GW(ゴールデンウィーク)中に転職活動を積極的に進めてほしいと思うが、GWが明けてからの転職活動の戦略について書かせていただく。
新年度の転職活動に間に合わなかった人、新しい配属が合わず転職を考えている人、夏のボーナスをもらったら転職活動をしようと考えている人と様々だろう。
今回は、こうした人々のニーズに応えるために、GW明けの転職活動方法について詳しく解説させていただく。
なお、転職において収入アップを望むのであれば、ハイクラス求人が豊富なビズリーチに登録しよう。
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目次
転職活動の波が来ている
人材業界にいて感じるのは転職の波が来ているということだ。空前の人手不足であるため、転職活動をするタイミングに乗っかって欲しい。
転職活動の波が来ているというのは、あらゆるポジションがオープンになっており、採用も一気に進めようとする企業が増えているということだ。
大手企業でも、ベンチャー企業でも採用が補充できていないところが多く、転職エージェントのフィーを上げてでも必死に採用しようとしている。
エージェントフィーの話をすると年収の30%を転職エージェントに支払っていたが、現在は、50%を転職エージェントに支払うようになってきた。
GWに転職活動をするメリット
GWに転職活動をすることをすすめている。転職活動といっても面接をするわけではなく、転職サイトに登録し転職エージェントに会い、応募書類を作る段階までを行ってほしい。
なぜGWに転職活動をしたほうがよいかというと、転職活動しようとする人が意外に多くないことが挙げられる。転職活動は通常の営業日にやりがちだが転職エージェントは人によるが対応してくれる会社が多い。
大手エージェントではなかなか対応が難しいかもしれないが特化型と呼ばれる個人や中小系は営業しているところも少なくない。そのため、GWに転職活動をすることが可能なのだ。
5月は人事部が中途採用に少し注目してくれる
5月になると人事部が中途採用に熱を入れてくれる。4月は中途や新卒の方を受け入れ作業でいっぱいいっぱいで採用に手がまわっていないことが多い。
転職エージェントにも情報がなかなか入ってこなくなるので、4月でもきちんと採用の仕事に時間を割けている人事は有能である。
かなり大規模の企業でない限り、採用がおろそかになってしまいがちな4月が終わり、5月になるとチャンスである。
タイミングを逃さぬように、企業へのアプローチ、転職エージェントとの接触を図っておこう。
GW(ゴールデンウィーク)明けに転職エージェントが活動を始める理由
GW明けに転職エージェントが活動する理由としては、1つは単純な理由で、個人で活動している転職エージェントは、4月末にある報告作業に追われているからだ。
人材紹介免許を持っている事業者は、4月から翌年3月までの人材紹介実績を労働局に提出する必要がある。
4月のギリギリに出す事業者が多いため、ひと段落ということでGWは休んでGW明けからエンジンをかける転職エージェントが多い。
しかし、後述するがGW中をチャンスととらえているエージェントもいるので大きく二極化していると考えてほしい。
ここで転職エージェントについて少し触れておくと、他の記事でも書いたが、転職エージェントは免許を持っていないとできない仕事であり、人材紹介免許を保有している事業者は1年ごとに報告義務があるのだ。といっても内容は単純なものではあるが。
人材紹介免許は基本的に法人に付与されるため免許取得に必要なプロセスや、講習は一部の人しか受けていない。よって大手人材会社の若手転職エージェントは法律への理解が浅い場合がある。
アクセンチュアのような短期決戦も増えている
最近の転職面接の傾向として短期決戦勝負の導入が流行だ。アクセンチュアでは2018年の4月に、MC(Management Consulting)のCMTにおいて1日選考が実施された。
説明会から内定までを1日でクローズしていこうというとんでもないものであったが、時代に沿ったやり方ともいえる。
もちろん、アクセンチュアも迷っている人にフォローをきちんとしている。短期決戦型の採用選考では、大量採用を推し進める会社が、ある程度型にはまった選考を行うので、ステップアップを狙う人にチャンスだ。
言い方は悪いが、選考がざるになっているため、大量に採用している短期決戦型選考を狙うのはチャンスだ。
こうした選考はGW明けて1か月程度で行われる事例も見かけるためチャレンジしてみることを勧める。そのためにもGW明けから転職活動を本格化させよう。
短期決戦型採用のいいところは、内定辞退も比較的やりやすいので、実力だめしに転職活動をするのにちょうどよいところだ。
GW明けはすぐにアポが埋まるため行動を早く
GWは転職エージェントのアポが一気に埋まっていく。GW直前に大手転職エージェントとアポを設定しようとした候補者が全く予約できなかった事例が2018年は多かった。
これは転職希望者が多く、転職エージェントがさばききれないほど活況となっているためである。連休前、連休中に転職を考えた人の相談が、連休明けに一気に流れてくるので、予約がとりにくくなる。
ちなみに、転職エージェント自体の採用がうまくいっておらず人手が足りてないので、人材業に興味ある人は今がチャンスなので転職を検討してほしい。
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ゴールデンウィークには転職エージェントを利用せよ
GW中に転職活動を少しでも進めたい人は転職エージェントを活用しよう。
