家を建てるなら木造住宅と鉄骨住宅どっちがいい?違いや特徴を解説
「木造住宅と鉄骨住宅の違いは?」
「どっちが自分に向いているの?」
住宅には、木造住宅と鉄骨住宅の構造体があります。しかし、木造住宅と鉄骨住宅の違いや、どちらが自分に向いているのか気になりますよね。
そこでこの記事では、木造住宅と鉄骨住宅の比較はもちろん、住んでいる人の口コミも掲載しています。比較時に気を付けることも解説しているため、家を建てる際の参考にしてください。
- ハウスメーカー大学@編集部
- 30代の注文住宅編集部。後悔を残したメンバー&これからマイホーム購入を考える選抜メンバーで、詳しさは業界トップ級だと自負してます。
目次
【比較】木造住宅と鉄骨住宅の特徴と違い|どちらがおすすめ?
木造住宅 | 鉄骨住宅 |
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出典:住友林業 | 出典:セキスイハイム |
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住宅の構造体には、大きく分けて木造住宅と鉄骨住宅があります。それぞれ異なった特徴があるため、どちらが自分に向いているのかしっかりと比較する必要があります。
木造住宅は、断熱性が高いため、1年を通して快適な暮らしを実現できます。また、材料費などが鉄骨住宅よりも安いため、低コストで建てることができます。
鉄骨住宅は、木造住宅よりもコストがかかってしまいますが、耐久性が高く、開放感ある間取りが作れます。また、品質のばらつきが少ないため、職人によって品質が変わってしまうことがありません。
コスパ重視なら木造住宅
構造体 | 30坪 | 40坪 |
---|---|---|
木造住宅 | 約1,200~1,800万円 | 約1,600~2,400万円 |
鉄骨住宅 | 約1,800~2,400万円 | 約2,400~3,200万円 |
コスパ重視で住宅を建てたい人は、木造住宅がおすすめです。木造住宅は、材料費が鉄骨住宅よりも安価で済むため、低コストでマイホームを実現できます。工期も鉄骨住宅よりも短いため、建築費用を削減できます。
また、30坪であれば約600万円、40坪であれば800万円も安く家を建てられます。そのため、余ったお金で内装やインテリアに凝ることもできますし、住宅ローンの返済にも充てられます。
耐久性の高さなら鉄骨住宅
耐久性の高さなら鉄骨住宅のほうが良いです。鉄骨住宅は、骨組みなどの主要部分に鉄を使用しているため、優れた耐久性・耐震性・耐火性を誇っています。そのため、災害によって建物が完全に倒壊する可能性が少ないです。
夏涼しく冬暖かい家なら木造住宅
夏は涼しく、冬は暖かい住宅なら木造住宅がおすすめです。木造住宅に使用しているスギや、ヒノキ、ブナなどの木材は、断熱性が高く一年を通して快適な室温を保てます。
鉄骨住宅は、熱が伝わりやすく外の気温の影響を受けやすいため、1年を通して室温が安定しづらいです。断熱材などで対策は可能ですが、その分コストが必要になってきます。
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木造住宅のメリット・デメリット
出典:住友林業
平均坪単価 | 約40〜60万円 |
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耐用年数 | 約20~22年 |
特徴 | ・断熱性が高い ・調湿効果がある ・低コストで建てられる ・大きな空間を作りづらい |
木造住宅のメリット
- 断熱性が高い
- 調湿効果がある
- 低コストで建てられる
断熱性が高い
木造住宅は、鉄骨住宅より断熱性が高い点がメリットです。木造住宅に使用されているスギや、ヒノキ、ブナなどの木材は、鉄やコンクリートより断熱性が高いです。
断熱性が高いと外気の影響を受けにくく、夏でも冬でも室温を一定に保てます。そのため、冷暖房費の節約ができるので、省エネにも繋がります。
調湿効果がある
木造住宅は調湿効果があるため、快適な湿度を一定に保てます。木材は、空気中の水分を吸収・放出する効果を持ち合わせているので、室内の湿度調節が可能です。
また、木材の調湿効果は、結露の防止や、カビの増殖などを防ぐ効果を持っているため、快適で健康的な空間を実現できます。
低コストで建てられる
木造住宅は、鉄骨住宅よりも低コストで建てられます。木造住宅は、材料費が安く抑えられる点や、工期が短い点があるため、鉄骨住宅よりも安価で済みます。
ただし、依頼する工務店・ハウスメーカーの坪単価や、ウッドショックによる木材の不足によって、価格が高騰する可能性があるため注意しましょう。
【ウッドショックとは】 アメリカで戸建住宅の需要が高まったことで木材の供給が追い付かず不足し、木材の価格が高騰する状態のこと |
木造住宅のデメリット
- 鉄骨住宅より耐久性が低い
- 職人によって品質の差ができてしまう
- シロアリ被害を受けやすい
鉄骨住宅より耐久性が低い
木造住宅は、耐久性が鉄骨住宅よりも劣っている点がデメリットです。国が定めている耐震性を確保するためには、柱や壁が多い設計をする必要があります。そのため、間取りにも影響する場合があります。
職人によって品質の差ができてしまう
木造住宅は、職人によって品質の差ができてしまう可能性があります。木造住宅は、職人が材料を加工、組み立てを行うため、腕の悪い職人が担当してしまった場合、仕上がりに影響が出てしまいます。
ただし、ハウスメーカーや、規格住宅で建てる場合は、工場で資材などをカットしているため、住宅の仕上がりに差が出にくいです。
シロアリ被害を受けやすい
木造住宅は、シロアリなどの害虫による被害を受けやすい点がデメリットです。シロアリ被害を受けてしまうと、柱や土台などを食べられてしまうため、倒壊する危険性があります。
中でも、ユニバーサルホームは木造住宅を扱っていますが、床下を砂利やコンクリートを敷き詰めて密閉しています。そのため、湿気が溜まりづらく、シロアリ対策に適しています。
木造住宅を建てた人の口コミ
FF外から失礼します!
