「職業別年収ランキングが知りたい!」
「年収が高い職業はどんなのがあるの?」
現在の職業の年収に不満があり転職を考えている人は多いと思います。日本全体の平均年収は460万円なので(参考:国税庁)、他の職業がどれだけ高いのか低いのか気になりますよね。
そこで、この記事では職業別年収ランキングTOP144を紹介します。男女計や男女別のほかに、職業別平均年収の過去10年間の推移も解説しているので参考にしてください。
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- キャリハイ@編集部
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職業別年収ランキングTOP144【令和5年男女計】
職業別年収ランキングの男女計で1位は航空機操縦士の1,779万円です。基本賃金の水準が高いのにあわせて、乗務時間ごとに乗務手当も付くので高収入を得ています。
また、医師や弁護士なども平均年収1,000万円を超えています。20位までにランクインしている平均年収が高い職業は高度な専門知識・技術や、難関資格、学歴などが必要なケースが多いです。
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男女別のランキングはこちら | |
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▼男性の平均年収 | ▼女性の平均年収 |
1位:航空機操縦士【平均年収:1,779万円】
航空機操縦士 | 代表例:パイロット、航空機関士 |
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平均年収 | 男女計:1,779万円 男性:1,801万円 女性:510万円 |
平均月収 | 男女計:138万円 男性:140万円 女性:37万円 |
平均賞与 | 男女計:122万円 男性:124万円 女性:61万円 |
職業別年収ランキング1位は航空機操縦士で1,779万円です。多くの人の命を預かる仕事で、旅客機を運行するための定期運送用操縦士の資格も必要なので、高い収入を得ています。
航空機操縦士は管制機関との交信を英語でおこなうので、高い語学力が必要です。身体検査や心理検査、口述試験、操縦適性検査などもクリアしなければならないので難関の職業と言えます。
また、航空機関士男女の賃金格差が大きい職業です。女性パイロットの活躍の場が少なく、育休や産休などで男性よりも勤続年数が短いのも要因と考えられます。
2位:医師【平均年収:1,436万円】
医師 | 代表例:医師、病院長、診療所長 |
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平均年収 | 男女計:1,436万円 男性:1,522万円 女性:1,148万円 |
平均月収 | 男女計:109万円 男性:115万円 女性:88万円 |
平均賞与 | 男女計:128万円 男性:137万円 女性:97万円 |
職業別年収ランキング2位は医師で1,436万円です。医師は大学医学部で6年間専門知識や技術を学び、医師免許を取得しないと就けません。研修医として最低2年間の臨床研修も必須です。
医師になる難易度はトップクラスですが、男女ともに平均年収1,000万円以上の高収入を得られます。開業医として独立すれば2,000万円を超えるケースも多いです。
ただし、医師として現場で働けるようになっても、患者の命を預かる責任や最新医療の習得が求められます。
3位:法務従事者【平均年収:1,121万円】
法務従事者 | 代表例:弁護士、司法書士、弁理士 |
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平均年収 | 男女計:1,121万円 男性:1,176万円 女性:865万円 |
平均月収 | 男女計:77万円 男性:81万円 女性:58万円 |
平均賞与 | 男女計:197万円 男性:203万円 女性:165万円 |
平均年収ランキング3位は法務従事者で1,121万円です。弁護士や司法書士などが挙げられますが、どちらも最難関の国家試験資格が必要です。
弁護士の多くは法律事務所に所属して、民事事件や刑事事件に取り組みます。近年では企業や国、地方公共団体など様々な組織で働くケースが増えています。
なお、弁護士はキャリアの積み重ねが年収に直結します。弁護士白書2023年版によると経験年数が5年未満の平均値は575万円です。5年以上のキャリアを積んでから1,000万円以上の年収を得られます。
4位:大学教授【平均年収:1,074万円】
大学教授 | 代表例:大学、大学院、短大の教授 |
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平均年収 | 男女計:1,074万円 男性:1,086万円 女性:1,036万円 |
平均月収 | 男女計:67万円 男性:67万円 女性:64万円 |
平均賞与 | 男女計:275万円 男性:276万円 女性:271万円 |
職業別年収ランキング4位は大学教授で1,074万円です。男女の賃金格差が少ない職業で、女性も平均年収1,000万円を超えます。
