポケット型Wi-Fiの特徴に合わせてどちらを選ぶか変わってきます。そこで、以下ではそれぞれについて特徴を述べていきます。
種類①.クラウドSIM|広い地域で利用できる
クラウドSIMとは、プラチナバンドLTEという700~900MHzの低周波を利用しているサービスです。
低周波は一度に送受信できるデータ容量は少ないですが、回り込むように電波が伝わっていくので障害物による電波を受けづらい特徴があります。高周波よりも遠くに届く性質も持っているので、電波基地局から遠い田舎や山間部など広い地域で使えるでしょう。
また物理的なカードであるSIMカードも必要なく、クラウドサーバーにあるデータを利用するので端末を準備するだけで良い点も魅力。SIMカードがなくても対応端末の電源を入れるだけでWi-Fiに接続できます。
種類②.WiMAX|高速回線でサクサク動く
WiMAXは5Gを利用した高速回線が利用できる通信方法です。短時間に大量のデータを送信するできるメリットがあるため、通信速度を重視する場合は利用がおすすめです。
ただし、WiMAXの回線はクラウドSIMに比べると基地局からの距離が遠いとつながりにくいというデメリットがあります。田舎や山間部であれば、WiMAXがつながらないケースもあるでしょう。
しかし、現在はWiMAXの基地局が地方に着々と設置されています。田舎や山間部でもWiMAXの高速回線が利用できる場合もあるので、自分のエリアのつながりやすさを事前に確認しておきましょう。
2.田舎で使うポケット型Wi-Fiの後悔しない選び方
田舎でポケット型Wi-Fiを使おうとする場合、どのようにサービスやメーカーを選べばいいのでしょうか?結論、下記のポイントを意識して選ぶことが大切です。
- 選び方①.住んでいる地域や利用したい地域が対応エリアか
- 選び方②.地域の特徴に対応できる機種か|山間部はクラウドSIMがおすすめ
- 選び方③.使用したいデータ容量があるか
- 選び方④.通信速度は問題ないか
- 選び方⑤.お試し期間や契約期間などを確認する
選び方①.住んでいる地域や利用したい地域が対応エリアか
まずは、「住んでいる地域や利用したい地域が対応エリアか」を調べます。どんなに自分が利用したいサービスやメーカーがあっても、対応エリアに入っていないのであれば使うことはできません。サービス提供会社のホームページを参考にして、自分の生活圏が対応エリアか調べましょう。
例えばクラウドSIMがつながることの多いSoftbankの場合、以下の手順で確認できます。
- Softbankサービスエリアマップのページにアクセス
- 製品カテゴリ、メーカー、機種名、利用する地域を選択
- マップを確認
他にも、docomo、au、Rakuten、Y!mobile、UQでもサービスエリアマップを確認できますので必要に応じて調べるようにしましょう。
選び方②.地域の特徴に対応できる機種か|山間部はクラウドSIMがおすすめ
次に「地域の特徴に対応できる機種か」を調べましょう。ポケット型Wi-Fiを使用する場所の特徴に合わせて、選ぶ機種やサービスは変わります。
例えば、利用したい地域が山間部であれば、障害物に強いクラウドSIMの利用が向いています。逆に平地が多く、比較的都会に近い場所であれば、高速回線の電波を最大限に利用できるWiMAXの利用がおすすめです。
自分の住んでいる地域の特徴に合わせてポケット型Wi-Fiの種類を選択しましょう。
選び方③.使用したいデータ容量があるか
「使用したいデータ容量があるか」を調べておくことも重要です。自分が月々利用するデータ量を把握しておき、容量に合わせたサービスを利用しましょう。
ポケット型Wi-Fiは、基本的にデータ容量によって月額料金が異なります。小容量プランの場合はそれだけ月額料金も抑えられますが、スマートフォンの利用が多い人はすぐに消費してしまい速度制限がかかるケースもあるでしょう。
目安として、普段インターネット検索やSNSをする程度であれば、1か月のデータ容量は20GBで十分です。しかし、動画を視聴したりオンライン会議や授業を行ったりするのであれば、20GBでは心もとないといえます。
インターネットを大容量で使いたいのであれば、クラウドSIMの100~200GB使える大容量プランや実質無制限のWiMAXを検討するのがおすすめです。自分にとって必要な容量に合わせたプランがあるか確認しておきましょう。
選び方④.通信速度は問題ないか
「通信速度は問題ないか」を調べておくことも重要です。
クラウドSIMとWiMAXを比較すると、一般にはWiMAXの方が高速です。したがって、両方使える環境であれば通信速度が速いWiMAXを選んだ方がいいでしょう。