イシンホームで建てました〜!
お値段の割に基礎や使っている木材、換気などが良かったが決め手でした!— せのみん@節約主婦ブログ (@SENOMIN1) July 23, 2021
三井ホームと契約後に本格的な間取りの打ち合わせしたんだけど、私が徹夜とかして考えた間取りをプロの設計士の方が全部採用してくれた!
ど素人が!!って相手にされないかなーと思ったけどちゃんと話を聞いてくれて嬉しいねぇ????
よし!次の打ち合わせの時にチョコをあげよう????— ちろの誤字脱字(家建った!) (@chirobon222) February 9, 2021
ユニバーサルホームに決めた決め手。
・床暖房が標準(一条工務店で床暖房の魅力に取りつかれました)
・無垢床材標準
・特殊な基礎
・オール樹脂サッシ標準
・耐震等級3
・担当さん
↑これが一番大きい。
夫が営業担当さんを気に入ってしまって。#新築 #家づくり #マイホーム #一戸建て— ごんちゃん新築建築10/11上棟 (@67e4am4sajDCgkY) June 28, 2021
木造住宅は、コスパの良さについての声が多く見られました。値段の割に木造住宅に使われている木材や、設備が優れているとのことです。
また、間取りの自由さ、耐震等級が高い点についても木造住宅を選んだきっかけになったそうです。ただし、自由度や耐震等級などの住宅性能は、ハウスメーカー・工務店によって異なるため注意しましょう。
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鉄骨住宅のメリット・デメリット
出典:セキスイハイム
平均坪単価 | 約60〜80万円 |
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耐用年数 | 約50年 |
特徴 | ・耐久性が高い ・開放感ある間取りが可能 ・品質のばらつきが少ない ・コストがかかってしまう |
鉄骨住宅のメリット
- 耐久性が高い
- 開放感ある間取りが設計できる
- 品質のばらつきが少ない
耐久性が高い
鉄骨住宅は、木造住宅よりも耐久性が高い点がメリットです。素材に使用されている鉄は、地震などの衝撃を吸収する特徴を持ち合わせています。そのため、災害によって建物が完全に倒壊する可能性が少ないです。
また、木材は種類によって耐久性が異なりますが、鉄の強度は一定なため、素材によって耐久性が異なるというケースがありません。
開放感ある間取りが設計できる
鉄骨住宅は、開放感のある間取りを設計できます。木造住宅と異なっており、土台や骨組み部分が頑丈なので、柱や壁の量が減らせます。そのため、吹き抜けや開口部を作り、開放感ある間取りが設計できます。
品質のばらつきが少ない
鉄骨住宅は、品質のばらつきが少ないため、個体によって当たり外れがありません。鉄骨住宅の組み立ては、規格化された部品を工場で生産し、現場で組み立てを行います。そのため、職人によって品質が変わってしまうことがありません。
鉄骨住宅のデメリット
- コストがかかってしまう
- 断熱性が木造住宅より低い
- 固定資産税が下がりにくい
コストがかかってしまう
構造体 | 坪単価 | 工期 |
---|---|---|
木造住宅 | 約40〜60万円 | 約4ヶ月 |
鉄骨住宅 | 約60〜80万円 | 約5ヶ月~6ヶ月 |
鉄骨住宅は、コストがかかってしまう点がデメリットです。コストがかかってしまう要因として、材料費が高い点や、工期が長引いてしまう点が挙げられます。
また、鉄骨住宅は木造住宅よりも重量が重いため、土地によっては、地盤改良工事を行う必要があります。そのため、別途で費用が必要になる可能性があります。
断熱性が木造住宅より低い
鉄骨住宅は、木造住宅より断熱性が低い点がデメリットです。鉄は熱を通しやすい特性を持っているため、夏は暑さが伝わってしまい、冬は寒さが伝わってしまう欠点があります。
固定資産税が下がりにくい
鉄骨住宅は、固定資産税が下がりにくい点がデメリットです。固定資産税は経年劣化を考慮しており、住宅の資産価値が下がるとともに固定資産税は下がっていきます。
