「ahamoとpovoはどう違うの?」「速度はどちらが速い?」など、ahamoとpovoの違いが気になっていませんか?
結論、2つのサービスを徹底比較したところ、都心部で5Gを利用し高速通信がしたいユーザーはahamoがおすすめであることがわかりました。一方、つかえるデータ容量や無料通話時間をカスタマイズし、無駄なく料金を抑えたいユーザーにはpovoがおすすめです。
この記事では5年以上スマートフォンの販売をしてきた私が、以下の流れで実際に2社の格安SIMを契約し、口コミ・評判を調査したうえで徹底比較していきます。
- ahamoとpovoの料金・特徴の違いを徹底比較!
- 実際につかってみてわかったahamo・povoがおすすめな人
- ahamoとpovoの共通メリット
- ahamoとpovoの共通デメリット
- ahamoのメリット・デメリット
- povoのメリット・デメリット
- ahamoに乗り換えた評判
- povoに乗り換えた評判
- ahamo・povoの申し込み方法
- ahamoとpovoのよくある質問
これさえ読めば、ahamoとpovoのどちらを選べばいいのかはっきりするだけでなく、自分にピッタリの格安SIMが必ず見つかります。
1. ahamoとpovoの料金・特徴の違いを徹底比較!
この記事では、ドコモが提供するahamoと、auが提供するpovoの違いを徹底的に比較していきます。
まずはahamoとpovoの口コミ・評判を調査した結果に、実際に使ってみた分析を加え、以下の5つの観点から点数をつけました。
- 速度/安定性
- 料金
- サポート
- オプション
- プランの豊富さ
上記の5つをもとにahamoとpovoの点数をグラフ化すると、以下のとおりです。
※5点満点で採点しています
また、ahamoとpovoの違いをわかりやすく一覧表にまとめました。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo (ドコモ) | povo 2.0 (au) |
データ通信量 | 20GB | 0GB |
月額料金 | 2,970円 | 0円 |
通信速度 (※当サイトの 速度測定による順位) | 主要格安SIM25社中、 3番目に速い | 主要格安SIM25社中、 2番目に速い |
高速データ容量 超過後の通信速度 | 1Mbp | 128kbps |
キャンペーン数 | 6 | 5 |
家族割 | 家族割が適用 | なし |
対応エリア(4G) | ほぼ全国 | ほぼ全国 |
対応エリア(5G) | 一部の都道府県のみ (※随時拡大中) | 一部の都道府県のみ (※随時拡大中) |
対応機種 | iPhone・Android・iPadに対応 (※指定あり) | iPhone・Android・iPadに対応 (※指定あり) |
取り扱い機種 | iPhone・Android | 販売なし |
通話オプション | ・5分かけ放題:無料 ・無制限かけ放題:1,100円/月 | ・5分かけ放題:550円/月 ・無制限かけ放題:1,650円/月 |
通話料 | 22円/ 30秒 | 22円/ 30秒 |
通話品質 | 〇 | 〇 |
留守番サービス | ✕ | 〇 |
SMS | 〇 | 〇 |
データ追加 | 550円/1GB | データ使い放題:330円/24時間 データ追加1GB:390円/7日 データ追加3GB:990円/30日 データ追加1GB:1,260円/180日 データ追加20GB:2,700円/30日 データ追加60GB:6,490円/90日 データ追加300GB:9,834円/90日 データ使い放題:9,384円/7日 データ追加150GB:12,980円/180日 データ追加120GB:21,600円/365日 データ追加300GB:24,800円/365日 |
サポート体制 | オンライン (チャットのみ) (※店舗サポートあり:3,300円) | オンライン (チャットのみ) |
支払方法 | クレジットカード、 口座振替 | クレジットカード、 ペイディ |
独自サービス | ケータイ補償サービス:550円~1,100円/月 | かえトクプログラム |
AppleCare+/AppleCare+ 盗難・紛失プラン:403円~/月 | ||
あんしんセキュリティ:220円/月 | アップグレード プログラムNX | |
アップグレード プログラムDX | ||
アップグレード プログラムEX | ||
アップグレード プログラム | ||
コンテンツトッピング | ||
海外ローミング | 〇 | 〇 |
eSIM | 〇 | 〇 |
テザリング | 〇 | 〇 |
5G | 〇 | 〇 |
メールアドレス | ✕ | ✕ |
SIMロック解除 | 必要 | 必要 |
上記の結果から、ahamoとpovoのそれぞれがおすすめなのは、以下のいずれかの条件にあてはまる人であることがわかりました。
<「ahamo」がおすすめの人>
- データ容量超過後も快適な速度で通信したい
- 従来のドコモプランに加入している家族からの電話が多い
- 従来のドコモプランに加入している家族の月額料金を最大1,100円抑えたい
- 店頭でのサポートを受けたい
<「povo 2.0」がおすすめの人>
- 無制限のかけ放題を最安値で使いたい
- 必要なときだけ無駄なくデータやコンテンツを利用したい
- 買い物やイベントでギガを貯めてスマホをお得に利用したい
上記に該当する場合は下記の公式サイトから申し込みましょう。
また、ここからはahamoとpovoのサービス内容をより詳細に、以下の11の観点から比較していきます。
それでは詳しく見ていきましょう。
データ通信量と料金
ahamo・povoのデータ通信量と料金の違いは以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo | povo |
---|---|---|
データ通信量 | 20GB | 0GB |
月額料金 | 2,970円 | 0円 |
月額料金と使えるデータ容量をあわせて選ぶなら、ahamoよりも月額基本料0円で使えて自由にデータを買い足せるpovoがおすすめです。
ただし、povoは基本料金だけでは使えるデータ容量が0GBのため、1GB~300GBまで、任意でデータを追加購入する必要があります。購入できるデータ容量は以下から選べます。
- データ使い放題:330円/24時間
- データ追加1GB:390円/7日
- データ追加3GB:990円/30日
- データ追加1GB:1,260円/180日
- データ追加20GB:2,700円/30日
- データ追加60GB:6,490円/90日
- データ追加300GB:9,834円/90日
- データ使い放題:9,384円/7日
- データ追加150GB:12,980円/180日
- データ追加120GB:21,600円/365日
- データ追加300GB:24,800円/365日
上記から20GBを選んだ場合は、1か月に支払う料金はahamoより200円以上安くなります。
また、1週間ごとに1GBを買い足す使い方などもできるため、その場合は1か月で合計すると1,560円となりかなりお得です。このように、povoは購入するデータ容量次第で、無駄なく月額料金が節約できるプランになっています。
なお、povo 1.0は20GBをahamoより200円以上安く利用できるプランですが、新規申し込みが終了したため、今から申し込むことができません。
- ahamoの手続きに関する注意事項
注意事項 サービス全体 ahamoでは、一部ご利用できないサービスがあります。 サポート ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円)をご利⽤ください。
