要注意!5G対応のポケット型WiFiがおすすめできない全理由

PR
  • ツイート
  • LINEで送る
ポケットWiFiと5G

「5G対応のポケット型WiFiはおすすめ?」「5Gだと何が違うの?」など、5G対応のポケット型WiFiについてお困りではありませんか?

2023年9月現在、5G対応のポケット型WiFiは、5Gで使えるエリアが非常に狭く、料金プランも割高で使いづらいためおすすめしません。

また、ポケット型WiFi自体回線が不安定でコスパも悪いため、安定した高速通信の「光回線」や、手軽にスマホの高速通信が使える「テザリング」を検討しましょう。

このページでは、長年の通信機器販売をしてきた筆者が、5G対応ポケット型WiFiの詳細や注意点に加え、あなたが今利用すべきインターネット回線について、以下の流れで解説します。

すべて読めば、5G対応のポケット型WiFiに関する疑問を解消し、よりお得で快適なネット生活を送る術を知ることができます。

1. 5G対応のポケット型WiFiがおすすめできない全理由

2023年9月現在、様々な企業やサービスとして5G対応のポケット型WiFiが発売されていますが、現状おすすめはできません。

5G対応のポケット型WiFiがおすすめできない理由は、大きく以下の3つです。

1つずつ詳しく解説していきます。

1-1. 5G対応エリアが狭い

まず、最大のデメリットとなるのが、5Gの通信エリアが非常に狭いことです。

5Gは非常に速い高速通信がメリットですが、その5Gが使えるエリアがかなり狭いため、現状あまり意味がないためです。

以下は、UQ WiMAX公式ページの「サービスエリアマップ」で確認した5G対応エリア(赤色部)ですが、一部の都市部でしか5Gは対応していません。

5G対応エリア - 北海道出典:UQ WiMAX「サービスエリアマップ」北海道

5G対応エリア - 東京出典:UQ WiMAX「サービスエリアマップ」東京

5G対応エリア - 大阪出典:UQ WiMAX「サービスエリアマップ」大阪

非常に見えにくいですが、5G対応エリアはオレンジのエリアではなく、点在している赤色のスポットです。

上記のように、5G対応のポケット型WiFiを手に入れても、その恩恵を受けられる場所が狭く、ほとんどのエリアで従来の4GやWiMAX2+を利用することになります。

5G対応エリアが全国規模で広がるのには年単位の時間を要するとみられており、急いで5G対応端末を手にしても、限られた人やエリアでしか機能を使いこなすことは難しいでしょう。

1-2. 5G対応プランの料金が高い

次に気になる料金ですが、5G対応ポケット型WiFiを利用するための各社が提供するプランは月額料金が高めです。

以下は、5G対応ポケット型WiFiを提供している各社の料金プランを比較したものですが、いずれも高額で、使いどころのない5G対応というだけで損をしてしまう可能性があります。

提供元WiMAXaudocomoSoftbank
5Gプラン名ギガ放題プラスモバイルルータープラン 5G5Gギガホ プレミアデータ通信専用
50GBプラン
月額料金4,268円4,721円5,665~7,315円5,280
適用割引WiMAX+5G はじめる割2年契約N
5Gルーター割
契約期間2年2年2年
データ容量無制限50GB

※価格はすべて税込です 

5G対応プランは、割引がなければ平均で月額5,000~6,000円ほどです。

従来の通信回線を利用したポケット型WiFiであれば、平均でも月額3,500~4,000円ほどなので、月額1,500~2,000円ほど高くなります。

また、以下の比較で分かる通り、5G対応のポケット型WiFiは端末代も高く、初期費用の負担が大きくなります。

提供元WiMAXaudocomoSoftbank
機種名従来(4G)の最新機種
WX06
Speed Wi-Fi
5G X11
Speed Wi-Fi
5G X11
Wi-Fi STATION
SH-52B
Pocket WiFi
5G A101ZT
端末代金16,500円21,78021,78035,640円28,800円