ビズリーチなどに登録してスカウトメールを待とう。GW中に連絡してくる転職エージェントがいたらすぐに相談しよう。
経験上、GW中にスカウトメールを受信する数は少なくなるので、できるだけ多くの転職サイトに登録してほしい。転職サイトのおすすめについては後述するので、できる限り多く登録してほしい。
転職エージェントと転職サイトにまずは登録
多くのメッセージを受け取ることができる。登録すべきサイトは各転職エージェントからメッセージが送ってくる転職サービスにしよう。
できるだけ時間のある今のうちに多くのサイトを登録しておこう。自分に合わないなと思ったら登録を解除するだけでよいのである。
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職務経歴書を書く
転職サービスに登録したら職務経歴書をあげよう。この段階では簡単なものでいいのでこれまで達成してきたことを箇条書きにしよう。職務経歴書をこの段階で仕上げる必要はなく、転職エージェントと一緒に仕上げるイメージでよい。なぜ転職エージェントと仕上げる必要があるかというと、自身の実績を客観的に見てもらうためだ。自分ではすごい仕事、実績だと思っていても世の中全般から見れば大した仕事でなかったりする。一方、会社の人は大体できることだし、さして市場価値の高いスキルでなかったことが市場全体で見た時にかなり有効であったりする。
とはいえ最初の段階で職務経歴書がないとスカウトが飛んでこない場合がある。市場に該当する人が100人程度しかいなかった場合は職務経歴書を読み込んだ状態でスカウトが飛んでくる。そのためきちんと書いておくべきなのである。市場に100人というとあなたは該当しないと思うかもしれない。
だが、企業縛り、年齢縛り、経験部門縛りで指定するとあっというまに該当者が100人以下みなることはある。優秀な企業の人事であれば欲しい人材を特定の会社、そして部門、職種まで指定してくる。その会社の人材がなぜ欲しいかが明確になっている。他にも競合がある中で「~社の人材は▽▽という観点で弊社の○○事業にフィットしやすい」などの統計が存在するのである。
スカウトに返信をする
スカウトが多数届くはずなので返事をしてみよう。興味本位でも、本気で転職を考えていてもまずは返信しないことにははじまらない。そのためきちんと返事をしてみよう。軽い気持ちでよいので話をしてみて、どのような求人があるかを聞いてみて自分とフィットしなければお断りしたらよい。
もし少しでも話が合いそうであれば一度会ってみるとよい。もし会うかどうか判断に迷うところであれば電話で会話するだけでもよいのだ。たくさんのスカウトメッセージがあなたに届くはずなのでその中でフィットするものを適切に選び出そう。
会うための準備
もしあなたの転職活動の意志がそれなりに高い場合はぜひ「準備」をした段階で転職エージェントに会ってみよう。転職エージェントに会う段階で準備をしておくことのメリットは、転職エージェントにとってのあなたの評価をあげるためである。転職意欲が高く、準備もしており、かつ優秀であることが転職エージェント側に伝われば間違いなくあなたのことを企業に売り込んでくれる。
転職エージェントは完全成果報酬型のビジネス(*一部違う)のため転職意欲があり、転職が成功しやすい候補者を優先的に、かつ丁寧にサポートする傾向がある。儲かるほうを好待遇するのは当然のことである。そのため転職意欲が高い場合は丸腰でいくよりも、0次面接のつもりで臨むことをおススメしている。
だが、まだ転職するかもわからない、なんとなく将来転職したいレベルであれば転職活動の準備をするモチベーションがわからないだろう。そのため転職エージェントに迷っている旨をつたえて0から話を聞くつもりでも悪くない。当然1,2人目にあった転職エージェントからの評価は良くないかもしれないが幸運なことに世の中には転職エージェントがあふれているため10人目や20人目に良い転職エージェントに出会うことができればよいのである。
転職活動を迷っている場合もとりあえず連絡
転職活動について不安がある方も多いだろうが、とりあえず連絡してよい。というか、若者はとりあえず相談という形が特に多いので、転職エージェントも慣れている。
とりあえず不安で…のレベルで相談にいってもよい。きちんと相手にされるかどうかは転職志望度が関わってくるが、情報は収集できるので利用しよう。
最新情報を取り入れないと失敗する
さて、アクセンチュアの年収が2018年になって大きく変わったことを知っているだろうか?
アクセンチュアに関しては一例としてあげたが、採用ポジションや年収が最近はめまぐるしく変わる。
背景には、外資系企業やZOZOTOWNを運営するスタートトゥディのような企業が高い年俸で優秀な人を採用しようとしているため、対抗して色々な企業が制度を変えていることがある。
特に年収は、ベースサラリーのアップやストックオプション制度の設計など一気に変更されることがある。
逆に、めまぐるしく制度を変えていない企業は元々業界1位で圧倒的な強さがあるか、今後つぶれる企業のどちらかしかないのではないだろうか。
転職サイトを利用して早めの連絡を心がける
転職を煽るわけではないが、チャンスなのでGW明けの動きを見越して転職サイトに登録しよう。
ビズリーチには絶対登録しよう。転職エージェントのアクティブ率がGW中も比較的高い(個人の転職エージェントが多いことに由来する)。
転職活動をすぐに始めて、GW明けに良いスタートダッシュが切れることを祈っている。
今日は以上だ。