なお、お申込み時の端末操作はお客さまご⾃⾝で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移⾏などは本サポートの範囲外となります。
端末初期設定およびデータ移⾏の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。
お客さまのご要望に基づき、ahamo専⽤サイトからのお申込みの補助を⾏うものです。
お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専⽤サイトからのお⼿続き補助を⾏うものです。オンライン⼿続き サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。 月額料金 機種代⾦が別途かかります。 国内通話料金 5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」他社接続サービスなどへの発信は、別途料⾦がかかります。 海外パケット通信 15⽇を超えて海外で利⽤される場合は速度制限がかかります。国内利⽤と合わせての容量上限です。 端末のご契約 ご利⽤端末がドコモで提供している通信⽅式とは異なる通信⽅式のみに対応している機種の場合、またSIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利⽤いただくことはできません。ご利⽤中の機種が対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。 SIMカードのご契約 MNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み⼿続きが必要です。
通信速度
ahamo・povoの通信速度の違いは以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo | povo |
---|---|---|
速度 (※当サイトの 速度測定による順位) | 主要格安SIM25社中、 1番速い | 主要格安SIM25社中、 4番目に速い |
高速データ容量 超過後の通信速度 | 1Mbps | 128kbps |
また、実際に計測した速度をわかりやすくグラフにしました。
上図から、通信速度はahamoが1位であることが確認できます。
また、データ容量を超過したあとはahamoで1Mbps、povoで128kbpsの速度規制がかかります。1Mbps、128kbpsそれぞれでできることの目安は以下のとおりです。
1Mbps | 128kbps | |
---|---|---|
WEBサイト閲覧 | ◎ | △ |
メール送受信 | ◎ | ○ |
LINEでの通信 | ◎ | ○ |
インスタグラムなどのSNS利用 | ○ | △ |
地図アプリの利用 | ◎ | △ |
標準画質(480p)での動画視聴 | ○ | × |
音楽ストリーミング | ○ | △ |
アプリのダウンロード | ○ | × |
速度の計測方法
今回の速度計測では「5GMARK」アプリを使用しました。
一般的な「速度測定アプリ」では、アップロードやダウンロードの速度を出してくれますが、実はあまりあてになりません。なぜなら、通信事業者によっては下図のように速度計測アプリで測られているときだけ、速度を速くするものが存在するからです。
上記のような結果が出てダウンロードスピードが速いことを確認しても、実際に動画などをダウンロードすると全く動かないという可能性があります。そこで「動画再生速度」「Webページ読み込み速度」まで測定できるアプリとして、「5GMARK」を使用したのです。
「5GMARK」では、YouTubeやFacebookなどの読み込み時間も考慮して速度を点数化しているので、高得点が出た回線は実際に使ってみても快適なケースがほとんどでした。実際に25社の格安SIMを用意し、計測は最も回線が混みやすい下記の3つの時間帯で行いました。
<時間帯>
- 平日朝8~10時:通勤中の会社員・学生が使うので回線が混みやすい
- 平日昼12~13時:お昼休みでみんなが使うので回線が混みやすい
- 平日夕方18~19時:帰宅中の会社員・学生が使うので混みやすい
<エリア>
- 東京都港区:人口の多い都心部や規模の大きな駅周辺等は混みやすい
このように、本当の速度を把握するため、あえて回線が混みやすい環境で測定しています。25社の速度測定結果は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンペーン
ahamoとpovoで実施されているキャンペーンは、以下のとおりです。
格安SIM | ahamo | povo |
キャンペーン数 | 6 | 5 |
2024年11月時点で、ahamoには6つ、povoには5つのキャンペーンが実施されています。特におすすめのキャンペーンは、以下の5つです。
- 【終了】dポイント10,000ポイント分還元キャンペーン|ahamo
- 【終了】ahamoでディズニープラスを楽しもうキャンペーン|ahamo
- auスマートパスプレミアムキャンペーン|povo
- 夏の7日間データ使い放題キャンペーン|povo
- Googleストア限定 povo2.0キャンペーン|povo
それぞれ、詳しくチェックしていきましょう。
【終了】dポイント10,000ポイント分還元キャンペーン|ahamo
出典:ahamo
1つ目は、『dポイント10,000ポイント分還元キャンペーン』です。その名のとおり、10,000ポイントが還元されるキャンペーンとなっています。キャンペーンの適用条件は、以下のとおりです。
キャンペーンの適用条件
- ahamo光を2年定期契約で新規申し込みをする
- 2ヵ月以上契約を続ける
dポイントは、スマートフォンの月額料金や飲食店、ネットショッピングなどで利用できます。ahamo光の利用も検討している人は、本キャンペーンを適用させましょう。
【終了】ahamoでディズニープラスを楽しもうキャンペーン|ahamo
出典:ahamo
2つ目は、『ahamoでディズニープラスを楽しもうキャンペーン』です。3,990ポイントに加え、5,000円相当のクオカードや最大で6ヵ月間も割引が受けられます。キャンペーン適用条件は、以下のとおりです。
キャンペーン適用条件
- dアカウントをつかって申し込み
- ahamoに契約
- ディズニープラスに契約
ahamoの契約に加えて、ディズニープラスにも関心がある人は、本キャンペーンを利用しましょう。
auスマートパスプレミアムキャンペーン|povo
出典:povo
3つ目は、『auスマートパスプレミアムキャンペーン』です。データつかい放題のボーナスが、24時間限りで利用できます。キャンペーンの適用条件は、以下のとおりです。
キャンペーン適用の条件
- auスマートパスプレミアムに申し込む
- au IDを新規で登録する
- コードの取得まで契約を継続している
povoの利用だけでなく、auスマートパスプレミアムも希望する人は、本キャンペーンを適用させましょう。
夏の7日間データ使い放題キャンペーン|povo
出典:povo
4つ目は、『夏の7日間データ使い放題キャンペーン』です。7日間、データつかい放題のボーナスがもらえます。本キャンペーンを利用するための条件は、以下のとおりです。
キャンペーン適用条件
- povo2.0を新規で契約する
- SIMを有効化する
povo2.0への新規申し込みとSIMの有効化のみで、キャンペーンが適用されます。これからpovoを利用したい人は、本キャンペーンをおすすめします。
Googleストア限定 povo2.0キャンペーン|povo
出典:povo
5つ目は、『Googleストア限定 povo2.0キャンペーン』です。30日間利用できるデータ追加3ギガバイトがもらえます。キャンペーン適用の条件は、以下が挙げられます。