※価格はすべて税込です 

エリアが限定されている上にこの料金では、5G対応のポケット型WiFiはかなりコストパフォーマンスが悪いと言えるでしょう。

1-3. 接続する端末も5G対応でなければならない

最後に、5G通信を行うデバイスのスマホやPC等のデバイスも、5G対応でなければならないこともおすすめできない理由です。

接続する端末というのはスマートフォンやタブレットなどのことで、ポケット型WiFiが5G対応でも、スマートフォンなどが従来の4G対応の端末であれば、5Gは利用できません。

また、5G対応のスマートフォンは2023年9月現在において非常に高額です。

携帯会社5G対応スマホ端末代金5G対応スマホ月額料金
docomo10~12万円ほど8,415円
au10~17万円ほど9,328円
SoftBank7~15万円ほど9,328円

5G対応のポケット型WiFiやスマートフォンは、一般的に普及しているわけではないため、価格が非常に高いです。

したがって5Gのポケット型WiFiを使用する場合、初期費用が非常にかかってしまうと言えます。

2. そもそもポケット型WiFiがおすすめできない2つの理由

5G対応のポケット型WiFiがおすすめできない理由については、上記で解説した通りですが、そもそも「ポケット型WiFi」自体がおすすめできるサービスではありません。

ポケット型WiFiがおすすめできない理由は、以下の2つです。

それぞれの理由について、以降で詳しく見ていきましょう。

理由1. ポケット型WiFiは通信速度・容量で光回線に劣る

ポケット型WiFiは通信速度と容量の面で光回線に劣っており、以下の特徴に当てはまる方は光回線をおすすめします。

光回線がおすすめな人

  • 自宅用の回線を考えている
  • 動画視聴やビデオ会議、オンラインゲームなどの用途で快適にネットを使いたい
  • 容量を気にせずネットを使いたい

実際にポケット型WiFiと光回線を比較してみると、同じ価格帯にもかかわらず、光回線の通信速度・容量がポケット型WiFiよりも優れていることが分かります。

 ポケット型WiFi光回線
通信速度(実測値)
10~40Mbpsほど

平均200Mbpsほど
データ容量
速度制限あり

無制限
月額料金

3,000~4,000円程度

3,000~4,000円程度

以降で、ポケット型WiFiの通信速度とデータ容量のそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

ポケット型WiFiの通信速度

ポケット型WiFiは、ルーターまでの通信を無線で行うため、有線で通信を行う光回線と比べて通信速度がかなり劣っています。

そのため、ポケット型WiFiの平均的な通信速度(10~40Mbps)では、標準画質程度の動画視聴までは問題ありませんが、ビデオ会議や高画質の動画視聴、オンラインゲームを利用される方にとってはストレスがかかる回線となる可能性が高いです。

用途(目的)必要な通信速度の目安
メール1Mbps~
SNS5Mbps
動画視聴(標準画質)10Mbps
ビデオ会議30Mbps
動画視聴(高画質)40Mbps
オンラインゲーム50~100Mbps

ポケット型WiFiの通信容量

通信容量の面を見ても、月々のデータ量が完全無制限で使い放題の光回線に比べて、ポケット型WiFiは容量に制限があります。

ポケット型WiFiのプランによっては、「実質無制限」としているものもありますが、その場合でも「3日間○○GB以上利用した場合には速度制限」という条件ですので、光回線のように使い放題という訳ではありません。

例えば、ポケット型WiFiのWiMAX公式HPでは、実質無制限プランの速度制限について以下のように記載されています。

より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、短期間に多くのデータ通信をご利用の場合、ネットワークの混雑回避のため通信速度を制限させていただきます。