そして、各通信事業者が公式サイトで公表しているエリアごとの最高通信速度をチェックしておくことも大切です。
選び方⑤.お試し期間や契約期間などを確認する
「お試し期間や契約期間などを確認する」ことを忘れないようにしましょう。ポケット型Wi-Fiは無線電波を利用するので、居住地周辺の障害物などの外的要因による影響を受けやすいです。
そのため、提供エリアだったとしても実際に使えるかどうかは分かりません。お試し期間があったり、契約期間などの縛りがない場合は、万が一思った使用感が得られなかった際に利用停止や契約解除が行いやすく、おすすめです。
例えば、WiMAXの場合には15日間無料で試せるレンタルサービスTry WiMAXが利用可能です。田舎でWiMAXを検討している人は、プラン契約前にTry WiMAXで試してから契約すると良いでしょう。
また契約期間があるプランを申し込んでも、「初期契約解除制度」を利用して違約金を支払わなくても解約できます。ただし端末が到着してから8日間と期間が短いので、なるべくお試し期間や契約期間のないプランで契約するのが安全です。
3.【データ量別】田舎で使うポケット型Wi-Fiのおすすめメーカーを紹介
それでは、田舎で使うポケット型Wi-Fiの中で、具体的にはどのメーカー・サービスがおすすめなのでしょうか?以下で、容量別におすすめを紹介していきます。
- 最もおすすめはWiMAX×GMOとくとくBB
- 月20GBまでならクラウドWiFi
- 月50GBまでならMONSTER MOBILE
- 月100GBまでならAiR-WiFi
- 月200GBまでならChat WiFi
- 毎月データ使用量が変わるならTHE WiFi FiT
最もおすすめはWiMAX×GMOとくとくBB
サービス名 | WiMAX×GMOとくとくBB |
通信速度 | 54.61ms |
月額料金 | 初月:1,375円 2ヶ月目~:4,807円 |
Wi-Fiの種類 | WiMAX |
まず、容量にかかわりなく最もおすすめできるのが「WiMAX×GMOとくとくBB」です。こちらはWiMAXのみのサービスですが、データ容量は無制限です。通信制限を気にせずにたっぷりインターネットを楽しむことができます。そして、下り最大2.7Gbpsの高速通信の利用が可能。
これはWiMAX史上最速の高速通信で、動画視聴やテレワークも快適に利用できます。追加料金なしで5G通信が使えるので、低速度に悩まされる心配もないでしょう。状況に合わせて5G以外のWiMAX 2+、au 4G LTEといった回線に自動で接続してくれるので、いつでも快適な回線速度でインターネットを楽しめます。
WiMAX×GMOとくとくBB公式サイト
月20GBまでならクラウドWiFi
出典:クラウドWiFi
サービス名 | クラウドWiFi |
通信速度 | 45.0ms |
月額料金 | 税込2,580円(最安値) |
Wi-Fiの種類 | クラウドSIM |
月20GBまで利用する人には、クラウドWiFiがおすすめです。月20GBで月額料金は2,580円と料金が安い点が魅力です。クラウドSIMなので通信速度も安定しており、山間部でも利用できます。さらに、解約したければ当月内に解約することも可能。
50GBや100GBなどの大容量プランもあるので、使用頻度に合わせてプラン変更することもできます。
月50GBまでならMONSTER MOBILE
サービス名 | MONSTER MOBILE |
通信速度 | 39.02ms |
月額料金 | 税込2,530円(50GB) |
Wi-Fiの種類 | クラウドSIM |
月50GBまで利用する人には、MONSTER MOBILEがおすすめです。MONSTER MOBILEは2年間の契約プランであれば月額料金は月々税込2,530円です。
容量が足りないと思った場合は、簡単な手続きだけで100GBまで使用量を増やせます。500MBだけチャージと言った使い方もできるので、臨機応変に使用量を調整できるでしょう。
また14日間のお試しキャンペーンも実施されているので、事前に使用感を確認できる点も魅力です。最安値で契約するためには2年間の縛りが必要になりますが、事前に電波が入るか確認できるので納得したうえで利用を開始できるでしょう。
月額税込385円でつけられるオプションも利用できれば、端末本体の故障やバッテリー交換、付属ケーブル交換が無料になるのでいざという時も安心です。
MONSTER MOBILE
月100GBまでならAiR-WiFi
出典:AiR-WiFi
サービス名 | AiR-WiFi |
通信速度 | 47.25ms |
月額料金 | 税込3,278円(100GB) |
Wi-Fiの種類 | クラウドSIM |