キャンペーン適用条件
- Googleストアで対象商品を購入する
- 届いた商品の広告に記載されたコードを入力する
- SIMを有効化する
Googleストアでイヤホンやスマートウォッチなどを購入したい人は、本キャンペーンもあわせて利用しましょう。
家族割
ahamo・povoの家族割の違いは以下のとおりです。
項目 | ahamo | povo |
---|---|---|
家族割 | 家族割が適用 | 適用外 |
povoには家族割がありません。
そのため、家族割を利用したい場合はahamo一択になります。
ahamoではドコモの「ファミリー割引」が利用可能です。
「ファミリー割引」が適用されると、ドコモプランを利用している家族の月額料金が割引されます。
- 2回線目:550円引き
- 3回線目以降:1,100円引き
また、「ファミリー割引」適用後は、ドコモプラン利用中の家族との通話が無料でできます。
対応エリア
ahamo・povoの対応エリアの違いは以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo | povo |
---|---|---|
対応エリア(4G) | ほぼ全国 | ほぼ全国 |
対応エリア(5G) | 一部の都道府県のみ (※随時拡大中) | 一部の都道府県のみ (※随時拡大中) |
対応周波数帯 | 3.7GHz帯/28GHz帯/4.5GHz帯 | 3.7GHz帯/28GHz帯 |
4Gの場合、ahamo・povoともにほぼ全国で対応していることが分かりました。
ただし、5Gの場合はそれぞれ一部の都道府県でしか利用できず、まだまだ対応エリアは少ないのが現状です。一例として、ドコモ、auの5G通信エリアを東京近郊で比較しました。
※赤くなっている箇所が5Gエリアです
<ドコモの5Gエリア>
出典:ドコモ
<auの5Gエリア>
出典:au
ドコモの5Gエリアが東京から神奈川、千葉など周辺にまで広がっていることに対して、auは東京以外の5G通信エリアが少ないことが確認できます。したがって、現在ドコモ回線で5G対応機種を利用している場合は、povoを契約すると5Gが使えるエリアが狭まるので注意が必要です。
なお、auの周波数帯は2つですが、ドコモは周波数帯が3つあるため、ahamoのほうがより高速・大容量の通信が可能です。
- ahamoの対応エリア
https://www.nttdocomo.co.jp/area/ - povoの対応エリア
https://www.au.com/mobile/area/map/
対応・販売機種
ahamo・povoの対応・販売機種の違いは以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo | povo |
対応機種 | iPhone・Android・iPadに対応 (※指定あり) | iPhone・Android・iPadに対応 (※指定あり) |
販売機種 | iPhone・Android | 機種の販売なし |
ahamo・povoともに使える機種は同じです。ただし、povoではスマートフォン機種の販売がないため、スマートフォンとのセット契約を考えているならahamoを選んだほうがいいでしょう。
ahamoで購入できる機種は以下のとおりです。
ahamoで購入できる機種
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro MAX
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone SE
- Galaxy Z Flip4
- AQUOS wish 2
出典:ahamo|製品
上記に希望の機種がある人は、ahamoへの申し込みと同時に機種も購入しましょう。
通話とメッセージ送受信
ahamo・povoの通話とメッセージ送受信機能の違いは以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo | povo |
月額基本料 | 2,970円 | 0円 |
通話オプション | ・5分かけ放題:無料 ・無制限かけ放題:1,100円/月 | ・5分かけ放題:550円/月 ・無制限かけ放題:1,650円/月 |
通話料 | 22円/ 30秒 | 22円/ 30秒 |
通話品質 | 〇 | 〇 |
留守番サービス | ✕ | 〇 |
SMS | 〇 | 〇 |
通話の利用ではpovoが圧倒的にお得です。
povo 2.0は月額基本料が0円で、「5分かけ放題」が550円、「無制限かけ放題」が1,650円で1か月オプション利用できます。つまり、毎月「かけ放題」だけ使ったとしても550円、もしくは1,650円以上の料金がかかりません。
一方、ahamoの場合は「かけ放題」を月額基本料とあわせると、合計で以下の料金がかかります。
- 5分かけ放題(無料):2,970円(月額基本料)
- 無制限かけ放題(1,100円/月):4,070円
無制限かけ放題を利用すると、4,000円以上かかってしまうため、通話をたくさん利用するならpovoを選択するのが得策です。その他、通話料やSMSの送受信などはahamo・povoともに変わりません。
サポート体制
ahamo・povoのサポート体制の違いは以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo | povo |
サポート体制 | オンライン(チャットのみ) | オンライン(チャットのみ) |
店舗サポート:3,300円 |
店舗でのサポートを受けたい場合はahamoを選ぶことをおすすめします。povoはオンラインでしかサポートしてくれないのに対して、ahamoはオンラインとドコモの店舗の両方でサポートを受けられるからです。
ただし、ドコモの店舗でサポートをしてもらう場合、3,300円の費用がかかるので注意しましょう。
支払い方法
ahamo・povoの支払方法は異なります。支払方法はそれぞれ以下の2つです。
ahamo | povo |
クレジットカード 口座振替 | クレジットカード ペイディ |
クレジットカードがあれば、どちらも契約可能です。
独自サービス・オプション
ahamoとpovoでは、それぞれ異なった独自サービスやオプションを展開中です。それぞれの独自サービスを、以下の流れで紹介します。
それでは、詳しく見ていきましょう。
ahamoの独自サービス
ahamoの独自サービスは、以下の11つが挙げられます。
独自サービス | 月額料金 |
ケータイ補償サービス | 550円~ |
smart安心補償 | 330円~ |
AppleCare+/AppleCare+盗難・紛失プラン | 機種による |
安心セキュリティ(迷惑SMS対策・プライバシー) | 220円~ |
ネットワークセキュリティ | 385円 |
安心遠隔サポート | 440円 |
イマドコサーチ | 220円 |
おまかせロック | 無料 |
ケータイお探しサービス | 55円 |
遠隔初期化 | 無料 |
フィルタリングサービス | 無料 |
出典:ahamo|サービス
ahamoでは、セキュリティ系のサービスが充実しています。月額料金も無料から550円程度のため、ぜひ追加で契約しましょう。
povoの独自サービス
povoの独自サービスは、以下のとおりです。
独自サービス | 月額料金 |
コンテンツトッピング | 220円~ |
通話トッピング | 550円~ |
出典:povo|トッピング一覧
コンテンツトッピングでは、『DAZN』と『Smash.』のサブスクリプションサービスが利用できます。通話トッピングも、550円から追加可能です。
詳しくは『povoのメリット』でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