出典:UQ WiMAX公式

理由2. 料金・手軽さでテザリングに劣る

以下のような理由から、「ポケット型WiFiがいいのでは?」と考えている方の場合でも、安くて手軽に使えるテザリングの方がおすすめです。

テザリングがおすすめな人

  • 光回線工事ができずにポケット型WiFiを検討している
  • 外出先で作業するためにポケット型WiFiを検討している

実際に、ポケット型WiFiとテザリングを比較してみると、工事不要の回線や外出先での利用であればテザリングの方がお得であることが分かります。

 ポケット型WiFiテザリング(大容量プラン)
月額料金
3,000~4,000円程度

1,500円程度
手軽さ
新たな契約・デバイスの持ち運びが必要

普段使っているスマホのみで使える
通信速度(実測値)
平均20Mbpsほど

平均20Mbpsほど
データ容量
実質無制限
(速度制限あり)

実質無制限
(速度制限あり)

以降で、ポケット型WiFiの各サービスと、無制限でテザリングを利用できる『楽天モバイル』を比較してみましょう。

ポケット型WiFiと楽天モバイルの比較

以下は『楽天モバイル』と主要5社のポケット型WiFiとの比較です。

楽天モバイルの無制限プランに新規契約した場合、もっとも実質月額料金が安く、契約年数の縛りもないため、気軽に始められることがわかります。

実質月額料金=(月額料金+初期費用-キャッシュバックなどの割引)÷契約月数

←スマホの場合は左右にスクロールできます→

 楽天モバイルロゴUQ wimaxauY!mobile logosoftbankdocomo
実質月額料金

3,278円
(無制限プラン)

3,934円
×
5,775円
×
5,018円
×
6,405円
×
7,788円
実質速度
19.0Mbps

26.8~39.3Mbps

26.8~39.3Mbps

10.9~42.3Mbps

24.7~56.9Mbps

22.0~35.3Mbps
データ容量


実質無制限
(速度制限あり)


実質無制限
(速度制限あり)

実質無制限
(速度制限あり)

実質無制限
(速度制限あり)
×
制限あり
×
制限あり
速度制限条件
1Mbps

1Mbps

1Mbps

1Mbps
×
128Kbps
×
128Kbps
契約期間
なし
×
3年
×
2年
×
3年

なし
×
2年

※スピードテストアプリ「Speedchecker」で計測

上記のとおり、楽天モバイルの次に安いWiMAXの実質月額料金は3,000円台ではありますが、3年間の縛りがあるうえに、速度が特別速いわけでもありません。

そのほかのポケット型WiFiに至っては、月額料金が5,000円を超えてしまいます。

よって、ポケット型WiFiよりもテザリングの方が、料金面でも手軽さでもおすすめできるわけです。

まとめ

以上で見てきたように、ポケット型WiFiは次の2つの理由からおすすめできません。

  • 理由1. 通信速度・容量で光回線に劣る
  • 理由2. 料金・手軽さでテザリングに劣る

光回線、テザリングがおすすめな人の特徴を踏まえて、あなたに合った回線を選びましょう。

光回線がおすすめな人テザリングがおすすめな人
  • 自宅用の回線を考えている
  • 動画視聴やビデオ会議、オンラインゲームなどを楽しみたい
  • 容量を気にせずネットを使いたい
  • 光回線工事不要の回線を検討している
  • 外出先で作業するための回線を検討している
  • 月々の通信費を抑えたい

なお、光回線・テザリングそれぞれでおすすめなサービスを次の箇所で解説していますので、適宜読み飛ばしてください。

3.25社を徹底比較【2023年9月】おすすめの光回線7選

結論、あなたにとって最安値となる光回線を選ぶには、実質月額料金の安さが重要になります。

実質月額料金とは

実質月額料金とは、利用期間中に支払う全ての金額(事務手数料・工事費・月額料金)から割引要素(キャッシュバック・スマホセット割・月額料金割引・工事費割引)を差し引いて、ひと月あたりに換算した料金のことです。

たとえ月額料金が安くても、キャッシュバックがなかったり、工事費割引がなかったりすれば、トータルで支払う金額はそれほどお得にはならないということです。

なお、実質月額料金が安い光回線を見つけるためには、次の2つの要素はとくに重要になります。

《実質月額料金で注目したい2つの要素》

  • スマホセット割(月額500~1,000円ほど変わる)
  • キャッシュバック(40,000~70,000円ほど変わる)

