「東京エレクトロンの年収は高い?低い?」
「東京エレクトロンは激務でやばいと聞いた」
東京エレクトロンは、主に半導体製造装置の開発・製造などを行う、大手電気機器メーカーです。しかし、年収がどれほどなのか、仕事に見合った収入を得られるのか分からないですよね。
そこで、この記事では東京エレクトロンの職種・役職ごとの平均年収や学歴別の初任給を掲載しています。他社との年収比較や実際に働く社員の口コミ、東京エレクトロンに転職する方法も解説しているので、参考にしてください。
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目次
東京エレクトロンの平均年収は1,285万
東京エレクトロンの平均年収は、1,285万円です(2022年6月有価証券報告書)。日本の平均年収である458万円(参考:国税庁)と比較すると、3倍近くの年収を得られます。
給与形態は月給制を採用しており、基本給+年2回のボーナス+各種手当で構成されています。基本給が比較的少ないものの、ボーナスが年収の大きな割合を占めている点が特徴です。
東京エレクトロンの平均年収推移
年度 | 平均年収 |
---|---|
2021 | 1,285万円 |
2020 | 1,179万円 |
2019 | 1,149万円 |
2018 | 1,272万円 |
2017 | 1,077万円 |
出典:各年度の有価証券報告書
東京エレクトロンの平均年収は、2017年から2021年度の間で、約200万円ほど上昇しています。新型コロナウイルスの影響による業績不振に伴い、2019年度には平均年収が約130万円ほど下がりました。
しかし、2019年以降は、半導体需要の増加によって右肩上がりで業績を伸ばしており、2021年の平均年収は、直近の5年間で最も高いです。
【総合職】東京エレクトロンの学歴別初任給
学歴 | 1年目の 推定平均年収 |
初任給 |
---|---|---|
博士卒 | 390万円 | 243,700円 |
修士卒 | 350万円 | 205,500円 |
学部 高専専攻科卒 |
330万円 | 190,300円 |
短大 高専本科卒 |
300万円 | 165,100円 |
出典:採用情報|東京エレクトロン
※推定平均年収はボーナスを含めず、各種手当を考慮して算出
東京エレクトロンの総合職の初任給は、博士卒で243,700円、修士卒で205,500円、学部・高専専攻科卒で190,300円、短大・高専本科卒で165,100円です。
日本の学歴別の初任給の平均は、修士卒が238,900円、学部卒が210,200円(参考:厚生労働省)であり、初任給に関しては、やや低い給与水準であることが分かります。
【一般職】東京エレクトロンの学歴別初任給
学歴 | 1年目の 推定平均年収 |
初任給 |
---|---|---|
学部卒 | 東京:340万円 熊本:300万円 |
東京:200,000円 熊本:170,000円 |
短大卒 | 東京:315万円 熊本:290万円 |
東京:179,000円 熊本:155,000円 |
出典:採用情報|東京エレクトロン
※推定平均年収はボーナスを含めず、各種手当を考慮して算出
東京エレクトロンの一般職の初任給は、勤務地で大きく異なり、東京と熊本では2.4万円~3万円ほど給与の差があります。
一般職に関しても、日本の学歴別初任給の平均を下回っており、入社直後から高収入を得ることは難しいです。
東京エレクトロンの職種別平均年収
職種 | 平均年収 | 年収範囲 |
---|---|---|
営業 | 720万円 | 370万~1,300万円 |
エンジニア・SE | 746万円 | 340万~1,500万円 |
事務 | 753万円 | 360万~1,360万円 |
東京エレクトロンの職種別平均年収は、営業職が720万円、エンジニア・SE職が746万円、事務職が753万円です。
職種による給与の差は少なく、どの職種においても高収入が狙えます。
東京エレクトロンの年齢別平均年収
年齢 | 平均年収 |
---|---|
25歳 | 500万円 |
30歳 | 650万円 |
35歳 | 750万円 |
40歳 | 860万円 |
45歳 | 1,080万円 |
東京エレクトロンの年齢別平均年収は、25歳~45歳で500万~1,080万円です。25歳~45歳は、役職または管理職への昇格機会が多く、右肩上がり平均年収が上昇しています。
役職者の割合が高い40代後半では、安定して1,000万円以上の収入が見込めます。
メーカー企業に転職したいならエージェントに相談すべき
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東京エレクトロンと他社の年収比較
競合他社との年収ランキング
企業名 | 平均年収 |
---|---|
東京エレクトロン | 1,285万円 |
レーザーテック | 1,379万円 |
ディスコ | 1,140万円 |
ローツェ | 1,123万円 |
アドバンテスト | 1,019万円 |
東京応化工業 | 860万円 |