デュアルSIMへの対応
ahamoとpovoは、両方ともデュアルSIMに対応しています。デュアルSIM対応のため、併用やサブの回線にも利用可能です。
povoであれば基本月額料金が0円からのため、auやドコモ、ソフトバンクのサブ回線での利用をおすすめします。また、ahamoがメイン回線、povoをサブ回線として利用するのもおすすめです。
契約者の数
ahamoとpovoの累計契約者数は、以下のとおりです。
格安SIM | 累計契約者数 |
ahamo | 約5,000,000人(2023年6月7日時点) |
povo | 約1,200,000人(2022年5月13日時点) |
出典:ドコモ
契約者数の発表時期は異なるものの、povoに比べてahamoは約4倍となっています。サービス提供開始時期は大きく変わらないため、ahamoのほうが人気です。ただし、ahamoとpovoのどちらかを選ぶ際は、月額料金や通信速度など総合的に見て決めましょう。
初期費用の安さ
ahamoの初期費用は無料なのに対し、povoは1年間で6回以上新規契約した場合に限り、3,850円かかります。そのため、初期費用の安さであればahamoのほうがおすすめです。しかし、1年間で6回以上新規契約をするのはレアケースです。どちらかを利用するか迷う場合は、初期費用を気にする必要はほとんどありません。
その他
他にもahamoとpovoの違いがないか、以下にまとめました。
項目 | ahamo | povo |
海外ローミング | 〇 | 〇 |
eSIM | 〇 | 〇 |
テザリング | 〇 | 〇 |
SMS | 〇 | 〇 |
5G | 〇 | 〇 |
メールアドレス | 〇 | 〇 |
SIMロック解除 | 必要 | 必要 |
サービス開始当初はどちらも「@docomo.ne.jp」「@au.com/@ezweb.ne.jp」といったキャリアメールを利用できませんでしたが、2024年11月現在は有料でアドレスを引き継げます。
ここまで解説してきたahamoとpovoの違いをまとめると、以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo (ドコモ) | povo 2.0 (au) |
データ通信量 | 20GB | 0GB |
月額料金 | 2,970円 | 0円 |
通信速度 (※当サイトの 速度測定による順位) | 主要格安SIM25社中、 1番速い | 主要格安SIM25社中、 4番目に速い |
高速データ容量 超過後の通信速度 | 1Mbp | 128kbps |
キャンペーン数 | 0 | 1 |
家族割 | 家族割が適用 | なし |
対応エリア(4G) | ほぼ全国 | ほぼ全国 |
対応エリア(5G) | 一部の都道府県のみ (※随時拡大中) | 一部の都道府県のみ (※随時拡大中) |
対応機種 | iPhone・Android・iPadに対応 (※指定あり) | iPhone・Android・iPadに対応 (※指定あり) |
取り扱い機種 | iPhone・Android | 販売なし |
通話オプション | ・5分かけ放題:無料 ・無制限かけ放題:1,100円/月 | ・5分かけ放題:550円/月 ・無制限かけ放題:1,650円/月 |
通話料 | 22円/ 30秒 | 22円/ 30秒 |
通話品質 | 〇 | 〇 |
留守番サービス | ✕ | 〇 |
SMS | 〇 | 〇 |
データ追加 | 550円/1GB | データ使い放題:330円/24時間 データ追加1GB:390円/7日 データ追加3GB:990円/30日 データ追加1GB:1,260円/180日 データ追加20GB:2,700円/30日 データ追加60GB:6,490円/90日 データ追加300GB:9,834円/90日 データ使い放題:9,384円/7日 データ追加150GB:12,980円/180日 データ追加120GB:21,600円/365日 データ追加300GB:24,800円/365日 |
サポート体制 | オンライン (チャットのみ) (※店舗サポートあり:3,300円) | オンライン (チャットのみ) |
支払方法 | クレジットカード、 口座振替 | クレジットカード、 ペイディ |
独自サービス | ケータイ補償サービス:550円~1,100円/月 | かえトクプログラム |
AppleCare+/AppleCare+ 盗難・紛失プラン:403円~/月 | ||
あんしんセキュリティ:220円/月 | アップグレード プログラムNX | |
アップグレード プログラムDX | ||
アップグレード プログラムEX | ||
アップグレード プログラム | ||
コンテンツトッピング | ||
海外ローミング | 〇 | 〇 |
eSIM | 〇 | 〇 |
テザリング | 〇 | 〇 |
5G | 〇 | 〇 |
メールアドレス | ✕ | ✕ |
SIMロック解除 | 必要 | 必要 |
それぞれのサービスには以下の公式サイトから申し込みましょう。
次章では、ahamoとpovoのサービス内容の比較と、実際に使ってみた結果からわかったそれぞれのサービスがおすすめな人を紹介します。
おすすめのスマホプラン | |
---|---|
povo | 基本料0円!au公式の格安プラン 必要な分だけトッピングして使える 手数料無料で初期費用が掛からない povoをダウンロードする |
2.実際につかってみてわかったahamo・povoがおすすめな人
この章では、これまでの比較と主要格安SIM25社を契約している私が使ってみた結果から判断したahamoとpovoがおすすめな人を紹介していきます。
それでは詳しく見ていきましょう。
ahamoがおすすめな人
前章でまとめたahamo・povoの比較を踏まえた結果、以下の条件のいずれかにあてはまる人はahamoがおすすめです。
- データ容量超過後も快適な速度で通信したい
- 従来のドコモプランに加入している家族からの電話が多い
- 従来のドコモプランに加入している家族の月額料金を最大1,100円抑えたい
- 店頭でのサポートを受けたい
上記に該当した場合は、以下の公式サイトから申し込みましょう。
povoがおすすめな人
前章でまとめたahamo・povoの比較を踏まえた結果、以下の条件のいずれかにあてはまる人はpovoがおすすめです。
- 無制限のかけ放題を最安値で使いたい
- 必要なときだけ無駄なくデータやコンテンツを利用したい
- 買い物やイベントでギガを貯めてスマホをお得に利用したい
上記に該当した場合は、以下の公式サイトから申し込みましょう。
次章からは、ahamo・povoのメリット・デメリットについて解説していきます。
3.ahamoとpovoの共通メリット
ahamo、povoの共通メリットは以下のとおりです。
それぞれ、具体的にチェックしていきましょう。
通信速度が優れている
1つ目のメリットは、通信速度が優れていることです。
主要格安SIM25社と比較して、ahamoは上位3番目、povoは上位2番目の速さを誇ります。そのため、通信速度で格安SIMを選ぶ場合は、ahamoもしくはpovoがおすすめです。細かく通信速度にこだわるのであれば、ahamoよりもpovoを利用しましょう。
オンラインで契約できる
2つ目のメリットは、オンラインで契約できることです。
ahamoやpovoの公式ホームページから、オンラインにて簡単に契約や申し込みができます。そのため、店舗まで出向く必要がなく、忙しい場合でもスマートフォンやパソコンから契約が可能です。
新規で契約を希望する人は、以下を参考にして契約しましょう。
eSIMにも対応している
3つ目のメリットは、eSIMにも対応していることです。eSIMに対応しているため、SIMカードに関する初期設定の手間が省けます。