というのも、スマホセット割が適用される光回線を選ぶだけで、スマホ1契約につき毎月500~1,000円ほど安くなり、「インターネット代+スマホ代」の通信費を抑えることに役立つからです。

例えば、docomoユーザーは「ドコモ光」を選ぶだけで、docomoを使っている家族の人数分(最大20契約まで)も含めて、スマホ料金が1契約につき月額最大1,100円割引されます。

ドコモ光セット割ドコモ光のスマホセット割|出典:docomo

そのため、2人以上の家族が同じキャリアを使っている場合はとくに、家族の分もスマホセット割ができる光回線を選ぶとよいでしょう。

また、たとえスマホセット割がなくても、高額なキャッシュバックがもらえる窓口(光回線業者・プロバイダ・代理店)から申し込めば、実質月額料金を大きく下げることができます。

したがって、あなたが今お使いのスマホキャリアとセット割ができる光回線を考慮しつつ、キャッシュバック額が高い光回線(×申込窓口)を選ぶようにしましょう。

とは言え、光回線サービスは100社以上あり、さらに各光回線サービスには特典内容の異なる申込窓口がいくつもあるため、どの光回線(×申込窓口)がお得なのかを比較するのは簡単ではありません。

そこで当メディアでは下記【参考】のとおり、主要な光回線25社とその申込窓口を対象に、新規契約から3年間の実質月額料金を徹底調査しました。


【参考】主要光回線25社の利用料金調査

←上下左右にスクロールできます→

お使いの
スマホ
光回線3年間の実質月額料金
参考
戸建てマンションスマホセット割引キャッシュバック・特典工事費事務手数料
docomo_ロゴドコモ光3,825円
(2,725円)
3,825円
(2,725円)
1,100円/月キャッシュバック:60,000円
月額500円(6ヶ月間)
0円3,300円
auauひかり1,951円
(3,329円)
815円
(2,193円)
1,100円/月最大114,000円実質無料※13,300円
auビッグローブ光3,931円
(4,592円)
2,822円
(3,484円)
1,100円/月戸建て:59,000円
マンション:56,000円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
auコミュファ光
(東海エリア限定)
2,428円
(3,198円)
2,204円
(2,974円)
1,100円/月最大93,000円実質無料0円
auSo-net光プラス4,296円
(4,846円)
3,086円
3,636円)
1,100円/月50,000円実質無料3,500円
auauひかり ちゅら
(沖縄エリア限定)
4,029円
(5,129円)
3,194円
(4,294円)
1,100円/月実質無料3,300円
au@TCOMヒカリ4,041円
(4,591円)
2,611円
(3,161円)
1,100円/月40,000円実質無料3,300円
auメガ・エッグ
(中国エリア限定)
3,784円
(4,334円)
3,056円
(3,606円)
1,100円/月戸建て:40,000円
マンション:20,000円
実質無料3,300円
auピカラ光
(四国エリア限定)
3,530円
(4,219円)
2,357円
(3,046円)
1,100円/月30,000円0円0円
aueo光
(関西エリア限定)
3,695円
(4,481円)
2,732円
(3,518円)
1,100円/月戸建て:10,000円(商品券)
マンション:3,000円(商品券)
実質無料3,300円
au@nifty光4,735円
(5,285円)
3,411円
(3,961円)
1,100円/月15,000円実質無料3,300円
auBBIQ
(九州エリア限定)
3,805円
(4,355円)
3,093円
(3,643円)
1,100円/月戸建て:30,000円
マンション:20,000円
実質無料880円
auAsahiNet光4,402円
(4,909円)
3,192円
(3,799円)
1,320円/月戸建て:19,800円
マンション:16,500円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
880円
auDTI光4,046円
(5,366円)
2,718円
4,038円)
1,320円/月戸建て:20,000円
マンション:17,000円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
auJ:COM光3,660円
(4,210円)
4,073円
(4,623円)
1,100円/月6,000円相当
(QUOカードPay)
実質無料3,300円
SoftBankNURO光2,525円
(3,625円)
2,147円
(3,247円)
1,100円/月戸建て:60,000円
マンション:25,000円
実質無料3,300円
SoftBankソフトバンク光4,345円
(4,895円)
2,805円
(3,355円)
1,100円/月47,000円実質無料3,300円
お使いの
格安SIM
光回線
3年間の実質月額料金
参考
戸建てマンションスマホセット割引キャッシュバック工事費事務手数料
UQモバイルauひかり2,193円
(3,329円)
1,057円
(2,193円)
858円/月92,000円実質無料※13,300円
Y!mobileソフトバンク光4,257円
(4,895円)
2,717円
(3,355円)
1,650円/月47,000円実質無料3,300円
iijmioIIJmioひかり4,358円
(5,018円)
3,258円
(3,918円)
660円/月戸建て:19,800円
マンション:16,500円
0円
DTI SIMDTI光5,201円
(5,366円)
3,873円
(4,038円)
165円/月戸建て:36,000円
マンション:34,000円
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
3,300円
LIMBO@TCOMヒカリ4,371円
(4,591円)
2,941円
(3,161円)
220円/月40,000円実質無料3,300円
NifMo@nifty光4,735円
(5,285円)
3,411円
(3,961円)
220円/月15,000円実質無料3,300円
光回線
3年間の実質月額料金
参考
戸建てマンションスマホセット割引キャッシュバック工事費事務手数料
スマホセット割
なし
フレッツ光
東日本
7,064円4,388円戸建て:19,800円
マンション:16,500円
880円
エキサイト光4,827円3,727円実質無料1,100円
ぷらら光5,830円4,418円戸建て:19,800円
マンション:16,500円
0円
U-NEXT光5,445円4,323円26,400円3,300円
おてがる光4,800円3,700円実質無料3,300円
とくとくBB光5,343円4,243円5,000円実質無料3,300円
楽天ひかり5,854円4,663円戸建て:19,800円
マンション:16,500円
880円