信越化学工業 | 854万円 |
SCREEN ホールディングス |
823万円 |
ニコン | 812万円 |
住友重機械工業 | 807万円 |
日本電子 | 774万円 |
引用:各社の有価証券報告書
東京エレクトロンは、半導体製造装置メーカーの中でもトップクラスの年収です。半導体製造装置事業において、日本だけでなく世界でも高いシェアを獲得しています。
最も平均年収が高かったのは、半導体マスクの検査装置の製造・販売において、世界トップシェアを誇るレーザーテックでした。
半導体関連事業は将来性が高いため、今後もさらなる売上の増加や平均年収の底上げが期待できます。
東京エレクトロンと同等の年収を稼げる企業一覧
企業名 | 年収 | 業界 | 売上高 | 平均勤続年数 | 平均年齢 | 従業員数 |
---|---|---|---|---|---|---|
東京エレクトロン | 1,285万円(↑) | メーカー | 2兆円(↑) | 16.4年 | 44.0歳 | 1,771人 |
住友商事 | 1,356万円(↓) | 総合商社 | 4.6兆円(↓) | 18.1年 | 42.7歳 | 5,240人 |
東京海上日動 火災保険 |
1,292万円(↑) | 金融・保険 | 5.4兆円(↓) | 18.1年 | 43.7歳 | 811人 |
三菱地所 | 1,267万円(↓) | 不動産 | 1.2兆円(↓) | 15年 | 41.3歳 | 953人 |
三井不動産 | 1,273万円(-) | 不動産 | 2兆円(↑) | 11年 | 40.8歳 | 1,776人 |
野村総合研究所 | 1,225万円(↓) | IT・情報通信 | 5,503億円(↑) | 14.7年 | 40.5歳 | 6,507人 |
第一三共 | 1,116万円(↓) | 医薬品・化粧品 | 9,625億円(↓) | 19.6年 | 44.4歳 | 5,703人 |
丸紅 | 1,192万円(↓) | 総合商社 | 6.3兆円(↓) | 17.5年 | 42.2歳 | 4,389人 |
東京エレクトロンと同等の年収を稼げる企業は、総合商社や不動産など、各業界を代表する日本の大企業が挙げられます。
他業界の大企業と比較しても、東京エレクトロンの平均年収は高いです。平均勤続年数も16.4年で長期的な勤務が期待でき、安定してキャリアアップが狙えます。
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東京エレクトロンは昇給・昇格しやすい?
東京エレクトロンは昇給・昇格しやすい
東京エレクトロンは、年功序列ではなく実力主義であるため、昇給・昇格しやすいです。年齢や学歴に関係なく、成果を挙げられれば、東京エレクトロンでは評価されます。
役職が上がるにつれ、ボーナスがたくさん貰えて年収が高くなる仕組みなので、主体的に仕事を進められる人であれば、早期昇給・昇格が望めます。
評価制度が曖昧な部分がある
東京エレクトロンの社員の中には、評価制度が曖昧なために、昇給・昇格の面で不満を感じている方が見受けられます。
評価制度の変更があり、絶対評価を取り入れているものの、昇格の決定は上司の裁量が大きいです。口コミのように、実績やスキルの優劣を問わず、主観的な判断で評価が決まるケースがあります。
そのため、主体的に評価基準を聞く姿勢や、普段から上司とのコミュニケーションを取ることが、昇給・昇格のコツです。
東京エレクトロンのボーナス・残業代はいくら?
ボーナス(年) | 約40万~750万円 |
---|---|
残業代(月) | 約3万~25万円 |
東京エレクトロンのボーナスは約40万~750万円
東京エレクトロンでは、年2回のボーナスが設定されており、約40万~750万円の報酬を得られます。
日本経済新聞のデータによると、2022年夏のボーナス平均額は約290万円であり、全企業の中で2番目に多い支給額であることが分かりました。
会社全体の業績に応じてボーナス額は変動し、約5か月前後の基本給分の金額が支給されるようです。基本給に応じて報酬額は変動するため、役職が上がるほど高額なボーナスを得られます。
東京エレクトロンの残業代は約3万~25万円
東京エレクトロンの残業代は約3万円~25万円です。残業管理を徹底しているため、働いた時間分の残業手当を得られます。
基本給がやや低めであるため、残業代で収入を多く稼いでいるという人は多いです。近年は、働き方改革により、残業時間そのものが減少しつつあります。
東京エレクトロンの福利厚生
福利厚生 |
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出典:東京エレクトロンHP
東京エレクトロンでは、大企業ならではの充実した福利厚生が設定されています。
中でも、健康診断実施や人間ドッグ、予防接種の無償化、宿泊・レジャー施設の優待利用など、社員の健康やプライベートの充実を図ったサービスが多いです。
育休・産休制度等の育児支援も充実しており、女性でも長期的なキャリアを目指せる環境が整っています。
東京エレクトロンに転職する方法