月100GBまで利用する人には、AiR-WiFiがおすすめです。AiR-WiFiは大容量100GBが月額3,278円で利用できるサービス。
月額330円をプラスすれば契約期間の縛りもなくせるので、解約しやすい点も魅力です。
また30日間のお試し返金保証も利用できるので、実際に電波が入るのか不安な人でも安心できます。海外のどこでも利用できる設計になっているので、田舎や山間部でも問題なく利用できるでしょう。
AiR-WiFi
月200GBまでならChat WiFi
出典:Chat WiFi
サービス名 | Chat WiFi |
通信速度 | 20.37ms |
月額料金 | 税込4,780円 |
Wi-Fiの種類 | クラウドSIM |
月200GBまで利用する人には、Chat WiFiがおすすめです。こちらは、月200GBで月額料金は4,780円(縛りなし)です。Chat WiFiには契約期間の縛りがありませんが、1年契約プランを選ぶこともでき、その場合にはお得に使えます。また、クラウドSIMでエリアが広いのも特徴です。
月200GBまで利用できるポケット型Wi-Fiには様々なものがありますが、多くの場合は1日7GBまでなど1日単位で制限が設けられているケースが多いです。
しかし、Chat WiFiの場合は1ヶ月200GB以内に収まれば制限されることはありません。1日に多く利用しても通信速度が下がる心配がないので、200GBのなかでは最もおすすめのポケット型Wi-Fiとなります。
Chat WiFi
毎月データ使用量が変わるならTHE WiFi FiT
出典:THE WiFi FiT
サービス名 | THE WiFi FiT |
通信速度 | 16.37ms |
月額料金 | 税込3,278円(100GB) |
Wi-Fiの種類 | クラウドSIM |
毎月使用するデータ量が一定していないという人には、THE WiFi FiTがおすすめです。こちらは月100GB使用の場合、月額料金は3,278円~3,718円(縛りなしは+330円)です。
THE WiFi FiTには段階定額制プランがあり、1/5/20/40/100GBの段階があります。30日お試し期間や4ヶ月無料などのキャンペーンも実施しているので利用してみましょう。
THE WiFi FiT
4.田舎でポケット型Wi-Fiを使うまでの流れ・手順
ここでは田舎でポケット型Wi-Fiを利用する流れや手順を紹介します。
手順①.提供エリアを再確認する
まず利用したいメーカーやサービスの提供エリアが自身の生活圏と被っているか確認しましょう。
事前に確認しておけば、契約してから繋がらないことがわかったという事態を防げるからです。お試し期間などが設定してあるサービスであれば、利用を検討するのも良いでしょう。
田舎は都会と違い必ずWi-Fiが使えるというわけではないので、提供エリアの確認は大切です。
手順②.決めた契約先に申し込む
提供エリアを確認したら、いよいよ自分が決めた契約先に申し込みましょう。最近では、オンラインで申し込みが完結することも多いです。契約時には、必要事項の記入に誤りがないか、よく確認しておきます。
また、契約時の条件などにも見落としや見誤りがないか、よくチェックしておきましょう。
手順③.契約先から端末が発送される
申し込みが終わると、数日してから端末が発送されます。受け取りをする時間には確実に在宅しておいたほうがいいでしょう。
なかなか届かない時には、契約先に確認することも必要です。
手順④.端末が届いた後に設定をして利用開始
無事に端末が届いたら、まずは内容物・付属物に欠けていないものがないかを確認します。確認が取れたあとは、説明書に従って設定を行いましょう。
問題なくWi-Fiにつなぐことができれば、利用開始です。
5.田舎でポケット型Wi-Fiの通信速度が遅い・つながらない時の対処法
田舎でポケット型Wi-Fiが繋がらないときの対処法も確認しておきましょう。
使用していくうちに通信速度が遅くなるなどのケースへの対処法も解説するので参考にしてください。以下でそれぞれについて説明します。
- 対処法①.再起動してみる
- 対処法②.置き場所を変える
- 対処法③.Wi-Fiの接続周波数を5Hzに変更する
- 対処法④.機内モードでWi-Fi機能のオンオフを試す
- 対処法⑤.有線接続してみる
- 対処法⑥.8日以内に解約を実施
対処法①.再起動してみる
まずは、「再起動してみる」ことを試してみましょう。端末内で、何かしらのシステムエラーやファームウェアアップデートがうまく適用できない場合など、動作が不安定になることがあります。
再起動をしてみると改善されるケースがあるので、まずは試してみることがおすすめです。
対処法②.置き場所を変える