木造住宅は、鉄骨住宅よりも固定資産税が安くなる可能性があります。しかし、鉄骨住宅は、耐久性が高く劣化がしにくいため、固定資産税が下がりにくいです。
鉄骨住宅を建てた人の口コミ
鉄骨住宅ってだけでこんなにガッチガッチで安心できるのか…😇
岩手の木造ハウスはマジで豆腐の如くふにふにだったから怖い😱😱😱— Лен-К@ (@GR99KL1999F) March 16, 2022
坪単価60万くらいでいいハウスメーカーないかな????パナソニックホームズが本命だったけど中々にお高いので諦めたよ…その分家具家電エクステリアにお金かけたいのでね…
— Rumi (@rumipf) March 8, 2021
日本ハウス高いです…????
あとはきっと、建てた後のメンテナンス費用とかも考えておいた方がいいですよね??????
— うーた。 (@Beckhamuuuu7) May 16, 2021
鉄骨住宅は、耐久性が高く、地震や津波に対して強いとの声が見られました。災害が多い日本では、住宅の防災対策は欠かせないため、鉄骨住宅は、安心した住まいを実現できます。
しかし、坪単価などのコストが高いとの声も見られます。低予算で建てたい人にとっては、鉄骨住宅は手を出しづらいと言えます。
木造住宅と鉄骨住宅の比較時に気を付けること
値段だけで比べない
木造住宅と鉄骨住宅を比較する際は、値段だけで比べないようにしましょう。値段が安いからという理由だけで選んでしまうと、設備の性能が低くなってしまう場合や、思い通りに間取りを決められない可能性がでてきてしまいます。
営業の対応が良い方を選ぶ
木造住宅と鉄骨住宅を比較する際は、営業の対応が良い方を選びましょう。最低でも1年以上の経歴があり、打ち合わせから住居完成まで一連の流れを経験している方が好ましいです。
担当者が親身に相談に乗ってくれるかも大切です。自社のメリットだけでなく、デメリットも踏まえて話をしてくれる担当者は、利用者目線で考えてくれていると言えます。
確認できる裏技
担当者によっては、依頼側の知識が無くて分かりにくい内容を伝えて、誤魔化してくる可能性もあります。その内容が本当か判断することは難しいです。
スーモカウンターなら、中立的な立場からアドバイスがもらえるので、いつでも安心して依頼できます。無料で相談できるので使わない手はありません。
アフターサービス
住宅は、数十年に渡って住み続けることが前提なので、完成後のアフターサービスが充実していることも重要です。木造住宅を選ぶ場合は、シロアリ防除サービスを行っているか確認しておく必要があります。
保証期間は、長いところだと50年以上保証が効きます。ただし、不具合が起きた際に無料サポートがあるだけで、定期的な点検や、メンテナンスなどは有料という場合もあるので、契約前によく確認しましょう。
木造住宅と鉄骨住宅でよくある質問
木造住宅と鉄骨住宅以外にも種類はある?
鉄筋コンクリート住宅と鉄骨鉄筋コンクリートがあります。どちらも耐久性が高いですが、コストがかかってしまいます。
コストがかかってしまうのはどっち?
鉄骨住宅の方がコストはかかってしまいます。鉄骨住宅は工期が長く、地盤改良工事費が発生する場合があります。
間取りの自由度が高いのはどっち?
間取りの自由度に大きな差はありませんが、鉄骨住宅の方が大空間な間取りが実現できます。
まとめ
木造住宅は、断熱性が高い点や、低コストで建てられる点などが強みです。一方、鉄骨住宅は、耐久性が高い点や、品質のバラつきが少ない点などが強みです。
木造住宅と鉄骨住宅は、それぞれ異なった特徴や、メリット・デメリットがあるので、自分が理想とする住まいによって、どちらにするか検討をしましょう。
また、木造・鉄骨どちらが良いのか相談するのもおすすめです。スーモカウンターであれば、専門アドバイザーが疑問点を無料でわかりやすく解決してくれます。
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