「手取り32万円の年収や額面はいくら?」
「手取り32万円で4人家族は養える?」
手取り32万円は、額面で約41万円必要です。50代男性の平均と同じくらいの手取り額ですが、生活レベルや家賃はどれくらいが適正なのか気になりますよね。
この記事では、手取り32万で働く人の年収や額面、生活レベル、家賃相場などを紹介します。また、住宅ローンの目安や収入を上げる方法なども記載しています。
手取り32万円以上を目指すなら、手厚い転職サポートが受けられる「マイナビエージェント」には必ず登録しておきましょう。ハイクラス求人が豊富な「ビズリーチ」も併用すると、さらに転職の成功率が上げられます。
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目次
手取り32万円の家賃相場は10.6万円
手取り金額の33%が家賃相場
家賃の目安 | |
---|---|
34万円 | 112,000円 |
33万円 | 109,000円 |
32万円 | 106,000円 |
31万円 | 103,000円 |
30万円 | 100,000円 |
手取り32万円の家賃相場は10.6万円です。手取り額の33%が家賃相場と覚えておくと良いでしょう。手取りの33%を超えると食費や娯楽費を削ったり、貯金額が少なくなります。
家賃補助があるなら予算に上乗せできる
勤務先から家賃補助が支給されているなら、予算に上乗せして部屋を探せます。厚生労働省の「令和2年就労条件総合調査」によると、家賃補助の平均は1.78万円です。
ただし、家賃補助は企業の業績や都合によって打ち切られる可能性があります。家賃補助がなくなるリスクも踏まえて部屋を探すのがおすすめです。
地域別の家賃相場
エリア | 1人暮らし (1K/1DK) | 2人暮らし (1LDK/2K/2DK) | 3・4人家族 (2LDK/3K/3DK) |
---|---|---|---|
東京23区 | 7~9万円 | 9~12万円 | 10~15万円 |
東京23区外 | 5~7万円 | 7~10万円 | 8~12万円 |
首都圏 (神奈川・埼玉・千葉) | 5~7万円 | 6~9万円 | 7~10万円 |
主要都市 (大阪・名古屋・福岡) | 4~6万円 | 6~8万円 | 7~10万円 |
家賃の予算を10.6万円で部屋を探した場合、1人暮らしなら東京23区内でも物件があります。東京23区外や近隣の県なら条件の良い物件を選べたり、生活費に余裕を持たせられます。
2人暮らし以上でも東京23区内に住めますが、築年数や住宅設備、駅までの距離などで妥協が必要です。
手取り32万円の年収と額面
手取り32万円でボーナスなしの年収は約494万円
手取り32万円でボーナスなしの年収は約494万円です。手取り32万円の額面は41.2万円なので、12ヶ月分で計算した494万円が年収になります。
手取り32万円でボーナスありの年収は582万円
手取り32万円でボーナス(1ヶ月分)が年2回ある場合の年収は約582万円です。
求人の年収がボーナス込みで記載されていた場合は、月収額面から手取り計算をすれば1ヶ月分の手取り額がわかります。
手取り32万円は額面で41.2万円必要
手取り32万円には額面41.2万円/月が必要 | |||
---|---|---|---|
支給 | 控除 | ||
基本給 | 393,866円 | 健康保険 | 20,500円 |
住宅手当 | 17,800円 | 厚生年金 | 37,515円 |
– | – | 雇用保険 | 2,470円 |
– | – | 所得税 | 11,091円 |
– | – | 住民税 | 20,050円 |
総支給額 | 411,666円 | 控除額合計 | 91,626円 |
月の手取り額 | |||
320,040円 |
手取り32万円を実現するには、額面(総支給額)で41.2万円必要です。基本給や各種手当などの総支給額から、所得税や住民税、社会保険料を引いた額が1ヶ月の手取りになります。
扶養家族の有無で税率が変わりますが、手取り額は額面のおよそ8割と覚えておくと簡単です。
月収32万円なら手取りは25.2万円
月収が32万円の場合、手取り額は25.2万円になります。年収はボーナスの有無で変わりますが、ボーナスなしなら384万円、ボーナスが2ヶ月分なら448万円です。
手取り32万円は日本の平均月収よりも高い
