今回は、年収が420万円〜480万円あたりで3年程度停滞している、または先輩社員が皆その年収帯で足踏みをしているのをみて不安を感じている20代を対象に、記事を書かせていただいた。20代で年収が500万円ない人は焦ったほうがいいかもしれない – 20代~30代のキャリアを考えるブログの記事でも触れたので、一読してドキッとされた方も多いかもしれない。
今回はこれまで具体的には触れてこなかった副業というカードを交えて、本来は突破するのが一番難しい年収700万円の壁を超える戦略を論じてみたい。
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- キャリハイ@編集部
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目次
副業の3つリスクと負けパターン
副業というと、「ネットワークビジネス」やチケット等の「転売」などの胡散臭いビジネスをイメージする方が多いかもしれない。しかし、そうした話題は、ここでは扱わない。このブログの読者はそういった情報を期待していないだろうし、そうした情報は他をあたればいくらでもあるだろう。
そして、それ以上に、有名企業の社員が副業をする場合の勝ちパターンと負けパターンを見てみると、前述のビジネスが副業として負けパターンに属することが良くわかるからだ。
(注 あくまで副業としての話だ。本業にするほどに突き抜けてしまえば、むしろ大成功した事例はいくらでもある。最近は、会社にばれにくいということでメルカリとヤフオクの価格差を利用した転売で小銭を稼ぐサラリーマンが多いが、ウイスキーの「転売」が大当たりして会社を辞めて本業にした知り合いもいる。)
副業を行う場合のリスクは、以下の3つに大別できる。
1、本業で禁止されている場合にバレてしまう
2、副業に際限なく時間を使ってしまい本業に支障をきたす
3、副業をマネジメントできずに副業でトラブルを起こす
それぞれ具体的に見ていこう。
本業で禁止されている場合にバレてしまう
1については大抵の人が最も注意するところなので、実際にはよほど下手なことをしない限りは問題にはなりにくい。また最近は、副業を何らかの形で認めている職場も増えている。
副業に際限なく時間を使ってしまい本業に支障をきたす
実は2で失敗する人が非常に多い。企業が副業を禁止するのも、これを恐れるからだ。気づかないうちに、本業への意欲が落ち、パフォーマンスが下がり、周囲からの信頼も失っていく。さらに厄介なことには、当人は支障をきたしているという自覚がないこともあるのだ。
優秀な人ほど、副業が儲かりだすと本業との葛藤に苛まれやすく、あらかじめキャリアを俯瞰した戦略をたてていないと苦しむことになる。戦略を持って副業をコントロールするか、見切りをつけて本業に専念するべきだが、中には突き抜けてしまうケースもある。
私の友人がリクルートで働きながらシステムの受託開発をしていた。フリーランスのエンジニアを使いながら、週末をやりくりして器用にこなしていたが、順調に仕事が増えすぎて疲れがたまってしまい、受託のビジネスはやめることにした。
しかし、副業をやめ本業に専念するのではなく、副業をベースに自社サービスを立ち上げ資金調達をしてリクルートを辞め、今は上場目前というのだから恐れ入る。
副業をマネジメントできずに副業でトラブルを起こす
3は、結果的に2に結びつく。
なぜ、そんなことになるのか。答えは単純だ。本業に比べて副業はボラティリティが高い。そして、それは自分の行動と直接的に結びついている。
脳の報酬系であるドーパミンは、自分の行動と関連しながらもボラティリティの高い事象に対して期待する時に分泌される、ワクワク、ドキドキする強力な脳内物質だ。さんざん努力しても自分以外の要素でどうとでもなってしまう、本業の会社の業績やボラティリティの低い査定などよりも、副業の方が強烈に脳に作用してしまうのだ。
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副業で勝つための3つの注意点
前述した副業の罠を避けるために、副業をあくまで副業として続けたいのであれば、以下の3点が重要になる。
1、適切な副業の型を選ぶ
2、副業に適した環境を作る
3、副業力を高める
適切な副業の型を選ぶ
1については、前項の裏返しになる。つまり、ボラティリティの無い副業の形をデザインするのだ。本業の合間にドキドキしながら副業をしたり、やればやるほど儲かってしまったりするような副業ではなく、きっちり定額の報酬を得られて、本業以上になるべく早く切り上げたくなるような設計にするべきなのだ。
安定してコントロールできる業務のアウトソースなどが該当するだろう。
副業に適した環境を作る
2については、副業を認めている職場や、仕事量自体の余裕や、時間配分に裁量のある職場を選ぶことが挙げられる。形式的に副業OKと言っていても、実際はとても認める空気では無い職場も多いので、実際に副業をしている社員がいるかはよく見極めたい。
副業力を高める
3についてだが、コンサル出身者は副業がうまい人が多い。これは、副業力の多くの部分がコンサルタントの能力と被るからだ。
まず、ベースとなるハードワークをこなす知的・肉体的体力があること。時間管理、リスク管理のスキル。そして何よりも大切なのは、副業でもコンサルの案件を取ることが多いため、1の要件を自然とまとめる力が備わっていることである。
一方で、コンサルティング会社は決して副業に適した会社とは言えない。多忙すぎるからだ。副業力は、個人の能力と環境の掛け合わせで決まるということを理解して、まさに戦略的に高めていく必要がある。副業も一緒にできる企業を見つけたければ、ビズリーチなどの転職エージェントを利用するとよいだろう。
年収アップにおすすめの転職エージェント
転職サービス | 特徴 |