※1:ひかり電話の加入が条件
※料金はすべて税込み

表の補足説明

・新規申込で3年間利用する際に最安値になる方法で算定
・キャッシュバック額は81社調査し、最もお得な申込窓口で申し込んだ場合の額で算定
・カッコ内はスマホセット割をしない場合の実質月額料金
・auとSoftBankのセット割は「光回線+光電話」が適用条件となるため、光電話の料金も含めて算定
・スマホセット割引は最大額・1人分の適用で算定
・フレッツ光のプロバイダはBB.エキサイト(月額550円)で算定
・UQモバイルは「auひかり」のみの実質月額料金を記載

※キャンペーン内容や料金は変わる可能性がありますので、必ず公式ページで確認してください。

もっと見る

もっと見る


この料金調査をスマホキャリア別にまとめたものが、下図の「実質月額料金が安いおすすめの光回線BEST3」です。

あなたにとって最も安く利用できる光回線がわかりますので、ぜひ確認してみてください。

スマホ別最安光回線BEST3

上記の光回線には申込窓口が複数あり、特典・キャンペーンがそれぞれ異なりますが、最もお得に契約できる申込窓口をまとめると以下のとおりです。

←スマホの場合は左右にスクロールできます→

おすすめ光回線提供エリア最安申込窓口
auひかりauひかり【戸建て】全国(東海 / 関西 / 沖縄県を除く)
【マンション】全国(沖縄県を除く)
GMOとくとくBB
(プロバイダ)
ドコモ光ドコモ光全国GMOとくとくBB
(プロバイダ)
ソフトバンク光ソフトバンク光全国GMOとくとくBB
(代理店)
NURO光NURO光北海道 / 東北(宮城県) / 関東 / 東海 / 関西 / 中国 / 九州(一部地域を除く)NURO光
(公式特設サイト)
コミュファ光コミュファ光愛知県 / 岐阜県 / 三重県 / 静岡県 / 長野県アウンカンパニー
(代理店)
ピカラ光ピカラ光徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 NEXT
(代理店)
tcomヒカリ@TCOMヒカリ全国@TCOMヒカリ
(公式サイト)