平均月収 | 31.2万円 |
---|---|
男性平均 | 34.2万円 |
女性平均 | 25.9万円 |
手取り32万円は日本の平均月収よりも高いです。手取り32万円の月収は41.2万円なので、男性なら7.4万円、女性では15.7万円高い月収になります。
手取り収入アップを狙うなら転職エージェントのサービスがおすすめ
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手取り32万円は少ない?年齢・男女別の平均月収と比較
【年齢別】手取り32万円はどの年代でも平均以上
年齢 | 平均月給 | 手取り(×0.8) |
---|---|---|
~19歳 | 18.4万円 | 14.7万円 |
20~24歳 | 21.9万円 | 17.5万円 |
25~29歳 | 25.1万円 | 20.1万円 |
30~34歳 | 28.1万円 | 22.5万円 |
35~39歳 | 31.3万円 | 25.0万円 |
40~44歳 | 33.4万円 | 26.7万円 |
45~49歳 | 34.9万円 | 27.9万円 |
50~54歳 | 36.5万円 | 29.2万円 |
55~59歳 | 37.0万円 | 29.6万円 |
60~64歳 | 29.6万円 | 23.7万円 |
65~69歳 | 25.8万円 | 20.6万円 |
70歳~ | 23.8万円 | 19.0万円 |
全年代 | 31.2万円 | 24.9万円 |
手取り32万円(月収41.2万円)はどの年代でも平均以上の月収です。手取り32万円は少ないとは言えません。
20~30代で手取りが32万円なら金銭的には勝ち組と言ってもいいでしょう。55~59歳の平均月給よりも稼いでいます。
【男女別】手取り32万円は女性なら高収入
年齢 | 男性 | 女性 | 全体 |
---|---|---|---|
~19歳 | 18.8万円 | 17.8万円 | 18.4万円 |
20~24歳 | 22.1万円 | 21.6万円 | 21.9万円 |
25~29歳 | 25.9万円 | 24.1万円 | 25.1万円 |
30~34歳 | 29.7万円 | 25.4万円 | 28.1万円 |
35~39歳 | 33.6万円 | 26.8万円 | 31.3万円 |
40~44歳 | 36.4万円 | 27.6万円 | 33.4万円 |
45~49歳 | 38.8万円 | 27.9万円 | 34.9万円 |
50~54歳 | 41.1万円 | 27.9万円 | 36.5万円 |
55~59歳 | 41.7万円 | 28.0万円 | 37.0万円 |
60~64歳 | 32.2万円 | 23.7万円 | 29.6万円 |
65~69歳 | 27.5万円 | 21.6万円 | 25.8万円 |
70歳~ | 24.6万円 | 21.8万円 | 23.8万円 |
全年代 | 34.2万円 | 25.9万円 | 31.2万円 |
手取り32万円(月収41.2万円)は女性なら高収入です。最も高い平均月給が28万円なので13.6万円も多く稼いでいます。
男性は55~59歳と同じ平均月給を稼いでいます。20~30代の男性なら高収入と言って良いでしょう。
【平均年収との比較】手取り32万円は日本全体の平均年収を上回る
年収額 | |
---|---|
日本全体の年収 | 458万円 |
手取り32万円 (ボーナスなし) |
494万円 |
手取り32万円 (ボーナスあり) |
582.4万円 |
国税庁が発表している給与実態統計調査結果によると、日本の平均年収は458万円です。手取り32万円なら日本全体の平均を上回る年収を稼げています。
手取り32万の生活レベルと貯金額
【独身・実家暮らし】手取り32万円は15万円ほど貯金できる
出費 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
家賃 | 65,000円 | 実家への生活費 |
水道光熱費 | 0円 | ‐ |
食費 | 35,000円 | 外食費等 |
携帯代含む通信費 | 10,000円 | ‐ |
交通費 | 4,000円 | ‐ |
趣味含む娯楽費 | 50,000円 | ‐ |
雑費 | 5,000円 | ‐ |
貯金 | 151,000円 | ‐ |
