シニア夫婦におすすめな平屋の間取り8選!老後2人で過ごす快適な家づくり
「平屋の間取りで気を付けるポイントは?」
「老後でも快適に暮らせる平屋の間取りが知りたい」
平屋は、段差が少なく、生活動線もまとめられるため、シニア夫婦が生活する住宅として最適です。しかし、シニア向けの間取りはどうすれば良いのか、どれぐらいの広さが適正なのか、分からないですよね。
そこでこの記事では、シニア夫婦におすすめな平屋の間取りを8つ紹介しています。メリットデメリットはもちろん、30坪や20坪など、坪数による違いも掲載しているので、老後2人で暮らす間取りの参考にしてください。
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- ハウスメーカー大学@編集部
- 30代の注文住宅編集部。後悔を残したメンバー&これからマイホーム購入を考える選抜メンバーで、詳しさは業界トップ級だと自負してます。
目次
シニア夫婦が住む平屋の坪数目安
坪数 | 間取り | 合計費用 | おすすめな人 |
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30坪 | 4LDK~5LDK | 2,000~3,000万 | 子ども、孫が遊びに来る |
20坪~25坪 | 1LDK~3LDK | 1,000~1,500万 | 夫婦、客室あり |
15坪 | 1LDK | 500~900万 | 夫婦だけの空間がいい |
【30坪】夫婦2人なら十分な広さ
30坪の平屋であれば、十分な広さを確保しながら夫婦2人で生活できます。30坪(100㎡)は、国土交通省が提示している居住面積水準において、3人家族で豊かに生活が送れる広さとされています。
そのため、中庭や趣味などに使えるスペースを考えている人には、おすすめな広さです。また、急な来客や孫が遊びに来ても大丈夫なようにゲストルームを設けても問題ありません。
老後の生活を、豊かにゆっくりと過ごしたいなら、30坪の平屋を検討すると良いでしょう。
【20坪~25坪】夫婦2人の部屋+客室も確保
20~25坪の広さは、夫婦の部屋+客室も確保したい人におすすめです。国土交通省が発表している居住面積水準によると、東京や大阪など都心部であれば、問題なく2~3人が生活できる広です。
しかし、子供や孫が成長してから遊びに来ると、手狭には感じる広さなので、客室にどれぐらいのスペースを割くのか検討する必要があるでしょう。
【15坪】夫婦2人で住む最低限の坪数
15坪の広さは、夫婦2人で住む最低限の坪数です。
国土交通省が発表している居住面積水準では、都市部の豊かに生活できる広さが、約16坪、郊外の場合は約22坪とされており、廊下の幅や部屋の広さを制限する必要があります。
しかし、車椅子にも対応できる廊下の幅は、90㎝以上なので、老後を考えるなら部屋を小さくするのが良いでしょう。
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【30坪】シニア夫婦におすすめな平屋の間取り3選
30坪の平屋の間取りポイント
30坪の平屋の間取りは、LDKを約20帖(畳)ほど確保するのが良いでしょう。LDKを広く確保することで、他の部屋との隣接部分が増え、無駄な廊下のスペースを減らせますし、ゆったりとしたスペースで老後を送れます。
また、30坪の広さがあれば、WIC(ウォークインクローゼット)やSIC(シューズインクローゼット)などの収納スペースを十分確保しても問題ないので、部屋を散らかしたくない人や、生活感を極力排除したい人は、30坪の広さを検討すると良いでしょう。
ただし、坪数を広くすると、値段もさることながら、風通しや日が当たらない部分が出てきます。そのため、高窓や大開口の窓を施工するなど、工夫することで一層充実した老後生活が送れます。
間取り例①:中心にLDKを設けた間取り
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坪数 | 29.6坪(98.12㎡) |
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間取り | 4LDK |
ハウスメーカー | ジブンハウス |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、住宅の中心を横切るようにLDKが設置されています。
平屋は、横に広いため家族の存在を感じやすいですが、真ん中にLDKを置くことで、より一層コミュニケーションや、団らんの時間が増えるでしょう。
また、ウッドデッキを設けており、採光量を確保しつつも、開放感と爽快感を演出しているのも特徴です。家族4人で住んでも問題ない間取りなので、シニア夫婦が生活するうえで十分なスペースと言えます。
間取り例②:風通しと日当たりを考慮した住宅
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坪数 | 31.4坪(104.13㎡) |
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間取り | 3LDK |
ハウスメーカー | クレバリーホーム |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、風通しと日当たりを考慮して建てられています。