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ビズリーチ |
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マイナビ エージェント |
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リクルート エージェント |
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レバテック キャリア |
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アクシス コンサルティング |
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ビズリーチ
年収1,000万円以上からの支持No.1転職サービス
(出典:ビズリーチ)
ビズリーチのポイント
- 求人の3分の1が年収1,000万円以上
- 企業やヘッドハンターからスカウトされる
- 優良企業と直接コンタクトが取れる
主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
83,279件 |
非公開求人数 | 非公開 |
未経験求人 | |
料金 | 無料 ※一部有料サービス有り |
エリア |
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ビズリーチのメリット
- 厳選された優良企業からオファーがくる
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ビズリーチは、厳選された優良企業やヘッドハンターから直接オファーメッセージが届く転職サービスです。
普通の転職サイトは、自分で企業を探すことが求められますが、ビズリーチは過去の経歴やスキル、希望条件をもとにスカウトメッセージがきます。
- 年収600万円以上を狙える
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ビズリーチは、年収600万円以上を狙いやすい転職サービスです。ハイクラス層を主なターゲットとしており、求人の3分の1が年収1,000万円以上です。
現在の年収が600万円未満でも問題なく登録でき、年収アップを狙えます。
スカウトがどれくらいくるかで、自分の市場価値を確認することもできるので、まずは登録してみるのをおすすめします。
- 有料プランでハイクラス求人が紹介される
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ビズリーチは、税込3,278円/月または5,478円/月の有料プランに登録すると、年収1,000万円以上の求人を紹介してもらえるようになります。
ただし、無料プランでも十分なサービスを受けられるので、基本的には無料プランで問題ありません。
より高年収を目指したい方、無料プランで満足できない方は有料プランも検討してみましょう。
- 年収1,000万円以上の支持率No.1
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コンサルティング会社のシード・プランニングが行った転職サービスに関する調査を実施しました。
そこで、ビズリーチは年収1,000万円以上のビジネスパーソンが選ぶ「最も満足度が高い」転職サービスでNo.1を獲得しました。 (出典:PRTIMES)
ビズリーチのデメリット
- キャリアに自信が無い方は不向き
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ビズリーチは、キャリアに自信の無い方は不向きです。ハイクラス求人を中心に扱っていることもあり、経験や実績が強く求められます。
スキルや経験に自信が無い方は、総合型転職エージェント「マイナビエージェント」や「dodaエージェント」がおすすめです。
- 審査に通る必要がある
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ビズリーチを利用するためには、審査に通る必要があります。審査基準は公表されていませんが、ハイクラス求人を中心に扱うことから、職歴が浅い方や年収が低い方は審査落ちする可能性が高いです。
審査落ちしても、職務経歴書の内容を修正すると、再審査を受けられます。ビズリーチの審査に通らなければ、リクルートダイレクトスカウトなど他の転職エージェントを検討しましょう。
ビズリーチの評判と口コミ
マイナビエージェント
20代〜30代の転職に強い転職エージェント
(出典:マイナビエージェント)
マイナビエージェントのポイント
- 20代に信頼される転職エージェントNo.1
- 登録者の80%が34歳以下
- 業界ごとに専門キャリアアドバイザーがいる
主な特徴 | |
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おすすめ年代 | |
求人数 |
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未経験求人 | |
料金 | 無料 |
エリア |
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マイナビエージェントのメリット
- 20代~30代の若い世代に強い
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マイナビエージェントは、若手向けに差別化を図っている転職エージェントです。
登録者の80%以上が34歳以下で、20代に信頼される転職エージェントNo.1にも選ばれています。