手取り32万円で独身の実家暮らしなら、15万円貯金できるほどの余裕があります。実家への生活費で6.5万円を入れても生活に困ることはありません。
実家暮らしなら外食や趣味への出費を惜しまずに、結婚や老後に向けての貯蓄が可能です。
また、実家暮らしの場合、貯金は手取りの40%以上がおすすめです。手取り32万円の40%は12.8万円なので、節約を気にせず貯金ができます。
【独身・1人暮らし】手取り32万円は趣味を楽しみながら貯金ができる
出費 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
家賃 | 100,000円 | – |
水道光熱費 | 10,000円 | ‐ |
食費 | 45,000円 | 1日1,500円計算 |
携帯代含む通信費 | 10,000円 | ‐ |
交通費 | 4,000円 | ‐ |
趣味含む娯楽費 | 60,000円 | ‐ |
雑費 | 6,000円 | ‐ |
貯金 | 95,000円 | ‐ |
手取り32万円で独身の一人暮らしなら、趣味を楽しみながら貯金ができます。家賃が10万円の部屋に住み、趣味で6万円使っても9.5万円貯金ができます。
家賃や趣味の消費を抑えれば毎月10万円以上の貯金も可能です。結婚や出産、急な病気・怪我などに備えるなら、余裕があるときに貯めておくのがおすすめです。
【夫婦・カップル】手取り32万円は東京23区内や首都圏の広い部屋に住める
出費 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
家賃 | 100,000円 | – |
水道光熱費 | 15,000円 | ‐ |
食費 | 75,000円 | 1日2,500円計算 |
携帯代含む通信費 | 16,000円 | 家族割加入 |
交通費 | 8,000円 | ‐ |
趣味含む娯楽費 | 30,000円 | ‐ |
雑費 | 10,000円 | ‐ |
貯金 | 66,000円 | ‐ |
手取り32万円で夫婦やカップルの二人暮らしなら、東京23区内や首都圏の広い部屋に住めます。家賃を10万円までに抑えておけば、娯楽に多少使っても貯金に回せるお金が残せます。
共働きの場合なら、生活のレベルを上げたりパートナーの収入を全て貯金に回すこともできます。
【家族3人(子供1人)】手取り32万円なら3人家族を養える
出費 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
家賃 | 120,000円 | – |
水道光熱費 | 20,000円 | ‐ |
食費 | 75,000円 | 1日2,500円計算 |
携帯代含む通信費 | 16,000円 | 家族割加入 |
交通費 | 8,000円 | ‐ |
養育費 | 20,000円 | – |
保険代 | 15,000円 | ‐ |
雑費 | 15,000円 | ‐ |
貯金 | 31,000円 | ‐ |
手取り32万円なら家族3人を養えます。貯金が3.1万円になっていますが、家賃や食費などを節約すればもう少し貯蓄に回せます。
子供にかかるお金は年々増えていきます。貯金を増やすために、共働きや家族手当が手厚い企業へ転職するなどを視野に入れておくのがおすすめです。
【家族4人】手取り32万円は4人家族だと貯金が難しくなる
出費 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
家賃 | 120,000円 | – |
水道光熱費 | 20,000円 | ‐ |
食費 | 90,000円 | 1日3,000円計算 |
携帯代含む通信費 | 16,000円 | 家族割加入 |
交通費 | 8,000円 | ‐ |
養育費 | 4,000円 | – |
保険代 | 15,000円 | ‐ |
雑費 | 15,000円 | ‐ |
貯金 | 16,000円 | ‐ |
手取り32万円は4人家族を養えますが、貯金が難しくなります。節約をしても余裕がある生活とは言えないので、収入を増やす方向で将来を考えるべきです。
共働きをするのが現実的ですが、基本給が高い会社や、家賃補助や家族手当などの福利厚生が整っている会社への転職がおすすめです。
ビズリーチ |
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手取り32万円で組める住宅ローンはいくら?