置き場所を変えることで電波がつながるケースもあります。
一般に、ポケット型Wi-Fiは端末自体が電波を受信して、インターネットにつながるので障害物などの影響を受けやすいです。端末の置き場所を障害物の少ない開けた場所や家具の上など電波が受信しやすい場所に移動してみましょう。
また家電製品の近くは電波が干渉するケースもあるので、なるべく離して使うのもおすすめです。
対処法③.Wi-Fiの接続周波数を5Hzに変更する
WiMAXを使っている場合であれば、周波数帯を2.5GHzから5GHzへ変更すると速度が改善する可能性もあります。WiMAXで使う2.5GHzの周波数帯は電子レンジなどの家電製品から出ている電波と同じなので、室内で干渉しあって速度が遅くなる場合があるからです。
5GHzの周波数帯は家電製品でも使っているものが少ないため、干渉されずに電波が安定する可能性があります。
対処法④.機内モードでWi-Fi機能のオンオフを試す
端末を一度機内モードにしてWi-Fi機能のオンオフを試してみることもおすすめです。再起動と同じように、Wi-Fi機能をオンオフすることで正常に動作することが期待できるからです。
この動作はWi-Fi接続をしているスマホやタブレット、パソコンなどでも実施したほうがいいでしょう。原因がタブレット側にある場合も、この方法で改善するケースがあります。
端末に機内モードがない場合には、Wi-Fiアイコンのところを押してWi-Fi機能自体のオンオフを行ってみましょう。オフにした際は、15秒ほど待ってからオンにします。
対処法⑤.有線接続してみる
有線接続可能な機種であれば、LANケーブルを接続することもおすすめです。有線接続であれば障害物の影響も受けにくく、スムーズに回線に接続できます。
WiMAXの多くの端末は有線接続が可能なので、より高速回線を楽しめるでしょう。
対処法⑥.8日以内に解約を実施
なにをやっても状況が改善しないときには、あきらめて解約しましょう。お試し期間が設定されているサービスであれば、解約は比較的容易です。
また、たとえお試し期間がなかったとしても、契約から8日以内であれば違約金なしで解約できるので安心してください。ポケット型Wi-Fiでは初期契約解除制度というクーリングオフと似た制度が利用できます。
初期契約解除制度は契約書を受け取ってから8日以内であれば違約金なしで契約解除ができるという、電気通信事業法で定められた制度です。ペナルティなどもなく契約解除ができるので、利用しましょう。
ただし、この制度は、本来回線契約部分のみに適用される制度なので注意が必要です。端末代金は本当であれば、返金対象外になります。
現在は通信会社の厚意で購入した端末も返品・返金できる会社が多いですが、なかには端末を買取としている業者もあるので事前に確認しておきましょう。
6.田舎で一時的にポケット型Wi-Fiを使いたいときには?
田舎で一時的にポケット型Wi-Fiを使いたいときの方法について、以下の流れで解説します。
一時的な帰省ならポケット型Wi-Fiのレンタルがおすすめ
帰省などで一時的にポケット型Wi-Fiを利用したい場合は、ポケット型Wi-Fiのレンタルがおすすめです。
レンタルであれば、解約手続きなどを行なわず使用期間終了という形で返却でき便利です。「親がネットを利用しないので実家でスマホが使いにくい」などの場合は、レンタルも検討しましょう。
介護のための一時的な帰省などでも使えるので、おすすめです。
ポケット型Wi-Fiをレンタルするメリット・デメリット
ポケット型Wi-Fiをレンタルするにはメリット・デメリットがあるので、利用には注意が必要です。
まずメリットとしては、以下の3つがあげられます。
- 即日発送・翌日お届けですぐに使える
- 返却はポストに投函するだけでOK
- 解約金がかからずレンタル料金に通信費が組み込まれている
多くのレンタルポケット型Wi-Fiの業者は、即日発送・即日お届けを実施しているので申し込んですぐに利用が可能です。返却は端末類をポストに投函するだけでよいので、返却手続きも簡単。
通信費などはレンタル料に組み込まれており、事務手数料や解約金などもないので購入するよりも気軽に利用できるでしょう。
一方、デメリットとしては以下2点があげられます。
- 返却の手間がかかる
- 紛失のリスクがある
ただし返却方法は特に複雑な作業がないので、そこまで大きなデメリットとはいえません。紛失するリスクも当然ありますが、こちらもレンタルに限った話ではないでしょう。
7.田舎でポケット型Wi-Fiを利用する際のよくある質問
それでは、田舎でポケット型Wi-Fiを利用する際のよくある質問として以下を取り上げ、回答します。
- Q1.ポケット型Wi-Fiが利用できない程の田舎はすべき?