また、故障や紛失する可能性がなかったり機種変更の手続きがスムーズだったりと、さまざまなメリットが挙げられます。
eSIMとは
eSIMとは、スマートフォンに内蔵されたタイプのSIMカードです。契約した日から利用できるのが、特徴に挙げられます。
4.ahamoとpovoの共通デメリット
ahamo、povoの共通デメリットは、以下のとおりです。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
無料サポートはオンラインのみ
2つ目のデメリットは、無料サポートがオンラインのみであることです。
ahamoは店舗でのサポートを実施しているものの、手数料として3,300円かかります。povoの場合は店舗でのサポートがないため、オンライン限定です。
例えば、mineoであれば店舗であっても、一部サポートを無料で実施してもらえます。サポートを希望する場合はオンラインでのチャットをつかうか、手数料がかかるのを把握したうえで店舗をつかいましょう。
メールアドレスを設定できない
3つ目のデメリットは、メールアドレスを設定できないことです。そのため、ドコモやauなど通常の電話回線で使用していたメールアドレスを引き継がなければいけません。
ahamoでメールアドレスをつかいたい場合は、月額330円で『ドコモメール持ち運び』を利用する必要があります。また、povoでメールアドレスをつかう場合も、月額330円の『auメール持ち運び』をつかいましょう。
5. ahamoのメリット・デメリット
この章では、ここまでの比較と私が実際に使ってみた結果をもとに、ahamoのメリット・デメリットを解説します。
それでは詳しく見ていきましょう。
ahamoのメリット
ahamoのメリットは以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説していきます。
スマートフォン端末を契約と同時に購入できる
ahamoで1つ目のメリットは、スマートフォン端末を契約と同時に購入できることです。
ahamoでは、格安SIMの契約だけでなく、動作確認済みのスマートフォン端末も販売されています。そのため、新規でスマートフォンを購入する人であれば、別途で端末だけ購入する手間が省けます。
ahamoで購入できる主なスマートフォン端末の価格は、以下のとおりです。
ahamoで購入できる主なスマートフォン端末の価格
- iPhone 14 Pro
87,370円~ - iPhone SE
37,730円~
出典:ahamo|製品
iPhone 14 Proの場合、公式の本体価格が149,800円であるため、安くで購入できます。また、povoではスマートフォン端末が販売されていません。詳しい購入可能端末は『対応・販売機種』で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
スマホ端末を機種変更と同時に購入できる
出典:ahamo
ahamoオンラインショップでは、スマホ端末の販売も行っているため、端末を購入してから機種変更することができます。公式サイトで販売されている端末は、すでに動作保証されている「動作確認端末」であるため、スムーズに機種変更を済ませることが可能です。
ちなみに、販売している端末の価格は以下の通りとなります。
- iPhone 11:49,390円~
- Xperia 1 II SO-51A:71,500円~
- Galaxy S20 5G SC-51A:62,700円~
また、端末で使えるアクセサリ(スマホケースやガラスフィルムなど)も一緒に販売しているので、セット購入も可能です。ただし、ahamoでは端末の割引サービスを実施していないので、購入する際には注意しましょう。
余計な手続きなく海外データ通信が利用できる
出典:ahamo
ahamoでは、余計な手続きをすることなく海外データ通信が利用可能です。
海外エリアでは、91の国々・地域に限定されますが、月間データ容量(20GB)の範囲内であればパケット通信も追加料金なしで利用できます※注1。従来であれば、海外ローミング費用として最低でも1日あたり1,078円かかっていましたが、現在は無料です。
追加料金が不要なのは安心ですし、海外用格安SIMや海外ポケット型WiFiの手配も必要なくなりますので、非常に便利と言えるでしょう。
※注1 15⽇を超えて海外で利⽤される場合は、速度制限がかかります。国内利⽤と合わせての容量上限です。
ファミリー割引が適用される
出典:docomo
ahamoでは家族内の国内通話が無料になるドコモの「ファミリー割引」が適用されるので、家族との通話を楽しむことが可能です。
また、ドコモの「みんなドコモ割」は対象外ですが、ahamo契約回線としてはカウント対象となり、ファミリー割引グループ内におけるドコモユーザーの料金は割引されます。「みんなドコモ割」とは、家族内で条件を満たした回線の数に応じて、月額料金を回線ごとに割引する特典です。
従来のドコモプランに加入している家族の月額料金を最大1,100円抑えることもできるので、ドコモを利用しているご家族がいる場合にはお得にスマホを利用できます。
ドコモの「瞬速5G」を利用できる
ドコモでは「高速・大容量」という5Gの特徴を最大限に発揮できる通信サービス「瞬速5G」を提供しています。
出典:ドコモ
「瞬速5G」で利用できる周波数帯は以下の3つです。
- 3.7GHz帯
- 4.5GHz帯
- 28GHz帯
上記の「3.7GHz帯」「4.5GHz帯」の2つを束ねる「Sub6-CA」という技術を採用しているため、他の5Gよりさらなる高速・大容量の通信が実現できました。
出典:ドコモ
なお、ドコモは5Gエリアの基地局数を2023年7月末までに3万2千局、人口カバー率を約70%へ拡大すると発表しています。
出典:ドコモ
上記の計画が実現すれば、より広範囲での5G利用が期待できます。
また、ahamoの詳細を詳しく知りたい人は、『【知らないと損!】ahamo(アハモ)の全知識を元スマホ販売員が徹底解説』もチェックしておきましょう。
ahamoのデメリット
ahamoのデメリットは以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説していきます。
データの利用が少ない人には料金が割高
ahamoはデータ通信容量が20GBで2,970円の料金設定となっているため、やや割高です。実際に「他の格安SIMに比べるとまだまだ高い」という口コミは多く見られました。
ドコモの新料金プラン「ahamo」
・月2,980円
・データ通信容量20G
・1回5分以内の国内通話無料既存キャリアのプランに比べるとかなり安い。5分以内の通話無料も魅力。しかし格安SIMに比べるとまだまだ高い。こんなにデータ容量いらないから安くして欲しいね。1-2GBあれば十分なので月500円とか。 https://t.co/9PEoBt5Y43
— mour@IBD(CD) (@iwatoby) December 4, 2020
月額料金で比較すれば、ahamoよりも月額基本料0円で使えて自由にデータを買い足せるpovoのほうがお得です。
povoでデータを20GB購入すると、一カ月当たり2,700円で使えるため、ahamoより200円以上安くなります。そのため、普段からデータ通信を20GB前後まで使わないなら、ahamoよりpovoを選んだほうがいいでしょう。
店頭サポートに料金がかかる
楽天モバイルやワイモバイルなどは無料で店頭サポートを受けられるのに対し、ドコモの店頭にてahamoの申込サポートを受けると3,300円の費用がかかります。したがって、少しでも安くahamoの申し込みをしたいと考えるなら、オンラインからの手続きがおすすめです。
つづいて、povoのメリット・デメリットを確認していきます。
6. povoのメリット・デメリット