手取り32万円で住宅ローンを組む場合、3,500万円前後が妥当な金額です。住宅ローンの返済額を家賃の目安と同額の10万円、返済期間を35年で計算した場合、金利1%の借入可能額は3,542万円でした。
また、フラット35の試算では、年収580万円で借り入れられる最高限度額は約6,000万円でした。しかし、収入の半分以上をローンの支払いに費やすのでおすすめしません。
将来の貯蓄や子どもの教育費などを考慮し、無理のない範囲で住宅ローンを組みましょう。
手取り32万円で購入できる車の予算は?
手取り32万円で車を購入する場合、予算は250~290万円がおすすめです。年収の半分が無理なく購入できるとされている目安のためです。
手取り32万円の年収はボーナスなしで449.2万円、ボーナスありでは582.4万円なので半分を予算の目安にしました。
ただ、車の購入後は保険料や車検代、ガソリン代など多くの維持費がかかります。ローンを組む場合は利息も発生するので、今後の生活に支障が出ないか計算しておきましょう。
手取り32万円に近い給与帯の月収・年収目安
手取り32万円に近い給与帯の月収・年収目安を一覧でまとめました。東京都在住、ボーナスなし、扶養家族なしでシミュレーションしてあります。
それぞれの手取りをタップ(クリック)すると、対応する解説記事に移動できます。
月収 | 年収 | |
---|---|---|
手取り27万円 | 34.3万円 | 412万円 |
手取り28万円 | 35.7万円 | 429万円 |
手取り29万円 | 37.2万円 | 446万円 |
手取り30万円 | 38.4万円 | 461万円 |
手取り31万円 | 40.0万円 | 480万円 |
手取り32万円 | 41.1万円 | 494万円 |
手取り33万円 | 42.8万円 | 514万円 |
手取り34万円 | 44.0万円 | 528万円 |
手取り35万円 | 45.5万円 | 547万円 |
手取り36万円 | 46.8万円 | 562万円 |
手取り37万円 | 48.0万円 | 576万円 |
手取り38万円 | 49.5万円 | 595万円 |
手取り39万円 | 50.8万円 | 610万円 |
※実際の月収・年収は、手当の支給額や扶養家族の人数などによって異なります。あくまで参考程度に留めてください。
手取り32万円を上げる方法
- 昇進昇格で昇給する
- 副業を行う
- 起業・フリーランスとして働く
- 投資する
- 転職する
1.昇進昇格で給与を上げる
手取りを上げたいなら、昇進・昇格を狙うのが現実的です。積極的に成果を上げて会社からの評価を得れば、昇進・昇格で手取りを上げられます。
注意点として、給与テーブル・昇給・昇格の基準は確認しておきましょう。給与テーブルによっては、目指す収入に届かないこともありますし、昇格基準が曖昧だと、努力したのに昇格に繋がらない場合もあります。
何を達成したら昇格、昇給後の給料はいくら、などを上司に確認すべきです。また、会社の給与形態が年功序列で、自身の努力で給与を上げられない場合は転職を考えても良いでしょう。
資格やスキルを習得する
資格やスキルの習得で手取りを増やせる場合があります。資格やスキルは昇進・昇格の武器になりますし、会社によっては資格手当で数千円から数万円の手当が付くこともあります。
またスキルによっては、副業・起業や転職にも活かせます。英語や中国語などの語学は汎用的に使えますし、簿記などの資格も社会人として持っていて損はありません。
2.副業を行う
副業を行うのも1つの手です。フリーランスのサイトなどで、副業を行いやすい社会になってはいますが、副業が許されている会社であることと、副業できる時間が確保できることが必須になってきます。
副業にも種類があるので、体に負担がかからないかつ、収入が高い副業をみつけましょう。しかし、副業ができる前提の話なので、副業が許されていない、時間が確保できない場合は、昇進昇格を目指すのが良いでしょう。
副業ができるなら、現在の仕事につながる仕事や、フリーランス・起業・転職につながる副業がおすすめです。