4. 大容量のテザリングができるおすすめのSIMプラン

結論、20GB以上のデータ容量を使えるSIMプランの中で、最もおすすめなのは『楽天モバイル』です。

大容量のテザリングに楽天モバイルがおすすめな理由

  • 【容量】データ容量無制限でテザリングを利用できる唯一のキャリア
  • 価格】月間30GB以上の利用で、他社スマホプランと比較して最安
  • 速度】下り平均19.0Mbpsで、3大キャリアを除く大容量SIMの中で最速

実際に、大容量プランを提供している全14社の料金と速度を比較したところ、以下の表のとおりとなりました。

なお、各容量帯で最もお得な料金を黄色の背景で記載しています。

また、グレー字の部分は、使いたい容量のジャストのプランがないため、そのサービス中でも一番安いプランの金額を記載しています。

-スマホの方はスクロールできます-

SIMテザリングで利用したい容量平均速度
30GB40GB50GB60GB無制限下り(Mbps)上り(Mbps)
楽天モバイル3,2783,2783,2783,2783,27819.05.9
docomo7,2057,2057,2057,20526.24.2
au7,23850.85.6
SoftBank7,23845.95.6
エキサイトモバイル_Flat4,1585,2586,3583.83.9
エキサイトモバイル_Fit4,4007,70011,1983.83.9
イオンモバイル4,3785,4786,5783.72.6
DTI SIM4,7306,0506,0508.53.0
NifMo4,7306,0506,0502.72.8
QTモバイル3,3001.65.6
スマモバ3,8281.75.0
HISモバイル6,5675.82.9
LIBMO7,2383.55.9
BIGLOBEモバイル8,1954.71.4

※上記の料金に加えて、機種代金が別途必要となる場合があります。
※速度の数値については、当社で朝・昼・晩のそれぞれの時間帯で速度を測定し、それらの平均を表記しています。

上記の表のように、楽天モバイルはデータ無制限でテザリングができる唯一のSIMで、価格面でも月間30GB以上利用する人にとって最もお得なプランとなっています。

それでは、楽天モバイルについて詳しく見ていきましょう。

楽天モバイル

楽天モバイル出典:楽天モバイル

楽天モバイル』は、第4の大手キャリアである楽天が提供しているSIMです。

日本全国の楽天回線エリアで、データが使い放題で、楽天専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内通話がかけ放題となります。

また、世界66ヵ国と地域を対象に、海外でも月間2GBまでデータ容量を利用でき、SMSも無料です。

楽天モバイルの料金プラン

楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」のみです。

また、Rakuten UN-LIMIT Ⅶで契約できるSIMの種類は「音声付きSIM」となります。

月額基本料金は下記のとおり、毎月使用したデータ容量で3段階に変動する料金体系となっています。

「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」の料金体系出典:楽天モバイル

Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
SIMタイプ音声通話
国内通話0円
月間データ容量0~3GB未満1,078円/月
3GB以上~20GB未満2,178円/月
20GB以上~無制限3,278円/月

※料金はすべて税込み

ただし、月間データ容量が無制限で使えるのは、国内の楽天回線エリアのみです。

国内でもパートナー回線エリアは月間5GB、海外は月間2GBまでしか使えませんので注意しましょう。

Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
国内楽天回線エリア制限なし
パートナー回線エリア5GB/月
海外2GB/月