ただし、初めから大学教授になれるわけではありません。初めは助手からスタートして、助教、講師、准教授を経て大学教授と、長いステップアップが必要です。
加えて、専門分野の研究の論文を継続的に出し続けて、結果を出す必要もあります。大学教授になれるのはほんの一握りですが、就ければ本業以外に公演や書籍の出版などでさらに稼げるチャンスも増えます。
5位:その他の経営、金融、保険専門職業従事者【平均年収:948万円】
専門職業従事者 | 代表例:経営コンサルタント、中小企業診断士 |
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平均年収 | 男女計:948万円 男性:1,049万円 女性:728万円 |
平均月収 | 男女計:62万円 男性:67万円 女性:51万円 |
平均賞与 | 男女計:275万円 男性:246万円 女性:119万円 |
職業別年収ランキング5位は「その他の経営、金融、保険専門職業従事者」で948万円です。経営コンサルタント、中小企業診断士などがわかりやすい例として挙げられます。
コンサルティング企業へ就職・転職するのが一番の近道ですが、入社難易度が高いことで有名です。高い問題解決能力や地頭の良さが求められ、多くの専門知識も必要とされます。
主な業務は、依頼された企業に「経営戦略」「マーケティング」「業務・人事改善」などを提案して、実現を支援します。近年では金融やITなどの大企業で経験した知識を活かして転身する人も多いです。
6位:歯科医師【平均年収:924万円】
歯科医師 | 代表例:歯科医師、歯科医院長 |
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平均年収 | 男女計:924万円 男性:1,018万円 女性:677万円 |
平均月収 | 男女計:70万円 男性:76万円 女性:53万円 |
平均賞与 | 男女計:89万円 男性:108万円 女性:41万円 |
職業別年収ランキング6位は歯科医師で924万円です。医師と同様に大学で6年間歯学について学んだ後、歯科医師国家試験に合格しないと歯科医師にはなれません。
自分で独立して開業している人が多いですが、歯科医師としての知識や技術はもちろん、患者とのコミュニケーション力も求められます。
近年では少子高齢化により、介護施設や個人宅への訪問治療のニーズが高まっています。
7位:管理的職業従事者【平均年収:885万円】
管理的職業 従事者 |
代表例:一般企業の課長職以上、国会議員、市議会議員 |
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平均年収 | 男女計:885万円 男性:897万円 女性:772万円 |
平均月収 | 男女計:56万円 男性:56万円 女性:50万円 |
平均賞与 | 男女計:216万円 男性:221万円 女性:174万円 |
職業別年収ランキング7位は管理的職業従事者で885万円です。一般企業では「課長職以上」公務員だと「国会議員」「市議会議員」などが挙げられます。
一般企業の課長職以上は、組織の方針策定や目標達成の指揮など責任が重い業務が多いです。その分、大きな裁量が与えられ、多くの収入も見込めます。
国会議員や市議会議員は、選挙に立候補して当選しないと就けない職業です。ハードルは高いですが、行政といった政治の世界で働けます。
8位:大学准教授【平均年収:862万円】
大学准教授 | 代表例:大学、大学院、短期大学の准教授 |
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平均年収 | 男女計:862万円 男性:881万円 女性:810万円 |
平均月収 | 男女計:55万円 男性:56万円 女性:52万円 |
平均賞与 | 男女計:205万円 男性:211万円 女性:191万円 |
職業別年収ランキング8位は大学准教授で862万円です。2007年の学校教育法の一部改正によって生まれた新しい役職で「助教授」から「准教授」と改められました。
大学では教授に次ぐポジションで、専門分野の研究活動と学生への教育が主な業務です。教授のサポート役ではなく、独立した教育・研究者と見なされるので、自分の研究室が持てます。
大学准教授は多数の研究実績と豊富な知識がないと就けない職業なので、多くの収入に期待できます。ただし、准教授に就任できる平均年齢が49歳なので長いステップアップが必要です。
9位:公認会計士・税理士【平均年収:747万円】
公認会計士 税理士 |
代表例:公認会計士、税理士 |
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平均年収 | 男女計:747万円 男性:782万円 女性:611万円 |
平均月収 | 男女計:51万円 男性:53万円 女性:41万円 |
平均賞与 | 男女計:139万円 男性:144万円 女性:121万円 |
職業別年収ランキング9位は「公認会計士・税理士」で747万円です。難関の国家試験資格が必須の職業なので、高収入に期待できます。