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3.起業・フリーランスとして働く
起業やフリーランスとして働く方法も、手取りを増やす方法です。特に起業は成功すれば大幅な収入アップも望めますが、その分初期費用がかかったり成功率も低いなどリスクが大きいです。
また、フリーランスとして稼ぐにも仕事の依頼が来ない事には始まらないので、自分を売り込むためのスキルアップは必要になります。
起業・フリーランスを考えているなら、まず副業としてビジネスを始め、見通しがついてから独立する選択肢を検討しましょう。
4.投資する
投資をして収入を増やす方法もあります。2024年からは、利益に対して税金が掛からなくなる新NISAが始まっており、初心者でも投資を始めやすい環境になりました。
元金が減るリスクや、すぐに大きな収入にならないという欠点はありますが、手間をかけずに収入を増やせる可能性が高いので、余裕資産は投資に回すことをおすすめします。
手取り32万の場合、多額の投資資金を用意するのは難しいので、将来のための資産運用として小額から始めてみましょう。投資信託であれば、数千円から始められるものもあります。
5.転職する
手取りを上げるなら、給料が高い会社に転職することが最も現実的です。もちろん現職で給与が上がる見込みがあれば、転職するリスクをとらない方が懸命かもしれませんが、大幅に給与が上がる可能性は低いです。
もし給与が上がる見込みがなかったり、上がったとしても微々たるものであれば、早めに行動した方が良いでしょう。ただし、その際にはリスクを抑えるため、在職中に転職活動を行うのをおすすめします。
まずはビズリーチに登録し、自分が市場でどれぐらいの価値があるのかを確認しましょう。市場価値を知ってからの方が効率的に転職活動を進められ、年収アップのチャンスも増えます。
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手取り32万におすすめの節税対策
【おすすめ節税対策】ふるさと納税を活用する
節税対策として「ふるさと納税」がおすすめです。ふるさと納税とはお好きな自治体に寄付をすることで、所得税の還付や返礼品がもらえる制度です。
実質自己負担額2,000円を差し引いた納税額が控除されます。また、ふるさと納税の上限額は年収によって定められており、家族構成によっても変わってきます。詳しくは各ポータルサイトで確認してください。
【おすすめ節税対策】iDeCoやNISAで資産運用をする
iDeCoや新NISAなどの非課税の投資制度を利用することで、資産形成をしながら節税対策が可能です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で年金資産をつくる制度です。原則60歳まで引き出せないという縛りはありますが、運用益には税金がかかりません。また、iDeCoへの掛け金が所得控除になるため、毎年の税金も減らせます。
新NISAは、年間最大360万円までの投資による運用益に税金がかからなくなる制度です。投資信託や株に投資することで、資産形成を図れます。
手取り32万円がきつい場合の節約術
手取りが32万円あっても、都心で暮らしていると、思ったよりも生活費がかかってしまう場合があります。お金に余裕がない人は、以下のような方法でライフスタイルを改善するのがおすすめです。
出費の管理を行う【家計簿アプリを活用】
節約を始めるなら、まずは出費を管理することから始めましょう。無駄な出費を把握すれば、節約の見通しが立てやすくなります。家計簿アプリを活用するのがおすすめです。
出費に意識を向けることで、必要のない日用品の購入や外食など、普段気にしていなかった無駄遣いを減らせます。また、通信費や保険料、サブスクなどの固定費で必要以上の支払いがある項目にも気づきやすいです。
キャッシュレス決済でポイントを貯める