この章では、ここまでの比較と私が実際に使ってみた結果をもとに、povoのメリット・デメリットを解説します。
それでは詳しく見ていきましょう。
povoのメリット
povoのメリットは以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説していきます。
データトッピングが選べる
povoの新プラン「povo 2.0」では、使いたいデータ容量を以下から自由にトッピングできます。
- データ使い放題:330円/24時間
- データ追加1GB:390円/7日
- データ追加3GB:990円/30日
- データ追加1GB:1,260円/180日
- データ追加20GB:2,700円/30日
- データ追加60GB:6,490円/90日
- データ追加300GB:9,834円/90日
- データ使い放題:9,834円/7日 12回分
- データ追加150GB:12,980円/180日
- データ追加120GB:21,600円/365日
- データ追加300GB:24,800円/365日
上記のとおり、データの容量ごとに有効期限が異なっています。そのため、週ごとに1GBを、月ごとに20GBをトッピングするなど、自分のライフスタイルに合わせた使い方が可能です。
短期間に買い足すのが面倒な場合や、よりお得に利用したい場合は、150GBトッピングをおすすめします。なぜなら、150GBトッピングを月額に換算すると、1カ月あたり2,163円で25GB使えることになり、20GBを30日ごとに買い足すより断然お得だからです。
「povo 2.0」ではauと同じ回線を使用するため、データトッピング時の通信速度はauエリアの4G LTE / 5Gに準じた速度になります。
コンテンツトッピングでエンタメを楽しめる
povoでは、エンタメが楽しめる、コンテンツトッピングも追加可能です。コンテンツトッピングでは、以下のサブスクリプションサービスが利用できます。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
コンテンツトッピングの種類 | 料金 | コンテンツ内容 |
DAZN使い放題パック | 7日間1,145円 | プロ野球やサッカー、F1などのスポーツが見放題 |
DAZN使い放題パックは、見たいスポーツ中継や限定番組を視聴したい場合におすすめです。
「完全かけ放題」が業界最安値で利用できる
出典:povo
「povo 2.0」では、かけ放題が使える「通話トッピング」の追加も可能です。
「通話トッピング」は「povo 1.0」から変更点がなく、以下の2つを引き続き利用できます。
- 5分以内通話かけ放題:550円/1ヶ月間
- 完全かけ放題:1,650円/1ヶ月間
- 留守番電話サービス:330円/1ヶ月間
ただ、「povo 2.0」は月額基本料が0円なので、「完全かけ放題」だけトッピングすれば、支払う料金は1カ月あたり1,650円だけになります。基本料金と合わせて月2,000円以下で高品質なかけ放題が無制限で使えるサービスを提供しているキャリアは他にはありません。
このように、かけ放題が業界最安値で利用できるため、「povo 2.0」は通話のみ使いたいユーザーにもっともおすすめです。
また、povoの特徴やポイントを詳しく知りたい人は、『auの新プランpovo(ポヴォ)の魅力と知っておくべき全注意点』もチェックしてみてください。
povoのデメリット
povoのデメリットは以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説していきます。
180日間povoへの支払いが0円だとペナルティ
「povo 2.0」は、月額基本料が0円です。しかし、契約してから180日間povoへの支払いが0円だと、以下のいずれかのペナルティが科される可能性があるとpovoの公式サイトで告知されています。
- 利用停止
- 契約解除
- 手数料の発生
なお、以下の3つを180日経つ前に一回以上行えば、上記のペナルティを回避することが可能です。
- 有料トッピングの購入
- 通話料の支払い
- SMS送信料の支払い
月額の支払いはありませんが、一切料金を払わずに回線が維持できるわけではないので注意しましょう。
トッピングごとに有効期限が異なる
これまでもpovoでは24時間だけデータが使い放題になるトッピングがありましたが、「povo 2.0」ではトッピングの有効期限が5パターンに増えます。
- 24h
- 7日
- 30日
- 90日
- 180日
そのため、購入したトッピングがいつまで使えるかをきちんと把握していないと、「気づいたら期限切れになっていた」など損をしてしまう可能性があるので注意しましょう。
※トッピングの種類と詳細な内容については「データトッピングが11種類から選べる」「コンテンツトッピングでエンタメを楽しめる」を参考にしてください。
データ容量0GBの通信速度は最大128kbps
「povo 2.0」では、データ容量が0GBだと通信速度が最大128Kbpsに制限されます。したがって、以下の状態になると128Kbps以下に速度が低下します。
- データトッピングを追加購入せずデータ容量が0GBのまま
- 追加購入したデータを使い切った
「povo 1.0」ではデータ容量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信ができましたが、「povo 2.0」ではデータ容量がなくなると速度がグンと落ちるので注意しましょう。
LINEの年齢認証に非対応
「povo 2.0」はLINEの年齢認証に対応していません。年齢認証ができないと、LINE IDや電話番号を検索する機能が利用ができないので、日頃からLINEをよく使う場合は注意しましょう。
au割引サービス対象外
「povo 1.0」では「auの家族割」は対象外でしたが、「auの家族割プラス」は対象に含まれていました。
ところが、「povo 2.0」では「auの家族割プラス」も対象外になります。また、以下の割引きサービスも「povo 2.0」ではすべて対象外です。
- auまとめトーク
- auモバイル優遇
- auご利用料金割引プログラム
- au自動車ほけんauユーザー向け割引特典
- auのiDeCoauユーザー向けポイント特典
auやpovoからの乗り換えを予定している場合は、上記が利用できなくなるので注意しましょう。ここまで解説してきたahamoとpovoのメリット・デメリットをまとめると、以下のとおりです。
←スマホの方は左右にスクロールできます→
項目 | ahamo | povo |
---|---|---|
メリット | スマホ端末を契約と同時に 購入できる | データトッピングが 選べる |
余計な手続きなく 海外データ通信が利用できる | コンテンツトッピングで エンタメを楽しめる | |
ファミリー割引が適用される | 「完全かけ放題」が 業界最安値で利用できる | |
ドコモの「瞬速5G」を 利用できる | ||
デメリット | データの利用が少ない人には 料金が割高 | 180日間povoへの支払いが 0円だとペナルティ |
トッピングごとに 有効期限が異なる | ||
店頭サポートに料金がかかる | データ容量0GBの通信速度は 最大128kbps | |
LINEの年齢認証に非対応 | ||
au割引サービス対象外 |
7.ahamoに乗り換えた評判
ahamoに乗り換えた評判は、以下のとおりです。
驚いた。先日、友人にドコモの月8,000円をahamoに変えれば5,000も安くなるよ!って教えたら、「めんどくさい」って拒絶されたよ。僕が「そっかぁ…年間6万円の損は気にならないかな」ってつぶやいたら2分くらい無言に。嫌な気分にさせちゃったかな…と思ってたら、友人からの衝撃の言葉がプロフです。
— まーさん|お金が増える習慣 (@fire55miya) August 8, 2023