若い世代に特化していることもあり、掲載求人は、未経験募集にも積極的な企業が多いです。
- 業界に特化したキャリアアドバイザー
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マイナビエージェントは、各業界に精通した専任のキャリアアドバイザーを設けています。
専任だからこそ、深い情報をキャッチアップしてくれるため、ピッタリな求人紹介や最適な面接対策を実現しています。
業界だけではなく、女性向けや第二新卒向けなどの属性別キャリアアドバイザーや、関西・東海・九州などエリア特化のキャリアアドバイザーも配属しています。
- 転職サポートが無期限
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マイナビエージェントは、転職サポートに期限を設けていません。多くの転職エージェントは、最大3ヶ月などの期限があるため、転職活動が長引くとサービスを受けられなくなることもあります。
無期限で転職活動できる安心感があるので、早急に転職先を決めなければならないという焦りがありません。
納得いくまで転職先を吟味できるので、入社後のミスマッチも感じにくいでしょう。
マイナビエージェントのデメリット
- ハイクラス求人は少ない
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マイナビエージェントは、ハイクラス求人が少ないです。
年齢制限は無いものの、登録者の80%以上が34歳以下なので、若手向けの求人が多い傾向にあります。
30代後半の方や、高年収を重視した転職活動をしたい方は、優良企業から直接オファーが来る「ビズリーチ」や、年収800万円超の求人が豊富な「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。
- 担当者のサポートにばらつきがある
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マイナビエージェントは、担当者によってサポートのばらつきがあります。
業界ごとの専任キャリアアドバイザーを設けているからこそ、業界の経験値や知識量がサポートの質に反映されやすいです。
転職エージェントを利用する最大のメリットは、キャリアアドバイザーの徹底サポートが受けられることです。担当者が合わないと感じたら、早いうちに変更の相談をしましょう。
マイナビエージェントの評判と口コミ
年収450万円の強みを考える
すでに述べた給料を上げる技、<【給料が低いあなたへ】給料を上げるための奥義を紹介>を活用すれば、年収500万円の大台にのることは決して難しくないと思う。
しかし、たとえ年収500万に到達したとしても、すでに失速気味の現在の本業の延長線上では、年収700万円という分厚い壁を突破する見込みは低いと感じているのではないだろうか。まして、年収1000万など期待するのも馬鹿馬鹿しいと思うかもしれない。
そこで、20代で年収400万円台という年収の優位性について改めて考えてみてほしい。
年収300万円代では、例えばビズリーチに登録しても、即戦力として採用するのはベンチャーなど余裕のない会社ばかりだ。
一方で、年収500万円を超えると、自分の求める条件に該当する中で選べる求人も当然限られてくる。
つまり、年収400万円代は、平均的な優秀層の年収の踊り場にあたりやすいのだ。年収アップは難しくても、年収をキープ、または多少の増減の範囲で仕事を選びやすい。さらに、選べる業務や企業の多様性もあるのだ。
豊富なカードを活かして、副業という観点で、もう一度違うゲームを戦ってみるのはどうだろうか。多少年収は下がっても、副業をする時間や精神的なゆとりのある会社を選ぶこともできれば、副業力を磨き、個人の商品力を上げるような職場を選ぶこともできる。
副業戦略がもたらす実質年収
年収400万円代が、副業力を高めやすい年収帯であるのは理解していただけたかと思う。しかし、年収450万円を年収750万円にするというと、月あたり25万円、本業にも匹敵する副業をしなくては達成できないと感じるのではないだろうか。
しかし、実際にやってみるとそこまでキツくはない。
まず、個人事業主で売上規模がこの水準だと、消費税を受け取れるのに納税の義務がなく、丸々収入になる。これだけで、仮に売上が年に300万なら、税率8%として、消費税分が24万円にもなる。
さらに、年収がこれだけ大幅に上がると、所得税が累進課税で跳ね上がるのだが、副業をしていると、PC、ネット、携帯、ビジネス書など、さまざまな費用を経費で落とせることになる(業務に使用している範囲という原則で)。年収450万の人が、体感ベースでの実質年収を300万円UPするために必要な税抜収入は、18〜19万円程度だと思われる。
さらに、副業関係は、一つの会社のみと結ぶ必要はない。むしろおすすめは、3社程度に分散することだ。そうすると一社あたりの売上は、税抜6万円ほどで済むのだ。
本気で年収750万を目指すならまずは本業を見直せ
結論として、もし年収450万で停滞しているあなたが、年収750万という高みを戦略的に狙うのであれば、副業は本命戦略の筆頭になりうる。そこには一定の労力と不安が伴うだろうが、本業で同じ成果を望むよりは勝算があるだろう。
まずは、今の自分が今の本業でどれくらいの年収アップが狙えるかを知るためには、ビズリーチに登録するのが良いだろう。ビズリーチには多くのヘッドハンターが登録しており、自分の適正年収を教えてくれるから、気軽に相談して見ると良い。
また、今の職場で副業が難しいと感じているのであれば、ビズリーチ やマイナビエージェントなどに登録して副業を認めている職場を探して見てほしい。本業での年収アップではなく、副業力アップを意識して探せば必ずおすすめの会社が見つかるはずだ。
今日は以上だ。