キャッシュレス決済を使うことで、支払金額の0.5~1%がポイントとして還元されます。貯まったポイントは、1円分として他の買い物に利用できるため、現金で支払うよりも断然お得です。
また、電子マネー決済はクレジットカードと紐づけることで、1回の支払いで得られるポイントを多くできます。電子マネーの決済時だけでなく、クレジットカードからチャージするタイミングでもポイント還元されるためです。
中でもおすすめなのは、楽天ペイやd払いです。楽天ペイは還元率が1%と高く、カードとの併用で最大1.5%分のポイントが付与されます。d払いはクレカやポイントカードの併用で、最大3.5%分のポイント還元があります。
クーポンアプリを使い倒す
クーポンアプリを使うことで、買い物や食事などの際に割引や特典サービスが受けられます。1回あたりの割引率や値引き額は少ないですが、毎日利用すれば大きな節約につながります。
クーポンアプリは、ダウンロードするだけですぐに利用できる手軽さが魅力です。また、ポイント機能があるクーポンアプリを使えば、よりお得に買い物を楽しめます。
節約したい人は、無料でダウンロードできるクーポンアプリがおすすめです。有料のクーポンアプリの場合は、お店の利用頻度や割引率を加味して利用すべきかを検討しましょう。
食費を節約するために自炊
外食の多い人は、自炊をすることで食費を節約できます。「イエプラコラム」の調査によると、自炊中心の人の1ヶ月の食費は3万円でした。外食中心の人の食費は5.5万円です。自炊で2.5万円の節約が期待できます。
自炊で節約する際には、毎月の食費をあらかじめ決めておくことが重要です。予算を決めておくことで、不必要な食材の購入を避けられます。節約のための自炊なのに、贅沢をしてしまっては意味がありません。
また、スーパーのセールを上手く使うのもおすすめです。セール日に食材をまとめて購入して冷凍しておけば、いっそう食費を抑えられます。
格安SIMなどで通信費を安くする
大手キャリアのスマホを契約している場合、格安SIMに乗り換えることで毎月4,000円以上の節約が見込めます。
総務省の実施した家計調査によると、単身世帯の通信費の平均は6,610円、総世帯では10,133円です。格安SIMの平均月額は約2,000円と言われており、通信費の大幅な削減が期待できます。
ガス代・電気代はセット割などを検討
ガス会社の提供している新電力を利用することで、ガス代・電気代のセット割を受けられる場合があります。例えば、東京ガスは、同社の提供している「東京ガスのでんき」とあわせて使えば、0.5%の割引を受けられます。
ガス代・電気代は、様々な事業者で取り扱えるよう自由化が進んでおり、従来のプランを見直すことで固定費の削減が可能です。
家計調査によると、単身世帯のガス代・電気代の平均は10,085円、総世帯では14,749円です。毎月の支払額が平均よりも多いのであれば、一度料金プランを見直してみましょう。
保険は見直すだけで割安にできる
保険に加入している場合、プランを見直すだけで固定費の削減が期待できます。保障プランは年々新しくなっており、従来のサービスよりも保険料の支払額を安く抑えられるケースが多いです。
固定費の削減では、必要性が低い保険を解約することも1つの方法です。例えば、独身の場合、死亡保険に加入する優先度は低いです。また、若いうちは長期入院のリスクが低いため、医療保険に加入するメリットは少ないと言えます。
プランによっては、契約の自動更新で、気付かないうちに保険料が上がっていることも考えられます。保険に加入して何年も経過しているなら、プランの種類や保障内容を見直す機会を設けましょう。
まとめ
手取り32万円は日本の平均年収からすると高収入です。生活レベルは1人や2人暮らしなら余裕がありますが、4人家族になると貯金が難しくなります。
もし、手取り32万円で生活が厳しいなら、年収アップを目指しましょう。基本的には昇給・昇格を狙うべきですが、年収アップが見込めないなら高収入の企業への転職がおすすめです。
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