ドコモを継続して利用する場合に比べて、ahamoであれば5,000円ほど安くなるとの声が挙げられていました。そのため、ドコモと比べて少しでも安く利用したい人には、ahamoへの乗り換えがおすすめです。ただし、デメリットにデータ使用量の割には高い点も挙げられるため、さまざまな面を踏まえて検討しましょう。
また、ahamoにはメリットが少ないとの悪い評判もありました。
正直海外利用と20GB+5分通話が他社よりちょっと安い以外にahamoのメリットないぞ
— MonaMan (@UhSusm) August 9, 2023
ahamoでは、通話料金の安さや海外で利用できる点以外はメリットがないとされています。たしかに、ahamoはデータ使用料の割には高く、店頭サポートにも料金がかかるのがデメリットです。そのため、メリット・デメリットの両方を踏まえたうえで、契約するか検討しましょう。
8.povoに乗り換えた評判
povoに乗り換えた際の評判は、以下のとおりです。
月1ギガも使わないのでahamoからpovoに乗り換え📲
キャラ可愛い😃💞
トッピングとギガ活頑張ります✨ pic.twitter.com/Cg7GemseNp— けい🌸 (@rainbow21a) January 24, 2022
1ヵ月あたり1ギガバイトもつかわない場合は、ahamoよりもpovoがお得とされています。また、トッピングがあるのも魅力で、キャラクターがかわいいとの声がありました。
また、以下は回線速度が優れているとの評判です。
#povo の年間プランありがたい!
期間限定で出してくるし、ちょっとまとまったお金必要だけど…総合的に考えたらめっちゃ安い💪✨
auからpovoに乗り換えて1.5年経つけど、回線速度にも文句なし! pic.twitter.com/bZL8IprNgy— カネカ💸アラフォ借金残300万🐸🥫🐟 (@kaneka202108) August 14, 2023
povoに乗り換えてから1年半経過してなお、回線速度が優れているとされています。また、トータルでは料金も安いとの意見が挙がっています。povoも、メリットやデメリットに加えて、評判まで確認したうえで契約しましょう。
9. ahamo・povoの申し込み方法
この章では、ahamoとpovoの申し込み方法について以下の順番で解説します。
それでは詳しく確認していきましょう。
ahamoの申し込み方法
ahamoの申し込み方法を確認していきます。
申し込み時に必要なもの
ahamoの申し込みの際には、以下の4つを事前に準備しておきましょう。
- クレジットカード、または通帳やキャッシュカードなど銀行口座がわかるもの
- 本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、在留カードのうち1つ)
- 利用する予定の端末
- MNP予約番号
上記の「MNP予約番号」とは、転出元の大手携帯会社で取得できる番号です。
他社からahamoに乗り換える際、これまで利用していた電話番号を引き継ぎたい場合に必要になります。なお、MNP予約番号の取得方法は次章の「ahamo・povoへの乗り換え(MNP)の全手順」で詳しく解説しています。
申し込み手順
ahamoは、以下の手順で簡単に申し込むことができます。
- ahamo公式サイトにアクセスする
- 「申し込み」をクリックする
- ドコモの契約の有無確認
- 申込内容の選択
- dカウントへのログイン(「dアカウントの発行」「dポイントクラブへの入会」「オンライン発行dポイントカード番号登録」が必要)
- 変更手続きの実行
- お支払い情報を入力する
dアカウントを持っていない方は契約前に発行手続きをする必要があるので、アカウントを作ってから契約を進めましょう。
そして申し込みが完了したら、確認メールとSIMカードの配送を待ちます。
- ahamoの手続きに関する注意事項
注意事項 サービス全体 ahamoでは、一部ご利用できないサービスがあります。 サポート ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円)をご利⽤ください。
なお、お申込み時の端末操作はお客さまご⾃⾝で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移⾏などは本サポートの範囲外となります。
端末初期設定およびデータ移⾏の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。
お客さまのご要望に基づき、ahamo専⽤サイトからのお申込みの補助を⾏うものです。
お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専⽤サイトからのお⼿続き補助を⾏うものです。オンライン⼿続き サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。 月額料金 機種代⾦が別途かかります。 国内通話料金 5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」他社接続サービスなどへの発信は、別途料⾦がかかります。 海外パケット通信 15⽇を超えて海外で利⽤される場合は速度制限がかかります。国内利⽤と合わせての容量上限です。 端末のご契約 ご利⽤端末がドコモで提供している通信⽅式とは異なる通信⽅式のみに対応している機種の場合、またSIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利⽤いただくことはできません。ご利⽤中の機種が対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。 SIMカードのご契約 MNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み⼿続きが必要です。
SIMカードやスマホ端末が届いたら、ahamoの「商品到着後の設定・開通」の案内通りに初期設定をすれば、スマホが使えるようになります。
povoの申し込み方法
povoの申し込み方法を確認していきます。
申し込み時に必要なもの
申し込みの際には、以下の4つを事前に準備しておきましょう。
- クレジットカードまたはペイディ
- 本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、在留カードのうち1つ)
- 利用する予定の端末
- MNP予約番号
上記の「MNP予約番号」とは、転出元の大手携帯会社で取得できる番号です。
他社からpovoに乗り換える際、これまで利用していた電話番号を引き継ぎたい場合に必要になります。なお、auからpovoに移行する際には、auの契約情報をそのまま引き継げるので、必要なものは特にありません。
申し込み手順
povoは、以下の手順で簡単に申し込むことができます。
- povo公式サイトにアクセスする
- 「ご利用手続きはこちら」をクリックする
- 「新規契約」「他社からの変更」「auからの変更」から該当する項目を選択
- 契約内容を入力する
- 契約内容・同意事項の確認をする
- 上記4つを準備して、eKYCによる本人確認の実施
- お支払い情報を入力する
eKYCとは、オンラインでの電子的な本人確認を意味します。クレジットカードや本人確認書類を読み取るための機能ですが、パソコンには対応していないので注意しましょう。申し込みが完了したら、確認メールとSIMカードの配送を待ちます。
SIMカードが届いたら、povoのご利用手続きの案内通りに初期設定をすれば、スマホが使えるようになります。
10.ahamoとpovoのよくある質問
ahamoとpovoのよくある質問は、以下のとおりです。
- ahamoとpovoのどっちがおすすめ?