- Q2.登山中に山でも使えるポケット型Wi-Fiってあるの?
- Q3.山でも使えるWi-Fiのレンタルってある?
- Q4.スマホが圏外でもポケット型Wi-Fiって使えるの?
- Q5.置くだけWi-Fiは田舎でも使える?
- Q6.ホームルーターを山間部でも使用したいけど可能?
- Q7.田舎はWi-Fiが遅い?
- Q8.結局田舎と山間部でおすすめのインターネット接続は何?
Q1.ポケット型Wi-Fiが利用できない程の田舎はどうすべき?
あまりにも田舎すぎて提供エリアに位置していないと、ポケット型Wi-Fiの使用はあきらめざるをえません。ただし最後の望みとして、ケーブルテレビでネットサービスを利用できるケースもあります。
ケーブルテレビであれば電波の届きにくい田舎であっても利用できる可能性が高いです。
Q2.登山中に山でも使えるポケット型Wi-Fiってあるの?
場所にもよりますが、提供エリアであればプラチナバンドLTEを使うクラウドSIMのポケット型Wi-Fiが使える可能性があります。ただし山頂付近などは特に特殊な環境と言わざるを得なく、過信は禁物です。
Q3.山でも使えるWi-Fiのレンタルってある?
こちらも、プラチナバンドLTEを使うクラウドSIMのポケット型Wi-Fiのレンタルであれば使える可能性があります。レンタルであれば気軽に試してみることもできるので、様々なクラウドSIMを試してみるのが良いでしょう。
Q4.スマホが圏外でもポケット型Wi-Fiって使えるの?
どこのキャリアのスマホでも圏外になってしまうような場所では、モバイルWi-Fiも基本的には繋がらないと考えていいでしょう。ただしスマホの端末自体に問題が発生しているケースもあるので、一度再起動を試みるのもおすすめです。
Q5.置くだけWi-Fiは田舎でも使える?
置くだけWi-Fiであっても田舎で使える可能性はあります。ただし置くだけWi-FiはWiMAXになるので、クラウドSIMと比較すると障害物に弱い傾向にあります。
山間部などでは電波が入らないケースもあるので、環境に合わせて利用するかを決めましょう。
Q6.ホームルーターを山間部でも使用したいけど可能?
ホームルーターも状況次第では利用可能です。ただしこちらもWiMAXとなるので、山間部であれば利用できる可能性は低くなるでしょう。
まずは対象サービスの提供エリアを確認してみるのがおすすめです。
Q7.田舎はWi-Fiが遅い?
都会と比較すると田舎はWi-Fiが遅いです。田舎はどうしても各基地局からの距離が遠くなるので、物理的に電波の入りが悪くなります。
ただし田舎であっても電波の通りが良い平地などはWiMAXなどの高速回線が利用できます。
Q8.結局田舎と山間部でおすすめのインターネット接続は何?
田舎と山間部でおすすめのインターネット接続は、一般的にはクラウドSIMとなります。ただし、住んでいる場所によってはWiMAXの電波が入るため高速回線を実現できる可能性もあります。
ポケット型Wi-Fiを契約する際は、事前に提供エリアの調査・確認が必要です。
田舎でポケット型Wi-Fiをうまく利用しよう
ポケット型Wi-Fiには、大まかにいうとクラウドSIM、WiMAXの二種類があり、それぞれ特徴があります。田舎でポケット型Wi-Fiを使う場合には、それぞれの特徴を理解したうえで以下のポイントを押さえて利用しましょう。
- 住んでいる地域や利用したい地域が対応エリアか
- 地域の特徴に対応できる機種か
- 使用したいデータ容量があるか
- 通信速度は問題ないか
- お試し期間や契約期間をどれくらいか
ただし、田舎は電波の入りが悪いこともありどうしても思うような通信ができないケースもあります。その場合は、以下の対処法を試してみるのがおすすめです。
- 再起動してみる
- 置き場所を変える
- Wi-Fiの接続周波数を5Hzに変更する
- 機内モードでWi-Fi機能のオンオフを試す
- 有線接続してみる
- 8日以内に解約を実施する
一時的な帰省などの場合は、レンタルなども利用して快適なインターネットを楽しみましょう。