なお、パートナー回線エリアでデータ容量を超えた場合は、通信速度が最大 1Mbpsに制限されます。

また、海外でデータ容量を超えた場合は、通信速度が最大128kbpsまで制限されてしまうので注意してください。

そのため、楽天モバイルは「my楽天モバイルアプリ」を使って、国内の楽天回線エリアを確認しながら利用するとよいでしょう。

楽天モバイルのお得なキャンペーン

最後に、楽天モバイルのお得なキャンペーンを2つ紹介します。

お持ちのスマホそのままOK!最大8,000ポイント還元キャンペーン

お持ちのスマホそのままOK!初めてお申し込みで3,000円相当分のポイント還元!出典:楽天モバイル

Rakuten最強プラン』を初めて申し込むと、3,000円相当分の楽天ポイントがもらえるキャンペーンです。

お持ちのスマホが楽天モバイルで利用可能であれば、機種変更の必要がありませんので、簡単に楽天モバイルを利用することができます。

楽天モバイルで利用できるかどうかは『ご利用製品の対応状況確認』ページで確認できますので、楽天モバイルを検討中であれば、一度チェックしてみるとよいでしょう。

なお「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は対象外となっていますので、注意してください。

<キャンペーンコード>

1526

<申し込み条件>

  1. 下記のいずれかの方法で『Rakuten最強プラン』に申し込む
    - 新規
    - 乗り換え(MNP)
    - プラン変更
  2. 「Rakuten最強プラン」を利用開始する
  3. 対象製品を使って「Rakuten Link」アプリを利用して、10秒以上通話する

<キャンペーン期間>

2022年7月1日(金)0:00~終了日未定

<ポイント付与日>

「Rakuten最強プラン」の利用開始および「Rakuten Link」の利用が確認された月の翌々月末日ごろに付与

iPhoneトク得乗り換えキャンペーン|最大24,000ポイント還元

iPhoneトク得乗り換えキャンペーン出典:楽天モバイル

Rakuten最強プラン』に初めての申し込みと同時に対象iPhone(15・14・13・SE)を購入し、お持ちの対象iPhoneを下取りに出すと、最大で19,000円分の楽天ポイントが還元されるキャンペーンです。

還元されるポイントは、購入と下取りの条件によって次のように異なります。

←スマホの場合は左右にスクロールできます→

 キャンペーンの達成条件 もらえる楽天ポイント
対象iPhone※1の購入&
初めてのプラン申し込み
9,000ポイント
「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」で対象iPhone※1の購入&
「スマホ下取りサービス」で対象iPhone※2の下取り
5,000ポイント
対象iPhone※1の購入&
対象iPhone※2の下取り
5,000ポイント
還元される合計ポイント最大19,000ポイント

対象iPhone

※1:iPhone 15 Pro Max、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Plus、iPhone 15、iPhone 14 Pro Max、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Plus、iPhone 14、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone SE(第3世代)
※2:iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X

なお「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」とは、本体代の支払いに「48回払い」を選択すると、24回分を払った時点で最新の製品に機種変更が可能になり、残りの支払いは不要になるサービスです。

最新機種をお得に手に入れたいなら、こちらのキャンペーンを利用するとよいでしょう。

ちなみに「Rakuten最強プラン(データタイプ)」はキャンペーン対象外ですので注意してください。

<キャンペーンコード>

1526, 1819, 1899, 2004

<申し込み条件>

  1. 新規・他社からの乗り換え(MNP)・プラン変更のいずれかで『Rakuten最強プラン』に申し込む
  2. 「Rakuten最強プラン」を利用開始する
  3. 「Rakuten最強プラン」を申し込んだ回線で「Rakuten Link」アプリを利用して、10秒以上通話する
  4. 「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」を利用して対象iPhone※1を新規購入する
  5. スマホ下取りサービス』を利用して、お持ちの対象iPhone※2を下取りに出す
  6. 14日以内に、お持ちの製品を発送する
  7. 「スマホ下取りサービス」の査定完了メールを確認する

<キャンペーン期間>

2023年9月12日(火)9:00~終了日未定

<ポイント付与日>

「Rakuten最強プラン」の利用開始および「Rakuten Link」の利用が確認された月の翌々月末日ごろに付与

他にもたくさんのキャンペーンが開催中ですので、一度覗いてみることをおすすめします。

楽天モバイル公式

楽天モバイル公式サイト
https://mobile.rakuten.co.jp

※特定の紹介サイト経由だとキャンペーン等の条件が変わる可能性があるため、上記からお得に申し込んでください。

5. 5G対応のポケット型WiFiによくある質問

下記では、5Gのポケット型WiFiによくある質問について解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Q1. 5G対応のポケット型WiFiは契約するべき?