- linemo(ラインモ)やUQモバイルとの違いは?
- povo2.0とpovo1.0の違いは?
- ソフトバンクにもahamoやpovoのような格安SIMはある?
- ahamoとpovoの併用はおすすめ?
事前に疑問を解決すると、より納得して利用できます。それでは、詳しく見ていきましょう。
ahamoとpovoのどっちがおすすめ?
利用者の求める条件によって、どちらがおすすめかは異なります。
データ容量が超過しても快適に利用したい人や、元々ドコモのプランを契約している人には、ahamoがおすすめです。ahamoでは、データ容量が超過しても、1Mbpで通信を利用できるからです。さらに、ドコモプランを家族で利用していれば、月額料金を最大1,100円抑えられます。
また、あまりデータ容量を使用しない人には、povoがおすすめです。povoではデータトッピングにて必要な分のギガバイトを選べるため、データ容量が無駄になる心配はありません。DAZNなどのコンテンツサービスを利用したい人にも、povoが適しています。
それぞれの特徴を把握したうえで、どちらが向いているか判断しましょう。
linemo(ラインモ)やUQモバイルとの違いは?
ahamoやpovo,linemo(ラインモ)、UQモバイルは、比較されるケースが多いです。それぞれの違いは、以下のとおりです。
格安SIM | 月額料金 | 販売端末 | 運営会社 |
ahamo | 2,970円~ | あり | ドコモ |
povo | 無料~ | なし | KDDI |
linemo | 990円~ | なし | ソフトバンク |
UQモバイル | 1,078円~ | あり | KDDI |
出典:ahamo|料金・データ量
出典:povo|料金プラン詳細
出典:LINEMO|料金プラン
出典:UQモバイル|料金プラン・サービス
4つのなかでも、1番安いのはlinemoの990円からとなっています。UQモバイルも1,078円からと、ahamoやpovoと比べて安いです。
また、ahamoとUQモバイルではスマートフォン端末の販売がありますが、povoとlinemoでは販売されていません。ahamoはドコモ、povoとUQモバイルはKDDI、linemoはソフトバンクが運営会社のため、メールアドレスを持ち運ぶ際に利用するサービスも異なります。
月額料金や端末販売の有無、運営会社などが異なるため、自分に合ったサービスを利用しましょう。
povo2.0とpovo1.0の違いは?
povo2.0は、現在利用できるpovoのバージョンです。一方povo1.0は、povo2.0の開始にあわせてすでにサービスが停止されています。
povo1.0からpovo2.0に変わり、月額料金や1ヵ月あたりのデータ容量、契約できる年齢などが更新されました。これからpovoを利用する場合は、povo2.0のみ契約可能です。
ソフトバンクにもahamoやpovoのような格安SIMはある?
ソフトバンクは、linemo(ラインモ)という格安SIMを展開しています。linemoの詳細は、以下のとおりです。
格安SIM名 | linemo(ラインモ) |
月額料金 | 990円~ |
利用可能プラン | ・ミニプラン(3ギガバイト) ・スマホプラン(20ギガバイト) |
LINEギガフリー | 対応 |
SIMカードのタイプ | ・nanoSIM ・eSIM |
運営元 | ソフトバンク |
出典:LINEMO
linemoには、3ギガバイトのミニプランと20ギガバイトのスマホプランが展開されています。月額料金はミニプランで990円、スマホプランで2,728円です。
また、LINEをつかう際にデータが消費されない点や、スマホプランのみLINEスタンプがつかい放題な点などがメリットに挙げられます。できるだけ安く利用したい人やLINEを頻繁に利用する人は、linemoをつかいましょう。
linemoを詳しく知りたい場合は、『LINEMOの通話料を徹底解説!通話定額オプションが無料でお得に利用できる』もチェックしてください。
ahamoとpovoの併用はおすすめ?
格安SIMの併用を希望する場合は、ahamoとpovoの組み合わせがおすすめです。povoの月額料金が無料からのため、併用しても大きな負担はありません。
また、運営元が異なるため、災害時や通信障害時には、リスクを分散させられます。格安SIMを併用したい場合は、ahamoとpovoを利用しましょう。
まとめ
今回は、ahamoとpovoを比較しました。月額料金やキャンペーン数など、さまざまなポイントが異なります。
また、それぞれのメリットは、以下のとおりです。
ahamoのメリット
- スマートフォン端末を契約と同時に購入できる
- 余計な手続きなく海外データ通信が利用できる
- ファミリー割引が適用される
- ドコモの「瞬速5G」を利用できる
povoのメリット
- データトッピングが11種類から選べる
- コンテンツトッピングでエンタメを楽しめる
- 「完全かけ放題」が業界最安値で利用できる
このページを参考に、ahamo、povoのいずれかをお得に契約できることを心から願っています。