公認会計士の仕事の対象は大企業が多く、監査法人に勤務すれば毎月安定した収入を得られます。経験を積んだ後に独立をして個人事務所の設立や、一般企業でコンサルティングをする人も多いです。
税理士は、実務修習を積んでから個人事務所を開業するケースがほとんどです。2~3月中旬の確定申告の時期と、法人税の申告が集中する5月が最も忙しいと言われています。
10位:研究者【平均年収:740万円】
研究者 | 代表例:研究機関、大学、企業などの研究者 |
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平均年収 | 男女計:740万円 男性:786万円 女性:589万円 |
平均月収 | 男女計:47万円 男性:49万円 女性:39万円 |
平均賞与 | 男女計:181万円 男性:197万円 女性:127万円 |
職業別年収ランキング10位は研究者で740万円です。研究機関や大学、民間企業など活躍の場が多く、高い収入を得られます。
ただし、研究者として働くのは狭き門であり、難易度が高い職業です。研究者は非常に専門性が高く、高度な知識や能力が求められます。
研究者の主な業務は「実験」「調査」「分析」といった研究活動ですが、論文執筆や学会への参加など多岐にわたります。研究内容によっては数年かかるので、粘り強さも必要です。
職業別年収ランキングTOP143【令和5年男性】
職業別年収ランキングの男性で1位は航空機操縦士の1,801万円です。女性の平均年収が含まれていないので、男女計より22万円上がっています。
ほとんどの職業で男性の平均年収は男女計を上回る傾向が高いです。男女間での賃金格差があるのがわかります。
なお、助産師は女性のみが就ける職業なので、男性のランキングから除きました。
職業別年収ランキングTOP144【令和5年女性】
職業別年収ランキングの女性で1位は医師の1,148万円です。男性で1位だった航空機操縦士は女性だと509万円まで下がっています。女性のパイロットは活躍の場が少ないようです。
女性の平均年収は医療関係の職業が高い位置にランクインしています。医師はもちろん、助産師や看護師など女性の活躍が目立つ職業は平均年収が高く、TOP30位以内に入りました。
しかし、女性が活躍しやすい職業でも、男性との賃金格差があるようです。看護師の平均年収は女性で506万円、男性が526万円なので20万円の差がありました。
職業別平均年収の過去10年間の推移【令和5年~平成26年】
過去10年間で平均年収が上昇傾向の職業
※厚生労働省|令和5年~平成26年賃金構造基本統計調査を元に作成
過去10年間で平均年収が上昇傾向の職業は43種です。上がり幅は職業によって異なりますが、医師は過去10年間で282万円も平均年収が上がりました。
また「幼稚園教諭」「美容師」「タクシー運転手」など、元の平均年収が300万円前後の職業は50万円以上増えました。離職率が高い職業なので、人材確保のために待遇改善をおこなったと考えられます。
なお、上記にまとめた職業は、今後も年収が上昇するとは限りません。平均年収は勤務している企業や役職、景気の動向など様々な要素で左右されるためです。
過去10年間で平均年収が下降傾向の職業
※厚生労働省|令和5年~平成26年賃金構造基本統計調査を元に作成
過去10年間で平均年収が下降傾向の職業は3種ありました。平均年収の下がり幅は約30~50万円です。
特に「木、紙製品製造従事者」は下げ幅が最も大きく、54万円減少しました。電子書籍の普及により、紙の需要が下がったためと考えられます。
転職を考える際には、業界の動向や需要、各企業でおこなっているリスクヘッジなどを確認するのが良いでしょう。
平均年収が高い職業への転職におすすめの転職エージェント
転職サービス | 特徴 |
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ビズリーチ
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(出典:ビズリーチ)
ビズリーチのポイント
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主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
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非公開求人数 | 非公開 |
未経験求人 | |
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エリア |
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ビズリーチの評判と口コミ
マイナビエージェント
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(出典:マイナビエージェント)
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マイナビエージェントの評判と口コミ
職業別年収ランキング|まとめ
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