結論として、5G対応ポケット型WiFiの契約はおすすめできません。

理由は1章の「5G対応のポケット型WiFiがおすすめできない全理由」で解説した通りですが、以下3つのデメリットがあるためです。

  • 5G対応エリアが狭い
  • 5G対応プランの料金が高い
  • 接続する端末も5G対応でなければならない

5G対応のポケット型WiFiは料金プランも高額ですが、そもそも5Gが使えるエリアがまだまだ狭いため、その恩恵がうけられず、非常にコストパフォーマンスが悪いです。

そのため、2023年9月現在では、5G対応のポケット型WiFiは契約せずに、光回線やテザリング用に大容量の格安SIMなどを検討しましょう。

Q2. 5G対応のポケット型WiFiでおすすめは?

5G対応エリアにお住いで、5Gのポケット型WiFiを利用したい場合は、WiMAXの「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」が最もおすすめです。

「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は他の5G対応機種に比べて端末代も安く、バッテリー持ちもよいためです。

また、「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」はauとWiMAXで発売されていますが、WiMAXの料金プランは最も安いため、総合的に使いやすいと言えるでしょう。

以下は、各社5G対応ポケット型WiFiのスペックを比較したものですが、コストパフォーマンスに最も優れています。

提供元WiMAX/audocomoSoftbank
機種名Galaxy 5G
Mobile Wi-Fi
Speed Wi-Fi
5G X11
Wi-Fi STATION
SH-52B
Pocket WiFi
5G A101ZT
端末代金21,78021,78035,640円28,800円
最大通信速度5G下り:2.2Gbps
上り:183Mbps
下り:2.7Gbps
上り:183Mbps
下り:4.2Gbps
上り:480Mbps
下り:2.4Gbps
上り:110Mbps
4G下り:1.7Gbps
上り:131.3Mbps
下り:838Mbps
上り:46Mbps
バッテリー容量
5,000mAh4,000mAh4,000mAh5,300mAh
連続通信時間(5G)約16.5時間約8時間約5時間約5時間
同時接続台数10台16台18台30台

※価格はすべて税込です

なお、WiMAXは様々なプロバイダで契約することができますが、5G対応端末の「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」を契約する場合、「Broad WiMAX」が最も安いのでおすすめです。

Q3. ポケット型WiFiの5Gと5Ghzの違いは?

5Gとは次世代の通信規格のことですが、5Ghzとは電波の周波数のことであるため、全くの別物です。

5Ghz(ギガヘルツ)とは?

電波の周波数である5Ghz(ギガヘルツ)は、日本では主にWi-Fiの周波数として割り当てられています。

主な無線Wi-Fiルーターでは、2.4Ghzと5Ghzの周波数を切り替えて、設置場所の環境に応じて使い分けることができます。

以下に2.4Ghzと5Ghzの違いをまとめました。

5GHz2.4GHz
特徴
  • 安定して使うことができる
  • 主にルーターでしか使われない周波数である
  • ルーターによっては使えない
    • 床や壁の影響を受けにくく、遠くまで届く
  • 同じ周波数を使う家電が多く、電波干渉が起こりやすい
  • 大半のルーターで使うことができる
おすすめルーターの近くで作業するとき5GHzのWi-Fiが届かないとき

また、5Ghzの屋外利用は条件付きでしか許可されていないため、屋外で使用する場合はあらかじめ設定を2.4Ghzにしておくと安全です。

まとめ

このページでは、5G対応ポケット型WiFiがおすすめできない理由に加え、あなたが今利用すべきインターネット回線についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

2023年9月現在、5G対応のポケット型WiFiは、5Gで使えるエリアが非常に狭く、料金プランも割高でおすすめできません。

また、ポケット型WiFi自体回線が不安定でコスパも悪いため、安定した高速通信の「光回線」や、手軽にスマホの高速通信が使える「テザリング」を検討しましょう。

このページを参考に、あなたが快適かつお得にインターネットを利用できることを、心より願っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る