正方形に近い四角形にするのではなく、長方形にすることで、影になるスペースを減らしています。また、南北に窓を設置しているので、窓を開ければ、心地よい風がLDKに流れ込むように工夫したそうです。
将来のことも考えて建てられた住宅なので、SICや大型のWICを随所に配置し、収納スペースと暮らしやすさを両立させているのが伺えます。
間取り例③:勾配天井で開放感を演出した住宅
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坪数 | 30.0坪(99.37㎡) |
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間取り | 3LDK |
ハウスメーカー | クレバリーホーム |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、勾配天井を活用し、開放感を演出したLDKが特徴です。縦の開放感だけでなく、横への開放感も錯覚させてくれるLDKは、白色の壁とウッド調の床で暖かな雰囲気を醸し出しています。
また、リビングに隣接された和室は、家族での寝室にしているそうですが、来客時はゲストルームへと変貌するため、様々なスタイルで活躍する間取りになっています。
【20坪~25坪】シニア夫婦におすすめな平屋の間取り3選
20坪~25坪の間取りポイント
20坪~25坪の平屋は、夫婦の部屋を別々にするか、一緒にするかで大きく間取りが変わってきます。
2LDKの場合、収納やLDKのスペースは狭くなりますが、それぞれ独立した部屋が確保できるのがメリットです。一方、1LDKにした場合、WICや客室を設けられるうえに、約7~10帖(畳)程度の主寝室が手に入ります。
そのため、夫婦で一緒の寝室にするのか、LDKは広い方が良いのかなど、お互いの考えをすり合わせて間取りを決定しましょう。
間取り例①:プライバシーを守りながら風通しを確保した住宅
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坪数 | 25.2坪(83.39㎡) |
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間取り | 3LDK |
ハウスメーカー | リアルウッド |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、プライバシーを守りながら、風通しを確保しているのが特徴です。
家の外壁に施工されている千本格子は、外からの視線をある程度カットしながらも、風通しは抜群というメリットがあります。リビング前面に設置してある大開口の窓と組み合わせることで、採光量と風通し抜群の間取りとなっています。
また、約25坪のスペースに、3つの部屋を隙間なく配置することで、生活動線をコンパクトにしています。掃除や洗濯が楽になるだけでなく、夫婦それぞれの時間も大切にできる間取りに仕上がっているのでしょう。
間取り例②:水回りの家事動線にこだわった住宅
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坪数 | 25.3坪(83.84㎡) |
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間取り | 2LDK |
ハウスメーカー | 桧家住宅 |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、水回りの家事動線にこだわっているのが特徴です。アイランドキッチンの背後に、洗面・浴室などを設置することで、無駄な移動がなくなり、普段の家事が数段楽になります。
また、LDKの中心にアイランドキッチンを施工しているのもポイントで、どこからでも利用できる使い勝手を追求したそうです。
室内は、勾配天井と梁をあえてむき出しにした「化粧梁」を組み合わせて、開放感を演出しており、圧迫感がないLDKに仕上げています。
間取り例③:生活動線をコンパクトにした住宅
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坪数 | 20.1坪(66.66㎡) |
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間取り | 2LDK |
ハウスメーカー | ヤマダホームズ |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、生活動線をコンパクトにまとめています。1つの廊下が全ての部屋に面しており、掃除の手間や洗濯物の移動などが楽になるように設計したそうです。
また、リビングから人工芝を引いた庭にアクセスがしやすく、洗濯物を干すときや、愛犬と遊ぶときにも役立っているようです。
【15坪】シニア夫婦におすすめな平屋の間取り3選
15坪の平屋の間取りポイント
15坪の平屋の場合、廊下などのスペースを削って、各部屋が隣接する間取りにするのがポイントです。
15坪の広さは、シニア夫婦が生活ために必要最低限な広さです。無駄なスペースを省くことで、各部屋のスペースを確保できるうえに、生活動線もコンパクトにできるメリットがあります。