転職エージェントから応募【おすすめ】
東京エレクトロンへの応募は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。応募書類の添削や面接対策をはじめ、面接の日程調整や給与交渉まで、応募者と企業の間に入ってサポートしてくれます。
中でも、マイナビメーカーエージェントやビズリーチは、メーカー企業への転職成功実績が多いおすすめの転職エージェントです。
求人数も多いので、東京エレクトロンに限らず、同じ業種・職種の紹介を受けられる可能性もあります。
転職サイトから応募
転職エージェントに次いでおすすめなのは、リクナビNEXTやdoda(デューダ)などの転職サイトを使った応募です。転職サイトでは、東京エレクトロンの求人情報を自分で探して応募します。
転職サイトのお気に入り登録や通知機能などを使えば、応募ややり取りをスムーズに進められます。
ただし、東京エレクトロンのような大企業は、非公開求人として募集することが多く、求人情報が見つからない可能性もあるので注意が必要です。
コーポレートサイトから応募
東京エレクトロンのコーポレートサイトから応募することもできます。企業のリクルートページから応募するやり方です。
ただし、企業HPからの申し込みは応募者が殺到し、難易度が高くなるのでおすすめしません。まずは無料で使える転職エージェントに登録し、プロのサポートを受けながら有利に転職活動を進めましょう。
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東京エレクトロンへの転職を成功させるコツ
キャリア・スキルの棚卸しをする
転職活動を始める前に、キャリア・スキルの棚卸しをしましょう。現職(前職)でどんな業務を行ってきたのか、何ができるのかを整理することで、転職先を考える参考になります。
また、企業側が求職者に求めるのは「即戦力」です。現職(前職)では役に立ったスキルも、転職先で即戦力とならなければ、まったくアピールポイントになりません。
どの業種・職種でも使えるスキルとして、マネジメントやリーダー経験があれば有利になります。他にも、英語力やコミュニケーション能力なども、東京エレクトロンでは評価されやすいです。
転職理由を明確にする
東京エレクトロンへの転職を成功させるコツは、転職理由を明確にすることです。転職理由があいまいなままだと、転職先でも同じ悩みに直面してしまう可能性が高く、転職した意味が無くなります。
場合によっては、転職せずに済むこともあります。冷静に転職理由を考えた結果、今の仕事のまま解決できる悩みだった、というのはよくある話です。
また、転職理由を明確にすることは、面接対策のひとつでもあります。とくに現職の勤続年数が短い場合、転職理由に軸が無いと「採用してもすぐに辞めてしまうかも」という悪印象を与えかねません。
企業分析を入念に行う
東京エレクトロンの求人に応募することを決めたら、企業研究を入念に行いましょう。
面接対策として応募先の企業について勉強するのはもちろんですが、企業研究をする中で、本当にその企業が自分に合っているかを見極める参考にもなります。
事業内容や経営理念、社風、今後の事業方針は最低限チェックが必要です。また、その会社に決めた「最大の理由」は、面接の際に言葉にできるよう突き詰めて準備しましょう。
東京エレクトロンに関するよくある質問
評価制度は何が重要視される?
東京エレクトロンの評価では、業務成績が最も重要視されます。コンスタントに成果を上げることが、キャリアアップへの近道です。
社員になるには学歴は必要?
東京エレクトロンへの入社は、新卒採用の場合、短大または高専卒以上の学歴が必要です。中途採用の場合、学歴は問われないものの、少なくとも3年以上の実務経験や高い英語力が問われます。
面接ではどんなことが聞かれる?
東京エレクトロンの面接では、自己PRや志望動機の他に、企業への理解度や英語力が問われる質問が多いです。東京エレクトロンでは、グローバルに活躍できる人材を求めています。
自己分析や企業研究を行い、競合他社との違いや自身の強みをアピールできるよう、十分に対策をしてから面接へ臨みましょう。
東京エレクトロンは激務でやばい?
東京エレクトロンは、事業の内容によって忙しさは異なりますが、残業時間の少なさから一概に激務とは言えません。
近年では、働き方改革の一環で残業時間の削減が進められており、ワークライフバランスへの取り組みを強化しています。
まとめ
東京エレクトロンの平均年収は1,285万円で、日本平均よりもはるかに高いです。成果主義であるため、昇給・昇格が狙いやすく、45歳では安定して1,000万円以上の年収が見込めます。
充実した福利厚生や風通しの良い職場環境が特徴で、長期的なキャリア形成が可能です。半導体関連事業は、今後も高い需要が見込まれるため、さらなる売上の向上や平均年収の底上げも期待できます。
東京エレクトロンに転職するなら、転職エージェントを活用しましょう。マイナビメーカーエージェントのような、業界に特化したサービスを利用することで、転職成功率をより高められます。