そのため、コンパクトながら、どこでも相手の存在を感じたい人や、資金をなるべく抑えたい人は、15坪の平屋を検討すると良いでしょう。
間取り例①:玄関から直接キッチンに行ける住宅
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坪数 | 15.2坪(50.30㎡) |
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間取り | 2LDK |
ハウスメーカー | 木のすまい工房 |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、玄関から直接アクセスできる「土間キッチン」が特徴的です。土間キッチンは、買い物で仕入れた食材などを、わざわざ室内に運ぶ必要がなく、料理中の汚れも簡単に掃除できるメリットがあります。
また、住宅密集地で15坪という狭小地だったため、採光量に不安があったそうですが、勾配天井と高窓を設けて解消しているそうです。
間取り例②:プライバシーと採光量を確保した間取り
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坪数 | 15.4坪(50.92㎡) |
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間取り | 1LDK |
ハウスメーカー | negla設計室 |
出典:建築実例|SUUMO公式
こちらの住宅は、プライバシーと採光量を両立させているのが特徴です。
大開口の窓を南側に設置し、道路に面している北側には、高窓を設置しています。対面に窓を設置する工夫を凝らすことで、平屋のデメリットである風通しを解決しながら、採光量も十分確保できています。
そのため、狭い土地でも生活動線や窓の位置を工夫すれば、生活しやすい間取りの平屋を建築できます。
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シニア夫婦が住む平屋の間取りポイント
- 日当たりを考慮する
- バリアフリー対応にする
- 生活動線を考慮する
シニア夫婦が平屋に住む場合、日当たりやバリアフリー対応、生活動線を考慮すべきです。
平屋は、横に広いという構造上、どうしても他の住宅よりも日当たりが悪くなりやすいです。周りの住宅が、どちらの方角に建っているのか、日中なら何時間程度日が当たるのかを、ハウスメーカーと相談しておきましょう。
また、扉の幅や廊下の幅も、車椅子が通れる90㎝以上の幅を確保しておくのも大切です。将来、車椅子になったときに、増改築をすると余計な出費がかさむだけです。そのため、前もって、暮らしやすい生活動線や、スペースを考慮した間取りがおすすめです。
シニア夫婦が平屋を建てるメリット
- 快適な生活がしやすい
- 段差が少ない
- メンテナンスがしやすい
快適な生活がしやすい
平屋は、生活がしやすく、シニア夫婦が暮らしていくのに最適な住宅です。
平屋の特徴は、段差が少なく、横に広い点があげられます。そのため、生活動線がシンプルかつ、まとめやすくなり、家事等の負担を軽減できます。
例えば、2階建ての住宅の場合、掃除機を持って階段を上り下りしたり、コミュニケーションが取りにくいなどのデメリットがあります。しかし、平屋であれば、お互いの存在を感じながら、老後の体をいたわった生活が可能です。
段差が少ない
シニア夫婦か平屋を建てるメリットとして、段差がない点が挙げられます。
平屋は、縦ではなく横に展開している住居なので、階段などの段差が少ないです。段差がないことで、膝や腰にかかる負担を減らせるうえに、躓いて思わぬケガに繋がるリスクも減らせます。
さらに、手すりやスロープが設置しやすいというメリットもあるので、バリアフリー対応の住居を考えている人にもおすすめなのが平屋と言えます。
メンテナンスがしやすい
平屋は、メンテナンスがしやすいです。2階建て住宅など多層階構造の住宅に比べて、平屋は高さが無いので、足場を組んでメンテナンスする必要がありません。
また、水漏れや詰まりが発生した場合でも、原因箇所の特定がしやすく、メンテナンス費用も抑えられます。そのため、老後のひと時を、ゆっくり過ごしたい人や、身の回りのことを自分たちで解決したい人は、平屋が向いているでしょう。
まとめ
シニア夫婦が平屋を建てる場合、どれぐらいのLDKにしたいのかや、夫婦それぞれの部屋が欲しいのかなどで間取りを決めるのがおすすめです。また平屋は、段差やバリアフリーにも対応しやすいので、不意な事故やケガから身を守ってくれる住宅とも言えます。
平屋の坪数で考えると、30坪のスペースがあれば、各部屋を確保しながら、ゲストルームまで完備できるため、孫が遊びに来ても問題ない広さです。一方、15坪の広さだと、ゲストルームは完備できなくとも、お互いの存在を常に感じながら生活ができます。
しかし、いざ自分たちに合った間取りを考え始めると、多くのことで迷ってしまします。そこで、スーモカウンターをおすすめします。スーモカウンターであれば、無料でアドバイザーに相談ができます。
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